*《&ruby(チェーン・デストラクション){連鎖破壊};/Chain Destruction》 [#h7884c80]
 通常罠
 攻撃力2000以下のモンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚されたら発動する事ができる。
 そのモンスターのコントローラーの手札とデッキから同名カードを全て破壊する。
 その後デッキをシャッフルする。

 [[Curse of Anubis −アヌビスの呪い−]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[召喚]]反応型の[[ハンデス]]・[[デッキ破壊]][[効果]]を持つ。~
 [[攻撃力]]2000以下の[[モンスター]]と[[効果]]対象はそこそこ広いが[[発動]]タイミングは非常に狭い。~
 運良く[[相手]]の[[手札]]に[[同名カード]]があれば[[ハンデス]]カードとして働くこともできるが、大抵は[[デッキ破壊]]カードとなるだろう。

 ''[[召喚]]された[[モンスター]]には何ら影響を与えない''ことに注意。~
 つまり[[相手]][[モンスター]]を対象にしても、[[召喚]]された対象自体には何の影響もない。~
 [[ガジェット]]への対抗手段としても[[《貪欲な壺》]]等で回収される可能性があり単体では不十分と言える。~
 [[《システム・ダウン》]]等のサポートが不可欠になる。~

 むしろこのカードは[[《落とし穴》]]等と異なり、[[自分]]の[[モンスター]]に対しても[[発動]]できる[[メリット]]が大きい。~
 [[《ワイトキング》]]・[[《グラスファントム》]]等、[[墓地]]に[[同名カード]]が存在することで強化される[[モンスター]]に使うのも一つの活用法だろう。~
 [[墓地]]に[[落とす]]用途で使用するなら[[発動条件]]の無い[[《おろかな埋葬》]]の方が扱いやすい。~
 だが、このカードは最大2枚まで[[墓地]]に落とせる点や[[相手]]の[[デッキ破壊]]のチャンスも狙える点で勝る。~
 また、[[【アンデット族】]]では[[《馬頭鬼》]]や[[《ゾンビ・マスター》]]を[[墓地]]に送れば大量展開が狙える。~
 特筆すべきは、[[モンスター]]をただ「[[墓地に送る]]」だけではなく、「[[破壊]]」することにあるのかも知れない。~
 例えば、[[自分]]の[[《ベビケラサウルス》]]・[[《D−HERO ダブルガイ》]]に使用すれば、[[破壊]]されたものとみなされ[[効果]]を使用できる。~
 無理やり[[《ネフティスの鳳凰神》]]の[[攻撃力]]を下げ、3体一気に並べることも可能。~

 [[《魂を削る死霊》]]を[[効果]]の対象とする事で、[[フィールド]]の[[《魂を削る死霊》]]も[[破壊]]することができる。~
 3枚積みされているならば根こそぎ[[破壊]]できるのだが、現在[[《魂を削る死霊》]]は[[制限カード]]なので、[[同名カード]]を[[破壊]]する恩恵は受けられない。

-[[《E・HERO エアーマン》]]の大流行に伴い、このカードもいささか価値が上昇していた。~
が、[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]の[[制限改訂]]で[[《E・HERO エアーマン》]]は[[制限カード]]に指定されたため、この[[モンスター]]に[[発動]]する意味はなくなった。~

-ちなみに、[[《因果切断》]]の[[発動]]に[[チェーン]]して[[発動]]する事で、3枚積みされている[[攻撃力]]2000以下の[[モンスター]]なら、それらを全て[[除外]]することができる。~

-「[[手札]]・[[デッキ]]から」としか書いていないにもかかわらず、[[エクストラデッキ]]のカードも[[破壊]]できる。(08/05/27)~
これはこのカードと[[《連鎖除外》]]のみの[[特殊裁定]]なので気をつけたい。~

