*【X−セイバー】 [#bfa321d9] #contents **[[デッキ]]の概要 [#a42f923c] [[STARTER DECK(2009)]]で正式に[[カテゴリー>カードの名前]]化された「[[X−セイバー]]」の名を持つ[[モンスター]]を[[使用]]する[[デッキ]]。~ [[《XX−セイバー フォルトロール》]]や[[シンクロモンスター]]を中心に、強力な[[サポートカード]]を駆使して戦う[[【シンクロ召喚】]]の一種といえる。~ [[ハンデス]]や[[サルベージ]]等多彩な[[効果]]を持ち、現在4種類が存在する[[チューナー]]はどれも精鋭揃いである。 [[《XX−セイバー フォルトロール》]]・[[《ガトムズの緊急指令》]]の存在から、決まった時の爆発力はトップクラスである。 《XX−セイバー フォルトロール/XX-Saber Faultroll》 効果モンスター 星6/地属性/戦士族/攻2400/守1800 このカードは通常召喚できない。 自分フィールド上に「X−セイバー」と名のついたモンスターが 表側表示で2体以上存在する場合のみ特殊召喚する事ができる。 1ターンに1度、自分の墓地に存在するレベル4以下の 「X−セイバー」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。 《ガトムズの緊急指令/Gottoms' Emergency Call》 通常罠 フィールド上に「X−セイバー」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、 自分または相手の墓地に存在する 「X−セイバー」 と名のついたモンスター2体を選択して発動する。 選択したモンスター2体を墓地から自分フィールド上に特殊召喚する。 **[[デッキ]]構築に際して [#nf0cb559] ***[[モンスターカード]] [#sc252088] -[[下級モンスター]] --非[[チューナー]] ---[[《X−セイバー ガラハド》]]~ こちらから[[攻撃]]する時に[[攻撃力]]がアップし、これにより[[《ライオウ》]]等を一方的に[[戦闘破壊]]できる優秀な[[アタッカー]]。~ 逆に[[攻撃]]される時は[[攻撃力]]が下がってしまうため、使いきりの[[アタッカー]]として運用するのが良いだろう。 ---[[《XX−セイバー エマーズブレイド》]]~ [[戦闘破壊]]された時に[[デッキ]]から[[下級]][[X−セイバー]]1体を[[特殊召喚]]できる。~ [[チューナー]]も[[アタッカー]]も[[同名カード]]も状況に応じて[[特殊召喚]]が可能なうえに[[X−セイバー]]の名をもつ[[モンスター]]では貴重な[[レベル]]3の非[[チューナー]]なので、この[[デッキ]]においては基本的に3枚積みが確定といえるだろう。 ---[[《XX−セイバー ガルセム》]]~ [[フィールド]]上で[[効果]][[破壊]]された場合に[[デッキ]]から[[X−セイバー]]を[[サーチ]]する[[効果]]を持った[[モンスター]]。~ [[サーチ]]手段の乏しい[[《XX−セイバー フォルトロール》]]を[[サーチ]]する事ができる。~ また、[[自分]][[フィールド]]上に存在する[[X−セイバー]]の数によって[[攻撃力]]を上げる[[効果]]を持つ。~ 多数の[[X−セイバー]]が展開できれば大きな[[攻撃力]]を得る事が可能。 ---[[《XX−セイバー レイジグラ》]]~ [[召喚]]・[[特殊召喚]]時に、[[墓地]]の[[X−セイバー]]1体を[[サルベージ]]する[[効果]]を持った強力な[[モンスター]]。~ [[《XX−セイバー フォルトロール》]]との[[シナジー]]が非常に強く、この2枚の[[カード]]を用いた[[コンボ]]がこの[[デッキ]]の醍醐味である。 [[《ワン・フォー・ワン》]]に対応しているのも魅力。~ [[X−セイバー]]を[[コスト]]に[[《ワン・フォー・ワン》]]を[[発動]]し、この[[カード]]を[[特殊召喚]]する事で、[[コスト]]にした[[X−セイバー]]を[[回収>サルベージ]]する事ができるため、最低限の[[ディスアドバンテージ]]で展開ができる。 --[[チューナー]] ---[[《XX−セイバー フラムナイト》]]~ 2つの[[効果]]をもった[[レベル]]3の[[チューナー]]。~ [[レベル]]3の[[チューナー]]としては[[《X−セイバー エアベルン》]]がすでに存在しているものの、一概にどちらが優秀か比べられない。~ 2つの[[効果]]はどちらも優秀であり、特に[[モンスター]]を[[戦闘]]から回避させる効果はこの[[デッキ]]と非常にマッチしている。~ また[[《X−セイバー エアベルン》]]より[[攻撃力]]が低いので[[《巨大ネズミ》]]で[[リクルート]]可能な点に加えて、[[戦士族]]なので[[《増援》]]や[[《戦士の生還》]]にも対応しているも大きい。