D−HERO(デステニーヒーロー)

デッキの概要

 闇属性戦士族で統一されたD−HEROを軸にしたデッキ
 墓地に関連する効果を持つ下級モンスターを軸に、大型モンスター特殊召喚していく。

《デステニー・ドロー/Destiny Draw》
通常魔法
手札から「D−HERO」と名のついたカード1枚を捨てて発動できる。
デッキからカードを2枚ドローする。

デッキ構築に際して

D−HEROモンスターについて

 いずれのD−HEROも、デッキを組むうえでの役割分担が明確化されているのが特徴である。
 逆に言えばモンスター間でのシナジーは薄く、他のカードも取り入れなければ強力なデッキを組むのは難しい。

その他のモンスター

魔法・罠カードについて

デッキの種類

 D−HEROには切り札となるモンスターが複数存在する。
 それらを複数枚使う事も可能だが、いずれにせよ構築段階から戦術を明確にしておきたい。

《D−HERO ドグマガイ》《D−HERO Bloo−D》

 3体のリリースが必要な最上級D−HEROを軸としたタイプ。
 一般的な【D−HERO】のフィニッシャーとして両方を使うタイプと、召喚条件が軽い《D−HERO Bloo−D》に特化したタイプに分けられる。
 後者に関しては【Bloo−D】を参照。

 リリースソースとして《ダンディライオン》《スケープ・ゴート》等のモンスタートークン生成カードを採用する。
 《D−HERO ドグマガイ》は可能な限り素早く特殊召喚してライフ・アドバンテージを稼ぎたいが、最低1枚のD−HEROリリースする必要がある点に注意。
 これに関しては《ヒーローアライブ》から《E・HERO プリズマー》を展開してD−HERO扱いにしつつ、《戦士の生還》《オーバー・デステニー》に繋ぐと良い。
 展開手段をレベルモンスターで固めれば、リリースが足りない場合《ズババジェネラル》を代わりにエクシーズ召喚できる。
 《D−HERO ドグマガイ》を装備すれば5400と破格の数値を得られるため、もうひとつのフィニッシャーとなりうる。

《Dragoon D−END》

 融合モンスター【Dragoon D−END】を軸としたビートダウン
 詳しくは該当ページを参照。

《D−HERO ドレッドガイ》

 他2種の最上級D−HEROと違い、召喚制限がないモンスターである。
 通常召喚では効果が十分に発揮できず、何よりディスアドバンテージが激しすぎるので特殊召喚が基本となる。
 専用サポートとして《幽獄の時計塔》があるが、高速化した現環境では使用に若干難が出てきている。
 使用する場合は《D−HERO ドレッドサーヴァント》《エターナル・ドレッド》カウンターを乗せた後、フィールド魔法の上書きか全体除去に巻き込むと良い。

 前者の場合、《トレード・イン》を共有できる《古代の機械巨竜》《歯車街》が利用できる。
 後者は《デブリ・ドラゴン》から《D−HERO ドレッドサーヴァント》蘇生《ブラック・ローズ・ドラゴン》シンクロ召喚すると効率的。
 また《デブリ・ドラゴン》《D−HERO ディフェンドガイ》の組み合わせや、《オーバー・デステニー》などを用いて《恐牙狼 ダイヤウルフ》エクシーズ召喚するという手もある。
 また《幽獄の時計塔》だけでなく、《D−HERO ダッシュガイ》《D−HERO ドゥームガイ》などで特殊召喚する手段も用いたい。

 召喚後は高い攻撃力を持たせる為、《D−HERO ダイヤモンドガイ》《D−HERO ダッシュガイ》数体を場に留めておく。
 特殊召喚した後に《オーバー・デステニー》《つり天井》《激流葬》等を発動するコンボも有効。

【ダイヤモンドガイ】

 《D−HERO ダイヤモンドガイ》を軸としたコントロールデッキ
 詳しくは該当ページを参照。

デッキの派生

【デステニーライダー】

 フィニッシャーとして《光と闇の竜》を投入したビートダウン
 詳しくは該当ページを参照。

このデッキの弱点

 D−HERO墓地に関連する効果が多く、特殊召喚を多用するので除外特殊召喚封じに弱い。
 下級D−HEROステータスが低く、戦闘破壊されやすい他、《スキルドレイン》《魔のデッキ破壊ウイルス》等も脅威。
 D−HERO闇属性戦士族で統一されており、それらへのメタである《聖なるあかり》《暗闇を吸い込むマジック・ミラー》《サイファー・スカウター》《パペット・プラント》《戦士抹殺》等も厄介。

このデッキの歴史

 ENEMY OF JUSTICEでの初登場以降、POWER OF THE DUELISTデュエリストパック−エド編−にて大幅に強化され、実戦レベルに到達した。
 それに伴い、関連カード《D−HERO ディスクガイ》《D−HERO ディアボリックガイ》《デステニー・ドロー》と条件の緩いアドバンテージ獲得カードが増加。
 これらのカードが他のデッキ出張する形が増え、殆どが規制されてしまった。
 運命を操るはずのD−HERO制限改訂という運命に翻弄され続け、純粋な【D−HERO】使いにとっては悪夢のような状態であった。
 現在はカードプールの増加により出張も比較的落ち着き、《デステニー・ドロー》制限解除されている。

代表的なカード

関連リンク