*【アステカ】 [#h2b674bb]

 《アステカの石像》を主軸に使い《結束 UNITY》を絡めた反射ダメージでとどめを刺すデッキ。~
 「相手に攻撃をしてもらってダメージを与える」という基本的に受け身の戦法だが、その爆発力はなかなかの数値になる。~

 《クロスカウンター》でも代用は可能である。~
 《アステカの石像》そのものを使うより奇襲性が高くなるかもしれない。~
 《断層地帯》でも同様のことが可能だが、これを出すと奇襲の意味合いが薄れる。~

 デッキの性質上【ウォールバーン】の一種。~

 《アステカの石像/Stone Statue of the Aztecs》
 効果モンスター
 星4/地属性/岩石族/攻 300/守2000
 このモンスターを攻撃した時に相手プレイヤーがダメージを受ける場合、
 その数値は倍になる。

 《クロスカウンター/Cross Counter》
 通常罠
 攻撃された守備表示モンスターの守備力が、
 相手攻撃モンスターの攻撃力を越えていた場合、
 相手に与える戦闘ダメージは倍になる。
 ダメージ計算後にその攻撃モンスターを破壊する。

 《断層地帯/Canyon》
 フィールド魔法
 守備表示の岩石族モンスターが攻撃された場合、
 攻撃モンスターのコントローラーが受ける戦闘ダメージは倍になる。

 《結束 UNITY/Unity》
 速攻魔法
 自分のフィールド上のモンスター1体を選択する。
 選択したモンスターの守備力はエンドフェイズまで
 自分のフィールド上に表側表示で存在するモンスター全ての元々の守備力を合計した数値になる。

 《モンスターBOX/Fairy BOX》
 永続罠
 相手モンスターが攻撃をする度に、コイントスで裏表を当てる。
 当たりの場合、攻撃モンスターの攻撃力は0になる。
 自分のスタンバイフェイズ毎に500ライフポイントを払う。
 払わなければ、このカードを破壊する。

 《収縮/Shrink》
 速攻魔法
 フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択する。
 そのモンスターの元々の攻撃力はエンドフェイズまで半分になる。

 《立ちはだかる強敵/Staunch Defender》
 通常罠
 相手の攻撃宣言時に発動する事ができる。
 自分フィールド上の表側表示モンスター1体を選択する。
 発動ターン相手は選択したモンスターしか攻撃対象にできず、
 全ての表側攻撃表示モンスターで選択したモンスターを攻撃しなければならない。

**基本戦術 [#dd1e46ad]
 こちらから攻撃する意味合いは少なく、とにかく相手に攻撃してもらってダメージが確定する。~
 《収縮》を使って相手のダメージを蓄積するのも良いし、攻撃モンスターが複数いるなら《立ちはだかる強敵》で一番堅い奴をみんなで殴ってもらおう。~
 《アステカの石像》から何度も反射ダメージを受けて生き残る話は多分に聞かない。~

 《アステカの石像》《結束 UNITY》とすでに表側守備表示の[[壁]]モンスターが2体。~
 この状態で《アステカの石像》を攻撃されたダメージステップに《結束 UNITY》を発動してやれば、ほぼ1ターンキルが成立する。~

 《モンスターBOX》を発動してコイントスに成功したなら、《アステカの石像》と[[壁]]モンスター1つで1ターンキルである。~
 《モンスターBOX》を発動してコイントスに成功したなら、《アステカの石像》《結束 UNITY》と[[壁]]モンスター1つで1ターンキルである。~

 ともするとオーバーキルになりがち。~
 何も考えずにモンスターを並べたりしがちだが、出来るだけ速く勝利をする事が大切であることを忘れない。~

-勘違いしがちだが、受けるダメージを2倍にする効果は重複しないので《アステカの石像》《クロスカウンター》で4倍、ということはない。~

-《結束 UNITY》は元々の防御力の和なので、《聖域の歌声》の効果などで守備力が上がっていても加算されない。~
-《結束 UNITY》は元々の守備力の和なので、《聖域の歌声》の効果などで守備力が上がっていても加算されない。~
そして、元々の守備力が不明なモンスターも守備力0扱い。~
《メタル・リフレクト・スライム》の元々の守備力に関してはゲーム「[[遊戯王デュエルモンスターズ ナイトメア トラバドール:http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_nt/]]」内では0扱いだったが…

