*《&ruby(りんてんし){凛天使};クイーン・オブ・ローズ/Queen Angel of Roses》 [#o700eb94]
 効果モンスター
 星7/地属性/植物族/攻2400/守1300
 このカードは植物族モンスター1体をリリースして
 表側攻撃表示でアドバンス召喚する事ができる。
 自分のスタンバイフェイズ時に1度だけ、
 フィールド上に表側表示で存在する攻撃力の一番低いモンスター1体を破壊する。
//英語名:http://i.imgur.com/PNTmq2E.jpg

 [[V JUMP EDITION>V JUMP EDITION#p79d1c38]]で登場した[[地属性]]・[[植物族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[リリース]]を軽減する[[召喚ルール効果]]と、[[攻撃力]]の一番低いモンスターを[[破壊]]する[[誘発効果]]を持つ。~

 [[最上級モンスター]]としては[[攻撃力]]が低いが、[[効果]]により[[【植物族】]]なら[[上級モンスター]]のように扱える。~
 無論、[[《ローンファイア・ブロッサム》]]や[[《増草剤》]]にも対応しており、[[フィールド]]に出すのに手間は掛からないだろう。

 [[破壊]][[効果]]を持っているものの、[[破壊]]する[[モンスター]]を[[自分]]で選べない。~
 [[強制効果]]故に[[自分]][[モンスター]]も巻き込むこともあり、[[表側表示]][[モンスター]]がこの[[カード]]しかいなければ[[自壊]]することになる。~
 [[発動]]タイミングが[[自分]]の[[スタンバイフェイズ]]というのも大きな欠点であり、大抵の場合はこの[[カード]]を[[フィールド]]に出した後、[[相手]][[ターン]]を経て[[効果]][[発動]]となる。~
 そのような状況で[[相手]]が低[[攻撃力]][[モンスター]]を[[フィールド]]に[[表側表示]]で呼び出すはずもなく、全体的に扱いづらい。~
 有効に働く場面は[[戦闘破壊]][[耐性]]を持った[[モンスター]]や大量展開された[[トークン]]を[[相手]]にした時くらいだろう。

 [[《ブラック・ガーデン》]]の影響下では[[ローズ・トークン]]のおかげで[[召喚]]しやすく、[[自壊]]する可能性も低くなる。~
 [[ローズ・トークン]]3体を[[破壊]]すれば[[蘇生]]も可能なので、相性は良い方だろう。~
 他にも[[《黄泉ガエル》]]を用意しておけば、[[自壊]]の可能性がなくなるので相性がいい。~

 [[《ナチュル・パイナポー》]]ならば、この[[カード]]を[[リリース]]1体で[[召喚]]でき、さらに[[自壊]]の回避に役立つため、特に相性がいい。~
 [[《ギガプラント》]]ではなく敢えてこちらを隠し味として投入するのも面白い。~
 ただし守ろうとして[[罠カード]]を伏せたもののそれを消費し切れないと、[[《ナチュル・パイナポー》]]は[[自己再生]]できず、この[[カード]]は[[自壊]]する、ということが起こり得る。~
 [[アタッカー]]として使い捨てるくらいの感覚で使用するのがよいだろう。~

 [[墓地]]に落とした後、[[相手]]の[[攻撃]]を受けて[[セット]]した[[《ロードポイズン》]]で[[蘇生]]し返しの[[ターン]]で[[効果]]を[[発動]]できれば理想か。~

// 他にも[[《レベル・スティーラー》]]が相性が良く、[[自壊]]を防いだり[[レベル]]の下がったこの[[カード]]と[[レベル]]1[[チューナー]]で[[シンクロ召喚]]すれば[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]や[[《スプレンディッド・ローズ》]]等を呼び出すこともできる。~
// また、[[《グローアップ・バルブ》]]を[[リリース]]して[[アドバンス召喚]]し、[[《グローアップ・バルブ》]]を[[蘇生]]させる事で[[レベル]]8[[シンクロモンスター]]につなぐことが出来る。

-神学において「凛天使」という天使は存在しない。~
ネーミングとして「凛とした天使」という意味だろう。~

-原作・アニメにおいて―~
漫画5D'sでの十六夜アキのエース[[モンスター]]。~
「アキvs小早川ラン」戦で[[《ローズ・ウィッチ》]]を[[リリース]]して[[召喚]]される。~
《オーキッド・マンティス》を[[戦闘破壊]]し[[フィニッシャー]]となった。~
「アキvsシェリー」戦では、[[魔法カード]]《天啓の薔薇の鐘》によって[[デッキ]]から[[サーチ]]され、《恩恵の&ruby(カード・プラント){札草};》によって[[特殊召喚]]された「&ruby(カード・プラント){札草};トークン」2体を[[リリース]]して[[召喚]]される。~
[[《魔天使 ローズ・ソーサラー》>《魔天使ローズ・ソーサラー》]]の[[特殊召喚]]のために[[手札]]に戻った後、《&ruby(バラ・ラヴァー){薔薇恋人};》の[[効果]]で[[特殊召喚]]された。~
「アキvs鬼柳」戦では《薔薇の聖騎士》の[[効果]]で[[バトルフェイズ]]中に[[特殊召喚]]されたが、何故か[[攻撃]]していない。~
後に[[《インフェルニティ・アーチャー》]]を自身の[[効果]]で[[破壊]]しようとしたが、[[永続罠]]《煉獄の釜》によって阻まれている。~
その後自身の[[効果]]で[[自壊]]してしまうが、[[魔法カード]]《天魔合掌》によって、[[手札]]の[[《魔天使ローズ・ソーサラー》]]と共に[[《大凛魔天使ローザリアン》]]の[[融合素材]]となった。~
[[攻撃]]名は「&ruby(ローズ・トリマー){薔薇剪定斬};」、[[効果]]名は「&ruby(ローズ・ベリアル){薔薇埋葬};」、[[《魔天使 ローズ・ソーサラー》>《魔天使ローズ・ソーサラー》]]との同時[[攻撃]]名は「&ruby(ツイン・ローズ・ストリーム){薔薇の饗宴};」。


