*【お触れホルス】 [#laa10325]
*【お触れホルス】 [#top]

#contents

**デッキの概要 [#f9b09254]
 [[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]と[[《王宮のお触れ》]]で[[魔法・罠カード]]を封殺する、[[ロック]]と[[ビートダウン]]の両方の要素を持つ[[デッキ]]。~
 [[ロック]]という観点からは低い[[ロック]]強度に分類されるが、一級の[[ビートダウン]]としても通用するので、[[ロック]]が崩される前に勝利できることも珍しくない。~
 [[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]の[[攻撃力]]は3000と[[レベル]]8としても最高クラスのためほとんどの[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]することができる。~
**[[デッキ]]の概要 [#abstract]
 [[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]と[[《王宮のお触れ》]]で[[相手]]の[[魔法・罠カード]]を封殺する、[[ロック]]と[[ビートダウン]]の両方の要素を持つ[[デッキ]]。~
 [[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]の[[攻撃力]]は3000と[[レベル]]8としても最高クラスのため、ほとんどの[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]することができる。~
 [[ロック]][[デッキ]]という観点からは低い[[ロック]]強度に分類されるが、一級の[[ビートダウン]]としても通用するので、[[ロック]]が崩される前に勝利できることも珍しくない。~

-後に[[カテゴリ]]化された[[ホルス]][[モンスター]]を主体とする[[デッキ]]については[[【ホルス】]]を参照。~

 ※以前にも議論が行われたが、この[[デッキ]]は[[《王宮のお触れ》]]の併用を前提とした[[コンボ]][[デッキ]]であるため、本ページ名は[[カテゴリ]]の【[[ホルスの黒炎竜]]】ではなく【お触れホルス】としている。~

 《ホルスの黒炎竜 LV8/Horus the Black Flame Dragon LV8》
 効果モンスター
 星8/炎属性/ドラゴン族/攻3000/守1800
 このカードは通常召喚できない。
 「ホルスの黒炎竜 LV6」の効果でのみ特殊召喚できる。
 「ホルスの黒炎竜 LV6」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。
 このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
 魔法の発動と効果を無効にし破壊することができる。
 魔法カードの発動を無効にし破壊する事ができる。

 《王宮のお触れ/Royal Decree》
 永続罠
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 このカード以外のフィールド上の罠カードの効果を無効にする。
 (1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
 このカード以外のフィールドの全ての罠カードの効果は無効化される。

**[[デッキ]]構築に際して [#introduction]
***[[モンスターカード]]について [#monster]

**デッキの構成 [#n265affe]
***[[モンスターカード]]について [#zca67ae2]
 まず、デッキの核となる[[ホルスの黒炎竜]]を各々何体ずつ投入するかを検討する。~
 [[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]は[[通常召喚]]できないため、採用枚数が多いと[[手札事故]]になる恐れが非常に高い。~
 だが[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]は[[蘇生]]が不可能なので、[[破壊]]されたときのことを考え、[[《貪欲な壺》]]等の回収する[[カード]]と併用すると良いだろう。~
 [[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]は[[召喚制限]]が一切なく、優秀な[[効果]]を持つため、複数枚投入しても重くはないだろう。~
 [[《ホルスの黒炎竜 LV4》]]は唯一[[下級モンスター]]であるため、[[手札事故]]の軽減に役立つ。~
-[[ホルスの黒炎竜]]~
--[[《ホルスの黒炎竜 LV4》]]~
[[コントロール]]を変更する[[効果を受けず>効果を受けない]]、[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]すると[[LV6>《ホルスの黒炎竜 LV6》]]にレベルアップできる。~
[[下級モンスター]]のため[[手札事故]]は起こしにくいが、[[《仮面竜》]]等での[[リクルート]]に対応せず、[[戦闘破壊]]も狙いにくい中途半端な[[攻撃力]]が難点。~
[[LV6>《ホルスの黒炎竜 LV6》]]の[[特殊召喚]]は他の[[カード]]に任せ、この[[カード]]は採用しない構築も考えられる。

 [[ホルスの黒炎竜]]以外で採用候補となる[[ドラゴン族]][[モンスター]]は下記の通り。~
--[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]~
[[魔法カード]]の[[効果を受けず>効果を受けない]]、[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]すると[[LV8>《ホルスの黒炎竜 LV8》]]にレベルアップできる。~
[[LV8>《ホルスの黒炎竜 LV8》]]の[[特殊召喚]]に必須な上、自身も優秀な[[効果]]を持つので、複数枚投入してもいいだろう。~

