*【アルカナフォース】 [#s6e10370]
#contents
**デッキの概要 [#ye736b53]
 [[LIGHT OF DESTRUCTION]]で登場した「[[アルカナフォース]]」を使用した[[ビートダウン]]。~
 [[コイントス]]で得られる強力な[[効果]]を駆使する。

 《光の結界/Light Barrier》
 フィールド魔法
 自分スタンバイフェイズ時にコイントスを1回行う。
 裏が出た場合、このカードの以下の効果は次の自分のスタンバイフェイズ時まで無効となる。
 ●「アルカナフォース」と名のついたモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚時に
 発動する効果は、コイントスを行わずどちらかを選択して適用する。
 「アルカナフォース」と名のついたモンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、
 自分は破壊したモンスターの元々の攻撃力分のライフポイントを回復する。

**[[デッキ]]構築に際して [#b7eee91d]
 [[アルカナフォース]]の[[モンスター]]は全て[[光属性]]・[[天使族]]で構成されているので、[[【天使族】]]のギミックを多数取り入れることができる。~

 全ての[[モンスター]]とほとんどの[[サポートカード]]が[[コイントス]]によりその[[効果]]が決まる。~
 表側の[[効果]]には強力な物も多いが、反面裏側の[[効果]]は[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]・[[《アルカナフォースEX−THE LIGHT RULER》]]・[[《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》]]を除き全てが[[デメリット]][[効果]]である。~
 下記で行う各[[カード]]の説明も基本的に[[コイントス]]に成功した場合を前提としている。~
 よってこの[[デッキ]]はプレイング以上に、斎王のような自身の「運命力」が必要となる。~
 また、[[《アルカナコール》]]などの専用[[サポートカード]]を駆使する事で、非常にトリッキーな戦法をとることもできる。~

***[[アルカナフォース]]の[[下級モンスター]]について [#gb8b95ce]
 まず[[下級モンスター]]で採用したいのは[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]だろう。~
 [[特殊召喚]]や[[セット]]での[[裏側守備表示]]は可能なので、[[生け贄]]要員としては優秀。~
 [[裏側守備表示]]時に[[相手]]からの[[攻撃]]を受けても[[表側守備表示]]になるので戦闘による[[ダメージ]]は受けない。~
 [[攻撃]]を受けて表になった場合には[[効果]]は[[発動]]されないが、[[《コーリング・ノヴァ》]]や[[《神の居城−ヴァルハラ》]]の[[効果]]によって[[特殊召喚]]し、[[コイントス]]で裏の[[効果]]を得れば盾としては非常に優秀。~
 他の[[モンスター]]が逆位置の[[効果]]を得た時など、この[[カード]]が[[墓地]]に落ちていれば[[《アルカナコール》]]との[[コンボ]]も狙えるため、2〜3枚の投入は検討できる。~
 [[攻撃表示]]から[[守備表示]]に[[表示形式]]を変更できない[[効果]]があるので、[[《強制転移》]]で[[相手]]に[[送りつけ]]、[[除去]]されるまで[[サンドバッグ]]にすることも可能。~

 次に、[[魔法カード]]を[[発動]]するだけで1[[ターン]]だけ[[攻撃力]]を2200にできる[[《アルカナフォースI−THE MAGICIAN》]]。~
 こちらはそのままで使うより、[[《アルカナコール》]]で高[[攻撃力]]の[[アルカナフォース]][[モンスター]]を対象にし、[[魔法カード]]を[[発動]]する事で最大の威力を発揮する。~
 また、[[相手]]が[[モンスター]]を[[通常召喚]]するだけで[[手札]]の[[アルカナフォース]]を展開できる[[《アルカナフォースIII−THE EMPRESS》]]。~
 [[戦闘破壊]]した[[モンスター]]の[[コントロール]]を奪うことができる[[《アルカナフォースVII−THE CHARIOT》]]などが挙げられるだろう。~
 しかし上記は全て[[効果]]で「表」を出さなければ意味が無い。~
 確実では無い事を常に頭に置いておこう。

