*《&ruby(チェーン・ロスト){連鎖除外};/Chain Disappearance》 [#k289d5d2] 通常罠 攻撃力1000以下のモンスターが 召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。 その攻撃力1000以下のモンスターをゲームから除外し、 さらに除外したカードと同名カードを相手の手札・デッキから 全て除外する。 //最新テキストはVジャンプ7月号より [[混沌を制す者]]で登場した[[通常罠]]。~ [[攻撃力]]1000以下の[[モンスターの召喚]]時に、その[[モンスター]]と[[手札]]・[[デッキ]]の[[同名カード]]を根こそぎ[[除外]]する[[効果]]を持つ。~ 類似する[[効果]]を持つ[[《連鎖破壊》]]と違い、[[攻撃力]]1000以下と[[効果]]の範囲は狭いが、[[破壊]]ではなく[[除外]]であり、[[召喚]]された[[モンスター]]も[[除去]]でき、[[同名カード]]を根こそぎ葬ることができる。~ [[《強者の苦痛》]]等の[[永続効果]]で[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を下げれば、[[効果]]の範囲を広げることが可能である。~ [[対象をとらない効果>対象をとる(指定する)効果]]であり、無効化されにくい点も優秀である。~ [[モンスター除去]]以外にも[[ハンデス]]・[[デッキ破壊]]としても使用できる。~ もちろん、[[デッキ]]に1枚しか入っていない[[カード]]に対して[[発動]]しても、[[除去]][[カード]]として機能するため、損失にはならない。~ 後続ごと根こそぎ[[除外]]するため、[[相手]]の[[デッキ]]次第では致命傷を与えることができる。~ 特に[[チューナー]]や[[シンクロ素材]]として使われる[[モンスター]]はこの[[カード]]の[[発動条件]]を満たす物が多く、中でも[[《クイック・シンクロン》]]や[[《デブリ・ドラゴン》]]など、[[デッキ]]の中核となる[[チューナー]]を[[除外]]してしまえば完封勝ちも夢ではない。~ 再利用を前提とし、上記の[[チューナー]]と併用されることも多い[[《黄泉ガエル》]]・[[《ダンディライオン》]]・[[《ドッペル・ウォリアー》]]等に対しても非常に有効に働くため、[[メタ]]として[[サイドデッキ]]に複数枚を忍ばせておくとよい。~ 特に[[《デブリ・ドラゴン》]]に対しては、自身とその[[効果]]で[[蘇生]]の対象となる[[モンスター]]両方がこの[[カード]]の[[効果]]対応範囲であるため、非常に効果的。~ 三枚積まれることもある[[《カードカー・D》]]に対しても有効で、[[ドロー]]する前に[[除外]]できる。 このカードは環境により大きく評価が変わりがちだが、近年ではトップメタの[[【甲虫装機】]]の対策[[カード]]として注目を集めている。~ [[《甲虫装機 ダンセル》]]を根こそぎ[[除外]]することで相手は[[《虚空海竜リヴァイエール》]]を出すまで[[コンボ]]が起動できなくなるため爆発力を大幅に削ぐことが出来る。~ ただし、先に伏せておかないと[[《甲虫装機 ホーネット》]]に[[破壊]]されてしまうため3積みがほぼ必須である。~ 対[[【聖刻】]]においても、[[攻撃力]]0で[[特殊召喚]]された[[モンスター]]を[[除外]]できる。~ -[[自分]]が[[召喚]]した[[モンスター]]に対して[[発動]]し、[[相手]]の[[手札]]と[[デッキ]]から[[同名カード]]を[[除外]]することも可能。~ つまり、[[自分]]の[[モンスター]]の[[通常召喚]]時に《連鎖除外》を[[発動]]された場合、[[チェーン]][[発動]]することで[[ピーピング]]・[[デッキ]]確認・[[デッキ]]と[[手札]]の[[モンスター]]の保護を行うことができる。~ 滅多に無い状況とはいえ、覚えておいて損は無いプレイングだろう。~ また[[自分]]の[[《異次元の偵察機》]]を[[除外]]する事で、その[[モンスター効果の発動]]を狙う手もある。~ // [[相手]]の[[手札]]に2枚の[[同名カード]]があると分かっている状況ならば[[2:2交換>1:1交換]]もできるというのは覚えておいて損はない使い方である。~ // とはいえ[[手札]]に無くとも、上記の[[《ゾンビキャリア》]]等を[[相手]]の[[デッキ]]から全て[[除外]]できれば、単純な交換以上の[[アドバンテージ]]を得ることができるだろう。 -[[《異次元からの帰還》]]等によって同時に複数の[[攻撃力]]1000以下[[モンスター]]が[[特殊召喚]]された場合、その全てを[[除外]]することができる。~ これは[[《奈落の落とし穴》]]と同様に[[対象をとらない効果>対象をとる(指定する)効果]]だからである。~ -[[効果解決時]]に[[トリガー]]となった[[モンスター]]を[[除外]]できなかった場合、[[デッキ]]と[[手札]]の[[カード]]を[[除外]]することはできない。~ [[召喚・反転召喚・特殊召喚された>召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した]][[モンスター]]が[[効果解決時]]に[[フィールド]]上に[[表側表示]]で存在しない場合は[[適用]]されずに[[不発]]となる。(10/11/27) -「[[手札]]と[[デッキ]]から」としか書いていないにもかかわらず、[[エクストラデッキ]]のカードも[[除外]]できる。(11/04/14)~ これはこの[[カード]]と[[《連鎖破壊》]]のみの[[特殊裁定]]なので気をつけたい。 -副次的に[[ピーピング]]手段の1つとしても役立つ。~ 最大で合計3枚の[[カード]]が[[除外]]されることになるが、[[公開]]されている[[カード]]がその枚数に満たない場合、[[《地獄の暴走召喚》]]と同じくそれ以上[[除外]]できない([[デッキ]]・[[手札]]に無い)ことを[[確認]]する事ができる。(10/09/09)~ ただし当然、[[制限カード]]であるなど明らかにそれ以上の[[モンスター]]が[[デッキ]]に入っていないことがわかる場合は[[確認]]することができない。~ ちなみに、[[《地獄の暴走召喚》]]とは違い強制的に[[確認]]する処理は必要ではない。~ -[[【サイバー・ダーク】]]・[[【ディフォーマー】]]・[[【シンクロン】]]等にとっては悪夢のような[[カード]]となる。~ 近年の流行[[デッキ]]では、[[【六武衆】]]では[[《真六武衆−カゲキ》]]、[[【甲虫装機】]]では主力となる[[下級]][[甲虫装機]]からの展開を止められるので非常に厳しくなる。~ -かつては[[起動効果]]の都合上、[[《ローンファイア・ブロッサム》]]や[[《ならず者傭兵部隊》]]等を無力化することができない穴があった。~ [[マスタールール2]]適用後はそれらの[[モンスター]]も[[効果]]を[[発動]]させずに[[除外]]できるようになり、より評価が上がったカードである。~ -[[《連鎖破壊》]]との違いについて―~ --[[《連鎖破壊》]] ---[[トリガー]]となった[[モンスター]]には影響がない ---[[破壊]]するのは[[対象]]となった[[カード]]の[[コントローラー]]の[[手札]]と[[デッキ]] ---[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]] ---複数の[[モンスター]]が同時に[[特殊召喚]]された場合、その中から1体を選択する --《連鎖除外》 ---[[トリガー]]となった[[モンスター]]も[[除外]]する ---[[自分]]の[[モンスター]]に使っても、[[相手]]の[[デッキ]]及び[[手札]]の[[同名カード]]を[[除外]]する ---[[対象をとらない効果>対象をとる(指定する)効果]] ---複数の[[モンスター]]が同時に[[特殊召喚]]された場合、該当する全ての[[モンスター]]に[[効果]]を与える。 --[[《連鎖破壊》]]は[[フィールド]]の[[モンスター]]は[[破壊]]できないが、[[自分]]、もしくは[[相手]]の[[同名カード]]を落とす目的でも使える。~ 一方《連鎖除外》はそのまま使っても[[フィールド]]の[[モンスター]]を[[除外]]できるので、単純に[[攻撃力]]の低い[[モンスター]]への[[除去]]としても機能する。~ [[効果]]範囲である[[攻撃力]]の違いなどもあり、一見似ている役割は細かいところで違っている。 -登場した当時は同パックに収録されていた[[カオス]]を含む強力な[[モンスターカード]]が注目され、この[[カード]]はあまり目立たない存在だった。~ そもそも当時の[[【スタンダード】]]においては対象範囲となる[[モンスター]]は非常に限られていた(主に[[《N・グラン・モール》]]と[[《黄泉ガエル》]]程度)ため、注目されなかったのも無理はない。~ その後、[[シンクロ召喚]]が登場して低[[レベル]][[モンスター]]の重要度が高まると共に注目度が上がっていった。