*【お触れビート】 [#zd2fc36e]
#contents
**[[デッキ]]の概要 [#xe56314d]

 自分のデッキに[[罠カード]]の投入を極限まで抑え、相手の[[罠カード]]を[[《王宮のお触れ》]]で封じ、強力な[[効果モンスター]]と[[魔法カード]]で畳み掛ける[[デッキ]]。~
 相手の[[罠カード]]を全て死に札に変えることで相手の行動を制限し、減らした[[罠カード]]の空きスペースに強力な[[カード]]を多数採用することで、より攻撃的なデュエルを展開できる。~


 《王宮のお触れ/Royal Decree》
 永続罠(準制限カード)
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 このカード以外の罠カードの効果を無効にする。

 《人造人間−サイコ・ショッカー/Jinzo》
 効果モンスター
 星6/闇属性/機械族/攻2400/守1500
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り罠カードは発動できず、
 全てのフィールド上罠カードの効果は無効になる。


**[[デッキ]]構築 [#xe56314d]

***[[モンスター]]について [#rceebfff]
 [[罠カード]]への耐性不足から[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]の採用や、[[アンティーク・ギア]]シリーズを採用し徹底的に[[罠カード]]を[[腐らせる>腐る]]手段も有効だろう。~
 その他に相性が良いモンスターとしては[[《冥界の魔王 ハ・デス》]]を筆頭にする[[モンスター効果]][[無効]]化効果を持つものがある。~
 [[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]は、[[モンスター効果]][[無効]]化の筆頭カードであり、非常に有力である。~

 他方でより強力な[[効果モンスター]]を採用して制圧をはかる手も有効。~
 [[《N・グラン・モール》]]や[[《ならず者傭兵部隊》]]などによる相手[[モンスター]]を[[フィールド]]除去後に[[戦闘ダメージ]]を与える作戦などである。~

 他方で[[パワーカード]]とはいえ[[《冥府の使者ゴーズ》]]や[[《黄泉ガエル》]]といった[[フィールド]]に[[カード]]が無いことを条件とする[[カード]]は、[[《王宮のお触れ》]]との相性が悪いため採用は難しい。~

 その他の[[モンスターカード]]については、採用する[[コンボ]]によって様変わりするので一概には言えないが、大筋で3種類に分けて考えてみる。~

-[[《王宮のお触れ》]]採用型[[【スタンダード】]]~
単体で強力な[[効果モンスター]]を採用し、相手を圧倒する。~
カードリストについては[[【スタンダード】]]内を参考にすると良いだろう。~
[[ハイビート]]要素、[[《強者の苦痛》]]などを採用することによって標準的な強さは維持できるが、[[1ターンキル]]系統には確実に弱くなることが欠点だろう。~
逆に言えばこの点を克服することが出来るようなら最強に近い構成となる。~
[[【E・HERO】]]とも相性がよい。~

-[[《王宮のお触れ》]]採用型[[【サイカリバー】]]~
【お触れビート】に[[《サイバー・ドラゴン》]]を採用した[[デッキ]]。~
単純に攻撃力が高まるだけでなく、[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]などの[[上級モンスター]]の召喚も容易になる。~
[[《我が身を盾に》]]などで相手の[[除去]]を防ぎつつ、高い展開力で相手のライフを削りきるのが主な戦法となるだろう。~

-[[《王宮のお触れ》]]採用型[[1ターンキル]](高攻撃力型)~
すでに上記で例に挙げたとおり、[[【ドラゴン族】]][[《F・G・D》]]軸、[[【ダーク・ガイア】]]、[[【デミスドーザー】]]、[[【推理ゲート】]]、[[【ダークモンスター】]]などでは相手を抑え込むための有力な手段となりうる。~
[[《王宮のお触れ》]]が来る前に[[コンボ]]を発動することも多く、[[《王宮のお触れ》]]は保険という意味合いが強い。
 [[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]や[[《サイレント・ソードマン LV7》]]を採用する場合の注意点もまとめておく。~

-[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]を採用する利点は、第一に[[《王宮のお触れ》]]だけでは足りない分を補う手段としてである。~
他方で[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]を優先し、[[《王宮のお触れ》]]を採用しない[[罠カード]][[無効]]化デッキも有り、これは[[【推理ゲート】]]などはもとより、[[【次元召喚】]]の[[コンボ]]を使い[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]を[[罠カード]]さえも使って[[フィールド]]に[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]を[[特殊召喚]]させるデッキである。~
[[《王宮のお触れ》]]の再利用手段が限られる反面、[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]の再利用がやりやすいことが大きい。~

