*【Ｅ・ＨＥＲＯ融合】 [#zd59aa70] [[Ｅ・ＨＥＲＯ]]を中心とした[[【正規融合】]][[デッキ]]。~ 展開力と[[デッキ圧縮]]に優れ、回れば他の[[デッキ]]ではなかなか追いつけない爆発力を発揮する。~ サポートカードも多く、[[融合]]を主軸にする[[デッキ]]としては屈指の強さを誇る。~ **基本戦術 [#m9e686e9] まず、[[ドロー]]・[[サーチ]]・[[デッキ圧縮]]カードの多用で[[デッキ]]内の[[魔法カード]]比率・[[墓地]]の[[モンスター]]比率を高める。~ 準備が整ったところで[[融合]][[Ｅ・ＨＥＲＯ]]を次々[[召喚]]し相手を[[ビートダウン]]する、と流れは単純。~ 大量に[[墓地]]にカードを送った後は、切り札[[《ミラクル・フュージョン》]]の出番となる。~ 《Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン》 効果モンスター 星４/風属性/戦士族/攻1800/守 300 このカードの召喚、特殊召喚に成功した時、 次の効果から１つを選択して発動する事ができる。 ●自分フィールド上に存在するこのカードを除く「ＨＥＲＯ」と名のついたモンスターの数まで、 フィールド上の魔法、罠カードを破壊する事ができる。 ●自分のデッキから「ＨＥＲＯ」と名のついたモンスター１体を選択して手札に加える。 《沼地の魔神王/King of the Swamp》 効果モンスター 星３/水属性/水族/攻 500/守1100 このカードを融合素材モンスター１体の代わりにする事ができる。 その際、他の融合素材モンスター１体は正規のものでなければならない。 また、このカードを手札から墓地に捨てる事で、 デッキから「融合」魔法カードを手札に加える。 その後デッキをシャッフルする。 《未来融合−フューチャー・フュージョン/Future Fusion》 永続魔法 自分のデッキから融合モンスターカードによって決められたモンスターを 墓地へ送り、融合デッキから融合モンスター１体を選択する。 発動後２回目の自分のスタンバイフェイズ時に選択した融合モンスターを 自分フィールド上に特殊召喚する（この特殊召喚は融合召喚扱いとする）。 このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。 そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。 《Ｅ−エマージェンシーコール/E - Emergency Call》 [#r53dd976] 通常魔法 自分のデッキから「Ｅ・ＨＥＲＯ」と名のついたモンスター１体を手札に加える。 《増援/Reinforcement of The Army》 通常魔法（準制限カード） デッキからレベル４以下の戦士族モンスター１体を手札に加え、 デッキをシャッフルする。 **[[デッキ]]の主力[[モンスター]] [#u03c4d7b] 正規の[[Ｅ・ＨＥＲＯ]]で[[デッキ]]に入れるのは、[[《Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン》]]、次いで[[《Ｅ・ＨＥＲＯ スパークマン》]][[《Ｅ・ＨＥＲＯ ワイルドマン》]]を加えた３体が最優先であろう。~ [[《Ｅ・ＨＥＲＯ スパークマン》]][[《Ｅ・ＨＥＲＯ ワイルドマン》]]は単体の能力もそこそこであり、切り札級[[融合モンスター]]の[[融合素材]]としての役目も担っている。~ [[《Ｅ・ＨＥＲＯ フォレストマン》]][[《Ｅ・ＨＥＲＯ オーシャン》]]も[[《融合》]]補助に大きな役割を果たし、[[《ヒーロー・シグナル》]]から[[《Ｅ・ＨＥＲＯ ジ・アース》]]の高速[[《融合》]]もできる。~ 《Ｅ・ＨＥＲＯ スパークマン/Elemental Hero Sparkman》 通常モンスター 星４/光属性/戦士族/攻1600/守1400 様々な武器を使いこなす、光の戦士のＥ・ＨＥＲＯ。 