+[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]を瞬時に展開できる[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]~
+[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を[[破壊]][[効果]]から守る[[《マテリアルドラゴン》]]~
+[[ドラゴン族]]専用[[リクルーター]]である[[《仮面竜》]]~
+[[モンスター除去]][[効果]]を持つ[[《ボマー・ドラゴン》]]~
--[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]~
[[魔法カード]]の[[発動]]を[[無効]]にすることができる。~
[[デッキ]]の[[キーカード]]だが[[召喚制限]]があるため、複数枚投入するか、[[ピン挿し]]で回収手段を豊富にするかはよく考えたい。

 [[ドラゴン族]][[モンスター]]以外では万能[[サーチ]][[カード]]である[[《クリッター》]]や[[リバース]][[モンスター]]を繰り返し[[除去]]できる[[《N・グラン・モール》]]等を採用すると良いだろう。[[《仮面竜》]]から[[サーチ]]できる[[《炎龍》]]や[[《デブリ・ドラゴン》]]を入れて[[シンクロ召喚]]をしてもいいかもしれない。~
 4枚目の[[《王宮のお触れ》]]として、[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]の採用も考えられるが、[[手札事故]]の確率はさらに上昇する。~
―その他の[[モンスター]]~
-[[ドラゴン族]][[モンスター]]~
--[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]~
[[手札]]・[[墓地]]から[[ドラゴン族]]を[[特殊召喚]]できる。~
この[[デッキ]]では主に[[LV6>《ホルスの黒炎竜 LV6》]]の[[特殊召喚]]を狙うことになる。~
[[《真紅眼の飛竜》]]とともに採用するのも良いだろう。~

***[[魔法・罠カード]]について [#b4930ca9]
 採用候補となる[[魔法・罠カード]]は下記の通り。~
--[[《スターダスト・ドラゴン》]]・[[《閃こう竜 スターダスト》]]・[[《マテリアルドラゴン》]]~
[[破壊]]から守ることができるため、より[[ロック]]を強固にできる。~

+[[デッキ]]の根幹となる[[《王宮のお触れ》]]~
+[[ホルスの黒炎竜]]を[[破壊]]から守る[[《我が身を盾に》]]~
+[[モンスター効果]]を[[無効]]化する[[《レインボー・ヴェール》]]~
+[[デッキ]]内の[[ホルスの黒炎竜]]を[[墓地に送る]][[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]
--[[《焔征竜−ブラスター》]]~
[[属性]]・[[種族]]の[[シナジー]]があり、[[ホルスの黒炎竜]]を[[サーチ]]できる。~
[[除去]][[効果]]も、[[戦闘破壊]][[耐性]]持ちを相手にした時などに有効。

 [[《王宮のお触れ》]]を採用する関係上、[[罠カード]]は可能な限り少なくするべきである~
 [[《王宮のお触れ》]]以外の[[罠カード]]は、[[《聖なるバリア−ミラーフォース−》]]や[[《リビングデッドの呼び声》]]のみでも良いだろう。~
--[[《コアキメイル・ドラゴ》]]~
[[光属性]]と[[闇属性]]の[[特殊召喚]]を封じる。~
対応する範囲が狭いため、[[環境]]に応じて採用したい。

 [[罠カード]]の代わりとして、相手の[[攻撃]]を迎撃できる[[速攻魔法]]を多く採用する。~
 などが候補に挙がるが、一部の[[効果モンスター]]の[[効果]]を止めることもできる[[《月の書》]]は特に使い勝手がいい。~
 他には[[《収縮》]]や[[《エネミーコントローラー》]]などが挙げられる。~
 これらの[[カード]]で[[戦闘]]を補助することによって、[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]・[[《ホルスの黒炎竜 LV4》]]のレベルアップに繋ぎやすくなる。~
--[[《聖刻龍王−アトゥムス》]]~
[[デッキ]]から[[ドラゴン族]]を[[特殊召喚]]できる。~
[[攻撃力]]が0になるため[[ホルスの黒炎竜]]のレベルアップ条件とは噛み合わないが、[[LV6>《ホルスの黒炎竜 LV6》]]を[[リクルート]]し[[《レベルアップ!》]]を使えばすぐに[[LV8>《ホルスの黒炎竜 LV8》]]にできる。~
[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]を[[リクルート]]することで[[LV6>《ホルスの黒炎竜 LV6》]]の[[特殊召喚]]が狙える。~
[[エクシーズ素材]]候補として、[[アドバンス召喚]]の補助にもなる[[《聖刻龍−トフェニドラゴン》]]とその[[効果の対象]]になる[[通常モンスター]]も採用したい。

