*《&ruby(となり){隣};の&ruby(しばか){芝刈};り》 [#top]
 通常魔法
 (1):自分のデッキの枚数が相手よりも多い場合に発動できる。
 デッキの枚数が相手と同じになるように、自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除

 [[レイジング・テンペスト]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[相手]]の[[デッキ]]と同じ枚数になるように[[デッキ]]の[[カード]]を[[墓地へ送る]][[効果]]を持つ。~

//↓デッキアドバンテージは一般的に使われている言葉ではないので伝わりにくいと思います。
// [[デッキアドバンテージ]]次第では驚異的な枚数の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を狙える[[カード]]である。~
 [[相手]]と自分の[[デッキ]]枚数次第では驚異的な枚数の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を狙える[[カード]]である。~
//↑4一般的云々というのはどちらでのお話でしょうか?意味を知らない方のためにリンクがあります。
//↑「"デッキアドバンテージ" 遊戯王」で検索したところグーグルでは300件しかヒットしませんでした。このように一般的に用いられていない表現を使うより、『[[相手]]と自分の[[デッキ]]次第』と書いたほうが伝わりやすく、文字数も変わらないため、無理に分かりにくい言葉を使う必用はないと思います。
 [[相手]]が[[デッキ]]枚数を高速で減らすタイプの[[デッキ]]ならば、一度に膨大な[[カード]]を[[墓地へ送る]]事ができ、[[墓地を肥やす]]事を重視する[[デッキ]]なら採用を検討できる。~
 [[お互い]]の[[デッキ]]状況次第では驚異的な枚数の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を狙える[[カード]]である。~
 即効性があり次の展開に繋げやすい[[通常魔法]]という点も相まって、[[墓地アドバンテージ]]を重視する[[デッキ]]での使い勝手は非常に良い。~

 昨今では[[デッキ]]を高速で[[回転]]させ[[デッキ圧縮]]を行う[[デッキ]]が増えているので、[[先攻]]をとった[[相手]]の[[デッキ圧縮]]を利用して自らも[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を行うことができる。~
 とはいえ、[[相手]]がそれだけ大きく[[デッキ圧縮]]できているという事は[[相手]]の[[デッキ]]が十分に[[回転]]している訳であり、迎え撃つ用意が万端である可能性が高い。~
 また、あまり[[デッキ圧縮]]しない相手の場合はほとんど効果を発揮できない。~
 この[[カード]]を使う上で必須となるのは、[[デッキ]]枚数を通常より多くしておく事である。~
 [[自分]]の[[デッキ]]が60枚、[[相手]]が40枚[[デッキ]]であれば、一挙に20枚もの[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を行う事ができる。~
 [[デッキ]]枚数を増やすことでこの[[カード]]自身を引き当てる[[確率]]が下がるという欠点はあるが、一番使いたい初手で[[発動]]するためには[[デッキ]]枚数増加は不可欠である。~
 [[手札]]を犠牲にしてでも[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]さえ行えれば勝てる、という[[デッキ]]であれば、[[《左腕の代償》]]で[[サーチ]]するのが望ましい。~
 特に[[墓地]]の[[カード]]だけで十分に戦える[[【インフェルノイド】]]とは相性が良く、[[《名推理》]]や[[《モンスターゲート》]]と並ぶ[[墓地アドバンテージ]]を得られる[[カード]]となる。~

 この[[カード]]の[[発動条件]]を容易に満たせる仮想敵としては[[ライトロード]]や[[《強欲で貪欲な壺》]]があげられる。~
 特に後者は[[環境]][[デッキ]]で多用されており、遭遇する機会は少なくないだろう。~
 [[サーチ]]や[[リクルート]]、[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を多用し、高速で[[デッキ圧縮]]を行う[[デッキ]]が[[相手]]なら、この[[カード]]による[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]枚数は更に増える。~
 自らの[[デッキ]]枚数を削る[[ライトロード]]や[[《強欲で貪欲な壺》]]を使う[[デッキ]]は絶好のカモである。~
 特に後者は[[環境]][[デッキ]]で多用されており、遭遇する機会は多い。~
 ただし[[相手]]が[[デッキ]]を[[回転]]させ[[デッキ]]枚数が減ったということは、[[相手]]の迎撃態勢が十分整ったということでもある。~
 無理に[[相手]]の[[デッキ]]が減るのを待つよりは、使える時に使っておくくらいの感覚で居たほうが良いだろう。~

 この[[カード]]を使うなら、[[デッキ]]の枚数を40枚より多くしておくのが望ましい。~
 極端な話、[[自分]]の[[デッキ]]を60枚にしておけば、20枚もの[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を行う事ができる。~
 ただし、[[デッキ]]枚数を増やすことでこの[[カード]]自身を引き当てる確率が下がるという欠点もある。~
 逆に言えば最初から[[デッキ]]枚数を多くするタイプの[[デッキ]]とは相性が良く、[[《妖精伝姫−シラユキ》]]の[[コスト]]を稼ぐ要員としては使いやすい。~
 [[デッキ]]構築の段階で[[デッキ]]枚数が多くなってしまったが[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]は積極的に行いたい、という場合にも採用が検討できるだろう。~
-この[[カード]]自身の採用枚数について。~
[[効果]]の関係上、1度使えば以降の[[お互い]]の[[デッキ]]枚数はほぼ同数のままなので、[[手札]]に複数枚来た場合2枚目以降は高確率で[[腐る]]。~
しかし、この[[カード]]を採用する[[デッキ]]のほとんどはこの[[カード]]を3枚積みしており、2枚目以降が[[腐る]]リスクを考え枚数を減らすという選択肢はまずない。~
この[[カード]]のために60枚[[デッキ]]を組んだのに、この[[カード]]を引ける[[確率]]が低ければ無意味だからである。~