聖なる輝きスパークフラッシュが悪の退路を断つ。 《Ｅ・ＨＥＲＯ ワイルドマン/Elemental Hero Wildheart》 効果モンスター 星４/地属性/戦士族/攻1500/守1600 このカードは罠の効果を受けない。 《Ｅ・ＨＥＲＯ オーシャン》 効果モンスター 星４/水属性/戦士族/攻1500/守1200 １ターンに１度だけ自分のスタンバイフェイズ時に発動する事ができる。 自分のフィールド上または墓地から「ＨＥＲＯ」と 名のついたモンスター１体を持ち主の手札に戻す。 [[融合]]こそできないものの[[《Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン》]]は１枚で[[《Ｅ−エマージェンシーコール》]]と[[《Ｒ−ライトジャスティス》]]を兼ねる万能カード。~ 限定カードではあるが、[[ガジェット]]のような使い方も可能であるため、このカード３枚の投入は必須となる。~ [[《Ｅ・ＨＥＲＯ スパークマン》]]は辛うじて[[アタッカー]]として通用する[[攻撃力]]1600を誇る。~ また[[融合]]先の[[《Ｅ・ＨＥＲＯ シャイニング・フレア・ウィングマン》]]が[[フィニッシャー]]として活躍する。~ 専用の[[装備カード]][[《スパークガン》]]も、[[《エネミーコントローラー》]]３回分と悪くない性能である。 [[《Ｅ・ＨＥＲＯ ワイルドマン》]]は[[守備力]]1600とそれなりに場持ちがよく、[[罠カード]]が効かない[[効果]]を持つ。~ また[[融合]]形態の[[《Ｅ・ＨＥＲＯ ワイルドジャギーマン》]]も高い[[攻撃力]]にして[[全体攻撃]]が可能。~ 大多数の[[Ｅ・ＨＥＲＯ]]とは一線を隔する性能を有している。 その他の[[Ｅ・ＨＥＲＯ]]も[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]をフル活用するためにも投入しておきたい。~ ただし、スペースの関係と[[《Ｅ・ＨＥＲＯ エリクシーラー》]]の[[効果]]で再利用できることを考えると各々１枚で十分だろう。~ [[Ｅ・ＨＥＲＯ]][[融合]]体は、主戦力となる[[《Ｅ・ＨＥＲＯ シャイニング・フレア・ウィングマン》]][[《Ｅ・ＨＥＲＯ ワイルドジャギーマン》]]は各３枚、最低でも２枚は用意しておきたい。~ 《Ｅ・ＨＥＲＯ シャイニング・フレア・ウィングマン/Elemental Hero Shining Flare Wingman》 融合・効果モンスター 星８/属性/戦士族/攻2500/守2100 「Ｅ・ＨＥＲＯフレイム・ウィングマン」＋「Ｅ・ＨＥＲＯスパークマン」 このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。 このカードの攻撃力は、自分の墓地の「Ｅ・ＨＥＲＯ」という名のついた カード１枚につき３００ポイントアップする。 このカードが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、 破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。 《Ｅ・ＨＥＲＯ ワイルドジャギーマン/Elemental Hero Wildedge》 融合・効果モンスター 星８/地属性/戦士族/攻2600/守2300 「Ｅ・ＨＥＲＯワイルドマン」＋「Ｅ・ＨＥＲＯエッジマン」 このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。 相手フィールド上の全てのモンスターに１回ずつ攻撃をする事ができる。 他、[[融合召喚]]の幅を広げるため[[《Ｅ・ＨＥＲＯ フレイム・ウィングマン》]][[《Ｅ・ＨＥＲＯ サンダー・ジャイアント》]]や[[《Ｅ・ＨＥＲＯ ワイルド・ウィングマン》]][[《Ｅ・ＨＥＲＯ ネクロイド・シャーマン》]]等を可能な限り投入しておきたい。