-[[相手]][[モンスター]]に[[発動]]した場合について、留意点がひとつ。~
この[[破壊]]は[[相手]]の自己申告によるものであり、[[相手]]の[[デッキ]]・[[手札]]を[[確認]]することは出来ない。~
だが、不正してもバレ易いのでイカサマをする人はいないだろう。~
もっとも、[[相手]]が[[手札]]・[[デッキ]]から2枚出してくれば疑いの余地はない。~

-原作・アニメにおいて―~
バトルシティの「闇遊戯vsレアハンター」戦で闇遊戯が使用している。~
[[《光の封札剣》]]の[[効果]]でパーツを場に出させて(原作では[[場>フィールド]]にカードを封じ込めた)、「[[エクゾディア]]パーツ」の一種全てを[[破壊]]し、レアハンターの勝ち筋を潰した。~
(原作の[[効果]]では、[[フィールド]]の[[モンスター]]も[[破壊]]できたためである。ちなみに、このカードを伏せてから最初に場に出た[[モンスター]]のみに反応する。)~
~
ただ、これはアニメでは少し異なる。~
アニメではハッタリによりレアハンターが自ら[[召喚]]するよう仕向けている。(しっかりと[[《聖なる輝き》]]も発動している)~
そしてアニメでは[[壁]]として[[召喚]]された[[《封印されしエクゾディア》]]に対し[[発動]]しているのだが、実物に準拠してかこの時「[[召喚]]された[[《封印されしエクゾディア》]]」は[[破壊]]されていない。(何故か3枚破壊するエフェクトが入った。)~
バトルシティの「闇遊戯vsレアハンター」戦で闇遊戯が使用。~
原作[[効果]]では、[[フィールド]]の[[モンスター]]も[[破壊]]でき、この[[カード]]を伏せてから最初に[[フィールド]]に出た[[モンスター]]に強制的に反応する[[効果]]であった。~
[[《光の封札剣》]]の[[効果]]でパーツを[[フィールド]]に出させて(原作では[[場>フィールド]]にカードを封じ込めた)、「[[エクゾディア]]パーツ」の一種全てを[[破壊]]し、レアハンターの勝ち筋を潰した。~

--アニメでは[[エクゾディア]]崩しの経緯が少し異なる。~
アニメではハッタリによりレアハンターが自ら[[召喚]]するよう仕向けている(しっかりと[[《聖なる輝き》]]も発動している)。~
そしてアニメでは[[壁]]として[[召喚]]された[[《封印されしエクゾディア》]]に対し[[発動]]しているのだが、実物に準拠してかこの時「[[召喚]]された[[《封印されしエクゾディア》]]は[[破壊]]されていない(にもかかわらず、3枚[[破壊]]するエフェクトが入った)。~
[[デッキ]]と[[手札]]から[[破壊]]した後、場に残った最後の[[《封印されしエクゾディア》]]は[[蘇生]]させた[[《有翼幻獣キマイラ》]]で[[戦闘破壊]]している。~
ちなみに遊戯は「チェーン・ディストラクション」と発音していた。~
~
その後「闇遊戯vsバクラ」戦において再び闇遊戯が使用。~
自他問わず[[フィールド]]に[[攻撃力]]2000以下の[[モンスター]]が[[召喚]]された時に[[強制発動]]するという[[デメリット]]を逆手にとり、[[《ダーク・ネクロフィア》]]と[[《沈黙の邪悪霊》]]を憑依させた[[《クリボー》]]を自ら[[破壊]]し、バクラの「オカルト[[コンボ]]」を打ち破った。~
[[《エクトプラズマー》]]を「[[モンスター]]を裏切るカード」と強く非難した遊戯にしては珍しい戦術である。~
アニメ版の結末は[[《悪魔払い》]]参照。~
~
またKCグランプリ編「闇遊戯vsレオン」戦において再び闇遊戯が使用。~
[[セット]]されてすぐに[[《非常食》]]の[[コスト]]となった。~

