*《&ruby(ニルヴァーナ・ハイ・パラディン){涅槃の超魔導剣士};》 [#top]
 シンクロ・ペンデュラム・効果モンスター
 星10/闇属性/魔法使い族/攻3300/守2500
 【Pスケール:青8/赤8】
 (1):自分のPモンスターが攻撃する場合、そのモンスターはその戦闘では破壊されず、
 その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
 (2):自分のPモンスターが攻撃したダメージステップ終了時に発動する。
 相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、
 攻撃したそのモンスターの攻撃力分ダウンする。
 【モンスター効果】
 チューナー+チューナー以外のSモンスター1体以上
 このカードをS召喚する場合、自分フィールドのP召喚したPモンスター1体をチューナーとして扱う事ができる。
 (1):このカードがP召喚したPモンスターをチューナーとしてS召喚に成功した場合、
 自分の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
 そのカードを手札に加える。
 (2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
 相手のLPを半分にする。
 (3):モンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
 このカードを自分のPゾーンに置く。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除
//ソース:ポスターより
//http://i.imgur.com/ugaAc2v.jpg

 [[ザ・ダーク・イリュージョン]]で登場する[[闇属性]]・[[魔法使い族]]の[[シンクロ>シンクロモンスター]]・[[ペンデュラムモンスター]]。~
 特殊な[[召喚条件]]を記した[[効果外テキスト]]と、以下の[[効果]]を持つ。~
-[[自分]]の[[ペンデュラムモンスター]]が[[攻撃]]する際、その[[モンスター]]に[[戦闘破壊]][[耐性]]を与え[[自分]]への[[戦闘ダメージ]]を0にする[[ペンデュラム効果]]
-[[自分]]の[[ペンデュラムモンスター]]が[[攻撃]]した際、[[相手]][[モンスター]]を全て[[弱体化]]させる[[ペンデュラム効果]]
-特定の[[モンスター]]を[[シンクロ素材]]として[[シンクロ召喚に成功した]]場合に[[カード]]を[[サルベージ]]する[[効果]]
-[[相手]][[モンスター]]を[[戦闘破壊]]した時に[[相手]]の[[ライフ]]を半分にする[[効果]]
-[[モンスターゾーン]]で[[破壊された]]場合に[[ペンデュラムゾーン]]に移動する[[効果]]

 [[シンクロモンスター]]を[[シンクロ素材]]に要求する[[シンクロモンスター]]である。~
 (2)の[[モンスター効果]]が[[ペンデュラムモンスター]]等に関係なく使える他、[[《スターダスト・ウォリアー》]]等と同じ要領で[[シンクロ召喚]]できるので、それらを出せる[[デッキ]]なら[[シンクロ召喚]]先の候補になりうる。~
 だが、[[ペンデュラム召喚]]された[[ペンデュラムモンスター]]を[[チューナー]]扱いとして[[シンクロ召喚]]する方法と、その方法がほぼ必須となる[[モンスター効果]]もある。~
 よって、基本的には[[シンクロ召喚]]と[[ペンデュラム召喚]]を併用する[[デッキ]]での採用となる。~
 [[【オッドアイズ魔術師】>【魔術師】#variation1]]なら、[[《貴竜の魔術師》]]で[[レベル]]7の[[ドラゴン族]][[シンクロモンスター]]を[[シンクロ召喚]]する過程で、[[レベル]]3の[[ペンデュラムモンスター]]を一緒に[[ペンデュラム召喚]]する事で簡単に出せる。~
 [[【ダイナミスト】]]では[[レベル]]4・5の[[ダイナミスト]]と[[《ブンボーグ001》]]などの[[レベル]]1[[チューナー]]の組み合わせで無理なく出せ、[[戦闘]]を主体とする[[デッキ]]のためこの[[ペンデュラム効果]]との相性にも優れる。~
 [[レベル]]4の[[ペンデュラムモンスター]]主体の[[デッキ]]でも、[[レベル]]2[[チューナー]]を入れ、[[レベル]]6[[シンクロモンスター]]を経由すれば容易に出る。~

