*【お触れホルス】 [#laa10325]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#f9b09254]
 [[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]と[[《王宮のお触れ》]]で[[魔法・罠カード]]を封殺する、[[ロック]]と[[ビートダウン]]の両方の要素を持つ[[デッキ]]。~
 [[ロック]]という観点からは低い[[ロック]]強度に分類されるが、一級の[[ビートダウン]]としても通用するので、[[ロック]]が崩される前に勝利できることも珍しくない。~
 [[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]の[[攻撃力]]は3000と[[レベル]]8としても最高クラスのため、ほとんどの[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]することができる。~

 《ホルスの黒炎竜 LV8/Horus the Black Flame Dragon LV8》
 効果モンスター
 星8/炎属性/ドラゴン族/攻3000/守1800
 このカードは通常召喚できない。
 「ホルスの黒炎竜 LV6」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
 このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
 魔法カードの発動を無効にし破壊する事ができる。

 《王宮のお触れ/Royal Decree》
 永続罠
 (1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
 このカード以外のフィールドの全ての罠カードの効果は無効化される。

**[[デッキ]]構築に際して [#n265affe]
***[[モンスターカード]]について [#zca67ae2]

-[[ホルスの黒炎竜]]~
--[[《ホルスの黒炎竜 LV4》]]~
[[コントロール]]を変更する[[効果を受けず>効果を受けない]]、[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]すると[[LV6>《ホルスの黒炎竜 LV6》]]にレベルアップできる。~
[[下級モンスター]]のため[[手札事故]]は起こしにくいが、[[《仮面竜》]]等での[[リクルート]]に対応せず、[[戦闘破壊]]も狙いにくい中途半端な[[攻撃力]]が難点。~
[[LV6>《ホルスの黒炎竜 LV6》]]の[[特殊召喚]]は他の[[カード]]に任せ、この[[カード]]は採用しない構築も考えられる。

--[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]~
[[魔法カード]]の[[効果を受けず>効果を受けない]]、[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]すると[[LV8>《ホルスの黒炎竜 LV8》]]にレベルアップできる。~
[[LV8>《ホルスの黒炎竜 LV8》]]の[[特殊召喚]]に必須な上、自身も優秀な[[効果]]を持つので、複数枚投入してもいいだろう。~

--[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]~
[[魔法カード]]の[[発動]]を[[無効]]にすることができる。~
[[デッキ]]の[[キーカード]]だが[[召喚制限]]があるため、複数枚投入するか、[[ピン挿し]]で回収手段を豊富にするかはよく考えたい。

―その他の[[モンスター]]~
-[[ドラゴン族]][[モンスター]]~
--[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]~
[[手札]]・[[墓地]]から[[ドラゴン族]]を[[特殊召喚]]できる。~
この[[デッキ]]では主に[[LV6>《ホルスの黒炎竜 LV6》]]の[[特殊召喚]]を狙うことになる。~
[[《真紅眼の飛竜》]]とともに採用するのも良いだろう。~

--[[《スターダスト・ドラゴン》]]・[[《閃こう竜 スターダスト》]]・[[《マテリアルドラゴン》]]~
[[破壊]]から守ることができるため、よりロックを強固にできる。~

//--[[《焔征竜−ブラスター》]]~
//[[属性]]・[[種族]]の[[シナジー]]があり、[[ホルスの黒炎竜]]を[[サーチ]]できる。~
//[[除去]][[効果]]も、[[戦闘破壊]][[耐性]]持ちを相手にした時などに有効。

--[[《コアキメイル・ドラゴ》]]~
[[特殊召喚]]を封じることができる。~
対応するのは[[光属性]]と[[闇属性]]のみのため、[[環境]]に応じて採用したい。

--[[《聖刻龍王−アトゥムス》]]~
[[デッキ]]から[[ドラゴン族]]を[[特殊召喚]]できる。~
[[攻撃力]]が0になるため[[ホルスの黒炎竜]]のレベルアップ条件とは噛み合わないが、[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]を[[リクルート]]することで[[LV6>《ホルスの黒炎竜 LV6》]]の[[特殊召喚]]が狙える。~
[[エクシーズ素材]]候補として、[[アドバンス召喚]]の補助にもなる[[《聖刻龍−トフェニドラゴン》]]とその[[効果の対象]]になる[[通常モンスター]]も採用したい。