-[[《サイレント・ソードマン LV7》]]を更に採用すると言うことは、お互いに[[罠カード]]の効果に加え[[魔法カード]]の[[効果]]も発動すら出来なくする状況を作るデッキとなる。~
やはり[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]はカギとなるカードであるとともに、その[[ロック]]状態での有効な[[モンスター効果]]を持つカードがカギとなる。~
[[モンスターカード]]での[[生け贄]]サポートと「[[帝]]」の採用、[[デッキ圧縮]]パーツ、[[特殊召喚]]効果を持つ[[効果モンスター]]の採用が軸となるだろう。~

 相手の[[モンスター効果]]の対抗策として最も有効なのがやはり[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]である。~
 [[攻撃力]]も高い反面、[[フィールド]]からいなくなりやすい欠点はあるもののこの[[デッキ]]においても大いに活躍する[[効果モンスター]]である。~

 [[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]は[[罠カード]]を[[発動]]させない点がよい。~
 [[《王宮のお触れ》]]とは効果が重なるが、むしろ[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]による[[罠>罠カード]]封じを優先する構成も考えられる。(後述)~

 この他に最も[[シナジー]]の大きい組み合わせとして[[ホルスの黒炎竜]]があるが、これは[[【お触れホルス】]]に説明を譲る。~
 その代わりといっては何だが、[[《サイレント・ソードマン LV7》]]との共存についても後述する。~

 [[罠カード]]を無効にした状態では、こちらが[[攻撃力]]で上回る限り[[ビートダウン]]しやすい反面、相手に上回られると一転して自分が不利になる。~
 この点を克服する手段として、
+圧倒的な[[攻撃力]]を有する[[モンスターカード]]を出す。
+[[魔法カード]]での処理
+[[モンスター効果]]での処理
の3つが考えられる。~

 1に関しては、いわゆる[[ゲームエンドメイカー>フィニッシャー]]を何にするかということだろう。~
 [[【ドラゴン族】]][[《F・G・D》]]、[[【ダーク・ガイア】]]などとの共存が考えられる。~
 [[【デミスドーザー】]]は結果的に[[《王宮のお触れ》]]破壊されるもその[[特殊召喚]]と[[モンスター効果]]の[[発動]]を阻害されなくなり[[シナジー]]はあるが、[[【未来オーバー】]]ではあまり相性が良くない。~
 2に関しては[[魔法カード]]の採用のところで考える。
 3に関しては[[モンスター]]の採用のところで考える。


***[[魔法カード]] [#p41ac94c]
 主軸になる[[モンスター]]を特定しないために、その採用されうる[[魔法カード]]は固定されないが、それでも相性の良いカードは存在する。~
 特に、他の[[デッキ]]よりも[[速攻魔法]]を多く採用していくこととなるだろう。~
-[[モンスター除去]]カード~
[[《地砕き》]][[《ライトニング・ボルテックス》]][[《ハンマーシュート》]][[《ソウルテイカー》]][[《シールドクラッシュ》]][[《死者への供物》]]など。~
[[罠カード]]による[[モンスター除去]]を放棄しているため、非常に重要な要素となる。~
[[相手]][[ターン]]でも使える[[《死者への供物》]]は[[【お触れビート】]]では貴重な[[モンスター除去]]となりうるだろう。~
-[[《我が身を盾に》]]~
[[【お触れビート】]]において必須の[[カウンター]]カードである。~
[[ダメージステップ]]での発動が出来ないことと[[ライフコスト]]が大きいことが痛いが、相手の[[除去]][[カード]]を潰すことが出来るのは大きい。~
-[[《スケープ・ゴート》]]~
[[《和睦の使者》]]などの相手の攻撃を防ぐ[[罠カード]]が使えないため、入れておくと役に立つだろう。~
-[[《突進》]][[《収縮》]][[《エネミーコントローラー》]][[《月の書》]]~
[[《我が身を盾に》]]とともに[[速攻魔法]]であり、このデッキにおいては[[罠カード]]の代わりの[[伏せカード]]、いずれも擬似[[モンスター除去]]として活躍しうる。~
-[[《強者の苦痛》]]~
[[ビートダウン]]において刺客となるカードで非常に強力である。~
反面[[《王宮のお触れ》]]とともに、[[フィールド]]に守るカードが無いのでその点は注意。