 (1)の[[モンスター効果]]は、[[ペンデュラムモンスター]]を[[チューナー]]とした場合に[[発動]]できる[[サルベージ]][[効果]]。~
 基本的には、この[[カード]]特有の[[召喚条件]]を利用した[[シンクロ召喚]]で[[発動]]する事になる。~
 [[カードの種類]]を問わず[[サルベージ]]できるので、[[墓地]]が肥えにくい[[ペンデュラム召喚]]が主体の[[デッキ]]であっても[[魔法カード]]などを[[サルベージ]]することで更なる展開が可能。~
 [[1ターンに1度]]といった制限もないため、[[《死者蘇生》]]などを回収して[[シンクロ素材]]とした[[シンクロモンスター]]を[[蘇生]]させれば2〜3体の展開も容易。~
// [[ペンデュラムモンスター]]を複数体[[ペンデュラム召喚]]しておき、[[《スターダスト・アサルト・ウォリアー》]]で[[《ジャンク・チェンジャー》]]を[[蘇生]]、他の[[シンクロモンスター]]を出せば2体展開し、2枚[[サルベージ]]することも狙える。~
//無理

 (2)の[[モンスター効果]]は、[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]した場合に[[相手]][[ライフ]]を半分にする[[効果]]。~
 [[攻撃力]]が高いので[[戦闘破壊]]は簡単であり、[[ライフ]]を半分にすれば[[ペンデュラム召喚]]による物量戦でそのままゲームエンドも狙える。~
 ただし、[[効果]][[耐性]]は一切ないので、あらかじめ[[除去]]を行うなり[[《禁じられた聖槍》]]等で[[耐性]]を与えるなりしておきたいところ。~

 [[ペンデュラム効果]]は、いずれも[[ペンデュラムモンスター]]を補助するものである。~
 (2)の[[効果]]のために[[ペンデュラムモンスター]]で[[攻撃]]を仕掛け、(1)の[[効果]]で[[戦闘破壊]]と[[ダメージ]]を防ぐという要領になる。~
 [[《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》]]との相性は非常によく、(2)の[[効果]]の[[トリガー]]となれば大幅に[[弱体化]]させ、[[弱体化]]させた後に[[攻撃]]すれば[[モンスター効果]]で破格の[[戦闘ダメージ]]を与える事ができる。~

 [[ペンデュラムモンスター]]なので、[[除去]]されれば[[エクストラデッキ]]に加わり、そこから[[ペンデュラム召喚]]できる。~
 だが、下記の通り[[ペンデュラム召喚]]の条件を整えるのに一工夫いるので[[ペンデュラム召喚]]は難しく、基本的に再利用には[[《ペンデュラム・リボーン》]]が必要となる。~
 [[ペンデュラムゾーン]]の[[カード]]を[[特殊召喚]]できる[[《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》]]を擁する[[【オッドアイズ魔術師】>【魔術師】#variation1]]なら、(3)の[[効果]]との併用で簡単に再利用できる。~
 ただし、[[《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》]]と異なり、[[ペンデュラムゾーン]]の[[カード]]を[[破壊]]する事はない。~
 そのため、[[ペンデュラムゾーン]]が埋まっているとこの[[効果]]は[[発動]]できない。~

-特定条件下限定だが、[[シンクロ素材]]に[[チューナー]]を必要としない初の[[シンクロモンスター]]である。~
なお、逆に非[[チューナー]]を必要としない[[シンクロモンスター]]には、既に[[《XX−セイバー ガトムズ》]]が存在している。~

-[[シンクロモンスター]]と[[ペンデュラムモンスター]]の両方に属する初の[[モンスター]]である。~
よって、[[ペンデュラム召喚]]に対応する初の[[シンクロモンスター]]でもある。~
[[エクストラデッキ]]との関係については、[[《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》]]も参考にしたい。~
ただし、この[[カード]]の[[ペンデュラム召喚]]を狙う場合、[[デメリット]]のない11以上の[[ペンデュラムスケール]]を用意する専用構築が求められる。~
以下はその例である。~