 それぞれの[[デメリット]][[効果]]についても吟味する必要がある。~
 特に[[相手]]に[[コントロール]]が移る[[《アルカナフォースVII−THE CHARIOT》]]の扱いには注意。~
 他の[[カード]]と異なり、[[召喚]]以後に[[《アルカナコール》]]・[[《逆転する運命》]]の[[効果]]によって[[コントロール]]を戻す事はできない。~
 [[デメリット]]の重さを考え、リスクの大きい[[モンスター]]は何かしらの[[デメリット]]回避手段を用意しておきたい。~
 後述の[[魔法・罠カード]]によるサポートのほか、[[下級モンスター]]は[[エクシーズ素材]]に使ってしまうことも有効。~
 [[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]を除く[[下級]][[アルカナフォース]]は全て[[レベル]]4であるため、[[エクシーズ召喚]]自体は比較的狙いやすい。~
 しかし、[[相手]]に[[コントロール]]が移る[[《アルカナフォースVII−THE CHARIOT》]]の扱いには注意。~
 他の[[カード]]と異なり、[[召喚]]以後に[[《アルカナコール》]]・[[《逆転する運命》]]や[[エクシーズ召喚]]によって[[デメリット]]を回避することはできない。~
 よって、[[《アルカナフォースVII−THE CHARIOT》]]については、[[《セカンド・チャンス》]]がある時や、[[《光の結界》]]を[[発動]]した[[ターン]]、もしくは表[[効果]]を得た[[ターン]]に[[召喚]]する事が望ましい。~
 逆に最も扱いやすい[[《アルカナフォースIV−THE EMPEROR》]]は[[相手]][[バトルフェイズ]]中での[[《逆転する運命》]]の[[発動]]も可能である。~

***[[上級]]・[[最上級モンスター]]について [#nf83960b]
 [[上級モンスター]]では[[《クリボー》]]とほぼ同じ[[効果]]を持つ[[《アルカナフォースXIV−TEMPERANCE》]]が存在するが無理に使用する必要はなく、主に[[デッキ]]内で適当な[[上級]][[ステータス]]を運用したければ1枚挿してもいいという程度。~
 [[最上級モンスター]]では[[相手]][[ターン]]を[[スキップ]]する[[効果]]を持つ[[《アルカナフォースXXI−THE WORLD》]]が強力である。~
 [[《アルカナフォースXVIII−THE MOON》]]は[[自分]]の[[ターン]]の[[スタンバイフェイズ]]に毎回[[トークン]]を生産できるものの、[[最上級モンスター]]が出ている状態で[[トークン]]を増やす意義はあまり無い。~
//確かに[[上級モンスター]]を展開する場合には役立つであろうが、2体を[[生け贄]]にして[[召喚]]するよりも、その2体の[[生け贄]]を使って別の[[上級モンスター]]を出したほうが良い場合が多いであろう。~
//あえて使うならば[[墓地]]に落として、[[《アルカナコール》]]で別の[[アルカナフォース]][[モンスター]]にこの[[効果]]をつける方法などが可能だがそこまでして使う意義があるのかどうかは何とも言えない。~
//また、使うなら[[トークン]]を有効利用できるギミックを入れておくと良いが、そんなスペースがあるかどうかはまた別の話である。~

 [[特殊召喚モンスター]]としては[[《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》]]・[[《アルカナフォースEX−THE LIGHT RULER》]]の2体。~
 この2体は[[アルカナフォース]]としては珍しく[[コイントス]][[効果]]の表裏両方が[[メリット]][[効果]]である(ただし、場合によっては[[デメリット]]にもなり得るものもある)。~
 ただし[[《アルカナフォースXXI−THE WORLD》]]・[[《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》]]・[[《アルカナフォースEX−THE LIGHT RULER》]]の3体は、その[[特殊召喚]]条件及び[[効果]]から大量の[[生け贄]]を確保する必要が出てくることに注意。~
 [[《アルカナフォースXXI−THE WORLD》]]と後者2体では活かし方が異なってくるので、どちらかをメインにして[[デッキ]]構築を絞った方が良い。~

***その他の[[モンスター]]について [#a5eb2732]
 [[【天使族】]]の要素を入れやすい。~
 まず欲しいのは[[リクルーター]]では[[表側守備表示]]にできる[[《コーリング・ノヴァ》]]。~
 [[アルカナフォース]]の[[最上級モンスター]][[召喚]]をサポートできる[[《ジェルエンデュオ》]]なども相性がいいだろう。~
 また、言うまでもなく[[光属性]]として[[《オネスト》]]は[[必須>必須カード]]であり、[[《アルカナフォースVII−THE CHARIOT》]]と合わせれば窮地からの逆転も可能である。~
 この[[カードの効果]]で[[相手]]の[[モンスター]]を奪った場合、[[相手]]の[[モンスター]]をその[[バトルフェイズ]]中に[[特殊召喚]]する事ができ、そのまま[[相手]]に[[攻撃]]を行えるためである。~