~ 総じて非常に便利であり、[[《X−セイバー エアベルン》]]を差し置いても投入する価値があるといえるだろう。 ---[[《X−セイバー パシウル》]]~ [[戦闘破壊]]への[[耐性]]を持った[[レベル]]2の[[チューナー]]であり、[[サーチ]]・[[サルベージ]]し易い[[戦士族]]の[[モンスター]]。~ [[《ガトムズの緊急指令》]]とは特に相性が良く、[[壁]]としても[[シンクロ素材]]としても扱いやすく、非常に柔軟な働きをする。~ また、[[《トゥルース・リインフォース》]]にも対応している。 ---[[《X−セイバー エアベルン》]]~ 強力な[[ハンデス]][[効果]]を持つ[[レベル]]3の[[チューナー]]。~ かつては[[《レスキューキャット》]]の存在から[[キーカード]]とされていたが、現在では[[《レスキューキャット》]]が[[禁止カード]]になっており、以前に比べると採用する価値は減ったといえる。~ とはいえ強力な[[効果]]を持つことには変わらないため、特に[[《素早いビッグハムスター》]]を採用する場合は合わせて投入したいところ。 -[[上級モンスター]] --[[《XX−セイバー フォルトロール》]]~ [[X−セイバー]]を2体並べることで自身を[[特殊召喚]]できる[[効果]]と、毎[[ターン]][[下級]][[X−セイバー]]を[[蘇生]]する[[効果]]を持っている。~ この[[デッキ]]の主軸となる重要な[[モンスター]]で、状況次第では[[1ターンキル]]も狙うことができる程の力を発揮する。~ この[[カード]]を素早く[[手札]]に加え、[[特殊召喚]]の条件を満たすかがこの[[デッキ]]における重要なポイントとなる。 --[[《XX−セイバー ガルドストライク》]]~ [[墓地]]に[[X−セイバー]]が2体以上存在し、[[自分]][[フィールド]]に[[モンスター]]がいなければ[[特殊召喚]]できる[[効果]]を持っている。~ [[X−セイバー]]は展開力に優れているため優勢時は[[腐り>腐る]]やすいが、こちらの[[モンスター]]が全滅した場合に立て直しが可能となるため、1枚程度なら投入を検討できる。 -[[シンクロモンスター]]~ --[[《XX−セイバー ヒュンレイ》]]~ [[相手]]の[[魔法・罠カード]]を一掃する強力な[[効果]]を持つ。~ [[アドバンテージ]]を大きく稼ぐことができ、対[[ロック]][[デッキ]]において縦横無尽の活躍が期待できる。~ ただし[[《スターライト・ロード》]]には注意が必要。 --[[《XX−セイバー ガトムズ》]]~ 非常に高い[[攻撃力]]と、[[X−セイバー]]を[[リリース]]して[[発動]]する[[ハンデス]][[効果]]を持った、[[デッキ]]の[[切り札>フィニッシャー]]となる[[シンクロモンスター]]。~ こちらも[[《XX−セイバー レイジグラ》]]と[[《XX−セイバー フォルトロール》]]2枚を用いることで、1[[ターン]]で[[手札]]を0枚にすることができる。 -その他の[[X−セイバー]][[モンスター]] --[[《X−セイバー アナペレラ》]]~ 比較的高い[[攻撃力]]を持った[[通常モンスター]]の[[アタッカー]]。~ 登場当時はそれなりに採用されることがあったが、現在では他に優秀な[[効果]]をもつ[[X−セイバー]]が多数登場したこと、同じ[[アタッカー]]でも[[《ライオウ》]]などを[[戦闘破壊]]できる[[《X−セイバー ガラハド》]]の方が優秀と判断され、採用されることはあまりない。 --[[《X−セイバー パロムロ》]]~ [[セイバー]]が[[戦闘破壊]]された時に、自身を[[蘇生]]する[[効果]]を持った[[レベル]]1の[[チューナー]]。~ この[[カード]]2枚で半[[無限ループ]]を組むことができるが、残念ながら単体での性能は貧弱極まりなく、現在では採用が見送られることも多い。~ 投入する場合は[[《ワン・フォー・ワン》]]に対応しているので、そちらからの[[特殊召喚]]を狙おう。 --[[《X−セイバー アクセル》]]~ 便利な[[ドロー]][[効果]]を持っているが、[[ステータス]]と受動的な[[効果]]から投入するには少々厳しい。~ 投入する場合は、[[《ワン・フォー・ワン》]]や[[戦闘破壊]]に[[耐性]]を持たせる[[カード]]等と併用して使いたいところである。~ --[[《X−セイバー ウルズ》]]~ [[ステータス]]・[[効果]]共にそこそこ優良で、[[相手]]の次の[[ドロー]]を潰す[[効果]]は意外に強力。~ しかし自身を[[リリース]]しなければならないので、無理に投入する必要は薄い。~ --[[《X−セイバー ウェイン》]]及び[[《X−セイバー ウルベルム》]]~ [[X−セイバー]]の[[シンクロモンスター]]であるが、[[攻撃力]]が低いので優先して出されることは少ない。