 なお、この[[カード]]自身の採用枚数にも注意が必要となる。~
 というのも、[[効果]]の関係上2回以上の[[発動]]が難しい事から、複数枚入れても2枚目以降は[[紙]]同然になってしまう。~
 だが、[[発動条件]]の関係上[[デッキ]]枚数を多くしたいため、[[ピン挿し]]ではそもそも[[手札]]に引くのが難しくなるというジレンマを抱えている。~
-弱点は同じ60枚[[デッキ]]に出会った場合である。~
この[[カード]]は完全に[[腐って>腐る]]しまい、大量の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を行うことが前提の動きも取れなくなる。~
もちろん、[[相手]]が40枚[[デッキ]]だからといってこの[[カード]]が必ず引ける訳ではないので、いずれにせよ[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]をこの[[カード]]に依存しすぎるのはリスクが高い。~
[[《左腕の代償》]]で[[サーチ]]できる[[《名推理》]]など、他の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]手段を併用するのが望ましい。~

 [[《左腕の代償》]]を採用する[[デッキ]]ならば[[サーチ]]できるため、[[デッキ]]枚数を60枚にした場合、あるいは[[ピン挿し]]した場合でも多少引きやすくなる。~
 特に[[墓地]]の[[カード]]だけで十分に戦える[[【インフェルノイド】]]とは相性が良く、[[《名推理》]]や[[《モンスターゲート》]]と並ぶ[[墓地アドバンテージ]]を得られる[[カード]]となる。~
 [[手札コスト]]にできる[[カード]]を採用して[[腐った>腐る]]この[[カード]]を処理するという手もあり[[デッキ]]にあった手段を模索すると良いだろう。~

 ただし、必ずしも[[相手]]の[[デッキ]]が40枚とは限らず、特に[[ミラーマッチ]]となると[[お互い]]のこの[[カード]]が[[腐る]]事になるため、この[[カード]]に依存しすぎた構築は避けておきたい。~

-この[[カード]]を[[発動]]する場合、ほとんどの場面でお互いの[[デッキ]]枚数の[[確認]]をすることになるが、数え間違いなどのトラブルには注意したい。~
[[デッキ]]枚数の数え方については[[デッキ]]を参照のこと。~

-[[イラスト]]では[[《ウィード》]]が[[《除草獣》]]から逃げ出している。~
奥に見える捻じ曲げられた鉄柵を見るに、隣の屋敷に居た[[《除草獣》]]が、刈るべき草を求めて[[《成金ゴブリン》]]邸に侵入してきたようである。~

-[[カード名]]は「隣の芝生は青い」ということわざと「芝刈り」を合わせたものだろう。~
隣の芝生は青いというのは自分のものは欠点ばかり目に付くので、綺麗に見える他人のものの方が羨ましく見えるが実際にはそうでもないということである。~
[[《針虫の巣窟》]]や[[ライトロード]]で[[墓地を肥やす]][[デッキ]]が一枚でそれらに追いつくこの[[カード]]を羨んで差し替えると、こちらの欠点が目立って元に戻したくなるといったこともそうした一例であり、逆も然りである。~
隣の芝生は青いとは「実際には似たようなものでも、自分が持っているものより他人のものの方が良いものに見える」という意味である。~
--[[イラスト]]では[[《成金ゴブリン》]]の家の庭で[[《除草獣》]]が[[《ウィード》]]を追い回している。~
奥に見える捻じ曲げられた鉄柵を見るに、隣の綺麗な屋敷に居た[[《除草獣》]]が、刈るべき草を求めて草の伸び切った[[《成金ゴブリン》]]邸に侵入してきたようである。~
--この[[カード]]は[[自分]]の[[デッキ]]が多いことを「自宅の芝が伸びている」、[[相手]]の[[デッキ]]が少ないことを「隣家の芝がよく刈り込まれている」事にたとえ、[[隣>相手]]と同程度に[[芝>デッキ]]を[[刈り込む>墓地を肥やす]][[効果]]となっている。~

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]

―[[イラスト]]関連
-[[《ウィード》]]
-[[《除草獣》]]

-[[《成金ゴブリン》]]
-[[《増草剤》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【芝刈りインフェルノイド】>【インフェルノイド】#decktype1]]

**収録パック等 [#pack]
-[[レイジング・テンペスト]] RATE-JP066 &size(10){[[Super]],[[Secret]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

----
&tag(《隣の芝刈り》,魔法,通常魔法);