-[[ドラゴン族]]以外の[[モンスター]]~
--[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]~
4枚目以降の[[《王宮のお触れ》]]としての採用が考えられる。~
しかし、[[手札事故]]を起こす可能性がさらに高まることには注意。~

--[[《エフェクト・ヴェーラー》]]・[[《ライオウ》]]~
前者は[[モンスター効果]]、後者は[[特殊召喚]]と[[サーチ]]の[[メタカード]]。~
この[[デッキ]]は[[《王宮のお触れ》]]との兼ね合いで[[カウンター罠]]の採用が難しいので、これらの[[カード]]で対策したい。

***[[魔法・罠カード]]について [#b4930ca9]
 [[《王宮のお触れ》]]を採用する関係上、[[罠カード]]の枚数は可能な限り少なくする。~

-[[《王宮のお触れ》]]~
[[デッキ]]の根幹となる[[カード]]であり、特別な事情がない限りは3枚積みたい。

-[[《レベル調整》]]・[[《レベルアップ!》]]~
[[LVモンスター>LV]]の[[サポートカード]]。~
[[召喚制限]]のある[[LV8>《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を[[特殊召喚]]できるのは大きい。

-[[《月の書》]]~
[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]の妨害や[[戦闘]]補助、[[モンスター効果]]対策など、様々な役割を果たすことができる。

-[[《収縮》]]・[[《エネミーコントローラー》]]~
[[戦闘]]補助ができ、[[コンバットトリック]]も可能。~
[[ホルスの黒炎竜]]のレベルアップ条件である[[戦闘破壊]]を狙いやすくなる。

-[[《禁じられた聖杯》]]・[[《禁じられた聖衣》]]~
[[モンスター効果]]対策の[[カード]]であり、[[ステータス]]変動[[効果]]もあるため、[[コンバットトリック]]にも利用できる。~

-[[《我が身を盾に》]]~
[[ホルスの黒炎竜]]を[[効果破壊]]から守ることができる。

-[[《カイザーコロシアム》]]・[[《地盤沈下》]]~
[[相手]]の展開を抑制することができる。~

-[[《スキル・プリズナー》]]~
[[《王宮のお触れ》]]は[[墓地]]で[[発動]]する[[罠>罠カード]]は[[無効]]にしないので併用できる。~
[[効果]]はその[[ターン]]中持続するため、複数の[[モンスター効果]]に同時に狙われても守ることができる。~
[[《禁じられた聖杯》]]では防げない[[フィールド]]外の[[モンスター効果]]にも対応できるのも利点。~

**戦術 [#kcaf7005]
 [[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]の[[特殊召喚]]には[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]が必須となるので、様々な方法を駆使して[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]を[[フィールド]]に用意したい。~
 [[《ホルスの黒炎竜 LV4》]]や[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]での[[特殊召喚]]はもちろん、普通に[[アドバンス召喚]]しても良い。~
 [[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]を用意できたら、後は[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]するだけであり、[[《王宮のお触れ》]]で[[罠カード]]を封じておけばレベルアップは容易。~
 速度を重視して[[《レベルアップ!》]]を使用するのもいいだろう。

 [[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を[[特殊召喚]]し、[[ロック]]が完成した後は、[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を守ることに徹する。~
 しかし、[[モンスター効果]]だけでも[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]に対処する手段は多く、いつまでも[[ロック]]が続くとは限らない。~
 [[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]の[[攻撃力]]も活かし、[[相手]]がこの[[カード]]に対抗しうる手段を手にする前に決着を着けたい。~

