E−HERO(イービルヒーロー)

 《ダーク・フュージョン》《ダーク・コーリング》によるE−HERO融合召喚を主体とするデッキ
 融合素材下級E・HERO及び《E−HERO マリシャス・エッジ》が存在するためデッキ自体はHEROデッキである。
 融合素材に同じ下級E・HEROを使用する【E・HERO】とは、デッキの構築や運用方法が異なるので注意したい。

 融合デッキには、E・HEROを投入しないものとする。

デッキ構築に際して

モンスターについて

 融合素材にはならないものの、《E・HERO エアーマン》必須カード
 HEROデッキであるこのデッキでは、HEROサーチ伏せカード除去もこなすアタッカーとして非常に強力である。

 融合呪印生物も必須となる。
 融合呪印生物特有の起動効果は使用できないが、《E−HERO マリシャス・エッジ》《ダーク・フュージョン》を含めた3枚で、《E−HERO ダーク・ガイア》または《E−HERO マリシャス・デビル》融合召喚出来る為である。
 E−HERO《融合》では融合召喚できないため、他の融合召喚をメインにしたデッキでは必須の《沼地の魔神王》の優先度は低くなる。

 投入する融合素材E・HERO【E・HERO】とは違い、《E・HERO フェザーマン》《E・HERO クレイマン》が優先される。
 これらのカードと融合素材代用モンスターだけでE・HERO融合素材とするE−HERO融合モンスターを網羅することが出来る。

 《E・HERO スパークマン》は、投入できるスペースがあったとしても、出来る限り後述する《E−HERO ヘル・ゲイナー》《E−HERO ヘル・ブラット》を優先的に投入したい。
 《E・HERO バブルマン》E−HERO融合モンスターの素材にならないため投入しなくとも問題はない。
 《E・HERO ワイルドマン》融合素材としては価値が薄いが、能力が優秀なので投入も考えられる。

 通常召喚可能なE−HEROの3体も投入が考慮される。
 《E−HERO マリシャス・エッジ》は単体で戦闘をこなせる貴重な最上級モンスターであり、《E−HERO ダーク・ガイア》《E−HERO マリシャス・デビル》融合素材にもなる。
 《E−HERO ヘル・ブラット》は投入する場合《E−HERO マリシャス・エッジ》とのセットにするのが良いだろう。
 《E−HERO ヘル・ゲイナー》は強力な効果を持ち、単体で下級アタッカーとなる。

 【E−HERO】とはいえ《クリッター》《聖なる魔術師》《魔導戦士 ブレイカー》などの汎用性の高いカードはもちろん投入する。
 スペースがあれば【E・HERO】同様に《異次元の女戦士》《ならず者傭兵部隊》などで《増援》の幅を広げるのもいいだろう。 

 悪魔族であることを生かすなら、厄介な効果モンスターを封じる《冥界の魔王 ハ・デス》や、墓地E−HEROコストにできる《ダーク・ネクロフィア》の投入も考慮される。
 《E−HERO ヘル・ゲイナー》《E−HERO マリシャス・デビル》《E−HERO ダーク・ガイア》とのシナジーにも注目したい。
 しかし、これらを優先する場合、【悪魔族】E−HEROを投入したほうが良さそうである。

魔法・罠カードについて

 《ダーク・フュージョン》《ダーク・コーリング》は必須。
 《ダーク・コーリング》へ繋げるために《おろかな埋葬》効果モンスター《魔導雑貨商人》の投入も考えられる。

 《増援》《E−エマージェンシーコール》融合素材サーチする為におおいに活躍してくれる。
 《戦士の生還》は、《異次元の女戦士》など汎用性の高い戦士族融合素材となるE・HERO達をサルベージすることができる。
 《E・HERO エアーマン》サルベージからE−HEROサーチに繋げられることも覚えておきたい。

 《R−ライトジャスティス》効果に場のE−HEROの数は影響しない事に注意。
 デッキ構築やメタに応じて《砂塵の大竜巻》と使い分けるべきだろう。

 《O−オーバーソウル》の投入も考えられる。
 融合素材E・HERO通常モンスターが投入されるため比較的蘇生対象は多い。
 蘇生したE・HEROでの戦線の維持や、《E−HERO マリシャス・エッジ》生け贄召喚につなげる戦術に使えるだろう。
 生け贄確保という役割では、《E−HERO ヘル・ブラット》と重なるため調整が必要であろう。

 《貪欲な壺》は十分墓地を肥やせれば有効なドローカードとなる。
 《ダーク・コーリング》などの墓地利用カードと相性が悪い点には注意。
 同系統の《ホープ・オブ・フィフス》E・HERO以外のカードの割合が増えているため無理に採用する必要はないだろう。

 融合召喚のための魔法カードにスペースを大きく割かなければならないため、罠カードはあまり投入できない。
 《聖なるバリア−ミラーフォース−》《リビングデッドの呼び声》などの必須カード以外は好みで若干投入する程度でいい。
 融合モンスターの天敵である《N・グラン・モール》への対策になる《炸裂装甲》や、汎用性の高い《奈落の落とし穴》封じの《王宮のお触れ》などが代表的だろう。

デッキの派生

【マリシャス・ビート】

 《E−HERO マリシャス・エッジ》生け贄召喚をプレイの中心とするタイプ。
 《ダーク・フュージョン》《ダーク・コーリング》は必ずしも必要ではない。

 詳しくは、【マリシャス・ビート】【帝コントロール】を参照のこと。

【E・HERO】《ダーク・フュージョン》併用軸

 【E・HERO】《ダーク・フュージョン》《ダーク・コーリング》を併用するタイプ。
 《ダーク・フュージョン》《ダーク・コーリング》はともにサーチしにくい。
 そのため、基本的に《融合》《沼地の魔神王》《未来融合−フューチャー・フュージョン》を駆使しながらE・HERO融合モンスター召喚することとなる。
 E−HERO融合召喚する場合、墓地融合素材が集まってから《ダーク・コーリング》を発動するのが基本となるだろう。

 融合素材《E・HERO エッジマン》《E−HERO マリシャス・エッジ》のどちらを採用するかでデッキの方向性が分かれる。
 どちらも融合モンスターが強力なだけに選択を迫られる。

 基本的には下級E・HERO融合素材とするE−HEROは、《E−HERO ワイルド・サイクロン》レベル8を除いてレベル6である。
 そのE−HERO融合素材代用モンスター融合素材として《ダーク・コーリング》を発動すれば、《E−HERO マリシャス・エッジ》なしで《E−HERO マリシャス・デビル》融合召喚可能となる。

このデッキの弱点

 戦術が【E・HERO】とあまり変わらないため、弱点もほぼ同様となる。
 《ホルスの黒炎竜 LV8》《マジック・キャンセラー》などの魔法封じ、《虚無魔人》《王宮の弾圧》などの特殊召喚封じである。
 また、融合デッキの枚数によっては《記憶破壊者》に一撃でライフを0にされる可能性がある。
 《フュージョニストキラー》にも注意が必要となる。

代表的なカード

関連リンク