 [[《アルカナフォースXXI−THE WORLD》]]・[[《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》]]・[[《アルカナフォースEX−THE LIGHT RULER》]]の3体と極めて相性がいいのが[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]と[[《神聖なる球体》]]。~
 特に、先行の初手に[[《アルカナフォースXXI−THE WORLD》]]・[[《創造の代行者 ヴィーナス》]]・[[《光の結界》]]・[[《神の居城−ヴァルハラ》]]の4枚が揃っていると[[《クリボー》]]等で[[攻撃]]を[[無効]]にされない限り[[1ターンキル]]が確定する。

 [[《アテナ》]]は[[生け贄]]さえ工面できれば[[アルカナフォース]]と最高の[[シナジー]]を発揮する。~
 入れ替え能力を使って2回目の[[《セカンド・チャンス》]]、いわば「サード・チャンス」として使用できることに加え、[[バーン]][[効果]]も優秀。~
 更に、[[墓地]]に落ちた[[上級]]・[[最上級]][[アルカナフォース]]を毎[[ターン]][[蘇生]]できる点も優秀。~
 その際には再[[コイントス]]&[[バーン]][[効果]]を使用できる。~
 [[《光の結界》]]・[[《セカンド・チャンス》]]・[[《アテナ》]]があれば、[[デメリット]][[効果]]を得てしまう[[確率]]は1/16まで下がるので、[[《逆転する運命》]]の使用回数もかなり抑えられる。~

***魔法・罠について [#q9d2fef9]
 専用[[サポートカード]]である[[フィールド魔法]][[《光の結界》]]が優秀。~
 狙った[[効果]]を選択して[[発動]]できるのは非常に強力である。~
 なお[[発動]]してから1[[ターン]]の間は確実に[[効果]]を使用できる点に注目。~
// 一応[[《ハリケーン》]]で使いまわすことも可能であるが、現在ハリケーンは禁止カードでありこのコンボは不可能である。~

 専用[[サポート>サポートカード]]以外では、[[コイントス]]ということで真っ先に[[《セカンド・チャンス》]]が挙がるだろうが、[[必須カード]]ではない。~
 純粋な[[確率]]としては1/2を3/4まで高めることができるが、言ってみればそれだけであり、結局のところ未確定な運任せではプレイが安定しない。~
 狙いの[[効果]]を出す[[カード]]としてのポジションは、[[《光の結界》]]や後述の[[《逆転する運命》]]が存在するため、それらを準備しておきピンポイントで使用することで確実に行動したい。~

 また、[[《エンペラー・オーダー》]]も優秀な[[サポートカード]]となる。~
 [[アルカナフォース]]の効果を「[[召喚]]に成功したとき1枚[[ドロー]]」に変化させて、安定性をあげることができる。~
 この[[デッキ]]は[[フィールド]]に残る[[魔法カード]]を多用するため、苦手になりがちな[[《氷帝メビウス》]]等の対策としても機能する。~

 地味に優秀な[[永続罠]]、[[《モンスターBOX》]]を採用するのも良い。~
 [[下級]][[アルカナフォース]]の[[攻撃力]]の低さを補える上、[[《セカンド・チャンス》]]により成功率が上がり、[[《光の結界》]]で[[ライフコスト]]を補える。~
 [[《奇跡の光臨》]]は[[《アルカナコール》]]によって[[除外]]された[[アルカナフォース]]を[[特殊召喚]]できるため、入れておいて損はないだろう。~
 ただし、[[手札事故]]の確率が上がるため、入れすぎには注意である。

 [[《アルカナコール》]]・[[《逆転する運命》]]も採用したい。~
 [[《アルカナコール》]]は万が一裏の[[効果]]が出た場合、[[墓地]]にある[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]を[[除外]]することで強力な[[耐性]]へと一転させることが可能。~
 [[墓地]]に落ちた他の[[アルカナフォース]]の[[効果]]を得るのもいいだろう。~
 [[《逆転する運命》]]も裏の[[効果]]になってしまった場合に表に戻すことができたり、あえて裏の[[効果]]を[[発動]]させる事もできる。~

 [[《カップ・オブ・エース》]]・[[《死神の巡遊》]]・[[《ラッキー・チャンス!》]]は[[コイントス]]に関連した[[効果]]であるが無理に入れる必要は無い。~

