*【&ruby(エレメンタルヒーロー){E・HERO};ビート】 [#nad81bf5]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#ycb8441f] 
 [[融合]]が主戦術の[[【E・HERO】]]と異なり、[[下級モンスター]]を軸とした[[ビートダウン]][[デッキ]]。~
 豊富な[[サーチ]]・[[サルベージ]]・[[除去]]により様々な[[相手]]に対応可能。~

 《E・HERO エアーマン/Elemental Hero Stratos》
 効果モンスター(制限カード)
 星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300
 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
 以下の効果から1つを選択して発動できる。
 ●このカード以外の自分フィールドの
 「HERO」モンスターの数まで、
 フィールドの魔法・罠カードを選んで破壊する。
 ●デッキから「HERO」モンスター1体を手札に加える。

**[[デッキ]]構築に際して [#kce3e9c4]
***[[モンスターカード]]について [#eb1fe420]
 [[サーチ]]・[[サルベージ]]用の[[カード]]が豊富で[[モンスターカード]]の総数を抑えやすい。~

-[[E・HERO]]~
--[[《E・HERO エアーマン》]]~
[[HERO]]の[[サーチ]]と[[魔法・罠除去]]ができる[[必須カード]]。~

--[[《E・HERO アナザー・ネオス》]]~
[[攻撃力]]が高く、様々な[[サポートカード]]に対応する[[アタッカー]]。~

--[[《E・HERO バブルマン》]]~
[[特殊召喚]]の条件は[[魔法・罠カード]]を[[セット]]すれば容易に満たせ、[[エクシーズ召喚]]を狙いやすい。~

--[[《E・HERO オーシャン》]]~
[[環境]]の高速化で活躍し難くなったため、軸にする場合は[[ステータス]]と[[効果の発動]]の遅さを補う[[カード]]を多く用意したい。~

--[[《E・HERO シャドー・ミスト》]]~
[[特殊召喚]]時に[[《マスク・チェンジ》]]を[[サーチ]]でき、[[M・HERO]]を軸にする場合[[必須カード]]となる。~
[[墓地]]へ送られた時の[[HERO]][[サーチ]]も優秀。~

--[[《E・HERO ブレイズマン》]]~
[[《融合》]]を[[サーチ]]でき、この[[デッキ]]でも[[手札融合]]を扱えるようになる。~
[[特殊召喚]]の制約があるが、[[E・HERO]]を[[墓地へ送る]][[効果]]も[[蘇生]]や[[《E・HERO シャドー・ミスト》]]の[[サーチ]]に繋げられる。~

-その他の[[モンスター]]
--[[《フォトン・スラッシャー》]]・[[《H・C 強襲のハルベルト》]]・[[《ゴブリンドバーグ》]]・[[《ブリキンギョ》]]~
いずれも[[エクシーズ素材]]に便利な[[モンスター]]なので、[[デッキ]]に合わせてどれを採用するか考えたい。~

--[[《ライオウ》]]~
[[メタ]]性能が高く[[アタッカー]]にもなるが、[[サーチ]][[カード]]が豊富なこの[[デッキ]]では[[自分]]の首を絞める事もあるので注意。~

--[[《オネスト》]]~
[[《E・HERO アナザー・ネオス》]]等の[[光属性]]の[[戦闘]]補助を行う。~

--[[《BF−精鋭のゼピュロス》]]~
[[《E・HERO バブルマン》]]を[[バウンス]]しての[[自己再生]]が便利な[[エクシーズ素材]]。~

--[[《タスケナイト》]]~
[[効果]][[発動条件]]が[[《E・HERO バブルマン》]]と一致し、[[戦士族]]なので[[エクシーズ素材]]としても有用。~

--[[《召喚僧サモンプリースト》]]~
[[《E・HERO エアーマン》]]・[[《E・HERO シャドー・ミスト》]]等を[[リクルート]]して[[サーチ]]を行え、[[エクシーズ素材]]としても扱いやすい。~
[[手札]][[コスト]]の[[魔法カード]]を確保しやすい点も相性がよい。~

-[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]~
--[[E・HERO]][[融合モンスター]]~
[[メインデッキ]]の[[モンスター]]の関係上、[[融合素材]]の[[カード名]]を指定する[[融合モンスター]]はほとんど扱えないため、[[属性]]を指定する[[融合モンスター]]が中心となる。~
できれば[[《超融合》]]用に各[[属性]]を用意したいが、[[エクストラデッキ]]の枠の問題もあるので、[[環境]]と自分の扱う[[モンスター]]に応じて必要な[[属性]]を絞りたい。~