 その他としては、[[【ドラゴン族】]]の要素も含まれることになるが、[[《龍の鏡》]]を採用し[[《F・G・D》]]を[[融合召喚]]すれば、[[デッキ]]の[[攻撃力]]はさらに向上する。~
 [[《洗脳−ブレインコントロール》]]は相手の[[モンスター]]を除去しつつ、[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]を展開できるため、非常に有能に機能する。~
-[[ドラゴン族]]以外の[[モンスター]]~
--[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]~
4枚目以降の[[《王宮のお触れ》]]としての採用が考えられる。~
しかし、[[手札事故]]を起こす可能性がさらに高まることには注意。~

 [[《次元の裂け目》]]などの無差別[[除外]]カードや[[《王宮の弾圧》]]などが存在すると、レベルアップを封じられてしまうため、[[《サイクロン》]]はもちろん[[《スタンピング・クラッシュ》]]等の[[魔法・罠カード]]破壊カードも採用したい。~
--[[《エフェクト・ヴェーラー》]][[《コアキメイル・ガーディアン》]][[《炎王獣 ガネーシャ》]]・[[《コアキメイル・オーバードーズ》]][[《ライオウ》]]~
前者は[[モンスター効果]]、後者は[[特殊召喚]]の[[メタカード]]。~
この[[デッキ]]は[[《王宮のお触れ》]]との兼ね合いで[[カウンター罠]]の採用が難しいので、これらの[[カード]]で対策したい。~
[[コアキメイル]]を採用する場合は[[維持コスト]]が必要なため、[[岩石族]][[モンスター]]の比率に注意したい。~

 [[《禁じられた聖杯》]]は少ないリスクで厄介なモンスター効果を止められるので非常に強力。~
 相手の[[攻撃力]]を上げてしまうデメリットがある為、[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]等に[[戦闘破壊]]されてしまう危険性が存在するが、他の[[速攻魔法]]をセットするなどして守りを固めておけば問題ない。
--[[《スカル・マイスター》]]~
この[[デッキ]]の弱点の一つである[[墓地]][[発動]][[効果]]のメタとなる。~

**基本戦術 [#kcaf7005]
 [[ロック]]状態に持ち込む以前は、[[《王宮のお触れ》]]を使った[[殴り合い>殴る]]が基本となる。~
 戦線維持とともに考えるべきなのは、もちろん[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]の[[召喚]]である。~
 [[特殊召喚]]元である[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]が通常の「[[アドバンス召喚]]」が可能であり、更に[[《ホルスの黒炎竜 LV4》]]のレベルアップからでも[[サーチ]]できる。~
 どちらもレベルアップの条件は、[[戦闘]]で[[モンスター]]を[[破壊]]するだけであり、状況を上手に把握すれば意外と容易く満たせるだろう。~
 [[《王宮のお触れ》]]が自然に入るため、[[相手]]の[[罠カード]]で[[戦闘]]を妨害されてしまうことも少ない。~
 もちろん、1枚の[[ディスアドバンテージ]]にこそなるものの、[[相手]]の[[デッキ]]タイプに関係なく迅速にレベルアップできる[[《レベルアップ!》]]を採用するのも手である。~
 [[ロック]]後はひたすら[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を守ることに徹する。~
 だが[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]に対処できる[[効果モンスター]]は多く、いつまでも[[ロック]]が続くとは限らない。~
 [[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]の[[攻撃力]]も活かし、相手がこの[[カード]]に対抗しうる[[効果モンスター]]を[[ドロー]]する前に決着を着けたい。~
--[[《焔聖騎士−ローラン》]]・[[《守護竜プロミネシス》]][[《フレムベル・ベビー》]]~
[[ホルスの黒炎竜]]の打点強化に使え、[[属性]]サポートを共有できる。~
前者は[[LV6>《ホルスの黒炎竜 LV6》]]の強化にはならないが、それ以外のモンスターにも使用できる上に、[[装備魔法]]を[[サーチ]]することによって戦線維持を高められ、後者2体は[[《真炎の爆発》]]で蘇生でき、[[《フレムベル・ベビー》]]は[[チューナー]]なので[[シンクロ召喚]]にも繋げられる。~

