《ゴブリンのやりくり上手》と《非常食》によるターボエンジン。
これらを組み合わせることによって、圧倒的なアドバンテージを叩き出す。
まともに組めた頃は《悪夢の蜃気楼》も制限カード止まりだったので、同じく大量のドローができた。
《ゴブリンのやりくり上手/Good Goblin Housekeeping》 通常罠 自分の墓地に存在する「ゴブリンのやりくり上手」の枚数+1枚を デッキからドローし、手札からカードを1枚選択してデッキの一番下に戻す。
《非常食/Emergency Provisions》 速攻魔法 このカードを除く自分フィールド上の魔法または罠カードを墓地へ送る。 墓地へ送ったカード1枚につき、自分は1000ライフポイント回復する。
《悪夢の蜃気楼/Mirage of Nightmare》 永続魔法(禁止カード) 相手のスタンバイフェイズ時に、 自分の手札が4枚になるようにカードをドローする。 自分のスタンバイフェイズ時に、 その効果でドローした枚数分だけカードを手札からランダムに捨てる。
(具体的な方法は、それらカードの項を参照のこと。)
その大幅なアドバンテージを持って、一気に勝負を決めるというコンボデッキに近いコントロールデッキ。
その爆発力は凄まじいが、コンボに必要なカードが大量に必要になるために安定性に欠ける。
発見当初は《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》などのロックパーツを組み合わせた低速のデッキでないと手札事故のデメリットが大きいとされ、一部のデッキでしか使用されていなかった。
しかし、そのうち多少の無理をしてでも入れる価値のあるコンボと判断され、さまざまなデッキにこのギミックが搭載されていった。
事実、当時のデッキレシピを探せば大体が【やりくりターボ】を内蔵していたのだ。
《ヴォルカニック・バレット》と組み合わせて、《ゴブリンのやりくり上手》でデッキに戻すカードに《ヴォルカニック・バレット》を選択すれば、擬似的にライフと手札を交換することができる。
また、《ヴォルカニック・バレット》のコストを《非常食》でまかなうことができ、非常に相性がいい。
この戦術を用いると、手札コストを要する《ライトニング・ボルテックス》や《サンダー・ブレイク》を発動させやすく、《貪欲な壺》での更なるターボも見込める。