 [[【天使族】]]に近い構成で[[上級]]・[[最上級モンスター]]を多用する場合は[[《神の居城−ヴァルハラ》]]等は必須となる。~
// 他に、[[《強制転移》]]は上記[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]との[[コンボ]]の他、弱体化した[[アルカナフォース]]を[[送りつけ]]る事もでき、強力である。この場合は[[生け贄]]として使用される心配もない。~

 [[《アルカナフォースI−THE MAGICIAN》]]を主軸にする場合、[[速攻魔法]]である[[《突進》]]や[[《収縮》]]等[[コンバットトリック]]の採用が考えられる。~
 これらは[[《アルカナフォースVII−THE CHARIOT》]]との相性も良いので、そちらをメインとして[[デッキ]]を組んでみるのも一興である。~
 ただし、[[デッキ]]の圧迫には注意。~

**[[デッキ]]の派生 [#d8dbd8e7]

***【雲魔物】 [#w6afdae2]
 [[最上級]][[アルカナフォース]]は[[生け贄]]を大量に必要とするので、[[天使族]]が多く[[戦闘破壊]][[耐性]]と[[除去]][[効果]]を持つが打点の乏しい[[雲魔物]]の[[フィニッシャー]]として相応しい。~
 なお、この場合は[[雲魔物]]に[[最上級]][[アルカナフォース]]を数枚積むだけの形となるだろう。~

***【アルカナターボ】 [#w6afdae2]
 [[アルカナフォース]]の[[効果]]を全て[[《エンペラー・オーダー》]]で[[無効]]にし、[[ドロー]][[効果]]に変える[[デッキ]]。~

 [[アルカナフォース]]の[[効果]]を使わないので、[[《セカンド・チャンス》]]等の[[コイントス]]系のカードや、[[《逆転する運命》]]や[[《アルカナコール》]]等の[[効果]]を操作するカードが必要なくなるので【アルカナフォース】とは大きく異なる[[デッキ]]構成が求められる。~

 だが[[アルカナフォース]]の基本[[ステータス]]はやや低めであるため、デュエルに勝つための決定打となるコンセプトが別に必要となってくる。~
 例えば、他の[[カード]]を[[除去]]系のカードで固めて[[除去]][[デッキ]]にしたり、[[《マジック・キャンセラー》]]等で、[[パーミッション]]構成にするのも面白い。~

 しかし、[[キーカード]]となる[[《エンペラー・オーダー》]]がこなかった場合は悲惨である。~
 また[[確率]]的にも初手に来る[[確率]]が基本的に4割を割ってしまうので、これだけでは戦えない。~
 そのため[[アルカナフォース]]にとって、似たような[[効果]]を持つ[[《ラッキー・チャンス!》]]を用いたり、何らかの[[デッキ]]圧縮方法を取るなどして、初手に[[《エンペラー・オーダー》]]がなくてもある程度戦える方法を用意しておく必要がある。~

***【群雄愚者】 [#lcb11fc4]
 [[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]と[[《群雄割拠》]]の組み合わせによる[[ロック]][[デッキ]]。~
 [[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]を[[攻撃表示]]で[[相手]][[フィールド]]に送りつけ、[[《群雄割拠》]]で[[相手]][[モンスター]]の[[召喚]]を封じ、[[守備表示]]にできない[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]を[[サンドバッグ]]状態にするのが基本。~

 [[アルカナフォース]]は裏の[[効果]]を得てしまった場合、[[デメリット]]を負うことが多いため、[[送りつけ]]る戦術と相性がいい。~
 たとえ[[《群雄割拠》]]を引けなくても通常の【アルカナフォース】としても十分機能する。

**この[[デッキ]]の弱点 [#eb731b35]
 [[コイントス]]で[[効果]]が決まる以上安定性とは程遠い[[デッキ]]であり、[[デメリット]][[効果]]が出続ければたちまち窮地に追い込まれるだろう。~
 [[《アルカナフォースIV−THE EMPEROR》]]で底上げはできるものの、[[下級]][[アルカナフォース]]の[[攻撃力]]が低いのも気になるところ。~
 また、[[サポートカード]]の[[魔法・罠カード]]は[[フィールド]]に残りやすい物が多いため、[[《大嵐》]]や[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]等[[除去]][[カード]]で一掃されやすい。~

**関連リンク [#k445a559]
-[[コイントス]]

-[[デッキ集]]

-[[アルカナフォース]]