*《&ruby(りゅうまじん){竜魔人}; キングドラグーン/King Dragun》 [#adcf12fe]
 融合・効果モンスター
 星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守1100
 「ロード・オブ・ドラゴン−ドラゴンの支配者−」+「神竜 ラグナロク」
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 相手はドラゴン族モンスターを魔法・罠・モンスターの効果の対象にする事はできない。
 1ターンに1度だけ、手札からドラゴン族モンスター1体を
 自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

 [[FLAMING ETERNITY]]で登場した、[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]の[[融合モンスター]]。~
 [[ドラゴン族]]を[[効果の対象]]にできなくする[[永続効果]]と、[[手札]]の[[ドラゴン族]]を[[特殊召喚]]する[[起動効果]]を持つ。

 [[《ロード・オブ・ドラゴン−ドラゴンの支配者−》]]の[[効果]]を受け継ぎ、小型の[[《ドラゴンを呼ぶ笛》]]を[[内蔵]]している。~
 [[手札]]の[[ドラゴン族]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]は非常に強力であり、短時間で[[フィールド]]を制圧することができるだろう。~
 [[特殊召喚]]する[[モンスター]]は[[レベル]]を問わないため、優秀な[[効果]]を持つ高レベル[[モンスター]]を展開すれば大きな[[アドバンテージ]]を得ることができる。~

 この[[カード]]が存在するとき、''[[相手]]は[[ドラゴン族]]を[[対象]]とする[[効果]]は[[発動]]することができない。''~
 他方で、既に[[発動]]した[[効果]]を[[無効]]化する事はできない。~
 例えば[[チェーン]]して[[《リビングデッドの呼び声》]]等で《竜魔人 キングドラグーン》を[[フィールド]]に出し、[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]の[[効果解決時]]に存在させても[[効果]]は[[無効]]できない。~
 もちろん、[[《地砕き》]]等の[[対象]]をとらない[[効果]]にも無力なので注意したい。~
// また[[対象]]できないは[[フィールド]]の[[ドラゴン族]]のみであり、[[墓地]]や[[除外]]ゾーンの[[ドラゴン族]]を対象とするカードを[[対象]]にすることはできない。~
// これは同じテキストの[[《ライトロード・ドルイド オルクス》]]とは違う裁定になっているので間違えないようにしたい。
//[[対象]]に出来なくなりました(11/12/12)

 自身も[[ドラゴン族]]であるため、他の[[ドラゴン族]]以外にこの[[カード]]自身も[[効果]][[耐性]]を得ることができる。~
 [[効果]][[耐性]]は強力であり、特に[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]等に[[耐性]]を付与すれば、[[相手]]を大きく追い詰めることができるだろう。~
 [[《氷結界の龍 ブリューナク》]]等の[[効果]]を防げるのは決して小さいメリットではない。~
 自身は[[上級モンスター]]レベルの[[攻撃力]]を持つが、数値が若干心もとないため[[戦闘]][[破壊]]には気をつけたい。~
 [[除外]]・[[バウンス]]には[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]が多いのに対し、[[対象]]をとらない[[効果]]は[[破壊]][[効果]]が多いため、[[破壊]]を[[無効]]にする[[カード]]と併用することによって、より戦線を強固にすることができる。~
 特に[[《マテリアルドラゴン》]]は、この[[カードの効果]]で[[特殊召喚]]できる上に互いに隙を補い合うことができ、抜群の[[シナジー]]を誇る。~
 ただし、採用率の高い[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]は[[対象をとらず>対象をとる(指定する)効果]][[破壊]][[効果]]でもないため過信は禁物である。~

 問題は、[[融合モンスター]]であり[[召喚]]自体が難しいという点であろうが、この[[カード]]は[[属性]]や[[種族]]に恵まれていて[[融合モンスター]]の中でも[[召喚]]方法は多彩な方である。~
 詳細は[[【ドラゴン族】]]の[[【竜魔人 キングドラグーン軸】>【ドラゴン族】#l364fd57]]参照。~


-[[《突然変異》]]があったころは[[《可変機獣 ガンナードラゴン》]]や[[《メガロック・ドラゴン》]]からの[[特殊召喚]]方法もあったが、[[禁止カード]]になった現在ではそれも過去の話である。~


-類似する[[効果]]を持つ[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]と比較すると、この[[カード]]は[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]に[[耐性]]を持ち、それを他の[[ドラゴン族]]にも付与できる点で優れている。~
逆に[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]は、[[墓地]]から[[ドラゴン族]]を[[特殊召喚]]することも可能であり、自身を[[特殊召喚]]する[[効果]]も有しているため、[[召喚]]しやすく[[デッキ]]を縛らない点で勝る。~
両者に異なる[[メリット]]が存在するため、使用する[[デッキ]]によって使い分けていくと良いだろう。~
もちろん両立する手もあり、[[蘇生制限]]を満たしていれば[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]で《竜魔人 キングドラグーン》を[[蘇生]]することもでき、また《竜魔人 キングドラグーン》の[[効果]]で[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]を[[特殊召喚]]することも可能。~