~ しかし、一度出せば以降は[[《ガトムズの緊急指令》]]で使いまわせて便利なので、[[シンクロ召喚]]するかどうかは状況次第になってくるだろう。~ -[[X−セイバー]]以外の相性の良い[[モンスター]]~ //--[[《レスキューキャット》]]~ //[[《ガトムズの緊急指令》]]・[[《XX−セイバー フォルトロール》]]との相性も良い以上、やはりこの[[カード]]は是非とも採用しておきたい。~ //この[[カード]]を簡単に[[特殊召喚]]できる[[《召喚僧サモンプリースト》]]も併せて採用しておけば、さらに安定率は増す。 --[[《素早いビッグハムスター》]]~ [[デッキ]]から[[レベル]]3以下の[[獣族]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]をもった[[リバース]][[モンスター]]。~ [[禁止カード]]となった[[《レスキューキャット》]]に比べると展開力は劣るものの、[[《X−セイバー エアベルン》]]や[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]ができる[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]を[[リクルート]]できるため、[[デッキ]]タイプによっては採用も考えられる。 --[[《巨大ネズミ》]]~ [[X−セイバー]]は全て[[地属性]][[モンスター]]なので、[[地属性]][[リクルーター]]のこの[[カード]]が果たす役割は大きい。~ 特に[[《XX−セイバー レイジグラ》]]の補助には最適で、状況次第で[[《X−セイバー パロムロ》]]や[[《X−セイバー パシウル》]]も出していこう。~ [[《XX−セイバー エマーズブレイド》]]の登場により以前に比べて優先度は減ったが、[[《XX−セイバー エマーズブレイド》]]を[[特殊召喚]]することも可能なので採用は充分考えられる。 --[[《カードガンナー》]]~ [[ライトロード]]と同様に[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]要員として使え、[[地属性]]なので、[[《XX−セイバー ガトムズ》]]の[[シンクロ素材]]にもなれる。~ [[相手]]の[[ターン]]には低[[攻撃力]]を晒すことになってしまうが、[[ドロー]][[効果]]も付いているのであまり気にならないだろう。 --[[《ナチュル・ビースト》]]・[[《ナチュル・パルキオン》]]~ [[X−セイバー]]は全て[[地属性]]であるために[[召喚]]や[[効果の発動]]が容易である。~ 単純にどちらも強力な[[効果]]を持っているうえ、一度[[シンクロ召喚]]に成功すれば中々の制圧力を見せる為、[[《XX−セイバー フォルトロール》]]を呼ぶまでの一線を任せることができる。 --[[《神獣王バルバロス》]]~ [[レベル]]8なので、[[《X−セイバー パロムロ》]]と共に[[《XX−セイバー ガトムズ》]]の手頃な[[シンクロ素材]]になれる[[モンスター]]。~ [[妥協召喚]]しても[[攻撃力]]が1900であるので、平均[[攻撃力]]が少々低めなこの[[デッキ]]では[[アタッカー]]としても活躍できる。[[X−セイバー]]と相性がいい[[《幻獣の角》]]を共有できるのも利点。~ また、[[X−セイバー]]の展開力は高いので、3体の[[リリース]]を確保して[[全体除去]][[効果]]を[[発動]]することも充分に可能だが、[[2010年9月1日>禁止・制限カード/2010年9月1日]]の改訂で[[《死者蘇生》]]が[[制限復帰]]した事により、[[墓地]]から奪われる危険性が向上したので採用は慎重に考えたい。 --[[《レスキューラビット》]]~ [[《レスキューキャット》]]の下位カードであり、選択先は現在[[《X−セイバー アナペレラ》]]のみ。~ 用法は[[《レスキューキャット》]]と同様に[[《XX−セイバー フォルトロール》]]の[[召喚条件]]を満たしたり、[[シンクロ召喚]]の代わりに[[エクシーズ召喚]]したりと立ち位置はかわらない。~ ただ[[《レスキューラビット》]]自身に制約が多いため、[[《レスキューキャット》]]のように気軽に採用できる[[カード]]とは言いにくい。~ ~***[[魔法・罠カード]] [#u0159e0c] -[[X−セイバー]]の[[サポートカード]]~ --[[《セイバー・スラッシュ》]]~ [[表側攻撃表示]]の[[X−セイバー]]の数だけ、[[フィールド]]の[[表側表示]]の[[カード]]を[[破壊]]する強力な[[除去]][[カード]]。~ [[魔法・罠カード]]も[[破壊]]できるので、[[永続魔法]]・[[永続罠]]を多用する[[相手]]や、[[【宝玉獣】]]・[[【サイバー・ダーク】]]等にも有効。~ [[《XX−セイバー ガルセム》]]を巻き込んで[[サーチ]][[効果]]を起動することも可能。