**関連カード [#h00ccc8f]
-[[《連鎖旋風》]]
-[[《連鎖除外》]]
-[[《連鎖炸薬》]]
-[[《連鎖爆撃》]]

**収録パック等 [#i1dc91cc]
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP070
-[[DUELIST LEGACY Volume.1]] DL1-094 &size(10){[[Rare]]};
-[[Curse of Anubis −アヌビスの呪い−]] CA-06 &size(10){[[Ultra]],[[Parallel]]};
-[[STRUCTURE DECK−遊戯編− Volume.2]] SY2-054

**FAQ [#vac1e3a0]
Q:[[《プロト・サイバー・ドラゴン》]]の[[召喚]]時にこのカードが[[発動]]された場合、[[《サイバー・ドラゴン》]]を[[デッキ]]から[[破壊]]しますか?~
A:はい、します。なお、[[《プロト・サイバー・ドラゴン》]]は[[破壊]]されません。

Q:[[チェーン]]2以上で[[召喚]]された[[モンスター]]に対し、[[発動]]できますか?~
A:別の処理が[[召喚]]の後に入る場合は、[[タイミングを逃す]]形となり[[発動]]できません。~
  [[チェーン]]が積まれた場合は、[[チェーン]]1での[[召喚]]にのみ[[発動]]できます。

Q:[[罠モンスター]]の[[特殊召喚]]に対し[[発動]]できますか?~
A:はい、できます。この場合も、[[同名カード]]を[[破壊]]します。

Q:[[融合モンスター]]・[[シンクロモンスター]]の[[特殊召喚]]に対し[[発動]]できますか?~
A:はい、できます。この場合は[[エクストラデッキ]]から[[同名カード]]を[[破壊]]します。(08/05/27)

Q:[[《ダークゾーン》]][[発動]]中に[[《デーモン・ソルジャー》]]を[[召喚]]した時に[[発動]]できますか?~
A:いいえ、できません。[[フィールド魔法]]の[[効果]]は[[フィールド]]に出た時点で発揮されるため、[[攻撃力]]2400の[[モンスター]]を[[召喚]]した扱いとなるためです。~
  [[フィールド魔法]]以外の永続的な[[効果]]が適用されている場合も、同様です。

Q:[[攻撃力]]2000の[[モンスター]]の[[特殊召喚]]時にこのカードを[[発動]]したところ、[[相手]]はこのカードに[[チェーン]]し[[《突進》]]を[[発動]]しました。~
  この場合、処理はどのようになりますか?~
A:[[発動]]に成功した後の[[攻撃力]]は不問です。問題なく処理を行います。

Q:[[《古代の機械工兵》]]・[[《サイバー・フェニックス》]]等に対して[[発動]]した場合は[[無効]]になりますか?~
A:はい。対象を指定して[[発動]]する[[罠カード]]なので[[無効]]化されます。~
  [[デッキ]]・[[手札]]の[[同名カード]]が[[破壊]]されることもありません。

Q:[[《E・HERO ワイルドマン》]]・[[《天下人 紫炎》]]に対して[[発動]]した場合、[[デッキ]]・[[手札]]の[[同名カード]]を[[破壊]]することはできますか?~
A:[[召喚]]した[[モンスター]]に何ら影響を与えないので可能です。

Q:この[[カード]]の「[[デッキ]]を[[シャッフル]]する」という一文は[[効果]]処理に含まれますか?~
A:%%いいえ、含まれません。(08/09/15)%%~
 [[調整中]]。(09/04/18)ただし[[任意効果]]は[[タイミングを逃す]]ことなく[[発動]]できます。~
//↑これで正しいかな?どうもシャッフルで質問すると調整中だが、発動できるかで質問すると「できる」と回答されるようだ。
//  参考:ゲーム作品では[[タイミングを逃す]]ことはありません。

Q:[[《ユベル》]]の[[召喚]]に対しこの[[カード]]を[[発動]]させた場合[[《ユベル−Das Abscheulich Ritter》]]を[[特殊召喚]]することは可能ですか?~
A:可能です。(09/05/18)
//上記の裁定と異なるため記述

Q:[[《クロス・ポーター》]]が[[破壊]]され[[墓地に送られた]]場合、[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:できます。(09/06/19)
//上記の裁定と異なるため記述