**デッキ構築に際して [#f1c61453]
 《アステカの石像》《結束 UNITY》《収縮》は3枚積みでも問題ないだろう。~
 《モンスターBOX》《立ちはだかる強敵》《クロスカウンター》の他、《黙する死者》は3枚まで入れられて守備表示で出せるこのデッキでは半ば《死者蘇生》の役割を果たしてくれる。~
 《ナーガ》《モンスター回収》も良い感じに働いてくれる。~
 《ナーガ》で引っ張ってくるのはやっぱり[[壁]]モンスターである。~
 自身も[[壁]]モンスターである《ナーガ》で、引っ張ってくるのはやっぱり[[壁]]モンスターである。~

 あとは、守備力の大きいモンスターを軒並み採用する。~
 《機動砦のギア・ゴーレム》は採用したいし、《バトルフットボーラー》など守備力2100も入れたい。~
 特に《大木炭18》は守備力2100で★1なため、《ナーガ》で呼び出せる。~
 特に《大木炭18》は守備力2100で★1なため《ナーガ》で呼び出せる。~
 《守護者スフィンクス》を入れておくと、[[バウンス]]の他焦って攻撃してくれる割合が高くなる。~
 しかし、効果モンスターを入れすぎると《黙する死者》が腐るのでほどほどに。~
 いいモンスターもたくさんいるが《黙する死者》は通常モンスターしか呼べないことは注意しておく。~

 《千年の盾》《迷宮壁−ラビリンス・ウォール−》の採用はもちろんあり。~
 墓地から《黙する死者》で召喚できる。~
 通常モンスターを多く採用して《凡骨の意地》を入るのも良いだろう。~

 《断層地帯》を使うなら【岩石族】で固めたいので、《機動砦のギア・ゴーレム》などは不採用。~
 あるいは《守護者スフィンクス》《番兵ゴーレム》《モアイ迎撃砲》などサイクル・リバースメンバーを並べ《うごめく影》でシャッフルして混乱させる戦略もある。~
 《守護神エクゾード》を採用すれば1000ダメージずつ与えられる。~
 しかしこの裏側守備表示ばかりになる作戦は《結束 UNITY》が使いにくくなるので注意。~

**このデッキの弱点 [#aa5c83c6]
 当たり前だが、バーンには泣きたくなるほど弱い。~
 というか、ビートダウン以外のデッキ相手には本当に弱い。~

 一応、後半で紹介した【岩石族】《守護神エクゾード》のコンボを組み込むことで、何も出来ない状態は打開できる。~
 エグゾディアパーツの一つでも仕込んでおいて墓地に落とし、相手の焦りを誘うなど、デッキ構成もだが心理面での駆け引きがむしろ大切かもしれない。
 エクゾディアパーツの一つでも仕込んでおいて墓地に落とし、相手の焦りを誘っても良いかもしれない。~

**その他 [#e59b4d86]
-コナミのゲーム作品において―~
前からあったデッキだが「[[遊戯王デュエルモンスターズ ナイトメア トラバドール:http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_nt/]]」においてポイント稼ぎのために流行。~
このときにはまさにオーバーキルが目的であったため、[[壁]]を5体並べて《アステカの石像》《クロスカウンター》《結束 UNITY》《収縮》の併用が基本だった。~
「OCGでは否定されている」と上記したが、このゲームでは2倍4倍とダメージが増えたのである。~
ボーナスを稼ぐため《友情 YU−JYO》を入れたりもした。~
また、《断層地帯》と《守護神エクゾード》の作戦は「[[遊戯王デュエルモンスターズ エキスパート2006:http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_ex2006/]]」にて《守護神エクゾード》が使うデッキである。~
おまけに[[《結束 UNITY》]][[《モンスターBOX》]][[《立ちはだかる強敵》]]のコンボまで披露してくる、一撃死が怖い対戦相手である。

**代表的なカード [#hd830529]
-[[《アステカの石像》]]  
-[[《クロスカウンター》]]  
-[[《結束 UNITY》]]  
-[[《モンスターBOX》]]  
-[[《収縮》]]  
-[[《立ちはだかる強敵》]]  

**関連リンク [#ya9680e5]
-[[【ウォールバーン】]]

-[[デッキ集]]