*【アレクチェイン】 [#re5238e4]
#contents
**デッキの概要 [#u1ceff0e]
 [[《神禽王アレクトール》]]により[[自分]]の[[ターン]]中のみ[[《魔力の枷》]]を[[無効]]にし、[[相手]]の[[ライフポイント]]だけを削り取る[[デッキ]]。~
 一種の[[バーン]][[デッキ]]だが、メインの[[ダメージ]]源は[[バーン]][[カード]]でないという特異な[[デッキ]]。~

 《神禽王アレクトール》
 効果モンスター
 星6/風属性/鳥獣族/攻2400/守2000
 相手フィールド上に同じ属性のモンスターが表側表示で2体以上存在する場合、
 このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
 1ターンに1度、フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択する。
 選択されたカードの効果はそのターン中無効になる。
 「神禽王アレクトール」はフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。

 《魔力の枷/Chain Energy》
 永続魔法
 自分と相手プレイヤーが手札からカードを召喚・特殊召喚・セット・発動するためには、
 1枚につき500ライフポイントを払わなければならない。

**[[デッキ]]構築に際して [#qde1c206]
***モンスター [#xe351b85]
 [[《神禽王アレクトール》]]の[[特殊召喚]]をサポートするため、[[《停戦協定》]]と[[《おジャマトリオ》]]はもちろん投入する。~
 [[【ロックバーン】]]よりにするなら[[《光の護封剣》]]もいい。~
 始めの2枚は[[バーン]][[効果]]も持っており、この[[デッキ]]との相性は最高である。~
 これらの[[カード]]に軒並み制限がかかっていることが残念だが、それでも[[《停戦協定》]]は[[引導火力>火力]]になるほどの[[ダメージ]]を与えられるので、採用しない手はない。~

 [[通常召喚]]することも考えると、[[《素早いモモンガ》]]・[[《メカウサー》]]・[[《ジャイアントウィルス》]]を採用して[[リリース]]確保と[[バーン]]・[[ライフゲイン]]を両立するのがいい。~
 [[《神禽王アレクトール》]]がいなくなった時のことを考えると、[[ライフポイント]]があるに越したことはない。~

 また、[[《魔力の枷》]]による[[相手]]の[[ライフロス]]を増やすために、[[バウンス]][[効果]]を持つ[[カード]]を投入する。~
 [[モンスター]]の[[バウンス]]は、定番の[[《N・グラン・モール》]]・[[《伝説の柔術家》]]・[[《風帝ライザー》]]、[[ロック]]するなら[[《番兵ゴーレム》]]や[[《守護者スフィンクス》]]。~
 [[効果]]の[[発動]]が少々遅いが、[[《ペンギン・ソルジャー》]]や[[《ペンギン・ナイトメア》]]、[[《アビス・ソルジャー》]]などを入れて[[【水属性】]]に傾けることもできる。~
 [[《霞の谷の戦士》]]などの[[チューナー]]を入れ、[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]を使うのもいい。有力な[[フィニッシャー]]であり、[[バウンス]][[効果]]を持つのでコンセプトにも合っている。~
 [[チューナー]]の中でも[[《霞の谷の戦士》]]は自身が[[バウンス]][[効果]]を持つ上、[[風属性]]・[[鳥獣族]]で[[シナジー]]が期待できるので、ぜひ投入しておきたい。~

 [[相手]]の[[手札]]が多くなる事を利用して[[《仕込みマシンガン》]]、[[《デス・コアラ》]]を入れるのもよいが、増やしすぎると[[《神禽王アレクトール》]]を引きづらくなる為、[[カード]]はなるべく厳選したい。~
 [[壁]]・[[ダメージ]]源・[[リリース]]の三役をこなす[[《マシュマロン》]]は最高の[[カード]]。~
 他の[[カード]]は[[【ウォールバーン】]]・[[【ロックバーン】]]を参考にチョイスしよう。~

 [[リクルーター]]を多めに投入し、[[《門前払い》]]を張ることで[[除去]]と展開を同時に行うという手もある。~
 この場合、[[風属性]]・[[地属性]]の[[モンスター]]が多くなることから[[《巨大ネズミ》]]と[[《ドラゴンフライ》]]を採用することになるだろう。~

***魔法・罠カード [#xd9be30e]
 [[《魔力の枷》]]を守るために[[《魔宮の賄賂》]]を投入したい([[カード]]の[[発動]]が[[無効]]になっても、[[コスト]]として払った500ライフは戻らない)。~
 [[相手]]の[[手札]]が増えても、それが[[ダメージ]]に繋がるのであまり[[デメリット]]にならないのだ。~
 [[《神の宣告》]]ももちろん採用できるが、[[《魔力の枷》]]との相性がいいわけではない。調子に乗って乱発すると、[[《神禽王アレクトール》]]がいなくなった時に何も出来なくなる。~
 逆に言えば、[[《神の宣告》]]の採用率が高い昨今の環境では、[[《魔力の枷》]]の[[効果]]が非常に大きいものになるだろう。~

**[[デッキ]]の派生 [#fcde0e2e]
***[[【アロマ・コントロール】]]軸 [#z69a5dda]
 [[《魔封じの芳香》]]を投入し、[[モンスター]]だけでなく[[魔法・罠カード]]も[[バウンス]]・[[除去]]対象にするタイプ。~
 [[相手]]の[[ライフロス]]がさらに増加し、またいざという時は[[《魔封じの芳香》]]を[[無効]]にして攻め込むこともできる。~
 もともと、[[【アロマ・コントロール】]]の一派生として【アロマ・チェイン】というタイプが存在したので、違和感なく混交できる。~
 反面、構成パーツが多くなるのが難点。[[手札事故]]を避けるために[[リクルーター]]は大目に投入しておこう。~
 [[魔法・罠カード]]の[[バウンス]]は、[[《ハリケーン》]]・[[《疾風鳥人ジョー》]]・[[《女忍者ヤエ》]]を使う。また、そのために[[風属性]][[モンスター]]を多めに投入する。~
 さらに[[【ハーピィ】]]も取り入れて【アロマ・ハーピィ・アレクチェイン】にもできる。

**この[[デッキ]]の弱点 [#d130d071]
 [[《魔力の枷》]]で[[相手]]の[[ライフポイント]]を削るということは、そもそも[[手札]]を使用するデッキでないと勝ち目がない。~
 [[墓地]]や[[フィールド]]上の[[モンスター]]の[[効果]]で[[除去]]・展開を行う[[【除去反転】]]や[[【アンデット族】]]に弱い。~

 また、一体の[[モンスター]]を軸にする以上[[除去]]を常に気にかけなければならない。~
 [[除去]]能力を持つ[[カード]]は着々と増えてきているので、[[カウンター罠]]を投入する価値はある。~

 あまりないだろうが、[[相手]]に[[《神禽王アレクトール》]]を先出しされたら泣くしかない。その時のために[[攻撃宣言]]反応型[[罠カード]]は[[【スタンダード】]]くらいには積んでおこう。~

**代表的なカード [#s6b04517]
-[[《魔力の枷》]]
-[[《神禽王アレクトール》]]

**関連リンク [#cd958910]
-[[デッキ集]]