**[[デッキ]]の弱点 [#pe3c4c9d]
 この[[デッキ]]のコンセプトは「魔法・罠カードを使用不能にする」ことであり、[[効果モンスター]]が必然的に弱点となる。~
 [[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を[[《我が身を盾に》]]等で守ることが必要となるが、万能[[除去]]カードの[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]や手札に戻す[[《N・グラン・モール》]]等、天敵となる[[効果モンスター]]は非常に多い。~
 これら全てから[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を守ることは極めて困難であるゆえ、崩される前に勝負を決める必要がある。~
 また、[[【フルモンスター】]]には大した抑制にならない点にも注意したい。とはいえ、力負けすることは少ないが。~
 [[《The splendid VENUS》]]を出されると、[[デッキ]]のコンセプトを全て[[無効]]にされる。~

 [[ホルスの黒炎竜]]がレベルアップする際にもスキが生じる。~
 レベルアップは[[チェーン]]に乗る[[特殊召喚]]であるため、[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]で[[破壊]]されるので注意が必要である。~
 [[《マクロコスモス》]]等の無差別[[除外]]カードが存在すると、レベルアップの際に[[ホルスの黒炎竜]]を墓地に送れずレベルアップが止まってしまう。~
***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap]
 [[《王宮のお触れ》]]を採用する関係上、[[罠カード]]の枚数は可能な限り少なくする。~

-[[《王宮のお触れ》]]~
[[デッキ]]の根幹となる[[カード]]であり、特別な事情がない限りは3枚積みたい。

**デッキの派生 [#f820f4cb]
***[[ドラゴン族]][[融合]]型 [#q9daf11a]
 [[ドラゴン族]][[モンスター]]をデッキに多数採用し、[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]で[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]を墓地に送り、[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]で蘇生させるとともに、[[《F・G・D》]]の[[融合召喚]]も可能とするデッキ。~
 [[ホルスの黒炎竜]]が[[ドラゴン族]]であるという長所を生かし、[[《F・G・D》]]を[[融合召喚]]できるので、デッキの攻撃力は飛躍的に向上する。~
 [[《龍の鏡》]]も強力だが[[墓地アドバンテージ]]を削ることは[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]と相性が悪いため、[[《D・D・R》]]等と併用すると良いだろう。~
-[[《レベル調整》]]・[[《レベルアップ!》]]~
[[LVモンスター>LV]]の[[サポートカード]]。~
[[召喚制限]]のある[[LV8>《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を[[特殊召喚]]できるのは大きい。

***[[【フロフレホルス】]] [#e776f8a8]
 【お触れホルス】に[[《氷炎の双竜》]]を加え、より攻撃的になった[[デッキ]]。~
 詳細は[[【フロフレホルス】]]を参照。~
-[[《月の書》]]~
[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]・[[リンク召喚]]の妨害や[[戦闘]]補助、[[モンスター効果]]対策など、様々な役割を果たすことができる。

***[[《スターダスト・ドラゴン》]]型 [#ab86f6e3]
 【お触れホルス】に[[チューナー]]を加え、[[《スターダスト・ドラゴン》]]を[[シンクロ召喚]]し、[[ホルスの黒炎竜]]を[[効果]][[破壊]]から守ることを主眼とした[[デッキ]]。~
 [[除外]]や[[バウンス]]を防ぐことはできず、[[《スターダスト・ドラゴン》]]は[[シンクロ召喚]]しにくい部類に入るため、実用は難しい。~
-[[《収縮》]]・[[《エネミーコントローラー》]]~
[[戦闘]]補助ができ、[[コンバットトリック]]も可能。~
[[ホルスの黒炎竜]]のレベルアップ条件である[[戦闘破壊]]を狙いやすくなる。

-[[《禁じられた聖杯》]]・[[《禁じられた聖衣》]]~
[[モンスター効果]]対策の[[カード]]であり、[[ステータス]]変動[[効果]]もあるため、[[コンバットトリック]]にも利用できる。~