--[[《法眼の魔術師》]]の[[ペンデュラム効果]]で9以上の[[ペンデュラムスケール]]を得た[[カード]]に、[[《EMギタートル》]]の[[モンスター効果]]を使用する。~

--[[《ペンデュラム・ターン》]]によって[[《EMラ・パンダ》]]の[[ペンデュラムスケール]]を10にして、更に[[ペンデュラム効果]]を[[発動]]する。~

-[[ペンデュラム召喚]]された[[ペンデュラムモンスター]]を他の[[カードの効果]]で[[チューナー]]にした場合や、元々[[チューナー]]の[[ペンデュラムモンスター]]を[[ペンデュラム召喚]]して[[シンクロ素材]]にした場合も(1)の[[効果]]を[[発動]]できるのかは裁定待ち。~
もっとも、非[[チューナー]]の[[ペンデュラムモンスター]]を[[ペンデュラム召喚]]していれば自身の条件で[[チューナー]]扱いにできるため、他の[[カードの効果]]で[[チューナー]]扱いにする意味は薄いのだが。~
なお、最初から[[チューナー]]に属する[[ペンデュラムモンスター]]でこの[[カード]]の[[シンクロ素材]]にできるのは、[[《DDオルトロス》]]しかおらず、[[特殊召喚]]した[[ターン]]は制約でこの[[カード]]を出せない。~

-[[シンクロモンスター]]と[[ペンデュラムモンスター]]を兼ねている上に、2つの[[ペンデュラム効果]]と3つの[[モンスター効果]]があるので、[[テキスト]]量が非常に多い。~
合計すると[[OCG]]史上最長となる397文字にもなり、[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]の記録を9年ぶりに更新している。~

-「&ruby(ねはん){涅槃};(サンスクリット語で&ruby(ニルヴァーナ){Nirvana};)」とは、仏教の概念の一つ。~
本来の意味「吹き消された状態」から転じて、煩悩の火が消え、悟ることに成功した理想的な境地に至っていることを指す。~
アニメでの[[攻撃]]名にある「スカーヴァティ(Sukhavati)」も、極楽浄土を意味するサンスクリット語である。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメARC-Vで遊矢が使用する[[シンクロ>シンクロモンスター]][[ペンデュラムモンスター]]。~
初出は「遊矢vsジャック」(2戦目)。~
[[《覚醒の魔導剣士》]]と[[《EMチアモール》]]を[[シンクロ素材]]として[[シンクロ召喚]]される。~
[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》]]を[[攻撃]]したが、[[《キング・スカーレット》]]によって[[戦闘破壊]]は回避される。~
返しの[[ターン]]で[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン・タイラント》]]の[[効果]]で[[破壊]]され、自身の[[効果]]で[[ペンデュラムゾーン]]に置かれた。~
次の遊矢の[[ターン]]で、[[《刻剣の魔術師》]]を起点に4体の[[モンスター]]に対し[[ペンデュラム効果]]を使用し、[[戦闘破壊]]と[[戦闘ダメージ]]を避けつつ[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン・タイラント》]]の[[攻撃力]]を2500まで下げた。~
[[攻撃]]名は「トゥルース・スカーヴァティ」。~

--[[シンクロ召喚]]時の口上は「平穏なる時の彼方から、あまねく世界に光を放ち、蘇れ![[シンクロ召喚]]!現れろ、[[レベル]]10!&ruby(ねはん){涅槃};の&ruby(ちょうまどうけんし){超魔導剣士};、&ruby(ニルヴァーナ・ハイ・パラディン){涅槃の超魔導剣士};!」~
//ややこしくならないようにルビをふりました。~
//後半のカタカナ部分にもルビを振りました

