遊戯王カードWiki - 《煉獄龍オーガ・ドラグーン》のバックアップ(No.78)

《煉獄龍(れんごくりゅう) オーガ・ドラグーン/Void Ogre Dragon》 †

シンクロ・効果モンスター
星８/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守3000
闇属性チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
自分の手札が０枚の場合、１ターンに１度、
相手が魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。

　PREMIUM PACK 14で登場した闇属性・ドラゴン族のシンクロモンスター。
　手札が０枚の場合に魔法・罠カードの発動を無効にする誘発即時効果を持つ。

　レベル８のシンクロモンスターでは最高の攻撃力・守備力を持つ。
　インフェルニティの名は持たないが、効果の発動条件とシンクロ素材の縛りから主に【インフェルニティ】で活用するカードであると言っていい。

　なお、連続シンクロ召喚を行う場合にまずこのカードを立てて保険とすることもできるが、このカードを出すシンクロ素材の段階で《激流葬》等で除去される可能性もあり過信は禁物。
　また、ドローフェイズには通常のドローによって手札が０枚でなくなるため、《強制脱出装置》等のフリーチェーンによって除去される可能性があることにも気をつけたい。
　優先権により、ドロー直後にあらかじめ伏せておいたカードの手札コスト等で手札を減らすテクニックは覚えておいて損はない。
　展開過程で《インフェルニティ・ポーン》を墓地に置いたり、《Ｎｏ.６０刻不知のデュガレス》のドロー効果のデメリットを利用してドローフェイズをスキップするのも手か。

攻守の合計が6000ポイントであり、レベル８以下のシンクロモンスターでは《魔王龍ベエルゼ》と並び最も高い。

「煉獄」についてはカテゴリの煉獄、「オーガ」については《岩窟魔人オーガ・ロック》、「ドラグーン」については《竜魔人キングドラグーン》をそれぞれ参照。

漫画版のインフェルニティは中世の兵種の名を冠しているが、元々の意味での「ドラグーン」もまた中世の兵種の名前であり、このカードも同じ命名規則に則っているといえる。

「オーガ」を「鬼」、「ドラグーン」を「龍」と翻訳すればこのモンスターの名前は「鬼龍」となる。
このカードの使用者である鬼柳とのシャレだろうか。

英語名には「煉獄」を使用できないため、《無の煉獄》と同様に「虚無」を意味する「Void」に変更されている。
また、《裁きの龍》と同様に「ドラグーン」にあたる部分は単に「ドラゴン」となっている。

原作・アニメにおいて―
漫画版5D'sにおいて鬼柳京介が使用する「決闘竜(デュエル・ドラゴン)」の１体。
鬼柳が骸骨騎士との契約で手にしたカードであり、「アキvs鬼柳」戦で初登場。
《インフェルニティ・セイジ》・《インフェルニティ・スピアベアラー》・《インフェルニティ・シールドベアラー》をシンクロ素材にシンクロ召喚される。
《大凛魔天使ローザリアン》を攻撃し、その際に発動した罠カード《茨の強制移植(ソーン・トランスプラント)》を自身の効果によって破壊しつつ攻撃力を強化してフィニッシャーとなった。
「ジャックvs鬼柳」戦では、サポートカードの罠カード《煉獄の零門(ゼロ・ゲート)》の効果で、鬼柳のライフが０になった時にエクストラデッキから特殊召喚された。
自身の効果に加えて、自分のドローを封じる《インフェルニティ・ポーン》、直接攻撃能力を付与する《インフェルニティ・クイーン》、破壊耐性を付与する《インフェルニティ・ビショップ》を墓地に揃えた「無手札必殺・零式(ハンドレスコンボ・ゼロ)」でジャックを苦しめた。
だが効果を無効にできない装備魔法《王者の威光》で効果を無効にされ、最終的に速攻魔法《天地鳴動》と《えん魔竜レッド・デーモン》のコンボにより墓地のインフェルニティを根こそぎ除外された事で布陣を崩され、《王者の威光》で強化された《えん魔竜レッド・デーモン》に戦闘破壊され、鬼柳は敗北した。
攻撃名は「煉獄の混沌却火(インフェルニティ・カオス・バースト)」。

シンクロ召喚時の口上は「地獄と天国の間(はざま)…煉獄よりその姿を現せ、《煉獄龍オーガ・ドラグーン》」。
- アニメ5D'sにて鬼柳京介の声優を務めた小野友樹氏が、公式動画「遊戯王OCG（仮）スマがゆく！最強王者決定戦」に【インフェルニティ】で参戦した際には、シンクロ召喚時に上記の口上を述べている。
  ただし攻撃名はきちんと覚えていなかったのか、同動画内では時折「インフェルニティ・カオス…なんちゃら～」で誤魔化す場面も見受けられた。