 その他、[[攻撃力]]補助として[[《団結の力》]]、[[《魔導師の力》]]も相手の罠をほとんど気にしないで良いが故に非常に相性がよい。だが、[[《大嵐》]]には気をつけたい。~


***[[罠カード]] [#d85c9a68]
 まず[[《王宮のお触れ》]]はその制限でフル投入。~
 かつては3積みが基本であったが、現在は[[準制限カード]]故の2枚積みとなる。~
 上記の通り、このデッキのコンセプトは、[[《王宮のお触れ》]]で相手の[[罠カード]]を死に札にすることである為、こちらも死に札を増やさない為に[[《王宮のお触れ》]]以外のカードを極力減らす必要がある。~
 [[《王宮のお触れ》]]以外のカードを投入するならば、[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]や[[《魔宮の賄賂》]]等の強力かつ扱い易いカードがよいだろう。~


**プレイングに際して [#j5bd1a00]
 まず、[[《王宮のお触れ》]]をきっちり発動し[[フィールド]]に維持することと、[[罠カード]]効果[[無効]]化の間にどれだけ有利に運べるかに尽きる。~
 [[発動]]に関しては、[[相手]]の伏せたばかりのカードへの対策はその[[エンドフェイズ]]に[[《王宮のお触れ》]]の発動、が有効。~
 [[《サイクロン》]][[《ツイスター》]]、そして[[《大嵐》]]が天敵なのでこれらを如何に避けるかが重要となる。~
 序盤に[[速攻魔法]]を伏せて相手の浪費を誘うことが出来れば最適である。~

 [[罠カード]][[無効]]化が決まった後は、[[《王宮のお触れ》]]を守りうるカードはほとんど無いために出来るだけ短いターンで勝負を付けるに越したことはない。~
 多少無理をしてでも[[モンスター]]を[[フィールド]]に並べ[[ビートダウン]]を狙おう。~
 しかしそれでも、
+[[チェーン]]1:[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]][[発動]]。
+[[チェーン]]2:[[《サイクロン》]]対象[[《王宮のお触れ》]]。~

 であっさり破壊されてしまう危険はある。~
 一応対策はあり、[[《王宮のお触れ》]]発動下で[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]を発動してきた場合それに[[カウンター罠]]を[[チェーン]]することで相手の[[《サイクロン》]]を発動できなくすることが可能である。~
 もちろん[[カウンター罠]]も[[無効]]にされているが、[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]も[[《王宮のお触れ》]]に[[無効]]にされる。~

**このデッキの弱点 [#ddb21f3f]
 [[《王宮のお触れ》]]を張った状態は、お互い[[罠カード]]以外のより強いカードを[[フィールド]]に出せた方が勝つ。~
 [[罠カード]]以外を割合多く積み込んでいる分こちらが有利と言えるが、相手により強力な[[モンスターカード]]が出現したときにはこの[[《王宮のお触れ》]]が相手をアシストしてしまう結果となってしまう。~
 単純に[[【お触れホルス】]]と当たってしまっては苦戦を強いられるだろう。だが、[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]と[[除去]][[魔法>魔法カード]]を併用することで、[[《我が身を盾に》]]や[[《死者への供物》]]などを使われない限り、ほぼ確実に[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を[[除去]]できるため、勝機は十分あり得る。~

 また、強力であるが故に発動条件が指定されている[[罠カード]]を、相手側を封印する反面自分も半ば放棄していることになるために、[[《王宮のお触れ》]]を割られた後にもろくなることが欠点となる。~
 [[《王宮のお触れ》]]を破壊した後、例え[[伏せカード]]があってもたいしたカードではないことは相手に見え見えとなってしまうからである。~
 そして、その強力なカードを伏せている可能性が少ないのが当然だからである。~

//**[[デッキ]]の種類
//***《カード名》軸
//***【(デッキ名)】軸
//特定のカードやデッキを軸とする場合。

//**[[デッキ]]の派生
//***【(デッキ名)】
//特定の種族や属性・コンセプトへ派生する場合。

//**この[[デッキ]]の弱点
//苦手なカードやデッキについて。

//**代表的なカード
//-[[]]

**関連リンク [#da771c8a]
-[[【カウンタービート】]]
-[[【お触れホルス】]]

-[[デッキ集]]