チューナー・効果モンスター 星3/水属性/アンデット族/攻 0/守1800 このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、相手ターンでも発動できる。 (1):このカードを手札から捨てて発動できる。 このターン、以下の効果を適用する。 ●相手がメインフェイズ及びバトルフェイズに効果モンスターの特殊召喚に成功する度に、 自分はそのモンスターの攻撃力分だけLPを回復する。 この効果で自分のLPが回復しなかった場合、エンドフェイズに自分のLPは半分になる。
DARK NEOSTORMで登場した水属性・アンデット族の下級モンスターのチューナー。
相手が効果モンスターの特殊召喚に成功した時、その攻撃力分ライフ回復する誘発即時効果を持つ。
昨今の環境では複数の効果モンスターの特殊召喚からアタッカーとなる大型モンスターに繋ぐという展開が多く、相手の展開によって大量のライフ回復が見込める。
莫大なライフ回復によって、大量展開してきた相手の攻撃に耐えることができる。
相手がライフ回復を避けるとしても、特殊召喚回数を減らすことになるのでどちらにせよ1ターンキル防止になる。
ただし、回復するのは効果モンスターのみで、特殊召喚時の攻撃力を参照するという点には注意したい。
効果を持たないモンスターの特殊召喚や、自己強化によって攻撃力を上げてくるモンスター、連続攻撃ができるモンスター相手では回復量が攻撃力を下回り、1ターンキルされる恐れがある。
また、既にモンスターが並んでいる状況では回復する前に戦闘ダメージを受けてしまう。
回復できなかった場合は自分のライフを半分失うデメリットもある。
特殊召喚する効果にチェーンすればこのデメリットは避けやすい。
しかし、相手が特殊召喚する前に発動し、相手が一切特殊召喚してこなかった場合、デメリットがのしかかる。
融合召喚以外のエクストラデッキからの特殊召喚や召喚ルール効果による特殊召喚もチェーンが発生しないため、相手がそういった展開を行った後にこのカードを使ったとしても、やはり相手の行動でライフが半減する可能性が出てくる。
1ターンキル防止の手札誘発として見た場合、ライフ・アドバンテージを獲得できる可能性があるため、そのターン中だけでなく、次のターン以降も持ちこたえられる可能性はある。
その反面、自己強化などの抜け道も多く、攻撃自体を防げない点では《バトルフェーダー》などに劣る。
一方、展開される前に発動できるので、展開の過程で出てきたパーミッション効果持ちに潰される危険性が少ない。
特殊召喚メタとして考えると、「発動後、相手が構わずに展開を続けると、そのまま1ターンキルされうる」という《増殖するG》の欠点は抑えられている。
しかしライフ・アドバンテージしか得られないので、相手が構わず展開して制圧状態を敷いてしまい、その状況を覆せずに数ターン後に敗北、という危険性を孕んでいる。
また、1ターンキル対策としても、受けるダメージを全て0にする《クリフォトン》や、カード・アドバンテージを失わない《Emダメージ・ジャグラー》が居る。
このカードを採用するならば、ライフ・アドバンテージを重視するカードと一緒に使いたい。
《エンシェント・ホーリー・ワイバーン》や《機皇帝グランエル∞》なら、相手がモンスターを特殊召喚するたびに攻撃力を上げるため、戦闘破壊される心配が少なくなる。
アロマならライフ回復した時の効果と、自分のライフが相手より高い時の効果を狙いやすくなる。
―同レベル・攻撃力・守備力の手札誘発効果を持つチューナーについては《幽鬼うさぎ》を参照。