~ この[[カード]]を投入する際は、[[《XX−セイバー ガルセム》]]と[[セット]]で投入するのが良いだろう。~ 単純に[[アドバンテージ]]を稼げるうえ、[[《マクロコスモス》]]や[[《王宮の弾圧》]]といった天敵も[[破壊]]できるため、2〜3枚積みたいところ。~ --[[《剣の煌き》]]~ [[相手]][[モンスター]]を[[戦闘破壊]]した時に、さらに[[ボード・アドバンテージ]]を稼ぐことができる[[装備魔法]]。~ [[墓地]]から[[デッキトップ]]に[[戻す]]再利用[[効果]]もあるが、全体的に微妙な使い勝手なので、無理に投入する必要は無いだろう。 --[[《ガトムズの緊急指令》]]~ [[X−セイバー]]が存在している時に、[[墓地]]の[[X−セイバー]]2体を[[自分]][[フィールド]]上に展開することができる[[罠カード]]。~ とにかく爆発力が凄まじく、この[[デッキ]]では[[シンクロ召喚]]をはじめとした様々な用途にこの[[カード]]を[[使用]]することになる。~ ただし[[墓地が肥えて>墓地を肥やす]]いなければ簡単に腐ってしまうため、3枚積みは控えるのも手。 --[[《身剣一体》]]~ [[X−セイバー]]1体の時のみ[[発動]]できる[[罠カード]]で、[[装備カード]]となって[[ステータス]]アップと[[ドロー]][[効果]]を付与する。~ [[相手]][[モンスター]]の[[攻撃]]に対して[[発動]]し、迎撃できれば大きな[[アドバンテージ]]になるが、[[腐って>腐る]]しまう事が多いため、投入枚数には注意しよう。 --[[《セイバー・ホール》]]~ [[X−セイバー]]が[[フィールド]]に存在するとき、あらゆる[[召喚]]を[[無効]]にしてしまう強力な[[効果]]を持つ。~ [[発動条件]]が足を引っ張る為、[[《奈落の落とし穴》]]が優先されることも多い。~ また、[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]などの[[召喚]]時に[[発動]]する[[効果]]を食い止める場合は、[[《神の警告》]]で事足りる。~ しかしながら、[[ノーコスト>コスト]]で[[召喚]]を[[無効]]にできるのはやはり強力なため、投入枚数は[[環境]]や[[デッキ]]にあわせて慎重に検討しよう。~ [[《強者の苦痛》]]を投入する場合は、[[《奈落の落とし穴》]]よりも相性が良い。 -それ以外の相性の良い[[カード]]~ --[[《おろかな埋葬》]]~ [[墓地]]に存在することが重要な[[《X−セイバー パロムロ》]]と、[[墓地]]に関する[[効果]]を持つ[[《XX−セイバー レイジグラ》]]のために採用する。~ この[[デッキ]]で重要な存在である[[《XX−セイバー フォルトロール》]]や[[《ガトムズの緊急指令》]]とも相性が良いお勧めの1枚。 --[[《ワン・フォー・ワン》]]~ //後述する[[《XX−セイバー レイジグラ》]]を用いた[[1ターンキル]]をより確実なものにするための[[カード]]。~ [[レベル]]1の[[モンスター]]を特殊召喚できる[[通常魔法]]。~ この[[デッキ]]では3種類の[[X−セイバー]][[モンスター]]を特殊召喚でき、[[コスト]]で[[墓地を肥やす]]事ができるため、投入を検討できる。~ 主に[[《X−セイバー パロムロ》]]や[[《XX−セイバー レイジグラ》]]を[[特殊召喚]]することになるだろう。 --[[《増援》]]~ [[X−セイバー]]には4種類の[[戦士族]][[下級モンスター]]が存在し、[[アタッカー]]以外にも優秀な[[効果]]をもった[[チューナー]]である[[《XX−セイバー フラムナイト》]]や[[《X−セイバー パシウル》]]を[[サーチ]]できるため、投入しておく価値はある。~ --[[《簡易融合》]]~ [[X−セイバー]]には場持ちのよい[[チューナー]]こそ多いが、[[チューナー]]以外の[[モンスター]]に関しては能力不足な[[カード]]が多い。~ この[[カード]]を投入することで幅広い[[レベル]]の[[シンクロモンスター]]の[[シンクロ召喚]]を行うことができる。~ [[エクストラデッキ]]の[[融合モンスター]]のスペースが少々大きくなるが、投入してみるのも面白い。 --[[《クローザー・フォレスト》]]~ [[獣族]]サポートにもなり、[[【墓守】]]に対しての対策にもなる。~ [[《X−セイバー エアベルン》]]等で[[《ライオウ》]]等打点が高い[[モンスター]]が[[戦闘]][[破壊]]出来るようになるのは魅力的。 --[[《幻獣の角》]]~ [[獣族]]と[[獣戦士族]]に装備が可能な[[通常罠]]カード。~ [[《身剣一体》]]と似た[[効果]]を持つ[[カード]]であり、この[[カード]]群に多い[[種族]]が対象であるのが魅力的。