~ [[《記憶破壊者》]]に対するリスクは大きいが、それは【Ｅ・ＨＥＲＯ融合】が負う性なので、中途半端に枚数を削るより応用力を優先したい。~ [[Ｅ・ＨＥＲＯ]]以外の[[モンスター]]は[[《沼地の魔神王》]]が[[必須>必須カード]]。~ １枚で[[《融合》]]と[[融合素材代用モンスター]]に変換できるという高い[[汎用性]]を持つ。~ ただし、[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]で[[融合素材]]にすることはできないことに注意したい。~ ~ 安定性を高めたいなら[[スタンダード]]向きの[[モンスター]]もある程度は違和感なく採用できる。~ [[《増援》]]に対応する[[《異次元の女戦士》]][[《Ｄ.Ｄ.アサイラント》]][[《ならず者傭兵部隊》]]のような汎用[[戦士族]][[モンスター]]や[[《サイバー・ドラゴン》]]等。~ [[除外]]・[[破壊]][[効果]]や[[アタッカー]]の[[特殊召喚]]などは[[融合]]できない状況での[[攻撃力]]の不足を補うことが可能。~ 状況によって[[《サイバー・ツイン・ドラゴン》]][[《サイバー・エンド・ドラゴン》]]も[[融合召喚]]できる。~ [[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]で[[融合モンスター]]が[[罠カード]]の影響を受けるのを防ぐのもよい。~ ~ [[《サイバー・ドラゴン》]][[《融合》]]両面の補助として[[《融合呪印生物−光》]]を使うという選択肢もある。~ ただ、[[《Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン》]][[《Ｅ・ＨＥＲＯ スパークマン》]][[《Ｅ・ＨＥＲＯ ワイルドマン》]]以外の[[Ｅ・ＨＥＲＯ]]の採用が厳しくなってしまう。~ ~ [[墓地]]の[[魔法カード]]を[[サルベージ]]できる[[《聖なる魔術師》]]も利便性は高い。~ [[《融合》]]で減った[[手札]]の補充と[[《ミラクル・フュージョン》]]のための[[墓地]]肥やしを同時に行ってくれる[[《メタモルポット》]]も助けとなるだろう。~ **[[デッキ]]の主力[[魔法>魔法カード]]・[[罠>罠カード]] [#h416565f] [[融合]]主体の[[デッキ]]ということで[[《融合》]]は重要。~ しかしそれ以上に[[キーカード]]となるのは[[《ミラクル・フュージョン》]]である。 《ミラクル・フュージョン/Miracle Fusion》 通常魔法 自分のフィールド上または墓地から、融合モンスターカードによって 決められたモンスターをゲームから除外し、「Ｅ・ＨＥＲＯ」という 名のついた融合モンスター１体を融合デッキから特殊召喚する。 （この特殊召喚は融合召喚扱いとする） 終盤、絶体絶命の状況で[[ドロー]]すれば、相手[[モンスター]]を一掃する[[《Ｅ・ＨＥＲＯ ワイルドジャギーマン》]]や成長した[[《Ｅ・ＨＥＲＯ シャイニング・フレア・ウィングマン》]]を[[召喚]]できる。~ まさに逆転の「奇跡」を連れて来てくれるだろう。~ また[[制限カード]]ながら、[[融合召喚]]・[[デッキ圧縮]]・[[墓地]]肥やしを一枚でこなす[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]は是非入れておきたい。~ ~ [[《Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン》]]を[[サルベージ]]できる[[《戦士の生還》]]も採用範囲内。~ また[[水属性]]限定[[サルベージ]]魔法の[[《サルベージ》]]も候補に挙がる。