**デッキの変遷 [#uac1d54e]
 かつて強力な[[効果]][[モンスター]]が少なかった頃は、大会でも上位に食い込める優秀な[[デッキ]]だった。~
 「かつて」というのは、現在ではカードプールの変化により[[ホルスの黒炎竜]]では封じることができない[[効果モンスター]]に優秀な物が数多く存在しているからである。~
 はじめのうちは天敵も[[《N・グラン・モール》]]や[[制限解除]]された[[《D.D.アサイラント》]]くらいだったため、[[《レインボー・ヴェール》]]で防御が可能だった。~
 しかし、現在は[[帝]]シリーズや[[《裁きの龍》]]、数多くの[[シンクロモンスター]]によって[[攻撃]]を介さない[[除去]][[効果モンスター]]が多数出現してしまったので、仮に[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を出すことができても以前ほどの制圧力は期待できない。~
 「あえて[[除去]]対策[[カード]]を入れず、スピードアップ・後続[[特殊召喚]]の容易化を図る」「[[《王宮のお触れ》]]を切り捨て、[[【カウンタービート】]]寄りにする」という選択も頭の隅においておきたい。~
-[[《我が身を盾に》]]・[[《守護竜の結界》]]~
[[ホルスの黒炎竜]]を[[効果破壊]]から守ることができる。

 現在は構築できないが、[[【デビル・フランケン】]]に【お触れホルス】を加えた、[[【フラホルス】>【デビル・フランケン】#tcac764a]]という[[デッキ]]も存在した。~
 [[ロック]]と[[1ターンキル]]の2つの戦術を備えたデッキだった。~
-[[《カイザーコロシアム》]]・[[《地盤沈下》]]~
[[相手]]の展開を抑制することができる。~

**サンプルレシピ [#z84050ed]
-備考~
--【お触れホルス】~
-[[《歯車街》]]~
[[LV8>《ホルスの黒炎竜 LV8》]]の[[効果]]で[[破壊]]することで、[[アンティーク・ギア]]を[[特殊召喚]]できる。~
[[特殊召喚]]先としては[[《古代の機械熱核竜》]]が優秀。~

-[[《スキル・プリズナー》]]~
[[《王宮のお触れ》]]は[[墓地]]で[[発動]]する[[罠>罠カード]]は[[無効]]にしないので併用できる。~
[[効果]]はその[[ターン]]中持続するため、複数の[[モンスター効果]]に同時に狙われても守ることができる。~
[[《禁じられた聖杯》]]では防げない[[フィールド]]外の[[モンスター効果]]にも対応できるのも利点。~

-[[《カノプスの守護者》]]~
[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]を[[フィールド]]に用意する手段の1つである。~
[[効果]]使用後は[[《王宮のお触れ》]]で[[無効]]にされても特に問題はない。~

**戦術 [#strategy]
 [[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]の[[特殊召喚]]には[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]が必須となるので、様々な方法を駆使して[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]を[[フィールド]]に用意したい。~
 [[《ホルスの黒炎竜 LV4》]]での[[特殊召喚]]はもちろん、普通に[[アドバンス召喚]]しても良い。~
//や[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]
 [[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]を用意できたら、後は[[モンスター]]を[[戦闘破壊]]するだけであり、[[《王宮のお触れ》]]で[[罠カード]]を封じておけばレベルアップは容易。~
 速度を重視して[[《レベルアップ!》]]を使用するのもいいだろう。

 [[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を[[特殊召喚]]し、[[ロック]]が完成した後は、[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を守ることに徹する。~
 しかし、[[モンスター効果]]だけでも[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]に対処する手段は多く、いつまでも[[ロック]]が続くとは限らない。~
 [[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]の[[攻撃力]]も活かし、[[相手]]がこの[[カード]]に対抗しうる手段を手にする前に決着を着けたい。~

**[[デッキ]]の種類 [#decktype]
***[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]型 [#FutureFusion]
 [[ドラゴン族]][[モンスター]]を[[デッキ]]に多数採用し、[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]で[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]を[[墓地へ送り>墓地へ送る]]、[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]で[[蘇生]]させるとともに、[[《F・G・D》]]の[[融合召喚]]も可能とする[[デッキ]]。~
 [[ホルスの黒炎竜]]が[[ドラゴン族]]であるという長所を生かし、[[《F・G・D》]]を[[融合召喚]]できるので、[[デッキ]]の[[攻撃力]]は飛躍的に向上する。~
 [[《龍の鏡》]]も強力だが、[[墓地アドバンテージ]]を削ることは[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]と相性が悪いため、[[《D・D・R》]]等と併用すると良いだろう。~