~ [[《身剣一体》]]と違い、[[フィールド]]に[[モンスター]]が2体以上いても装備が可能であるのも使いやすい。 --[[《ジェネレーション・チェンジ》]]~ 普通に使用すればディスアドバンテージとなるが、[[《XX−セイバー ガルセム》]]や[[《XX−セイバー フォルトロール》]]の効果にチェーンして使うなど、発動タイミングを工夫すれば、優秀なサーチカードとなる。~ 特に[[《XX−セイバー ガルセム》]]とのコンボは強力であり、[[《XX−セイバー フォルトロール》]]を素早く手札に加えるのに貢献できる。~ **[[デッキ]]の軸 [#s0fc1fds] [[デッキ]]のタイプによっても、単純な[[ビートダウン]]から[[無限ループ]]まで様々な顔を見せるこの[[デッキ]]は、[[モンスター]]を共通としても、まわりを固める[[魔法・罠カード]]によってその顔を変えてしまう。~ 何を目的にするかをよく確認し、あったものを選択しよう。~ //***[[無限ループ]]軸 [#gaia54ad] // [[ループ>無限ループ]]の流れについては、下記を参照。~ // この[[デッキ]]は[[デッキ]]の[[回転]]を早め、[[手札]]にすばやく[[キーカード]]を集めることによって[[ゲーム]]の序盤に[[ループ>無限ループ]]を完成させてしまうのが目的である。~ // [[サポート>サポートカード]]としてよく使用されるのは[[《手札断殺》]]。~ // または[[《成金ゴブリン》]]・[[《おろかな埋葬》]]である。~ // 2枚を同時に使用する場合もある。~ // この2枚は[[魔法カード]]であるが故に、殆ど状況を選ばずに[[手札交換]]や[[デッキ圧縮]]を図ることができる。~ // この[[デッキ]]は[[墓地に落とす]]ことでも[[カード]]をそろえることが可能。~ // 多少スピードは遅くなるが、[[ライトロード]]を積むのもいいだろう。~ //下記の【フォルトロール・ループ】と被っていない?っていうか下記参照ってなってるし ***[[ビートダウン]]軸 [#gaia54as] 強烈な[[X−セイバー]]の[[サポートカード]]を駆使し、[[戦闘]]による[[アドバンテージ]]を狙っていく【X−セイバー】。~ 最近のテーマ統一や[[種族]]統一とは違い、[[《一族の結束》]]という強力な[[カード]]の恩恵は受けられないのが難点。~ だが、[[《強者の苦痛》]]の入手が容易になったことで構築し易くなった。~ 自由度が高いのでビルダーの腕を見せつけることのできるタイプでもある。~ //***猫セイバー [#gaia54aw] // こちらは多少特殊で、[[【レスキューシンクロ】]]に[[X−セイバー]]の必要最低限のパーツを入れる派生型。~ // 基本は[[《レスキューキャット》]]が場を支えてくれるため、安定感はズバ抜けている。~ // しかし、[[【レスキューシンクロ】]]が苦手とするものの影響はほぼ全てうけることになるので、[[メタ]]をうけやすい[[デッキ]]タイプでもある。~ **[[デッキ]]のタイプ [#ne36759a] ***【シンクロセイバー】 [#g35f9b04] [[《ガトムズの緊急指令》]]を多用し、[[シンクロモンスター]]を[[フィニッシャー]]に据えて戦う最も基本的な【X−セイバー】の[[デッキ]]タイプ。~ [[X−セイバー]]は個々の[[攻撃力]]は低く、[[除去]][[効果]]をもった[[モンスター]]も存在しないので、[[シンクロモンスター]]の存在は欠かせない。~ 優秀な[[チューナー]]が全て異なる[[レベル]]で揃っているので、とにかく[[シンクロ召喚]]できる[[モンスター]]の[[レベル]]幅が自由自在なのが強力。~ このタイプならば、[[《ガトムズの緊急指令》]]で[[蘇生]]できる[[《X−セイバー ウェイン》]]と[[《X−セイバー ウルベルム》]]も積極的に出していきたい。~ [[《ナチュル・ビースト》]]や[[《ナチュル・パルキオン》]]などの強力な[[シンクロモンスター]]を出しやすいのも特徴。~ [[モンスター]]を大量展開できる[[デッキ]]なので、[[《セイバー・スラッシュ》]]で乱暴に[[アドバンテージ]]を取りに行くだけでも勝てることがある。~ [[特殊召喚]]封じには弱いが、それらの[[カード]]は全て[[《セイバー・スラッシュ》]]で[[破壊]]できるので、比較的弱点が少ない[[デッキ]]である。 ***【フォルトロール・ループ】 [#m8d170ec] 2枚の[[《XX−セイバー フォルトロール》]]と[[《XX−セイバー レイジグラ》]]を用いた[[効果ダメージ]]による[[1ターンキル]][[デッキ]]。~ [[《XX−セイバー フォルトロール》]]の[[特殊召喚]]及び[[蘇生]][[効果]]と、[[《XX−セイバー レイジグラ》]]の[[サルベージ]][[効果]]が生み出す[[無限ループ]]。