~ [[《沼地の魔神王》]][[《Ｅ・ＨＥＲＯ オーシャン》]][[《Ｅ・ＨＥＲＯ バブルマン》]]と案外回収対象は多い。~ １枚消費で２枚[[サルベージ]]できるため、入れておけば[[《融合》]]の役に立つこともあるだろう。~ ~ 採用する[[Ｅ・ＨＥＲＯ]]を限定するが、[[《高等儀式術》]]との[[コンボ]]も可能。~ [[Ｅ・ＨＥＲＯ]]には[[通常モンスター]]が多いため、相性が良い。~ [[レベル]]８[[儀式モンスター]]を選択すれば[[《Ｅ・ＨＥＲＯ スパークマン》]][[《Ｅ・ＨＥＲＯ クレイマン》]]を[[墓地に送る]]ことが可能。~ [[《ライカン・スロープ》]]を選択すれば[[《Ｅ・ＨＥＲＯ フェザーマン》]][[《Ｅ・ＨＥＲＯ バーストレディ》]]を使うこともできる。~ 双方を混合するのなら、[[《Ｅ・ＨＥＲＯ シャイニング・フレア・ウィングマン》]][[召喚]]もできなくはない。~ ~ [[Ｅ・ＨＥＲＯ]]のサポートカードも多数存在し、いくつか強力なものもある。~ [[《Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン》]]には劣るが[[Ｅ・ＨＥＲＯ]]を[[デッキ]]から容易に[[サーチ]]できる[[《Ｅ−エマージェンシーコール》]]は優秀。~ [[下級>下級モンスター]][[Ｅ・ＨＥＲＯ]]と[[《異次元の女戦士》]]等汎用[[戦士族]]を[[サーチ]]できる[[《増援》]]も有効。~ ~ [[魔法>魔法カード]]・[[罠>罠カード]]の[[除去]]手段として[[《Ｒ−ライトジャスティス》]]は投入候補として大いに採用を検討できる。~ ただ、[[デッキ]]構築によっては[[汎用性]]の高い[[《砂塵の大竜巻》]]の方が使い易いこともある。~ ~ [[《Ｏ−オーバーソウル》]]は、[[墓地]]からの[[サルベージ]]が容易な[[Ｅ・ＨＥＲＯ]]版[[《死者蘇生》]]ともいうべきカードである。~ ただし、[[通常モンスター]]に限定されずに[[戦士族]]を[[サルベージ]]できる[[《戦士の生還》]]の方が[[汎用性]]は高く、各々状況に応じて投入すべきところである。~ ~ [[《融合》]]を積極的に活用するのであれば[[《融合回収》]]も役に立つが、[[墓地]]の[[融合素材]]を[[除外]]する[[《ミラクル・フュージョン》]]との兼ね合いには注意したい。~ ~ 通常の[[ビートダウン]][[デッキ]]で使われる[[《早すぎた埋葬》]][[《リビングデッドの呼び声》]]などの[[蘇生]]カードはあまり必要ない。~ [[Ｅ・ＨＥＲＯ]][[融合]]体は「[[融合召喚]]でしか[[特殊召喚]]できない」ため、[[墓地]]からの[[蘇生]]ができないからである。~ [[融合素材]]となる[[Ｅ・ＨＥＲＯ]]にしても、[[蘇生]]するよりも[[《ミラクル・フュージョン》]]した方がカード消費が少ないため、[[墓地]]にいた方が都合の良い場合も多い。~ ただし、[[《Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン》]]は[[特殊召喚]]の際にも[[効果]]が誘発する。このためだけに[[《早すぎた埋葬》]][[《リビングデッドの呼び声》]]を投入するのも一つの手。~ 相手の[[エンドフェイズ]]に[[《リビングデッドの呼び声》]]を発動すれば、[[《Ｅ・ＨＥＲＯ フォレストマン》]][[《Ｅ・ＨＥＲＯ オーシャン》]]の[[効果]]も使用できる。~ また[[通常召喚]]できる[[Ｅ・ＨＥＲＯ]]で最大の[[攻撃力]]を誇る[[《Ｅ・ＨＥＲＯ エッジマン》]]を[[蘇生]]すれば、場の制圧に一役買ってくれるだろう。~ ~ 専用の[[フィールド魔法]]も存在する。~ [[《摩天楼 −スカイスクレイパー−》]]は[[Ｅ・ＨＥＲＯ]]の[[攻撃力]]を補助してくれる。