**[[デッキ]]の派生 [#f820f4cb]
***[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]型 [#q9daf11a]
 [[ドラゴン族]][[モンスター]]を[[デッキ]]に多数採用し、[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]で[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]を[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]で[[蘇生]]させるとともに、[[《F・G・D》]]の[[融合召喚]]も可能とする[[デッキ]]。~
 [[ホルスの黒炎竜]]が[[ドラゴン族]]であるという長所を生かし、[[《F・G・D》]]を[[融合召喚]]できるので、[[デッキ]]の[[攻撃力]]は飛躍的に向上する。~
 [[《龍の鏡》]]も強力だが、[[墓地アドバンテージ]]を削ることは[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]と相性が悪いため、[[《D・D・R》]]等と併用すると良いだろう。~

-[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]が[[エラッタ]]された事で弱体化した。

***[[【フロフレホルス】]] [#e776f8a8]
 【お触れホルス】に[[《氷炎の双竜》]]を加え、より攻撃的にした[[デッキ]]。~
 詳細は[[【フロフレホルス】]]を参照。~

***【カウンターホルス】 [#pfd90a66]
 [[《王宮のお触れ》]]の代わりに[[カウンター罠]]を採用した、[[【カウンタービート】]]型の[[デッキ]]。~
 [[罠カード]]への対策を弱める代わりに[[効果モンスター]]への対策を強める。~
 相手が[[罠カード]]を多用する場合、[[サイドデッキ]]の[[カード]]と入れ替え【お触れホルス】への移行も可能。~

 [[カウンター罠]]に限らず、[[《ブレイクスルー・スキル》]]や[[《デモンズ・チェーン》]]などを利用するのも手。~
 この型の場合、[[罠カード]]の比率が高くなるため、[[【忍者】]]のギミックを組み込むことも考えられる。~
 [[《忍法 超変化の術》]]は[[ホルスの黒炎竜]]などの[[リクルート]]手段にもなるため強い[[シナジー]]が見込める。~

***[[《竜魔人 キングドラグーン》]]軸 [#s3628fa7]
 [[《竜魔人 キングドラグーン》]]の[[効果]]で[[ホルスの黒炎竜]]を[[対象にとる効果>対象をとる(指定する)効果]]から護り、[[手札]]から[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]等を展開出来る。~
 [[《神竜 ラグナロク》]]と[[《融合呪印生物−闇》]]から手軽に[[特殊召喚]]出来、[[《龍の鏡》]]から2体目の展開も容易だった。~
 上記[[デッキ]]が登場するまでは構築されることも多かったが、[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]や[[シンクロ召喚]]の登場により、現在はほとんど採用されなくなっている。

***[[【征竜】]]軸 [#ke8094dd]
 [[《焔征竜−ブラスター》]]で[[ホルスの黒炎竜]]が[[サーチ]]できる点を活かした[[デッキ]]タイプ。~
 [[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]を[[サーチ]]し、[[特殊召喚]]した[[征竜]]を[[リリース]]に充てる事で展開、[[《レベルアップ!》]]や自身の[[効果]]によるレベルアップを狙う。~
 [[ホルスの黒炎竜]]は[[手札]]に来たものはもちろん、レベルアップで[[墓地へ送られた]]ものも各種[[征竜]]の[[コスト]]となるため、腐る心配がない。~
 それぞれの[[デッキ]]と比較して防御能力が落ちるため、[[相手]]が[[魔法カード]]に依存するか否かで安定性が変化する点が難点である。~
 [[四征竜>征竜]]と[[《ガード・オブ・フレムベル》]]から[[《閃こう竜 スターダスト》]]の[[シンクロ召喚]]を狙い補助したいところだが、[[ホルスの黒炎竜]]と同一[[ターン]]に[[サーチ]]できないので注意。~
 [[征竜]]が[[禁止カード]]になったため、構築できなくなった。


**[[デッキ]]の弱点 [#pe3c4c9d]
 この[[デッキ]]のコンセプトは「[[魔法・罠カード]]を[[使用]]不能にする」ことであり、[[効果モンスター]]が必然的に弱点となる。~
 [[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を[[《我が身を盾に》]]等で守ることが必要となるが、[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]や[[《N・グラン・モール》]]等、天敵となる[[効果モンスター]]は非常に多い。~
 これら全てから[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を守ることは現実的でないため、崩される前に勝負を決める必要がある。~

