*《&ruby(こうかつ){狡猾};な&ruby(お){落};とし&ruby(あな){穴};/Treacherous Trap Hole》 [#geebda46]
 通常罠
 自分の墓地に罠カードが存在しない場合に発動できる。
 フィールド上のモンスター2体を選択して破壊する。

 [[EXTRA PACK Volume 2]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[墓地]]に[[罠カード]]が存在しない場合に[[発動]]でき、[[フィールド]]上の[[モンスター]]2体を[[破壊]]する[[効果]]を持つ。~

 [[フリーチェーン]]の[[カード]]なので、[[発動]]タイミングを選ばず[[モンスター]]を[[破壊]]できる。~
 普通に使うだけでも[[モンスター]]2体を[[表示形式]]を問わずに[[破壊]]でき、[[1:2交換>1:1交換]]で[[アドバンテージ]]を稼げる。~
 さらに[[《サイクロン》]]の[[効果]]に[[チェーン]]できれば[[1:3交換>1:1交換]]も可能である。~
 更に[[《サイクロン》]]の[[効果]]に[[チェーン]]できれば[[1:3交換>1:1交換]]も可能である。~
 このように極めて強力な[[除去]][[カード]]だが、「[[墓地]]に[[罠カード]]があると[[発動]]できない」という厳しい[[発動条件]]がある。~
 仮にこの[[カード]]を3枚[[積み>積む]]したとすると、基本的に2枚目以降は完全に[[腐って>腐る]]しまう事になる。~
 何も気にせずにこの[[カード]]を使用するためには、以下の3つの手段がある。~

+[[デッキ]]にいれる[[罠カード]]を、この[[カード]]1枚だけにする。~
+[[《ディスクライダー》]]や[[《魂の解放》]]、[[《マクロコスモス》]]などを用いて、[[墓地]]に[[罠カード]]を溜めないようにする。~
+[[《スキル・サクセサー》]]などの自己[[除外]]能力を持った[[罠カード]]を併用する。

 1の場合、純粋に[[1:2交換>1:1交換]]の万能[[モンスター除去]][[カード]]として使うことができ極めて強力だが、[[汎用性]]の高い[[《神の宣告》]]や[[《激流葬》]]などを諦めなければならない。~
 この[[カード]]が[[腐る]]ことも覚悟し、1、2枚程度他の[[罠カード]]を入れてしまう手もある。~
 また、この[[カード]]を採用しているということは、基本的に[[罠カード]]の比率が少ない事を暗に示しており、[[相手]]に[[罠カード]]を警戒せず攻めこんでしまわれやすい点には注意。~

 それでも、[[罠カード]]の採用が少ない[[【宝玉獣】]]、[[【ライトロード】]]、[[【魔導書】]]などでは選択肢となり得る。~
 [[魔法・罠カード]]の[[セット]]そのものをためらう[[【黄泉帝】]]も同様である。~
 また、[[《イビリチュア・マインドオーガス》]]で[[墓地]]の[[罠カード]]を[[デッキ]]に[[戻す]]ことができる[[【リチュア】]]にも十分採用が可能。~

 2の場合、[[《マクロコスモス》]]・[[《閃光の追放者》]]を主体とした[[除外]][[デッキ]]ならば3枚[[積み>積む]]する事も検討できる。~
 しかし、[[《マクロコスモス》]]が[[罠カード]]なので、[[《マクロコスモス》]]が[[墓地へ送られる>墓地へ送る]]と[[発動]]できなくなる点には注意。~
 また、[[《ジャンク・コレクター》]]で《狡猾な落とし穴》は[[除外]]できないという裁定が下ったので注意。(詳しくは[[《ジャンク・コレクター》]]のページを参照)~

 [[《トリオンの蟲惑魔》]]によって[[サーチ]]することができるが、基本的にはあまり相性は良くない。~
 この[[カード]]か[[《トリオンの蟲惑魔》]]を引き、この[[カード]]を使用するまでは他の[[罠カード]]が使えず、もし使ってしまうとこの[[カード]]が使えなくなる。~
 かといってこの[[カード]]を1枚しか投入しない場合は[[《トリオンの蟲惑魔》]]の[[サーチ]][[効果]]が使えない。~
 ただし、[[《ティオの蟲惑魔》]]によって[[墓地]]から[[セット]]することも可能なので、[[《トリオンの蟲惑魔》]]で[[サーチ]]した後に[[《ティオの蟲惑魔》]]を[[リクルート]]すれば、その度に繰り返し[[発動条件]]を満たすことができる。~
 [[《ティオの蟲惑魔》]]の[[効果]]で[[セット]]した[[カード]]は[[発動]]できなかった場合[[除外]]されてしまうので、[[《トリオンの蟲惑魔》]]で2枚目以降を[[サーチ]]しても[[腐る]]ことはない。


 いずれにしても[[デッキ]]全体のバランスを考慮する必要がある。~
 また、[[テキスト]]に「[[フィールド]]上に存在する[[モンスター]]2体を[[破壊]]する」とあるので、[[フィールド]]上の[[モンスター]]が1体の時には[[発動]]できない。~
 総じて、使用者の[[デッキ]]構築力とプレイングが試される[[カード]]と言える。~

-「[[落とし穴]]」を[[カード名]]に含むが、同類の多くとは違い「[[召喚]]関連の行為の成功時に[[発動]]できるという[[発動条件]]」を持たない。~
[[《硫酸のたまった落とし穴》]]、[[《二重の落とし穴》]]に続く3例目である。~

-[[英語名]]の「Treacherous」とは「裏切りをする」「不誠実な」「不安定な」「頼りがいがない」という意味の形容詞である。~

-元々は、海外版[[Crossroads of Chaos]]で追加された10種の海外新規[[カード]]の内の1枚。~

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#d8ca08c4]
-[[落とし穴]]

-[[《使徒喰い虫》]]

-[[《グレイモヤ不発弾》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#teb7dba5]
-[[EXTRA PACK Volume 2]] EXP2-JP030
-[[アドバンスド・トーナメントパック2013 Vol.2]] AT02-JP008

**FAQ [#g236c731]
Q:[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]ですか?~
A:2体の[[モンスター]]を[[対象にとる効果>対象をとる(指定する)効果]]です。(10/02/10)~

Q:[[効果解決時]]に[[対象]]に選択した[[モンスター]]の内1体が[[フィールド]]上に存在しなくなった場合、残りの選択した[[モンスター]]は[[破壊]]されますか?~
A:はい、[[破壊]]されます。(13/01/27)~

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//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。