-[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]が[[エラッタ]]された事で弱体化した。

***[[《竜魔人 キングドラグーン》]]軸 [#KingDragun]
 [[《竜魔人 キングドラグーン》]]の[[効果]]で[[ホルスの黒炎竜]]を[[対象にとる効果>対象をとる(指定する)効果]]から護り、[[手札]]から[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]等を展開出来る。~
 [[《神竜 ラグナロク》]]と[[《融合呪印生物−闇》]]から手軽に[[特殊召喚]]出来、[[《龍の鏡》]]から2体目の展開も容易だった。~
 上記[[デッキ]]が登場するまでは構築されることも多かったが、[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]や[[シンクロ召喚]]の登場により、現在はほとんど採用されなくなっている。

**[[デッキ]]の派生 [#variation]
***[[【フロフレホルス】]] [#FrostandFlameDragon]
 【お触れホルス】に[[《氷炎の双竜》]]を加え、より攻撃的にした[[デッキ]]。~

***【カウンターホルス】 [#CounterTrap]
 [[《王宮のお触れ》]]の代わりに[[カウンター罠]]を採用した、[[【カウンタービート】]]型の[[デッキ]]。~
 [[罠カード]]への対策を弱める代わりに、最大の弱点とも言える[[効果モンスター]]への対策を強める。~
 [[相手]]が[[罠カード]]を多用する場合、[[サイドデッキ]]の[[カード]]と入れ替え【お触れホルス】への移行も可能。~

 [[カウンター罠]]に限らず、[[《ブレイクスルー・スキル》]]や[[《デモンズ・チェーン》]]などを利用するのも手。~
 [[《暴君の威圧》]]ならば[[罠カード]]から[[モンスター]]を守りつつ、[[罠カード]]で妨害できる。~
 この型の場合、[[罠カード]]の比率が高くなるため、[[【忍者】]]のギミックを組み込むことも考えられる。~
 [[《忍法 超変化の術》]]は[[ホルスの黒炎竜]]などの[[リクルート]]手段にもなるため強い[[シナジー]]が見込める。~

***[[【征竜】]]軸 [#DragonRuler]
 (※[[2015/04/01>リミットレギュレーション/2015年4月1日]]に[[最上級>最上級モンスター]][[征竜]]各種が[[禁止カード]]に指定され、一時は構築不可能になった。~
  現在はいずれも[[制限復帰]]を果たしているが、いずれも[[制限カード]]であり[[デッキパワー]]は全盛期よりも劣る形となっている。)~

 [[《焔征竜−ブラスター》]]で[[ホルスの黒炎竜]]が[[サーチ]]できる点を活かした[[デッキ]]タイプ。~
 [[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]を[[サーチ]]し、[[特殊召喚]]した[[征竜]]を[[リリース]]に充てる事で展開、[[《レベルアップ!》]]や自身の[[効果]]によるレベルアップを狙う。~
 [[ホルスの黒炎竜]]は[[手札]]に来たものはもちろん、レベルアップで[[墓地へ送られた]]ものも各種[[征竜]]の[[コスト]]となるため、腐る心配がない。~
 それぞれの[[デッキ]]と比較して防御能力が落ちるため、[[相手]]が[[魔法カード]]に依存するか否かで安定性が変化する点が難点である。~
 [[四征竜>征竜]]と[[《ガード・オブ・フレムベル》]]から[[《閃こう竜 スターダスト》]]の[[シンクロ召喚]]を狙い補助したいところだが、[[ホルスの黒炎竜]]と同一[[ターン]]に[[サーチ]]できないので注意。~
 [[【征竜】]]の全盛期に[[【魔導書】]]への対策として使われた。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint]
 「相手の[[魔法・罠カード]]を使用不能にする」ことがコンセプトの[[デッキ]]であるため、[[効果モンスター]]が必然的に弱点となる。~
 [[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を[[《我が身を盾に》]]等で守ることが必要となるが、[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]や[[《N・グラン・モール》]]等、天敵となる[[効果モンスター]]は非常に多い。~
 これら全てから[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を守ることは現実的でないため、崩される前に勝負を決める必要がある。~

