《ダーク・フュージョン》《ダーク・コーリング》によるE−HEROの融合召喚を主体とするデッキ。
融合素材に下級E・HERO及び《E−HERO マリシャス・エッジ》が存在するためデッキ自体はHEROデッキである。
融合素材に同じ下級E・HEROを使用する【E・HERO】とは、デッキの構築や運用方法が異なるので注意したい。
正規の融合素材としては下級E・HEROと《E−HERO マリシャス・エッジ》の2系統に分かれる。
下級E・HEROを融合素材とするE−HERO融合モンスターを使用する場合は、《E・HERO フェザーマン》と《E・HERO クレイマン》が優先される。
これらのカードと融合素材代用モンスターだけでE・HEROを融合素材とするE−HERO融合モンスターを網羅することが出来る。
《E−HERO マリシャス・エッジ》を複数枚採用する場合は、《E−HERO マリシャス・エッジ》の生け贄召喚の生け贄として《E−HERO ヘル・ブラット》も投入したい。
融合素材代用モンスターからは岩石族である融合呪印生物が必須となる。
融合呪印生物特有の起動効果は使用できないが、《E−HERO マリシャス・エッジ》・《ダーク・フュージョン》を含めた3枚で、《E−HERO ダーク・ガイア》または《E−HERO マリシャス・デビル》を融合召喚出来る為である。
また、融合呪印生物の属性を統一することで違うギミックを付け加えることも出来る。
E−HEROは《融合》では融合召喚できないため、他の融合召喚をメインにしたデッキでは必須の《沼地の魔神王》の優先度は低くなる。
《E・HERO プリズマー》の効果を多用する場合は、正規の融合素材を多めに採用する必要がある。
融合素材となるモンスターの名前が記載されていない《E−HERO ダーク・ガイア》とは融合召喚するにも融合素材をサーチするにも相性が悪い。
現在、下級E・HEROを融合素材とするE−HEROは、全てレベル6以上である。
そのE−HEROと融合素材代用モンスターを融合素材として《ダーク・コーリング》を発動すれば、《E−HERO マリシャス・エッジ》なしで《E−HERO マリシャス・デビル》を融合召喚可能となる。
《E・HERO エアーマン》は必須カードである。
HEROデッキであるこのデッキでは、HEROサーチ・伏せカード除去もこなすアタッカーとして非常に強力である。
また、融合素材モンスターをどこに集めるかによって《E・HERO プリズマー》と《E・HERO オーシャン》を使い分けたい。
《E・HERO プリズマー》は条件付きの《おろかな埋葬》の効果を持ち、融合素材の代用の役割も担える。
しかし、ただ召喚しただけでは攻撃力1700のモンスターであるため確実に次の手が打てる時に召喚したいモンスターである。
《E・HERO オーシャン》は、【E・HEROビート】では、キーとなるモンスターである。
《E・HERO エアーマン》の効果を使いまわす際や墓地に行ったHEROを手札に戻しフィールドに再び召喚する際には有効なモンスターである。
その他採用される可能性があるHEROとしては、通常モンスターである《E・HERO スパークマン》、罠の効果を受けない《E・HERO ワイルドマン》、悪魔族に強力な効果を与える《E−HERO ヘル・ゲイナー》などである。
《クリッター》《聖なる魔術師》《魔導戦士 ブレイカー》などの汎用性の高いカードも投入が考慮される。
スペースがあれば【E・HERO】同様に《異次元の女戦士》《ならず者傭兵部隊》などで《増援》の幅を広げるのもいいだろう。
悪魔族であることを生かすなら、厄介な効果モンスターを封じる《冥界の魔王 ハ・デス》や、墓地のE−HEROをコストにできる《ダーク・ネクロフィア》の投入も考慮される。
《E−HERO ヘル・ゲイナー》《E−HERO マリシャス・デビル》《E−HERO ダーク・ガイア》とのシナジーにも注目したい。
しかし、これらを優先する場合、【悪魔族】にE−HEROを投入したほうが良さそうである。
《ダーク・フュージョン》《ダーク・コーリング》は必須。
とはいえ、《ダーク・フュージョン》《ダーク・コーリング》を両方とも使用する場合は、強力な融合モンスターを2体同時に並べることも可能だが事故を起こす場合も考えられる。