~ 現在は上記の通り強力な[[起動効果]]持ちも落とせるようになったため、[[マスタールール2]]適用後は[[サイドデッキ]]投入率の上昇に拍車がかかっている。~ [[《ゲール・ドグラ》]]とは逆に、ルールの変化によって台頭した[[カード]]と言えるだろう。~ [[レアリティ]]こそ[[Rare]]だが、現在は収録[[カード]]数が膨大な[[EXPERT EDITION Volume.2]]から入手するしかないため、需要の増加と共にシングル価格が高騰してきた[[カード]]の一枚。~ しかし、[[ストラクチャーデッキ−海皇の咆哮−]]での再録が決定したため、供給不足は解消されるだろう。~ -[[イラスト]]では[[《人喰い虫》]]が2体[[除外]]されている。~ 勿論、[[反転召喚]]時に同じ事をしても[[破壊]][[効果]]を[[無効]]にできるわけではないので注意。~ -原作・アニメにおいて―~ アニメGXの第2期OPで確認できる。~ //エド・フェニックスが初登場したときに買ったパックに入っていたと思われる。~ -コナミのゲーム作品において―~ 遊戯王ONLINE DUEL ACCELERATORでは、[[除外]]したカードが[[制限カード]]かどうか関係なく、3枚[[除外]]されない場合は[[デッキ]]の[[確認]]は行う。~ このゲームでは対戦レギュレーションが変更できるので「[[制限カード]]である事は明らか」なカードは存在しないからである。~ **関連カード [#h70617d8] -[[《連鎖破壊》]] -[[《連鎖爆撃》]] -[[《連鎖炸薬》]] -[[《連鎖旋風》]] //-[[《ねずみ取り》]] -[[《抹殺の使徒》]] -[[《因果切断》]] -[[《落とし大穴》]] ―[[イラスト]]関連 -[[《人喰い虫》]] **収録パック等 [#wf17c84d] -[[EXPERT EDITION Volume.2]] EE2-JP052 &size(10){[[Rare]]}; -[[混沌を制す者]] 306-052 &size(10){[[Rare]]}; -[[ストラクチャーデッキ−海皇の咆哮−]] SD23-JP0XX **FAQ [#c2e3d8f5] Q:[[《ダークゾーン》]][[発動]]中に[[《クリッター》]]を[[召喚]]した時に[[発動]]できますか?~ A:いいえ、できません。~ [[フィールド魔法]]の[[効果]]は[[フィールド]]に出た時点で発揮されるため、[[攻撃力]]1500の[[モンスター]]を[[召喚]]した扱いとなるためです。~ [[フィールド魔法]]以外の永続的な[[効果]]が適用されている場合も、同様です。 Q:この[[カードの発動]]に対し、[[相手]]は[[《突進》]]を[[チェーン]]しました。~ この場合、処理はどのようになりますか?~ A:[[効果解決時]]にその[[モンスター]]の[[攻撃力]]が1000より大きくなった場合、この[[カードの効果]]は[[適用]]されません。(11/05/28) //A:[[発動]]に成功した後の[[攻撃力]]は不問です。問題なく処理を行います。 Q:この[[カードの発動]]に対し、[[相手]]が[[《月の書》]]を[[チェーン]]し、[[モンスター]]を[[裏側守備表示]]にしました。~ この場合、処理はどのようになりますか?~ A:[[効果解決時]]に[[裏側表示]]となった場合、[[効果]]は[[適用]]されません。(10/11/27) Q:[[攻撃力]]1000以下の[[モンスター]]と[[攻撃力]]が1000より高い[[モンスター]]が同時に[[特殊召喚]]されました。この時、この[[カード]]を[[発動]]することはできますか?~ A:はい、できます。その場合、[[攻撃力]]1000以下の[[モンスター]]のみを[[除外]]します。(11/04/10) Q:[[攻撃力]]1000以下の[[トークン]]が[[特殊召喚]]されました。この時、この[[カード]]を[[発動]]することはできますか?~ A:はい、できます。(11/04/10) Q:この[[カード]]の「[[デッキ]]を[[シャッフル]]する」という一文は[[効果]]処理に含まれますか?~ ([[《サイバー・ウロボロス》]]などが[[タイミングを逃さず>タイミングを逃す]][[発動]]できるかどうか)~ A:いいえ、含まれません。ルール上の行為として扱います。(10/07/03) Q:[[融合モンスター]]・[[シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]の[[特殊召喚]]に対し[[発動]]した場合[[エクストラデッキ]]の[[カード]]を[[除外]]しますか?~ A:はい、[[除外]]されます。