~ が、相手の攻撃時には作用しないため、[[必須カード]]と言える程強くも無い。~ むしろ[[ＨＥＲＯ]][[デッキ]]以外でも採用率の高い、相手方の[[《Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン》]]を強化してしまうのが辛いところ。~ [[《摩天楼２−ヒーローシティ》]]は毎ターン[[Ｅ・ＨＥＲＯ]]の[[蘇生]]が可能。~ 当然、[[融合素材]]や[[壁]]の確保ができ、[[《Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン》]][[蘇生]]で[[手札]]が増えるのは有効なサポート。~ またこちらの場合、は相手は[[効果]]を使用できないので安心して[[デッキ]]投入できる。~ だが、ステータスの低い[[Ｅ・ＨＥＲＯ]]は[[融合]]で[[墓地]]に送られることが多いため、[[蘇生制限]]には注意したい。~ ~ [[魔法カード]]の選択肢は目移りするほどだが、[[罠カード]]にはほとんど選択肢はない。~ [[モンスター]]と[[魔法カード]]で激しくスロットを圧迫されるからである。~ [[デッキ圧縮]]の都合上、[[デッキ]]総枚数を多くするのもためらわれる。~ [[制限カード]]の中からは[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]][[《激流葬》]][[《リビングデッドの呼び声》]]が候補に挙がる。~ 特に[[《激流葬》]]は貴重な[[全体除去]]。~ [[《Ｅ・ＨＥＲＯ ワイルドマン》]][[召喚]]時に発動すれば、場を一掃したのち[[直接攻撃]]することもできる。~ 専用カード[[《ヒーロー・シグナル》]]も悪くは無い。主に[[《Ｅ・ＨＥＲＯ オーシャン》]]の補助に使うといいだろう。~ [[《炸裂装甲》]][[《奈落の落とし穴》]]を避けるために[[《王宮のお触れ》]]を積むのは勿論有効。 **この[[デッキ]]の弱点 [#pe3c4c9d] [[《虚無魔人》]][[《王宮の弾圧》]]が場に存在する限り、[[融合召喚]]を含む[[特殊召喚]]は全て封じられてしまう。~ また、[[《融合》]][[《ミラクル・フュージョン》]]という【Ｅ・ＨＥＲＯ融合】の生命線を[[《封魔の呪印》]]で封じられると、完全にパワー負けしてしまう。~ ~ さらに、[[《ミラクル・フュージョン》]][[《貪欲な壺》]][[《融合回収》]]等は[[墓地]]に[[モンスター]]がいなければ死に札になってしまう。~ [[《霊滅術師 カイクウ》]]等の[[墓地]][[リムーブ]][[効果]]や、[[《マクロコスモス》]]等の[[除外]]関連カードを採用する[[デッキ]]は大の苦手。~ [[《ミラクル・フュージョン》]]→[[チェーン]]「[[《Ｄ.Ｄ.クロウ》]]で[[《Ｅ・ＨＥＲＯ フレイム・ウィングマン》]]を[[除外]]」などは正に悪夢と言う他無い。~ [[【墓守】]]等の「[[墓地]]封じ」[[効果]]も、この[[デッキ]]には致命的である。~ **代表的なカード [#naa59ec2] -[[《Ｅ・ＨＥＲＯ エアーマン》]] -[[《Ｅ・ＨＥＲＯ スパークマン》]] -[[《Ｅ・ＨＥＲＯ ワイルドマン》]] -[[《沼地の魔神王》]] -[[《Ｅ・ＨＥＲＯ シャイニング・フレア・ウィングマン》]] -[[《Ｅ・ＨＥＲＯ ワイルドジャギーマン》]] -[[《融合》]] -[[《ミラクル・フュージョン》]] -[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]] -[[《Ｅ−エマージェンシーコール》]] -[[《増援》]] -[[《摩天楼２−ヒーローシティ》]] -[[《戦士の生還》]] **関連リンク [#j29ae7b0] -[[Ｅ・ＨＥＲＯ]] -[[【ネオス融合】]] -[[【正規融合】]] -[[デッキ集]]