融合素材モンスターをフィールドに召喚して戦闘も行うのか、墓地へ送るのかをよく見極めた上で投入枚数を決定したい。
《増援》《E−エマージェンシーコール》は融合素材をサーチする為に大いに活躍してくれる。
《戦士の生還》は、《異次元の女戦士》など汎用性の高い戦士族や融合素材となるE・HERO達をサルベージすることができる。
《E・HERO エアーマン》サルベージからE−HEROのサーチに繋げられることも覚えておきたい。
《R−ライトジャスティス》は効果に場のE−HEROは影響しない事に注意。
デッキ構築やメタに応じて《砂塵の大竜巻》と使い分けるべきだろう。
《O−オーバーソウル》の投入も考えられる。
融合素材にE・HEROの通常モンスターが投入されるため比較的蘇生対象は多い。
蘇生したE・HEROでの戦線の維持や、《E−HERO マリシャス・エッジ》の生け贄召喚につなげる戦術に使えるだろう。
生け贄確保という役割では、《E−HERO ヘル・ブラット》と重なるため調整が必要であろう。
《R−ライトジャスティス》、《O−オーバーソウル》はともにE・HEROが少ないと機能しないことには注意したい。
《貪欲な壺》は十分墓地を肥やせれば有効なドローカードとなる。
《ダーク・コーリング》などの墓地利用カードと相性が悪い点には注意。
同系統の《ホープ・オブ・フィフス》はE・HERO以外のカードの割合が増えているため無理に採用する必要はないだろう。
融合召喚のための魔法カードにスペースを大きく割かなければならないため、罠カードはあまり投入できない。
《聖なるバリア−ミラーフォース−》《リビングデッドの呼び声》などの必須カード以外は好みで若干投入する程度でいい。
融合モンスターの天敵である《N・グラン・モール》への対策になる《炸裂装甲》《次元幽閉》や、汎用性の高い《奈落の落とし穴》、罠封じの《王宮のお触れ》などが代表的だろう。
《融合呪印生物−闇》や《E−HERO ヘル・ブラット》を媒体に《死のデッキ破壊ウイルス》を使用する手もある。
《E−HERO マリシャス・エッジ》の生け贄召喚をプレイの中心とするタイプ。
《ダーク・フュージョン》《ダーク・コーリング》は必ずしも必要としない。
詳しくは、【マリシャス・ビート】【帝コントロール】を参照のこと。
【E・HERO】に《ダーク・フュージョン》《ダーク・コーリング》を併用するタイプ。
《ダーク・フュージョン》《ダーク・コーリング》はともにサーチしにくい。
そのため、基本的に《融合》《沼地の魔神王》《未来融合−フューチャー・フュージョン》を駆使しながらE・HERO融合モンスターを召喚することとなる。
E−HEROを融合召喚する場合、墓地に融合素材が集まってから《ダーク・コーリング》を発動するのが基本となるだろう。
融合素材に《E・HERO エッジマン》《E−HERO マリシャス・エッジ》のどちらを採用するかでデッキの方向性が分かれる。
どちらも融合モンスターが強力なだけに選択を迫られる。
だが、《E・HERO プリズマー》など墓地に送る?手段を多く用意すれば両方採用することも不可能ではない。
E・HERO・E−HEROどちらにも強力な融合モンスターが存在する。
しかし、《E・HERO ワイルドマン》や《E・HERO クレイマン》等は上記の片方にしか有力な融合体が存在せず使いにくい。
《E・HERO スパークマン》はどちらにも強力なものがあるため、
このカードを多めに投入すれば安定するだろう。
戦術自体は【E・HERO】とあまり変わらないため、弱点もほぼ同様となる。
《ホルスの黒炎竜 LV8》《マジック・キャンセラー》などの魔法封じ、《虚無魔人》や《王宮の弾圧》などの特殊召喚封じである。
また、融合デッキの枚数によっては《記憶破壊者》に一撃でライフを大きく削られる可能性がある。
《フュージョニストキラー》にも注意が必要となる。
E・HEROを融合素材とするE−HERO融合モンスターを使用する場合には、カードを多く消費して特殊召喚するわりに攻撃力が低いのも問題となる。
《突進》や《収縮》などのカードを投入しない場合は、自分のターンのバトルフェイズでさえ戦闘で相手モンスターを破壊できないことも考えられる。