黒魔導の覇者で登場したアマゾネスによるビートダウンデッキ。
全てのモンスターが地属性で統一されており、《アマゾネスペット虎》等の一部を除いて種族は全て戦士族となっている。
戦闘を行う事で力を発揮するものが多いがステータスは低めなので、デッキ構築の際には戦闘補助も重要になってくる。
《アマゾネスの里/Amazoness Village》 フィールド魔法 (1):フィールドの「アマゾネス」モンスターの攻撃力は200アップする。 (2):1ターンに1度、「アマゾネス」モンスターが 戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。 自分はその「アマゾネス」モンスターの元々のレベル以下のレベルを持つ 「アマゾネス」モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
―それ以外のモンスター
アマゾネスは戦闘を中心としたカテゴリだが、前述の通り攻撃力は低め。
そのため、様々な戦闘補助系の魔法・罠カードで支援する必要がある。
一方で《アマゾネスの剣士》や《アマゾネスの鎖使い》といった、低ステータスのままや戦闘破壊された方が都合の良いアマゾネスも存在する。
―戦闘を補助するカード
汎用性を考えるなら奇襲性が高く妨害されにくい《収縮》、アマゾネスに耐性を与えられる《禁じられた聖槍》・《禁じられた聖衣》が有効。
多くのビートダウンに刺さる《強者の苦痛》も優秀だが、効果範囲外のエクシーズモンスター・リンクモンスターには要警戒。
デッキを種族統一する場合には《一族の結束》もお勧め。
―その他の魔法・罠カード
数あるアマゾネスの中でも、《アマゾネスの剣士》と《アマゾネスの射手》は特化したデッキを組むことでより機能する効果を持っている。
この場合、アマゾネスという枠組みを大きく逸脱する構築になる事が多く、特に【アーチャーブレード】は【アマゾネス】とは全く違うものである。
《アマゾネス女王》を採用せず、《アマゾネスの里》と《強制転移》のシナジーを利用し、下級アマゾネスを軸としたビートダウンデッキ。
上述の通り《アマゾネスの里》は《神の警告》等にも強いため、なるべく序盤の内に発動しておきたい。
まず、主なアドバンテージ源は《アマゾネスの賢者》と《アマゾネスの鎖使い》となる。
他には、《アマゾネスの里》がない状況でも《強制転移》が腐らないように、《巨大ネズミ》や《荒野の女戦士》等のリクルーターも採用したい。
《アマゾネスの賢者》の攻撃が通りさえすれば確実にアドバンテージを稼げるので、モンスター除去ができる《地砕き》や、《次元幽閉》等の罠カードから守る《王宮のお触れ》、《月の書》とロックカードを無視出来る《禁じられた聖槍》も相性が良い。
《アマゾネスの剣士》の「戦闘ダメージを相手が受ける」効果を活かし、積極的に自爆特攻を仕掛けて相手のライフを0にするデッキ。
《トーチ・ゴーレム》や《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》を送りつけ、このカードで攻撃を繰り返して、自身の効果により大ダメージを与える。
《ミスト・ボディ》や《アマゾネス女王》の効果で戦闘破壊耐性を得て、《閃光の双剣−トライス》を装備して攻撃を仕掛けると特に強力。
《疫病》や《アルケミー・サイクル》を使ったり、《地獄の暴走召喚》で大量展開するのも有効である。
《アマゾネスの射手》はトーチトークンなどを利用することで、《アマゾネスの剣士》で疲弊した相手への引導火力として使えるだろう。
繰り返しになるが、戦闘でアドバンテージを取るタイプのデッキにも関わらず、モンスターの攻撃力が低いのが最大の弱点である。
全体強化や戦闘補助系のカードを引かないと、攻撃力1900のモンスター1体が相手でも大きな苦戦を強いられる。
モンスター除去に乏しいため、《A・O・J カタストル》や、戦闘破壊耐性を持つ《魂を削る死霊》等が存在すると、全く動けなることもある。
《アマゾネスの里》や《アマゾネス女王》を維持出来ないと戦闘で消耗しやすく、安定した勝ち筋を見出すのが難しい。
また攻撃力が低い割には《奈落の落とし穴》や《平和の使者》の効果を受けてしまうものが多い。
そして、魔法・罠カードの除去は《アマゾネスの賢者》に頼りがちなため、そもそも攻撃をさせてもらえないロック系のデッキや、モンスター効果を無効にする《スキルドレイン》には非常に弱い。