~ この[[無限ループ]]に[[《マスドライバー》]]や[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]等の[[射出]][[カード]]を加えることで、[[1ターンキル]]を達成する。~ しかし現在は[[《レスキューキャット》]]・[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]・[[《マスドライバー》]]が[[禁止カード]]に、[[《召喚僧サモンプリースト》]]・[[《ワン・フォー・ワン》]]の[[制限カード]]に指定されているため現実的な達成が難しくなっている。~ [[《ガトムズの緊急指令》]]や[[《キャノン・ソルジャー》]]等を用いればまだまだ狙うことのできる[[コンボ]]である。~ //マスドラ禁止化により射出カードに変更 -[[射出]][[カード]]による[[1ターンキル]] > +[[《XX−セイバー フォルトロール》]]が[[自分]][[フィールド]]と[[自分]]の[[墓地]]にそれぞれ1枚以上ある。 +[[射出]][[カード]]を[[発動]]した後、[[《XX−セイバー レイジグラ》]]を[[召喚]]・[[特殊召喚]]する。 +[[《XX−セイバー レイジグラ》]]の[[効果]]で、[[墓地]]の[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Aを[[回収>サルベージ]]。 +[[手札]]の[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Aを自身の[[効果]]で[[特殊召喚]]。 +[[《XX−セイバー レイジグラ》]]と[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Aを[[射出]][[カード]]で[[射出]]。 +[[フィールド]]上の[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Bで[[墓地]]の[[《XX−セイバー レイジグラ》]]を[[蘇生]]。 +3に戻る。(次の4以降は1ループ毎にAとBが交互に逆になる) //-[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]による[[1ターンキル]](パターンA) //> //+[[《おろかな埋葬》]]で[[《XX−セイバー レイジグラ》]]を[[墓地に送る]]。 //+[[《レスキューキャット》]]から[[《X−セイバー エアベルン》]]2体を[[特殊召喚]]。 //+[[手札]]から[[《XX−セイバー フォルトロール》]]2体を[[特殊召喚]]する。 //+[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Aの[[効果]]で[[墓地]]の[[《XX−セイバー レイジグラ》]]を[[蘇生]]。 //+[[《XX−セイバー レイジグラ》]]と[[《X−セイバー エアベルン》]]Aで[[《アームズ・エイド》]]を[[シンクロ召喚]]。 //+[[《アームズ・エイド》]]と[[《X−セイバー エアベルン》]]Bで[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]を[[シンクロ召喚]]。 //+既に[[蘇生]][[効果]]を使った[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Aを[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]で[[射出]]。 //+[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Bで[[《XX−セイバー レイジグラ》]]を[[蘇生]]し、[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Aを[[回収>サルベージ]]。 //+[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Aを[[特殊召喚]]し、7に戻る。(以降は1ループ毎にAとBが交互に逆になる) //-[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]による[[1ターンキル]](パターンB) //> //+[[《XX−セイバー フォルトロール》]]を[[コスト]]に、[[《ワン・フォー・ワン》]]で[[《XX−セイバー レイジグラ》]]を[[特殊召喚]]。 //+[[《XX−セイバー レイジグラ》]]の[[効果]]で、[[《XX−セイバー フォルトロール》]]を[[回収>サルベージ]]。~ //+パターンAの2へ、3が終わったら5へ移行。 最大の課題は2体の[[《XX−セイバー フォルトロール》]]をいかに[[手札]]・[[墓地]]に揃えるかで、速度は落ちるが[[《封印の黄金櫃》]]等を投入しても良い。