 [[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]と[[《王宮のお触れ》]]が揃っていても問題なく[[魔法・罠カード]]を[[発動]]できるようになり、[[弱体化]][[効果]]によって[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を[[戦闘破壊]]できる[[《The splendid VENUS》]]も天敵中の天敵である。~
 [[《異次元の女戦士》]]で[[除外]]する、[[《月の書》]]で[[裏側守備表示]]にして[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]で[[戦闘破壊]]する、[[《禁止令》]]で[[プレイ]]させなくする等の方法で対処したい。~

 また、当然のことだが[[【フルモンスター】]][[相手]]には[[ロック]]が意味をなさないことにも気を付けたい。~
 特に[[【超重武者】]]はどの軸にも関係なく[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を[[殴り倒して>戦闘破壊]]くるので最悪の相手である。~

**[[デッキ]]の歴史 [#history]
 第4期、第5期を中心に使用された[[デッキ]]である。~

***第4期 [#season4]
 第4期[[環境]]は[[アドバンテージ]]を取りやすい[[効果モンスター]]が少なかったため、大会でも上位に食い込める[[デッキ]]だった。~
 この時代での[[ホルスの黒炎竜]]を対処できる[[効果モンスター]]は大半が[[制限カード]]であり、ほとんどが[[破壊]]であったことから[[《我が身を盾に》]]で守ることが多かった。~
 [[《竜魔人 キングドラグーン》]]の登場後は[[《突然変異》]]と[[《可変機獣 ガンナードラゴン》]]を入れたタイプが主流となっていた。~
 これにより強力な[[耐性]]によって今で言う[[制圧]]を狙うことが可能であった。~
 4期後半は[[《突然変異》]]の規制と、[[【カオス】]]の流行によって[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]や[[《執念深き老魔術師》]]の採用が増えて[[ロック]]を崩されることが増えてきた。~
 [[【デビル・フランケン】]]に【お触れホルス】を加えた、[[【フラホルス】>【デビル・フランケン】#tcac764a]]という[[デッキ]]も存在した。~
 [[ロック]]と[[1ターンキル]]の2つの戦術を備えた[[デッキ]]だった。~

***第5期 [#season5]
 第5期中盤からは[[【フロフレホルス】]]が登場。~
 [[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]の登場により[[ドラゴン族]]主体の構築も現実的になった。~
 また、[[《突然変異》]]が[[準制限カード]]になったことにより[[《竜魔人 キングドラグーン》]]が再び活躍するようになるが、サブ戦力として投入された[[《神獣王バルバロス》]]の方がより多く変異していた。~
 また[[《王宮のお触れ》]]ではなく[[《神の宣告》]]を採用したタイプも登場している。~
 一方で天敵も増加し、[[《N・グラン・モール》]]は様々な[[デッキ]]で使われ対処が難しくアニメGXでも【お触れホルス】が同様に崩されるエピソードがあった。~

*** 第6期 [#season6]
 第5期後半からカードプールが変化して[[効果モンスター]]が主力となり、[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]を出すことができても[[制圧]]力は期待できなくなってしまった。~
 [[効果モンスター]]展開を封じる手段にもなる[[魔法カード]]封じそのものは相変わらず強力なものの、肝心の[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]が[[重い]]ため他の[[魔法カード]]封じを[[制圧]]手段として使用した方が扱いやすい場面が多くなっている。~
 [[【征竜】]]の[[制圧]]パーツとして運用された程度である。~

*** 第12期 [#season12]
 上位[[カテゴリ]]「[[ホルス]]」が成立し、[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]の展開をサポートできる[[《カノプスの守護者》]]が登場した。~
 以後は[[ホルスの黒炎竜]]を必須としない[[【ホルス】]]として構築できるようになる。~

**サンプルレシピ [#sample]
-【お触れホルス】~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=425~
第2回関東チャンピオンシップ3位

**代表的なカード [#ebe12a89]
**余談 [#digression]
 マスターデュエルでは、イベント『タイムトラベル2004』のレンタル[[デッキ]]として選ばれている。~

**代表的な[[カード]] [#keycard]
-[[《ホルスの黒炎竜 LV8》]]
-[[《ホルスの黒炎竜 LV6》]]

-[[《王宮のお触れ》]]


**関連リンク [#q514aa46]
**関連リンク [#link]
-[[ホルスの黒炎竜]]
-[[パーミッション]]

-[[【お触れビート】]]
-[[【LVモンスター】]]

-[[【ホルス】]]

-[[デッキ集]]