--[[M・HERO]]~
[[《マスク・チェンジ》]]を採用する場合こちらも必要になる。~
[[E・HERO]][[融合モンスター]]同様、こちらも使う[[属性]]を絞りたい。~

--[[《機甲忍者ブレード・ハート》]]・[[《H−C エクスカリバー》]]~
いずれも[[手札]]から[[特殊召喚]]でき、[[攻撃力]]の低い[[《E・HERO バブルマン》]]と好相性。~
後者は[[エクシーズ素材]]を一気に2つ消費するので[[《ミラクル・フュージョン》]]に繋げやすい。~
状況によって使い分けたい。~

***[[魔法・罠カード]]について [#d65ecc63]
 [[モンスターカード]]は少なめで済むので多彩な[[魔法・罠カード]]を採用可能。~
 [[【罠ビート】]]や[[【メタビート】]]等も参考に、主軸の[[カード]]に合わせて相性の良い[[カード]]を選びたい。~

-[[E・HERO]][[サポートカード]]~
--[[《増援》]]・[[《E−エマージェンシーコール》]]・[[《ヒーローアライブ》]]~
[[キーカード]]の[[《E・HERO エアーマン》]]等を[[サーチ]]・[[リクルート]]可能。~
採用する[[モンスター]]の絶対数も少なく、基本的にフル積み推奨。~

--[[《ミラクル・フュージョン》]]~
[[E・HERO]]の[[墓地融合]]が行え、主に[[《E・HERO アブソルートZero》]]や[[《E・HERO The シャイニング》]]は[[攻撃力]]が高く、[[除去]]されても[[アドバンテージ]]を失いにくい。~
[[墓地アドバンテージ]]を失うので、[[《E・HERO オーシャン》]]や[[《ヒーロー・ブラスト》]]との兼ね合いに注意。~

--[[《マスク・チェンジ》]]~
[[M・HERO]]を[[特殊召喚]]する[[速攻魔法]]で、主に[[《M・HERO アシッド》]]や[[《M・HERO ダーク・ロウ》]]は強力な[[効果]]を持ち、追撃にも使える。~
[[HERO]]ごとこの[[カード]]を[[サルベージ]]できる[[《マスク・チャージ》]]も存在する。

--[[《デュアルスパーク》]]~
[[《E・HERO アナザー・ネオス》]]を[[リリース]]して[[除去]]と[[ドロー]]を行う[[速攻魔法]]で、[[サクリファイス・エスケープ]]や[[エンドサイク]]のような使い方が出来る。~

--[[《ヒーロー・ブラスト》]]~
[[《E・HERO アナザー・ネオス》]]を[[サルベージ]]でき、[[相手]][[モンスター]]を[[破壊]]出来れば[[1:2交換>1:1交換]]になる。~

--[[《摩天楼 −スカイスクレイパー−》]]・[[《摩天楼2−ヒーローシティ》]]~
[[E・HERO]]の[[戦闘]]を補助する[[フィールド魔法]]。~
前者は[[《E・HERO キャプテン・ゴールド》]]で[[サーチ]]可能。~
後者は[[ステータス]]の低い[[《E・HERO オーシャン》]]や[[《E・HERO ワイルドマン》]]等と相性が良い。~

-その他の[[魔法・罠カード]]~
--[[《強欲で謙虚な壺》]]~
[[特殊召喚]]を多用しない[[《E・HERO アナザー・ネオス》]]軸等では採用しやすい。~

--[[《超融合》]]~
[[手札コスト]]は痛いが、[[相手]][[モンスター]]を[[融合素材]]に使える[[速攻魔法]]。~
事実上の[[モンスター除去]]になり、追撃にも使える他、[[ミラーマッチ]]では[[相手]][[モンスター]]だけでの[[融合]]も可能。~

--[[《スキルドレイン》]]~
[[《E・HERO アナザー・ネオス》]]や[[《E・HERO キャプテン・ゴールド》]]と相性が良い。~
[[《E・HERO エアーマン》]]はこの[[カード]]の[[発動]]前に使っておこう。~

**戦術 [#u20f0d5a]
 [[サーチ]][[カード]]で[[モンスター]]を用意し、各種[[融合モンスター]]や[[エクシーズモンスター]]等で[[ビートダウン]]を行う。~
 [[相手]]の展開や大型[[モンスター]]には、各種[[除去]]や[[《ミラクル・フュージョン》]]・[[《超融合》]]・[[《マスク・チェンジ》]]等で対抗する。~