~ //ちなみに[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]を用いる場合は、この型に特化しなくても[[デュエル]]の流れの中で達成できる場合がある。~ //ただし現在[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]は[[禁止カード]]である。 [[《XX−セイバー ガトムズ》]]の[[効果]]により、1[[ターン]]で[[相手]]の[[手札]]を0枚にし、膨大な[[アドバンテージ]]を得て戦うものもある。~ こちらも前述の[[1ターンキル]]と同じく、特化した[[デッキ]]構築にしなくても必要な[[カード]]が揃えば達成することができる。 >一例として、[[手札]]に[[《XX−セイバー フォルトロール》]]・[[《おろかな埋葬》]]・[[《ワン・フォー・ワン》]]が存在し、何らかの手段で[[フィールド]]に[[X−セイバー]]を並べられる状況であれば +[[フィールド]]に[[X−セイバー]]を2体並べる。~ +[[手札]]の[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Aをコストに[[《ワン・フォー・ワン》]]発動。[[《XX−セイバー レイジグラ》]]を[[特殊召喚]]し、その[[効果]]で[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Aを[[回収>サルベージ]]。 +[[手札]]の[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Aを自身の[[効果]]により[[特殊召喚]]。 +[[《XX−セイバー レイジグラ》]]Aと[[《X−セイバー エアベルン》]]Aで、[[《アームズ・エイド》]]を[[シンクロ召喚]]。 +[[《おろかな埋葬》]]で[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Bを[[墓地に送る]]。 +[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Aの[[効果]]で[[《XX−セイバー レイジグラ》]]を[[蘇生]]し、[[効果]]で[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Bを[[回収>サルベージ]]。 +[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Aと[[《X−セイバー エアベルン》]]Bで、[[《XX−セイバー ガトムズ》]]を[[シンクロ召喚]]。 +[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Bを[[特殊召喚]]し[[《XX−セイバー ガトムズ》]]で[[《XX−セイバー レイジグラ》]]を[[リリース]]。 +[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Bの[[効果]]で[[《XX−セイバー レイジグラ》]]を[[蘇生]]し、[[効果]]で[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Aを[[回収>サルベージ]]。 +[[手札]]の[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Aを自身の[[効果]]により[[特殊召喚]]。 +[[《XX−セイバー ガトムズ》]]で[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Bと[[《XX−セイバー レイジグラ》]]を[[リリース]]。 +[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Aの[[効果]]で[[《XX−セイバー レイジグラ》]]を[[蘇生]]し、[[効果]]で[[《XX−セイバー フォルトロール》]]Bを[[回収>サルベージ]]。 +10に戻る。(以降は1ループ毎にAとBが交互に逆になる) 一度[[コンボ]]が決まれば、[[相手]]が[[手札]]を何枚持っていても確実に0枚にすることができる。~ 特に[[デュエル]]序盤でこの[[コンボ]]を決めることができれば、[[相手]]にとっては極めて大きな打撃になるだろう。 **この[[デッキ]]の弱点 [#yf98f7b9] 様々な[[カードの効果]]による[[特殊召喚]]を多用し、[[墓地]]への依存度が比較的高く、[[種族]]混合であることがこの[[デッキ]]の特徴。~ つまり[[《王宮の弾圧》]]・[[《マクロコスモス》]]・[[《群雄割拠》]]等に弱く、特に[[《D.D.クロウ》]]は[[コンボ]]を大きく阻害するかなり嫌な[[カード]]。