(11/04/14) Q:「その[[モンスター]]をゲームから[[除外]]し」と、「相手の[[手札]]と[[デッキ]]から[[同名カード]]を全てゲームから[[除外]]する」は同時ですか?~ A:同時ではありません。(10/02/13) Q:この[[カード]]の処理後、[[公開情報]]内で該当[[カード]]が[[デッキ]]に入れることの出来る上限枚数確認できなかった場合、[[相手]]の[[手札]]や[[デッキ]]([[エクストラデッキ]])を見て該当[[カード]]がまだ残っていないかを[[確認]]することは出来ますか?~ A:はい、可能です。(11/09/19) Q:[[《邪神ドレッド・ルート》]][[効果]]適用下で、[[《ハーピィ・クィーン》]]の[[召喚]]成功時に《連鎖除外》を[[発動]]しました。~ この場合、[[同名カード]]を[[除外]]する[[効果]]によって[[除外]]される[[カード]]は[[《ハーピィ・クィーン》]]・[[《ハーピィ・レディ》]]のどちらですか?~ (あるいは両方[[除外]]?その場合6枚[[除外]]できなければ[[デッキ]]を公開する義務を負う?)~ A:[[手札]]と[[デッキ]]から[[除外]]されるのは[[《ハーピィ・クィーン》]]となります。 (11/11/29) Q:前問と同様の状況で、[[《粋カエル》]]・[[《E・HERO アナザー・ネオス》]]・[[《E・HERO バブルマン・ネオ》]]・[[《プロト・サイバー・ドラゴン》]]・[[《魔知ガエル》]]それぞれについて、処理はどうなりますか? ~ A:それぞれ[[《粋カエル》]]・[[《E・HERO アナザー・ネオス》]]・[[《E・HERO バブルマン・ネオ》]]・[[《プロト・サイバー・ドラゴン》]]・[[《魔知ガエル》]]が[[除外]]されます。~ [[手札]]と[[デッキ]]から[[除外]]されるのは[[カード]]に記載された[[カード名]]と[[同名カード]]です。(11/12/14) Q:この[[カード]]が[[発動]]されたのに対し、[[召喚]]された[[モンスター]]を[[対象]]に[[《禁じられた聖槍》]]が[[発動]]されました。~ この時、[[召喚]]された[[モンスター]]、また[[手札]]と[[デッキ]]の同名[[カード]]はどのように処理しますか?~ A:[[召喚]]した[[モンスター]]は[[罠カード]]の[[効果を受けない]]状態になり、[[除外]]されません。~ また、その[[モンスター]]が[[除外]]されなかった場合、同名[[カード]]も[[除外]]されません。(11/08/25) Q:[[相手]]の[[モンスター]]を[[召喚]]した際に[[自分]]がこの[[カード]]を[[発動]]しました。~ [[効果解決時]]にその[[モンスター]]が[[自分]]の場に[[コントロール]]移動していた場合、どう処理しますか?~ A:その場合、その[[モンスター]]は[[除外]]され、この[[カード]]を[[発動]]した[[プレイヤー]]から見て[[相手]]の[[手札]]と[[デッキ]]の[[同名カード]]が[[除外]]されます。(11/08/25) Q:明確に「それ以上入っていない」が自明でない場合、[[手札]]・[[デッキ]]の[[公開]]は必須ですか?~ A:いいえ、「[[相手]]が要求したならば」必ず見せる必要がありますが、そうでないならば見せる必要はありません。(12/04/25) Q:[[《ワイト》]]を[[召喚]]したところ、[[《月の書》]]で[[裏側守備表示]]にされました。~ 次の[[ターン]]に2体目の[[《ワイト》]]を[[召喚]]したところ、この[[カード]]を[[発動]]されました。~ 合計2体が[[除外]]された場合、3体目は[[裏側守備表示]]で[[フィールド]]にいる事が明確ではありますが[[手札]]・[[デッキ]]の[[公開]]を要求された際[[公開]]しなければなりませんか?~ A:はい、この場合も[[裏側守備表示]]は何の[[カード]]であるか不明の扱いであるため、[[公開]]を要求されたならば[[公開]]しなければなりません。(12/04/25) //質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。 //記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。 //未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。 //ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。