光属性・天使族で統一されているアルカナフォースを中心としたデッキ。
コイントスで得られる効果を駆使してビートダウン・コントロールを行うため運要素は強いが、専用サポートカードの存在により、純粋な【ギャンブル】とは一味違った戦法を取る事ができる。
《光の結界/Light Barrier》 フィールド魔法 (1):自分スタンバイフェイズに発動する。 コイントスを1回行い、裏が出た場合、このカードの(2)(3)の効果を次の自分スタンバイフェイズまで無効にする。 (2):自分の「アルカナフォース」モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚時に発動する効果は、 コイントスを行わず裏表のどちらかを選んで適用する。 (3):自分の「アルカナフォース」モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動する。 その破壊されたモンスターの元々の攻撃力分だけ自分のLPを回復する。
アルカナフォースのモンスターは全て光属性・天使族で構成されているので、種族サポートを取り入れやすい。
問題は効果がコイントスで決まるため、対策を講じなければデュエル全体を通して戦術が安定しない。
《光の結界》等の専用サポートを駆使する必要があるだろう。
―アルカナフォース
いずれもがコイントスの裏表で効果を決める。
片方がデメリット効果であったり両方ともメリットになる効果であったりとモンスターによって変わってくる。
―その他のモンスターについて
最上級アルカナフォースを採用しない場合、後述のような必須となるエクストラデッキのモンスターは存在しない。
下級アルカナフォースでランク4に特化させるか、適当なモンスターでエクストラデッキを埋め、《強欲で金満な壺》や《金満で謙虚な壺》の発動コストにすることも考えられる。
―その他の魔法・罠カード
早い段階で《光の結界》や《エンペラー・オーダー》を適用させ、得られる効果を操作できるようにすることが重要である。
一度決定した効果を変更するには一度フィールドから離すか《逆転する運命》等を使う必要があるため、考え無しに召喚するのは避けること。
アルカナフォースのいくつかは戦闘向きの特性を持ち、《オネスト》によるサポートも利く。
ビートダウンを主戦術とする場合、確実に攻撃を通せるよう伏せ除去は念入りに行い、各々のフィニッシャーでゲームエンドに持ち込みたい。
《アルカナフォースXXI−THE WORLD》の表の効果でほぼ毎ターン相手ターンのスキップを行うことに特化したデッキ。
その間にハンド・アドバンテージ、ボード・アドバンテージ差を付けていき、準備が整ったら一斉攻撃で仕留める。
まず《アルカナフォースXXI−THE WORLD》を展開し、更に墓地へ送るコストを2体用意しなくてはならない。
《アルカナフォースXXI−THE WORLD》自体は《神の居城−ヴァルハラ》や蘇生から展開できるが、問題は2体分のコストの捻出。
自己再生できる《Emトリック・クラウン》・《H・C サウザンド・ブレード》のセットならばほぼ毎ターン用意できる。
それ以外では《SRベイゴマックス》+《SRタケトンボーグ》や《ジャンク・シンクロン》等、手札1枚で展開できるカードを採用したい。
とは言えコイントスで表を出す必要もあり、《光の結界》を採用できるならば良いが、スロットに余裕が無ければ運に依るところとなる。
条件を満たせば先攻1ターン目から相手の行動を抑制できる一方、そのためには大量のカードが必要等、構築の難易度が高い。
高い攻撃力と扱いやすい効果を持つ《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》を主軸に据えたビートダウンデッキ。
サーチとコイントスで得られる効果は《アルカナリーディング》と《光の結界》である程度解決できるため、やはり墓地へ送るモンスターを吟味したい。
下級アルカナフォースは展開力に長けていないため優先順位は低いと言える。
基本は《創造の代行者 ヴィーナス》+《神聖なる球体》や、1ターン挟む必要はあるが《スケープ・ゴート》からリンクモンスターを並べる方法が最も手っ取り早いだろう。
《創造の代行者 ヴィーナス》や《破壊の代行者 ヴィーナス》は《マスターフレア・ヒュペリオン》で効果をコピーできるため、シンクロ召喚のギミックを取り入れるのも手。
同じ天使族の《宣告者の神巫》+《トリアス・ヒエラルキア》のコンボでレベル1チューナーをリクルートすることで即座にシンクロ召喚できる。
フィールドに出した後は極力表の効果を適用させてビートダウンを行う。
《オネスト》で相手モンスターを戦闘破壊しつつ、より高い攻撃力で直接攻撃できれば理想的。
除去に一切耐性はないが、破壊効果に対しては《逆転する運命》で相手にもディスアドバンテージを負わせたいところ。
《アルカナフォース0−THE FOOL》と《群雄割拠》の組み合わせによるロックデッキ。
攻撃表示の《アルカナフォース0−THE FOOL》を《強制転移》で送りつけ、《群雄割拠》で相手モンスターの召喚を封じるまでが一連の動き。
その後は守備表示にできない《アルカナフォース0−THE FOOL》をサンドバッグ状態にする。
アルカナフォースは基本的に表裏どちらかの効果がデメリットになっているため、送りつける戦術と相性がいい。
たとえ《群雄割拠》を引けなくても通常の【アルカナフォース】としても十分機能する。
最上級アルカナフォースはモンスターを大量に必要とするので、天使族が多く戦闘破壊耐性と除去効果を持つが打点の乏しい雲魔物のフィニッシャーとして相応しい。
なお、この場合は雲魔物に最上級アルカナフォースを何枚か積むだけの形となるだろう。
(※08/09/01に《次元融合》が禁止カードへと指定されたため、現在は構築不可能)
《アルカナフォースXXI−THE WORLD》のターンスキップ効果を利用したTODと【アーチャーブレード】の複合デッキ。
繰り返すがコイントスで効果が決まる以上、安定性とは程遠いデッキである。
デメリット効果が出続ければたちまち窮地に追い込まれるだろう。
また、召喚したモンスターを除外する《フューチャー・ヴィジョン》が苦手。
《光の結界》やコイントスで狙った効果を得ても、たちまち除外されてしまい、表裏どちらの効果も得られなくなってしまう。
そのため、このカードを採用したタイプの【フォーチュンレディ】や【セルフ・バウンス】相手では苦戦を強いられる。
《アルカナフォースEX−THE DARK RULER》を採用する場合、《虚無魔人》等の特殊召喚メタは厄介。
同様に墓地へ送ること自体を間接的に封じてしまう《マクロコスモス》も厳しい。
そうでなくとも単純に蘇生等の特殊召喚を多用する場合に備え、除去手段は多めに採用したい。
全体を通してサーチ手段にも明るくなく、低速化は免れないことから相手によっては何もできずに敗北することもある。