 [[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]と[[《王宮のお触れ》]]が揃っていても問題なく[[魔法・罠カード]]を[[発動]]できるようになり、[[弱体化]][[効果]]によって[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を[[戦闘破壊]]できる[[《The splendid VENUS》]]も天敵中の天敵である。~
 [[《異次元の女戦士》]]で[[除外]]する、[[《月の書》]]で[[裏側守備表示]]にして[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]で[[戦闘破壊]]する、[[《禁止令》]]でプレイさせなくする等の方法で対処したい。~

 また、当然のことだが[[【フルモンスター】]]相手には[[ロック]]が意味をなさないことにも気を付けたい。

**[[デッキ]]の歴史 [#uac1d54e]
 第4期、第5期を中心に使用された[[デッキ]]である。~

***第4期 [#season4]
 第4期[[環境]]は[[アドバンテージ]]を取りやすい[[効果モンスター]]が少なかったため、大会でも上位に食い込める[[デッキ]]だった。~
 この時代での[[ホルスの黒炎竜]]を対処できる[[効果モンスター]]は大半が[[制限カード]]であり、ほとんどが破壊であったことから[[《我が身を盾に》]]で守ることが多かった。~
 [[《竜魔人 キングドラグーン》]]の登場後は[[《突然変異》]]と[[《可変機獣 ガンナードラゴン》]]を入れたタイプが主流となっていた。~
 これにより強力な[[耐性]]によって今で言う[[制圧]]を狙うことが可能であった。~
 4期後半は[[《突然変異》]]の規制と、[[【カオス】]]の流行によって[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]や[[《執念深き老魔術師》]]の採用が増えて[[ロック]]を崩されることが増えてきた。~
 [[【デビル・フランケン】]]に【お触れホルス】を加えた、[[【フラホルス】>【デビル・フランケン】#tcac764a]]という[[デッキ]]も存在した。~
 [[ロック]]と[[1ターンキル]]の2つの戦術を備えた[[デッキ]]だった。~

***第5期 [#season5]
 第5期中盤からは[[【フロフレホルス】]]が登場。~
 [[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]の登場により[[ドラゴン族]]主体の構築も現実的になった。~
 また、[[《突然変異》]]が[[準制限カード]]になったことにより[[《竜魔人 キングドラグーン》]]が再び活躍するようになるが、サブ戦力として投入された[[《神獣王バルバロス》]]の方がより多く変異していた。~
 また[[《王宮のお触れ》]]ではなく[[《神の宣告》]]を採用したタイプも登場している。~
 一方で天敵も増加し、[[《N・グラン・モール》]]は様々なデッキで使われ対処が難しくアニメGXでも【お触れホルス】が同様に崩されるエピソードがあった。~

*** 第6期以降 [#season6]
 第5期後半からカードプールが変化して[[効果モンスター]]が主力となり、[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を出すことができても[[制圧]]力は期待できなくなってしまった。~
 [[シンクロモンスター]]登場以後はより顕著で、これ以降[[ホルスの黒炎竜]]に目立った活躍はない。~

// また、[[罠カード]]の採用率低下によって、[[《王宮のお触れ》]]の効力も薄くなっている。~
// 「あえて[[除去]]対策[[カード]]を入れず、スピードアップ・後続[[特殊召喚]]の容易化を図る」「[[《王宮のお触れ》]]を切り捨て、[[【カウンタービート】]]寄りにする」という選択も頭の隅においておきたい。~

**サンプルレシピ [#z84050ed]
-【お触れホルス】~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=425~
第2回関東チャンピオンシップ3位

**代表的な[[カード]] [#ebe12a89]
-[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]
-[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]

-[[《王宮のお触れ》]]

**関連リンク [#q514aa46]
-[[ホルスの黒炎竜]]
-[[パーミッション]]

-[[【お触れビート】]]
-[[【LVモンスター】]]

-[[デッキ集]]