--[[攻撃]]名から察するに、この[[効果]]はバラの&ruby(せんてい){剪定};をモチーフにした[[効果]]と思われる。~
剪定とは、無駄に伸びた枝や密集した葉を切ることで、形を整えたり風通しを良くする行為である。~
バラの栽培における剪定は、特に養分を効率よく配分させるために未発達な枝を切り取る行為を指す事が多く、こちらはこの[[カード]]のイメージと合致している。~

--劇中の[[カード]]に記されている[[カード名]]は「凛天使」なしの《クイーン・オブ・ローズ》であり、当初は[[効果]]不明の[[モンスター]]であった。~
後の「アキvsシェリー」戦では[[破壊]][[効果]]が付けられ、OCGと同じ[[カード名]]となった。~

--この[[モンスター]]の顔のデザインは、アニメの十六夜アキが「黒薔薇の魔女」だった際に付けていた仮面と酷似している。

--[[リリース]]軽減[[効果]]は元々[[《ローズ・ウィッチ》]]の[[効果]]で、この[[カード]]には無かった。~
「アキvsシェリー」戦にて確認できる[[テキスト]]にもこの[[効果]]は書かれておらず、作中でも2体[[リリース]]してこのカードを[[アドバンス召喚]]された。~
別の[[カードの効果]]がOCG化の際に他の[[カード]]に[[内蔵]]もしくは移されるケースは珍しくないが、両[[カード]]で重複するというのは初めてである。~
その後、[[《ガガガガール》]]と[[《星に願いを》]]が同じケースでOCG化された。

--Vジャンプのカード紹介の欄には「残酷なる天使」と記述されていた。~
弱者を「剪定」するから無慈悲で残酷とのことだが、自分が「弱者」となったときに[[自壊]]する様は[[プレイヤー]]にとっても、また《凛天使クイーン・オブ・ローズ》自身にとっても「残酷」だと言える。

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#wd99977c]
-[[《魔天使ローズ・ソーサラー》]]

-[[《ズバババスター》]]

-[[《地割れ》]]
-[[《底なし流砂》]]

―1体の[[リリース]]で[[アドバンス召喚]]できる[[最上級モンスター]]の一覧は[[《百獣王 ベヒーモス》>《百獣王 ベヒーモス》#ya3acdc4]]を参照。~

//―《凛天使クイーン・オブ・ローズ》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pdfb6394]
-[[V JUMP EDITION>V JUMP EDITION#p79d1c38]] VE01-JP002 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#gabeb065]
Q:[[効果]]分類は何ですか?[[破壊]][[効果]]に対して[[チェーン]]は積めますか?~
A:[[スタンバイフェイズ]]に[[発動]]する[[誘発効果]]であり、[[チェーンブロック]]が作られます。(10/08/05)

Q:[[セット]]した[[植物族]][[モンスター]]を1体だけ[[リリース]]してこのカードを[[召喚]]できますか?~
A:できます。(10/08/04)

Q:[[破壊]][[効果]]は[[対象]]をとりますか?~
A:いいえ、対象をとりません。(10/08/04)

Q:[[破壊]][[効果]]はこのカード自身などの[[自分]][[フィールド]]上の[[モンスター]]も範囲に含まれますか?~
A:はい、このカードも含め[[自分]][[フィールド]]上の[[モンスター]]も含まれます。(10/08/04)

Q:一番低い[[攻撃力]]の数値が複数存在する場合、[[破壊]]する[[カード]]を[[自分]]が選択するのですか?~
A:はい、自分が選択します。また、この場合も対象をとりません。(10/08/04)

Q:一番低い[[攻撃力]]の数値が複数存在し、[[破壊]]する[[効果]]処理の時にこの[[カード]]の[[コントロール]]が[[相手]]に移った場合でも、[[自分]]が[[破壊]]する[[モンスター]]を選択できますか?~
A:はい、その場合でもこの[[効果]]を[[発動]]した[[プレイヤー]]である[[自分]]が選択します。(10/08/26)

Q:一番低い[[攻撃力]]の[[《D−HERO ディパーテッドガイ》]]が存在し、[[破壊]]する場合は[[無限ループ]]になりますか。~
A:いいえ、なりません。(11/08/02)
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