融合・効果モンスター 星12/闇属性/天使族/攻4000/守4000 天使族・闇属性モンスター×3 このカード名の(1)(3)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。 (1):「堕天使ルシフェル」を素材としてこのカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。 相手フィールドのカードを全て破壊する。 (2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 自分フィールドの天使族モンスターは相手の効果の対象にならない。 (3):自分・相手のメインフェイズに1000LPを払って発動できる。 自分の手札・墓地から天使族モンスター1体を選んで守備表示で特殊召喚する。
RISE OF THE DUELISTで登場する闇属性・天使族の融合モンスター。
《堕天使ルシフェル》を素材として融合召喚に成功した場合に相手フィールドのカードを全て破壊する効果、自分フィールドの天使族が相手の効果の対象にならなくなる効果、手札か墓地から天使族1体を特殊召喚する効果を持つ。
融合素材が闇属性・天使族3体と非常に重い。
《堕天使アスモディウス》で特殊召喚できるトークン2体を含めるか、《堕天使スペルビア》の蘇生効果を使うといった方法でディスアドバンテージを減らしておきたい。
一応、手札で腐っている上級堕天使をまとめて融合素材にして、蘇生手段に繋げる事も可能ではある。
効果こそ天使族サポートだが融合素材の性質上、活躍の場は主に【堕天使】だろう。
《死魂融合》を用いての墓地融合で消費を減らす手もある。
相手ターンに(1)による妨害が可能になる点や、堕天使に多い通常罠と《トラップトリック》や《悪魔嬢マリス》等のサーチ手段を共有できる点で相性が良い。
ただ、【堕天使】において重要な墓地リソースを消耗するのは大きな難点。
《未来融合−フューチャー・フュージョン》によるデッキ融合も考えられるが、流石に現環境ではタイムラグが厳しく現実的ではないだろう。
ただし、1ターン維持できれば墓地アドバンテージを一気に稼げるので、それを目当てにした採用は考えられるか。
(1)は全体除去効果。
強力ではあるが、《堕天使ルシフェル》を融合素材としないと発動できないのが難点。
《堕天使ルシフェル》は特殊召喚できない最上級モンスターで効果も限定的であるため、事故要因になりやすい。
投入枚数を最小限に抑えておき、頃合いを見計らって《堕天使の追放》や《悦楽の堕天使》でサーチし、融合素材とするのがいいだろう。
前者は、堕天使の効果で相手ターンにも適用できるため、《叛逆の堕天使》と合わせて相手ターンでの展開阻害等も可能。
後者は、このカードの融合素材としても利用できるのが特徴。
《堕天使の戒壇》を堕天使の効果で適用する場合には、その堕天使も含めて融合素材が揃い、上記と同じく相手ターンでの融合召喚も狙える。
《堕天使ルシフェル》のリクルート効果を使えれば、疑似的にデッキ融合も可能ではあるが、その場合は特殊召喚した《堕天使ゼラート》の効果で破壊した方が戦闘ダメージが大きい場合も多いだろう。
(2)は天使族への対象耐性付与。
堕天使は手札の消耗が激しいので、場持ちがよくなるのは有用である。
自身も含まれるので高いステータスと合わせて場持ちが良く、堕天使通常罠の効果と併用できれば強固なモンスターとなる。
(3)は手札か墓地からの天使族の特殊召喚。
融合素材として墓地へ送られた天使族が存在するので特殊召喚先の調達は容易い。
蘇生の際の筆頭候補は、やはり天使族の更なる展開に繋がる《堕天使スペルビア》だろう。
その他、手札に持て余している堕天使を特殊召喚するのもよい。
特殊召喚先は堕天使に限定されていないため、枠が許すならば他の天使族も併用できるだろう。
例えば相手の特殊召喚効果にチェーンして《大天使クリスティア》を特殊召喚すれば強力な妨害になり、手札からであれば奇襲性も高い。
注意点として(1)(3)は同一ターンに片方しか発動できないことが挙げられる。
基本的には融合召喚したターンのみにしか使えない(1)を優先し、(3)は次のターン以降に利用する事になるだろう。
相手フィールドの状況的に(1)を使うまでもないと判断した時や、《堕天使ルシフェル》を融合素材にできなかった時には最初から(3)を使えばよい。
また、前述したように《堕天使ルシフェル》は汎用性に欠ける重いモンスターであるため、最初からこれを採用せずに(1)を諦める、と言うのも一つの選択肢だろう。