**[[デッキ]]の種類 [#p27bf5dd]
***【光デュアル】 [#aa28a769]
 [[《E・HERO アナザー・ネオス》]]が軸のタイプ。~
 [[《デュアルスパーク》]]・[[《ヒーロー・ブラスト》]]・[[《超融合》]]等[[フリーチェーン]]の[[除去]]に長ける他、[[《スキルドレイン》]]とも好相性。~
 [[デュアル]]の名を冠するが、[[デュアル]]関連の[[必須カード]]は[[《E・HERO アナザー・ネオス》]]と[[《デュアルスパーク》]]のみ。~
 [[【デュアル】]]方面へ寄せたい場合は、[[攻撃力]]の高い[[《クルセイダー・オブ・エンディミオン》]]や[[《エヴォルテクター シュバリエ》]]を追加すると良い。~

***【アライブHERO】 [#x3e4b03c]
 [[《E・HERO バブルマン》]]が軸のタイプ。~
 [[ランク]]4[[エクシーズ召喚]]に特化しており、[[《機甲忍者ブレード・ハート》]]や[[《H−C エクスカリバー》]]等の[[戦士族]][[エクシーズモンスター]]を[[フィニッシャー]]とする。~

+[[《ヒーローアライブ》]]で[[《E・HERO エアーマン》]]を[[デッキ]]から[[特殊召喚]]し、[[《E・HERO バブルマン》]]を[[サーチ]]する。~
+[[《E・HERO バブルマン》]]を[[特殊召喚]]し、[[《E・HERO エアーマン》]]とで[[《機甲忍者ブレード・ハート》]]か[[《H−C エクスカリバー》]]を[[エクシーズ召喚]]する。~
+[[エクシーズ素材]]として取り除かれた[[《E・HERO エアーマン》]]か[[《E・HERO バブルマン》]]を[[《死者蘇生》]]や[[《戦士の生還》]]で再利用する。~
+最後にもう一体[[レベル]]4[[モンスター]]を[[召喚]]し、再度上記の[[エクシーズモンスター]]を[[エクシーズ召喚]]する。~

 これで4000[[ダメージ]]以上を狙える[[モンスター]]が二体並び、[[1ターンキル]]が成立するので、上記の流れを作るために[[モンスターカード]]は最小限に抑えたい。~
 [[E・HERO]]以外では、[[《BF−精鋭のゼピュロス》]]等の[[特殊召喚]][[効果]]を[[内蔵]]した[[レベル]]4[[モンスター]]の採用を検討したい。~

 [[《E・HERO エアーマン》]]や[[《ヒーローアライブ》]]のおかげで、[[1ターンキル]][[デッキ]]でありながら[[手札事故]]が怖くない。~
 むしろ[[《E・HERO バブルマン》]]の[[特殊召喚]]や、[[《ヒーローアライブ》]]の[[発動条件]]から[[手札]]は[[魔法・罠カード]]のみの方が良い。~
 [[手札]]消費の激しさや、[[《ヒーローアライブ》]]の[[ライフコスト]]から[[攻撃]]を防がれると厳しい。~

***【オーシャンビート】 [#ceeb0194]
 [[《E・HERO オーシャン》]]が軸のタイプ。~
 [[《E・HERO エアーマン》]]を[[《E・HERO オーシャン》]]の[[効果]]で使い回す。~
 [[手札]]に[[モンスター]]が余りやすいので[[手札コスト]]が必要な[[カード]]を使いやすく、[[手札コスト]]にした[[モンスター]]を[[《リビングデッドの呼び声》]]等で[[蘇生]]するのも良い。~
 [[墓地]]に依存するため[[墓地]][[除外]]は天敵で、採用率の高い[[《D.D.クロウ》]]には[[《天罰》]]・[[《ヒーローズルール2》]]・[[《透破抜き》]]等の対策を用意したい。~
 [[《E・HERO オーシャン》]]を守る[[カード]]で[[相手]]の[[攻撃]]を防げるので、[[《摩天楼 −スカイスクレイパー−》]]や[[《E・HERO ワイルドマン》]]等も使いやすい。~

***【M・HERO】 [#qa5bf764]
 [[M・HERO]]を軸に戦うタイプ。~
 [[《ヒーローアライブ》]]や[[《召喚僧サモンプリースト》]]等で、[[《E・HERO シャドー・ミスト》]]を積極的に[[特殊召喚]]し[[《マスク・チェンジ》]]を活用する。~
 [[《M・HERO ダーク・ロウ》]]の拘束力が強く、[[《マスク・チェンジ》]]後は[[《E・HERO シャドー・ミスト》]]の[[サーチ]][[効果]]で[[エクシーズ召喚]]に切り替えて戦うことも可能である。~
 [[《M・HERO アシッド》]]で[[伏せカード]]を[[破壊]]し、[[《M・HERO ダイアン》]]や[[《M・HERO カミカゼ》]]、[[《M・HERO 闇鬼》]]の[[戦闘破壊]]で[[アドバンテージ]]を稼ぐことができる。~
 ただし[[M・HERO]]の分まで[[エクストラデッキ]]の枠を割かなければならないことに注意したい。~