-[[相手]]は[[《突進》]]、[[《鎖付き爆弾》]]などの自身の[[ドラゴン族]]を[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]を使用することができない。~
[[ミラーマッチ]]では特に強力な1枚だと言える。~
(もっとも、[[ミラーマッチ]]ならば[[相手]]に[[召喚]]される可能性もあるのだが)。~

-現在のところ[[ドラゴン族]]の[[融合素材代用モンスター]]は存在しないため、この[[カード]]の[[融合召喚]]を狙う場合は必然的に[[ドラゴン族]]で[[デッキ]]を統一することが不可能になる。~
したがって[[《ミンゲイドラゴン》]]や[[《一族の結束》]]とは相性が悪く、[[【純ドラゴン】>【ドラゴン族】#ue6f36e3]]には投入しづらい。~
一応、[[《龍の鏡》]]等で[[融合素材]]を[[除外]]できれば何とか共存することもできる。

-[[融合素材]]である[[《ロード・オブ・ドラゴン−ドラゴンの支配者−》]]は、このカードが登場した時には既に[[絶版]]だった。~
その後、[[ストラクチャーデッキ−ドラゴニック・レギオン−]] に再録された。

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおける「万丈目準vs長作」において長作が使用。~
後攻1[[ターン]]目から[[融合召喚]]し、その効果によって[[《エメラルド・ドラゴン》]]・[[《ダイヤモンド・ドラゴン》]]を[[特殊召喚]]した。~
しかし、[[《薄幸の美少女》]]や[[《暗黒の扉》]]によって他の[[モンスター]]の攻撃を阻まれ、大量展開能力を十分生かせないまま最終的に[[《おジャマ・デルタハリケーン!!》]]によって[[破壊]]された。~
なお、アニメ中で召喚されたこのカードの[[レアリティ]]は[[パラレルレア>Parallel]]らしく、長作の[[召喚]]した他の[[モンスター]]同様、眩しく光り輝いていた。~
[[攻撃]]名は「トワイライト・バーン」。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[WORLD CHAMPIONSHIP 2007>ゲーム付属カード#zc3eaab5]]にも収録されているが、[[融合素材]]の[[《神竜 ラグナロク》]]が収録されていない。~
後の[[2009>ゲーム付属カード#k2f9bcd5]]において、ようやく収録された。~

-神話・伝承において―~
「ドラグーン(Dragoon)」とは「竜騎兵」を意味する言葉。~
ファンタジー作品では文字通り、竜に騎乗して戦う戦士のことを意味するが、本来の意味は近世ヨーロッパにおける兵科の一つで、銃火器を装備した騎兵のことである。~

--このような由来とは裏腹に、カードイラストに載っているこのモンスターの姿は人と竜が合体したような姿をしている。~
「竜魔人」という称号のほうが反映されているということか。~
このため英語名では「King Dragun」と固有名詞扱いにされているようである。~

**関連カード [#jf36846a]
-[[《ロード・オブ・ドラゴン−ドラゴンの支配者−》]]
-[[《神竜 ラグナロク》]]

-[[《ドラゴンを呼ぶ笛》]]

-[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]

―[[カード名]]関連
-[[《裁きの龍》]]

-[[《Dragoon D−END》]]

-[[《ラヴァルバル・ドラグーン》]]
-[[《煉獄龍 オーガ・ドラグーン》]]


**収録パック等 [#b0822029]
-[[FLAMING ETERNITY]] FET-JP036 &size(10){[[Super]],[[Ultimate]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.3]] EE3-JP156 &size(10){[[Super]]};

**FAQ [#v0f049d4]
Q:《竜魔人 キングドラグーン》の「1[[ターン]]に1度だけ、[[手札]]から[[ドラゴン族]][[モンスター]]1体を[[自分]][[フィールド]]上に[[特殊召喚]]する事ができる。」という[[効果]]に対して[[《天罰》]]を[[発動]]する事はできますか?~
A:はい。《竜魔人 キングドラグーン》の[[効果]]に[[チェーン]]して[[《天罰》]]を[[発動]]する事ができます。(05/03/31)~

Q:《竜魔人 キングドラグーン》が存在するときに、[[相手]]は[[墓地]]や[[除外]]されている[[ドラゴン族]]を[[対象に取る>対象をとる(指定する)効果]]ことはできますか?~
A:[[フィールド]]以外の[[ドラゴン族]]であっても、[[相手]]は[[対象に取る>対象をとる(指定する)効果]]ことがでません。(11/12/12)