*【アロマ・コントロール】 [#u1aef5eb]
 《魔封じの芳香》を使用したコントロールデッキ。魔法カードの発動を遅れさせ徹底的にテンポを乱す。~
 デッキ名称が「アロマ」となっているのは[[《魔封じの芳香/Anti-Spell Fragrance》>《魔封じの芳香》]]が英訳される前に名付けられたから。~
 別に【芳香コントロール】でも良かったのだろうが、下記の【アロマ・チェイン】の名残りでこのような名称になっている。~

 《魔封じの芳香/Anti-Spell Fragrance》 
 永続罠
 このカードがフィールド上にある限り魔法カードは、
 一度フィールドにセットをし次の自分のターンが来るまで使用できない。

 発動が1ターン遅れる事を利用して《イナゴの軍勢》や《オオアリクイクイアリ》で狙い撃ちするのが有効な戦術の一つ。~
 魔法カードをあまり入れることができないので《デス・ラクーダ》あたりでのドロー加速も必要だろう。~
 また《心鎮壷》もこのデッキなら特に有効利用できる。~
 あとはコントロールデッキの定番カードが入るのみである。~

 とはいえ完全に魔法カードを入れないわけではない。~
 《天使の施し》などのドロー系カードや、魔法カードが少ないことを生かせる《異次元の境界線》などは入れておこう。~

 また、風属性のモンスターを入れておくと《神鳥シムルグ》が出せる。~
 他のデッキではあまり役に立たないが、このデッキでは話は別である。~
 《魔封じの芳香》がないときであっても相手に無理やりカードを伏せさせることが出来るのだ。~
 ほかにも、生きる《ハリケーン》である《疾風鳥人ジョー》や《女忍者ヤエ》等、意外とこのデッキと相性の良い風属性のカードは多い。~

 ちなみに、【天変地異コントロール】に対する《降雷皇ハモン》のように、《神炎皇ウリア》の採用も不可能ではない。~
 《神炎皇ウリア》を使いたい方はお試しあれ。~
 →【ウリアロマ】

 《神炎皇ウリア/Uria, Lord of Searing Flames》
 効果モンスター
 星10/炎属性/炎族/攻   0/守   0
 このカードは通常召喚できない。
 自分フィールド上に表側表示で存在する罠カード3枚を墓地に送った場合のみ特殊召喚する事ができる。
 このカードの攻撃力は自分の墓地の永続罠カード1枚につき1000ポイントアップする。
 1ターンに1度だけ、相手フィールド上にセットされている魔法・罠カード1枚を破壊する事ができる。
 この効果の発動に対して魔法・罠カードを発動する事はできない。

 現在は《氷帝メビウス》と《王宮のお触れ》のメイン採用の確率が高いため、使用率は低めとなっている。

-デッキ構築力に自身のある猛者ならば【コスモロック】と組み合わせて見るといい。~
決まったときには惨いことになるぞ。~

**デッキの派生 [#ba7077b6]
***【アロマ・チェイン】 [#m3822937]
 【アロマ・コントロール】に[[《魔力の枷/Chain Energy》>《魔力の枷》]]を投入したデッキは【アロマ・チェイン】と呼ぶ。~
 攻撃を除いたほぼ全ての行動が《魔力の枷》のダメージ源となるため、お互いのプレイヤーは自らのライフを計算しながらデュエルを進めなければならない。~
 《プリンセス人魚》等の回復パーツも入れる必要が出てくるだろう。~

 《魔力の枷/Chain Energy》
 永続魔法
 自分と相手プレイヤーが手札からカードを召喚・特殊召喚・セット・発動するためには、
 1枚につき500ライフポイントを払わなければならない。

 上の2枚が存在する状態で《ハリケーン》を使用し、セットされた魔法の発動を更に遅らせるとともにダメージを与えるといったコンボが使用された。~

 なお、【アロマ・チェイン】の名前の由来は「芳香」という意味の「Aroma」と、「枷」と言う「Chain」から来ている。~

 このデッキは現在では廃れてしまったが【ジャマキャン】と同じく強力な魔法カードを封じ込めれる事が存在意義であった。~
 現在では《ハーピィの羽根帚》は禁止カード、《大嵐》《サイクロン》は制限カードになり、このデッキの存在意義は薄れてしまっている。~

-第2期の頃から存在するデッキだが、《魔導戦士 ブレイカー》の登場等によって使用されなくなった。~

-第4期に登場した《賢者ケイローン》はこのデッキにとって天敵と言えるため、現環境においてもファンデッキの域を抜けきれない。~

**代表的なカード [#l032b312]
-[[《魔封じの芳香》]]
-[[《心鎮壷》]]
-[[《イナゴの軍勢》]]

**関連リンク [#q2a496d6]
-[[【風属性】]]
-[[デッキ集]]