DD(ディーディー)

デッキの概要

 週刊少年ジャンプ(2014年36号) 付属カードで登場したDDと名のついた悪魔族とそのサポートカード契約書を中心としたビートダウンデッキ
 契約書DDをサポートし、特殊召喚効果を利用した大量展開で相手を圧倒する。
 ダメージを受けるデメリットのあるカードも多いため、いかにダメージを減らすかも問題となる。

《DD魔導賢者ケプラー/D/D Savant Kepler》
ペンデュラム・効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻   0/守   0
【Pスケール:青10/赤10】
(1):自分は「DD」モンスターしかP召喚できない。
この効果は無効化されない。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。
このカードのPスケールを2つ下げる(最小1まで)。
その後、このカードのPスケール以上のレベルを持つ、
「DD」モンスター以外の自分フィールドのモンスターを全て破壊する。
【モンスター効果】
「DD魔導賢者ケプラー」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカード以外の自分フィールドの「DD」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
●デッキから「契約書」カード1枚を手札に加える。
《DDD神託王ダルク/D/D/D Oracle King d'Arc》
融合・効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2800/守2000
「DD」モンスター×2
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分にダメージを与える効果は、自分のLPを回復する効果になる。
《地獄門の契約書/Dark Contract with the Gate》
永続魔法
「地獄門の契約書」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「DD」モンスター1体を手札に加える。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。
自分は1000ダメージを受ける。

デッキ構築に際して

モンスターカードについて

DD下級モンスター

DD上級モンスター

DD最上級モンスター
 《DDD制覇王カイゼル》以外はペンデュラムモンスターである。

DD以外のモンスター

エクストラデッキについて

DDDモンスター
 DDモンスター契約書効果を利用すれば容易に特殊召喚でき、このデッキの主力となる。

DDD以外のエクストラデッキモンスター
 ここでは、【DD】とのシナジーがある程度期待できるモンスターに絞って紹介する。

魔法・罠カードについて

DDサポートカード

―その他相性の良い魔法・罠カード

戦術

 契約書を駆使してDDサーチし、《DDスワラル・スライム》《DDネクロ・スライム》《DDD烈火王テムジン》融合召喚し、それぞれの特殊召喚を連鎖的に行って大量展開につなぐのが基本となる。
 例えば、《DDD壊薙王アビス・ラグナロク》ペンデュラムゾーンに出してから上記の方法で《DDD烈火王テムジン》を出すと、DD蘇生されて《DDD烈火王テムジン》効果トリガーとなり、3枚の手札から3体のモンスターが出てくることになる。

 その後はチューナーを絡めてシンクロ召喚したり、エクシーズ召喚に繋ぐなどかなり複雑な動きになる。
 蘇生効果を持つものが多い都合上、墓地になるべくDDを置いておく必要があり、《DDスワラル・スライム》墓地肥やしを行いつつ展開を行えるために特に優先してサーチしておきたい。

デッキの種類

レベル7ペンデュラム召喚(《DDD制覇王カイゼル》)軸

 《DDプラウド・オーガ》を利用した《DDD制覇王カイゼル》《DDD反骨王レオニダス》《霞の谷の巨神鳥》等のレベルモンスターペンデュラム召喚を主力とするデッキ
 《DDプラウド・オーガ》《DDD死偉王ヘル・アーマゲドン》ペンデュラム効果を合わせると《DDD制覇王カイゼル》攻撃力4100での3回攻撃となり容易に1ターンキルが狙える。

レベル8ペンデュラム召喚軸

 スケール10の《DD魔導賢者ニュートン》《DD魔導賢者ケプラー》によりDDレベルモンスターを展開するデッキ
 DDレベルモンスターは現在3体のモンスターが該当し、《トレード・イン》等のドローソースに対応している。
 ペンデュラム召喚以外にも《DD魔導賢者トーマス》によるリクルート《DDD壊薙王アビス・ラグナロク》による蘇生と柔軟に対応できる。

デッキの派生

【メタビート】型

 《スキルドレイン》《虚無空間》といった妨害系の永続罠を採用した【メタビート】寄りの構築。
 相手ターンはそれらで相手の動きを制限しつつ、こちらのターンではそれらを《誤封の契約書》無効にして展開を行う。
 自分ターンには《誤封の契約書》相手罠カード無効になっており、展開の安定性が大きく増す。
 また、ペンデュラムモンスターを軸にする事で、《虚無空間》自壊をある程度抑える事ができる。

 ただし、本来【DD】自体もこれらのメタ要素が刺さるデッキであり、《誤封の契約書》がない状態でそれらを発動すると、こちらも動きにくくなってしまう。
 また、特殊召喚フィールドでのモンスター効果の発動相手ターン中は少ないといっても、全く行わないわけではない。
 これらに該当する《DDD呪血王サイフリート》《DDD怒濤王シーザー》は使い勝手がかなり変わってくるので、併用する際には細心の注意を払いたい。

このデッキの弱点

 墓地カードが少なければ効果を十分に発揮できず、アドバンテージを獲得しにくいため、墓地があまり肥えていない状況では劣勢に陥りやすい。
 《サイクロン》などで契約書破壊されても厳しく、対策は必要となる。
 また、特殊召喚エクストラデッキからの展開を多用する傾向にあるため、特殊召喚に対するメタには非常に弱い。
 そして、契約書によるダメージも決して小さくなく、対策なしで放置しておくとライフポイントがどんどん削られていきそのまま敗北しかねない。
 そのため、逆に相手契約書破壊を妨害されても自爆してしまうので、対策が必要となる。

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