《アスワンの亡霊》の効果を利用し、強力な罠カードを使いまわすデッキ。
《デーモンの宣告》を使えば、デッキトップに戻した罠カードを500ライフを払って手札に加えられる。
墓地に落ちた罠カードが《はたき落とし》や《強烈なはたき落とし》ならば【八汰ロック】ならぬ【アスワンロック】になる。
決まらないと何も出来ずに終わるが、決まると相手が何も出来ない上にドローすらできないオーバーキルの状況まで作り出せる。
《アスワンの亡霊/Aswan Apparition》 効果モンスター 星３/闇属性/悪魔族/攻 500/守 500 このカードが相手プレイヤーに戦闘ダメージを与えた場合、 自分の墓地の罠カード１枚をデッキの一番上に戻す事ができる。
《デーモンの宣告/Archfiend's Oath》 永続魔法 １ターンに１度だけ、５００ライフポイントを払い カード名を宣言する事ができる。 その場合、自分のデッキの一番上のカードをめくり、 宣言したカードだった場合手札に加える。 違った場合はめくったカードを墓地へ送る。
《アスワンの亡霊》で《強烈なはたき落とし》を連打し、相手のモンスターを破壊してドローも潰していくのが基本戦術である。
また【天変地異コントロール】以外で《デーモンの宣告》がキーカードになる数少ないデッキ。
さらにデッキから罠カードのサーチを行える《不幸を告げる黒猫》を複数投入してもよい。
こちらも《デーモンの宣告》とシナジーする。
キーカードの《アスワンの亡霊》は多めに積もう。
また上記の《不幸を告げる黒猫》も複数枚投入したい。
下級モンスターは《死のデッキ破壊ウイルス》でリリースできるものを投入したい。
《死のデッキ破壊ウイルス》の媒体となるモンスターにはこのデッキと相性が良いものが多数存在している。
《アスワンの亡霊》はもちろん《不幸を告げる黒猫》や、制限カードである《クリッター》《魂を削る死霊》《深淵の暗殺者》の３枚がリリース可能。
他にも優秀なリクルーターの《見習い魔術師》、罠カードのサルベージができる《闇の仮面》等、挙げればキリが無いほどである。
このあたりから好みで選択するといいだろう。
しかし2009/09/01に《死のデッキ破壊ウイルス》が禁止カードに指定されたため従来のものからデッキ構築を変更する必要がある。
また、ドローロックが基本戦術の為、ハンデスモンスターと相性がいい。
《首領・ザルーグ》か《魂を削る死霊》あたりが有力候補。
場持ちは悪いが、《デーモンの宣告》より使いやすい《デス・ラクーダ》も採用したい。
《大王目玉》も《デーモンの宣告》との相性がいいので、入れてみても面白いだろう。
《デーモンの宣告》をフル活用するならライフ回復要員として《黄金の天道虫》も入れておきたい。
上級モンスターは毎ターン相手フィールドのモンスターをバウンスできる《守護者スフィンクス》は採用したい。
それとは別方向だが、《アスワンの亡霊》や《不幸を告げる黒猫》を守るために《ノーブル・ド・ノワール》がほしい。
いざというときは《魔のデッキ破壊ウイルス》の媒体に出来ることも重要。
闇属性モンスターが多いので《ダーク・アームド・ドラゴン》等もいいかもしれない。
採用するモンスター次第では《天魔神 ノーレラス》も投入できる。
デッキを回すカギになる《デーモンの宣告》は多めに投入するのがいいだろう。
強力なハンデスの《強烈なはたき落とし》も多めに積むといいだろう。
余裕があれば《はたき落とし》も投入したい。
他に重要なのは攻撃を抑制するロックカードである。
維持しやすく任意で破壊もできる《平和の使者》等は多めに積みたい。
このデッキは低攻撃力モンスターが多いので自分は影響を受けにくいのも利点。
制限カードの《光の護封剣》《光の護封壁》《レベル制限Ｂ地区》《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》もなるべく投入したい。
ここでは、《アスワンの亡霊》で使いまわせる罠カードである《光の護封壁》・《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》を優先すること。
ただ、《光の護封壁》のライフコストには注意しよう。
コンボデッキなので《封印の黄金櫃》も欲しいところ。
直接攻撃を成功させるために《ライトニング・ボルテックス》《シールドクラッシュ》や《大嵐》《砂塵の大竜巻》などの除去も採用したい。
キーカードを守るために汎用性の高いカウンター罠の《神の宣告》《魔宮の賄賂》も投入したい。
また、ピーピング効果を持つ《死のデッキ破壊ウイルス》を使いまわすので《異次元の指名者》《マインドクラッシュ》も有効活用できる。
《アスワンの亡霊》のサルベージに《ダーク・バースト》も投入してみると良い。
《大王目玉》のかわりに《魔導書整理》を投入してみてもよい。
デッキトップを操作できる枚数は、《大王目玉》に比べて少ないが、《魔導書整理》は速攻魔法なのでこちらの方が速攻性がある。
好みで選べばいいだろう。
【暗黒界】に対しては並みのハンデスより分が悪いかもしれない。
普通のデッキなら相手の抵抗手段をなくし、ドローロックをかければほぼ勝利であるが、【暗黒界】を相手にした時は、はたき落とした暗黒界モンスターがゾロゾロ出てきてしまい、暗黒界の効果で自分のフィールドを一掃されてしまう。
罠主体のデッキの宿命として《王宮のお触れ》に非常に弱い。
また、ロックを崩されると弱い。
《神の宣告》は《デーモンの宣告》と、《魔宮の賄賂》はドローロック自体と相性が悪いので多く積みにくいことに注意。
そしてターボデッキにも弱い。
ドローロックをかけても、次々とカードをドローされてしまうからである。