--アニメでは、[[モンスター効果]]は[[レベル]]が10になるように[[シンクロモンスター]]と[[ペンデュラム召喚]]された[[ペンデュラムモンスター]]を[[リリース]]する事で[[シンクロ召喚]]扱いで[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]できる[[効果]]と、(3)の[[効果]]しかなかった。~
[[OCG]]では[[特殊召喚]][[効果]]は[[効果外テキスト]]となっている。~
また、[[ペンデュラム効果]]は、(1)で守れるのはその[[ターン]]に[[ペンデュラム召喚]]した[[レベル]]が一番低い[[モンスター]]であり、[[OCG]]での(2)の[[効果]]がまとめられていた。~
また、(2)の[[効果]]は(1)の[[効果]]を受けた[[モンスター]]より[[レベル]]が1つ高い[[モンスター]]を[[対象]]として(1)の[[効果]]を再度[[発動]]できる[[効果]]だった。~
--アニメでの[[テキスト]]は以下の通り。~
 シンクロ・ペンデュラム・効果モンスター
 星10/闇属性/魔法使い族/攻3300/守2500
 【Pスケール:青8/赤8】
 (1):このターンに自分がP召喚したレベルが一番低いモンスター1体を対象として発動できる。
 そのモンスターはターン終了時まで戦闘では破壊されず、
 その戦闘で自分が受ける戦闘ダメージは0になる。
 さらにそのダメージ計算後、相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力は
 対象のモンスターの攻撃力分ダウンする。
 (2):このカードの(1)の効果で対象としたモンスターの戦闘後、
 そのモンスターよりレベルが1つ高いモンスター1体を新たな対象として(1)の効果を発動できる。
 【モンスター効果】
 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
 (1):レベルの合計が10になるように、
 自分フィールドからSモンスター1体とP召喚されたPモンスターを任意の数だけ選んでリリースする事で、
 このカードはエクストラデッキからS召喚扱いで特殊召喚できる。
 (2):フィールドのこのカードが破壊された時に発動できる。
 このカードを自分のPゾーンに置く。

---この方法で[[特殊召喚]]する際は、[[OCG]]とは逆に[[シンクロモンスター]]である[[《覚醒の魔導剣士》]]の方が[[チューナー]]の輪となっていた。~
なお、厳密には[[シンクロ召喚]]ではないのだが口上では[[シンクロ召喚]]と言っている。~
この[[チューナー]]を必要としない[[シンクロ召喚]]にはジャックも驚いていた。~
--(1)の方法で[[特殊召喚]]する際は、[[OCG]]とは逆に[[シンクロモンスター]]である[[《覚醒の魔導剣士》]]の方が[[チューナー]]の輪となっていた。~
この[[チューナー]]を必要としない[[シンクロ召喚]]には、ジャックも驚いていた。~

--この[[カード]]を[[シンクロ召喚]]するまでの描写から見るに、[[《覚醒の魔導剣士》]]同様、遊矢の[[エクストラデッキ]]には元々なかった[[カード]]のようである。~
[[シンクロ>シンクロ召喚]]次元での遊矢の経験と遊矢自身の「自分だけにしか出来ない[[デュエル]]を見つける」という強い意志から生まれた魂の[[カード]]だと言える。~
[[シンクロ>シンクロ召喚]]次元での遊矢の経験と遊矢自身の「自分だけにしかできない[[デュエル]]を見つける」という強い意志から生まれた魂の[[カード]]だと言える。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[《覚醒の魔導剣士》]]

//―《涅槃の超魔導剣士》の姿が見られる[[カード]]

-[[融合・シンクロ・エクシーズのいずれかにも属するペンデュラムモンスター>《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》#card]]~

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[ザ・ダーク・イリュージョン]] TDIL-JP046 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]],[[Secret]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。

----
&tag(《涅槃の超魔導剣士》,モンスター,シンクロモンスター,ペンデュラムモンスター,効果モンスター,星10/闇属性/魔法使い族/攻3300/守2500,スケール8);