**この[[デッキ]]の弱点 [#s5ce6ee5]
 [[デッキ]]の多くを[[魔法カード]]や[[サーチ]][[カード]]が占め、それらを妨害する[[《ライオウ》]]や[[魔法カード]]封じは天敵。~
 [[《ライオウ》]]は[[《E・HERO アナザー・ネオス》]]で[[相打ち]]を狙え、[[魔法カード]]封じは[[《ナチュル・ビースト》]]等[[チェーンブロック]]を作る[[モンスター]]なら[[《超融合》]]で[[除去]]可能。~
 [[E・HERO]][[メタ]]の[[《超融合》]]や、[[戦士族]][[メタ]]の[[《サイファー・スカウター》]]・[[《パペット・プラント》]]等も厄介で、後者は[[戦士族]]以外の[[エクシーズモンスター]]で対処したい。~

**この[[デッキ]]の歴史 [#uf392230]
 第5期までは[[《E・HERO オーシャン》]]で[[《E・HERO エアーマン》]]を使い回し[[アドバンテージ]]を取る、いわゆる[[【オーシャンビート】>#ceeb0194]]が主流であった。~
 [[《デュアルスパーク》]]登場後は[[メタ]]に寄せた[[【光デュアル】>#aa28a769]]が注目され、主軸は[[《E・HERO オーシャン》]]から[[《E・HERO アナザー・ネオス》]]へと移った。~
 元々[[サーチ]][[カード]]が豊富で[[モンスター]]の採用数を一桁に抑える事も可能で、[[【メタビート】]]の代表格として[[シンクロ召喚]]により高速化が進む[[環境]]でも健闘した。~

 [[《E・HERO ガイア》]]を皮切りに[[E・HERO]]と各[[属性]]の[[モンスター]]が[[融合素材]]の[[E・HERO]]が次々登場し、[[《E・HERO エスクリダオ》]]登場後はほぼ全ての[[モンスター]]と[[E・HERO]]が[[融合]]可能になる。~
 これにより[[《超融合》]]が[[モンスター除去]]能力を持ち、[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]であらゆる[[モンスター]]を[[墓地へ送る]]事が可能になった。~
 その後[[《機甲忍者ブレード・ハート》]]・[[《H−C エクスカリバー》]]の登場で爆発力を上げ、[[《ヒーローアライブ》]]・[[《E・HERO バブルマン》]]を用いた[[エクシーズ召喚]]を行う[[【アライブHERO】>#x3e4b03c]]も作られた。~
 [[1ターンキル]][[デッキ]]としての性質が強くなり、同時期の[[環境]]トップである[[【甲虫装機】]]とも比較的相性が良く、第7期後半から[[エクシーズ召喚]]寄りの【E・HEROビート】が活躍した。~
 この結果[[2012年9月1日>禁止・制限カード/2012年9月1日]]に[[《E−エマージェンシーコール》]]・[[《ヒーローアライブ》]]・[[《強欲で謙虚な壺》]]が[[準制限カード]]、[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]が[[禁止カード]]となった。~
 現在は[[《E−エマージェンシーコール》]]・[[《強欲で謙虚な壺》]]・[[《ヒーローアライブ》]]が[[制限解除]]されている。~

**サンプルレシピ [#dd7fcbfd]
-【ヒーロービート】~
パブリック徳庵店公認大会優勝~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=1273~

-【ヒーロービート】~
第2回トークン収穫祭2位チーム大将~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=1297~

-【オーシャンビート】~
2007年度日本代表最終選考会ベスト32~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=481~

-【オーシャンビート】~
第57回フロンティアカップ優勝~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=594~

-【ヒーロービート】~
10.05.01 第1回新潟チャンピオンシップ 3位~
http://ocg.xpg.jp/deck/deck.fcgi?ListNo=371~

**代表的なカード [#i05afcfd]
-[[《E・HERO アナザー・ネオス》]]
-[[《E・HERO エアーマン》]]
-[[《E・HERO オーシャン》]]
-[[《E・HERO シャドー・ミスト》]]
-[[《E・HERO バブルマン》]]

**関連リンク [#a30704a6]
-[[HERO]]
-[[E・HERO]]

-[[【戦士族】]]
-[[【E・HERO】]]
-[[【ネオスビート】]]
-[[【メタビート】]]

-[[デッキ集]]