~ 永続系の[[カード]]は[[《セイバー・スラッシュ》]]で[[破壊]]できるが、[[《D.D.クロウ》]]については[[《天罰》]]や得意の[[ハンデス]]で[[落とす]]しかない。~ [[《XX−セイバー フォルトロール》]]を[[除外]]されると流れそのものが止まりかねないので、細心の注意を払う必要がある。~ また他の[[デッキ]]に比べると[[アタッカー]]が頼りないので、序盤の引きが悪いと[[戦闘]]でかなりの苦戦を強いられるおそれがある。~ また、[[ミラーマッチ]]では[[《ガトムズの緊急指令》]]でお互いに[[墓地]]の[[X−セイバー]]を利用することがあるので、警戒が必要。~ **歴史 [#xa8fe234] ***[[2009年3月1日>禁止・制限カード/2009年3月1日]] [#l2f8c6f9] //[[STARTER DECK(2009)]]で[[《ガトムズの緊急指令》]]が登場し「[[X−セイバー]]」が正式な[[シリーズモンスター]]になった。~ [[ANCIENT PROPHECY]]で[[《XX−セイバー フォルトロール》]]・[[《XX−セイバー レイジグラ》]]・[[《XX−セイバー ガトムズ》]]・[[《セイバー・スラッシュ》]]・[[《身剣一体》]]が登場した。~ [[《XX−セイバー フォルトロール》]]と[[《XX−セイバー レイジグラ》]]を利用した[[【フォルトロール・ループ】>#m8d170ec]]が開発された。 これ以前の【X−セイバー】は[[デッキ]]として成立しているかすら怪しかったことを考えると、全てはここからスタートしたともいえる。~ ***[[2009年9月1日>禁止・制限カード/2009年9月1日]] [#zdc191ac] [[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]が[[禁止カード]]に指定され、[[1ターンキル]]が困難になった。~ また、[[《ワン・フォー・ワン》]]が[[制限カード]]となった影響で、能動的に展開することが非常に苦しくなってしまう。~ [[ABSOLUTE POWERFORCE]]が発売され、[[《XX−セイバー ガルセム》]]・[[《XX−セイバー ヒュンレイ》]]・[[《セイバー・ホール》]]が登場。~ 海外では海外先行カードとして[[《XX−セイバー エマーズブレイド》]]が登場し、海外で【X−セイバー】が流行した。~ ***[[2010年3月1日>禁止・制限カード/2010年3月1日]] [#rbb03e1b] 日本国内では特に目立った成績は残していない。~ しかし、海外では強力な[[サーチャー]]である[[《XX−セイバー ダークソウル》]]と強力な[[アタッカー]]でありながら戦線を強化できる[[《XX−セイバー ボガーナイト》]]が登場している。~ これらの[[カード]]を含む[[日本未発売カード]]の[[X−セイバー]]や[[《レスキューキャット》]]を混ぜた[[デッキ]]が2010年の海外の選考会では成績を残している。~ ***[[2010年9月1日>禁止・制限カード/2010年9月1日]] [#qbe0fd50] [[《レスキューキャット》]]が[[禁止カード]]に指定された。~ これにより爆発力は低下したものの、[[EXTRA PACK Volume 3]]で[[《XX−セイバー エマーズブレイド》]]や[[《XX−セイバー フラムナイト》]]の上陸、デッキタイプによっては[[《素早いビッグハムスター》]]なども大きく追い風になり、安定性が向上した事で結果的には強化されたといえるだろう。~ ***[[2011年3月1日>禁止・制限カード/2011年3月1日]] [#yb4c6eb5] [[射出]]の代表格であった[[《マスドライバー》]]が[[禁止カード]]に指定された。~ これにより手軽な[[射出]][[カード]]を失うことになったが、同時に[[《封印の黄金櫃》]]・[[《血の代償》]]の[[制限解除]]により[[サーチ]]及び展開がしやすくなったため全体的には強化されたといえよう。 **代表的な[[カード]] [#q28af08f] -[[《X−セイバー エアベルン》]] -[[《X−セイバー パシウル》]] -[[《XX−セイバー レイジグラ》]] -[[《XX−セイバー エマーズブレイド》]] -[[《XX−セイバー フォルトロール》]] -[[《XX−セイバー ヒュンレイ》]] -[[《XX−セイバー ガトムズ》]] -[[《ガトムズの緊急指令》]] -[[《セイバー・スラッシュ》]] //-[[《セイバー・ホール》]] **サンプルレシピ [#ic1b5df2] -【X−セイバー】~ 10.09.04 Yu-Gi-Oh! Championship Series Toronto 優勝~ http://ocg.bitc.jp/deck/deck.fcgi?ListNo=1586~ **関連リンク [#s2545520] -[[X−セイバー]] -[[デッキ集]]