*【アンデットデッキデス】 [#b44b0ab8]
*【アンデットデッキデス】 [#top]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#q79db32d]
**[[デッキ]]の概要 [#introduction]
 [[《精気を吸う骨の塔》]]を軸とした[[【デッキ破壊】]]。~
 [[《精気を吸う骨の塔》]]をいち早く展開し、[[アンデット族]][[モンスター]]を何度も[[特殊召喚]]し、[[デッキ切れ]]を狙う。~
 この[[カード]]と共に[[アンデット族]][[モンスター]]が存在すれば、[[壁]]となってくれるので、[[ロック]]の性質も持つ。~
 [[アンデット族]][[モンスター]]が[[特殊召喚]]された時に[[デッキ破壊]]を行う[[《精気を吸う骨の塔》]]で[[デッキ切れ]]を狙う。~
 [[ビートダウン]]が勝ち筋ではないにも関わらず、[[モンスター]]の大量展開が勝利に必要という異色の[[デッキ破壊]][[デッキ]]である。~

 [[【アンデット族】]]の展開力も併せ持つ、いわば【ビートデッキ破壊】とでも言うべき[[デッキ]]である。~

 《精気を吸う骨の塔/Soul-Absorbing Bone Tower》
 効果モンスター
 星3/闇属性/アンデット族/攻 400/守1500
 自分フィールド上にこのカード以外のアンデット族モンスターが存在する場合、
 このカードを攻撃する事はできない。
 アンデット族モンスターが特殊召喚に成功する度に、
 相手のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。

**[[デッキ]]の構成に際して [#n5dac92c]
 [[【アンデット族】]]を参考に、[[アンデット族]]を[[特殊召喚]]する[[サポートカード]]を選択したい。~
 ただし、[[《精気を吸う骨の塔》]]が常に[[フィールド]]上に存在する関係で、[[《ミイラの呼び声》]]との相性はいまいちである。~
 以下は、特に相性の良いものを列挙する。~
**[[デッキ]]の構成に際して [#Abstract]
 [[アンデット族]]を[[特殊召喚]]する手段は、[[《馬頭鬼》]][[《ゾンビ・マスター》]][[《生者の書−禁断の呪術−》]]など、概ね通常の[[【アンデット族】]]と同様となる。~
 これらは[[デッキ破壊]]の[[トリガー]]と、[[《精気を吸う骨の塔》]]を立てる手段という両面から活躍が期待できる。~
 [[ビートダウン]]型と共通の[[カード]]については[[【アンデット族】]]を参照したいただき、ここでは主に【アンデットデッキデス】で特徴的な[[カード]]を挙げる。~

***[[モンスターカード]]について [#z4431493]
-[[《ピラミッド・タートル》]]・[[《キラー・トマト》]]~
多くの[[アンデット族]]に対応した[[リクルーター]]。~
***[[モンスターカード]]について [#monster]
-[[《精気を吸う骨の塔》]]~
この[[デッキ]]の[[キーカード]]。~
この[[カード]]を[[フィールド]]に立て、[[アンデット族]]の[[特殊召喚]]を連発することで[[デッキ]]を削っていく。~
2体並べると[[攻撃]]を防ぐ[[ロック]]となるが、[[除去]]の豊富な今日の[[OCG]]では全く頼りにならないため、この[[カード]]を出したらその[[ターン]]中に削りきる位の構築が必要である。~

-[[《ピラミッド・タートル》]]~
あまり見なくなった[[リクルーター]]だが、[[《精気を吸う骨の塔》]]は[[メインフェイズ]]2からでも十分仕事ができるのでこの[[デッキ]]では採用圏内である。~
同様の働きができる[[《ゴブリンゾンビ》]]は、[[サーチャー]]であるためこの[[デッキ]]とはコンセプトがやや合わない。~

-[[《黒蠍−棘のミーネ》]]・[[《首領・ザルーグ》]]・[[《黒蠍−罠はずしのクリフ》]]~
[[アンデット族]]ではないが[[《キラー・トマト》]]に対応し、[[デッキ破壊]]もできる。~
***[[魔法・罠カード]]について [#magic_trap]

-[[《ワイト夫人》]]~
[[《精気を吸う骨の塔》]]に[[魔法・罠カード]]への[[耐性]]を付与する。~
[[戦闘]]には強い[[《精気を吸う骨の塔》]]も、[[魔法・罠カード]]で簡単に[[除去]]される可能性があるので、十分な助けになる。~
これを採用するならば、[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]と[[蘇生]]を得意とする[[【ワイト】]]軸にするのも手である。~
-[[《地獄の暴走召喚》]]~
[[《精気を吸う骨の塔》]]を3体に増殖できる。~
ループ型以外で有効。~

-[[《ヴァンパイア・ロード》]]~
[[デッキ破壊]]が可能な[[アンデット族]]の[[上級モンスター]]。~
ただし中途半端な[[デッキ破壊]]になり、かつ[[戦闘]]で不要な反撃を受ける可能性もあるので、採用は慎重に行いたい。~
-[[《一時休戦》]]~
1枚で[[ドロー]]補助、[[デッキ破壊]]の加速、[[自爆特攻]]の安全化、1[[ターン]]の延命が行える。~
[[相手]]の[[手札]]を1枚増やす事になるが、[[メリット]]の多さに比べれば些細な問題であろう。

***[[魔法・罠カード]]について [#cd41ffa6]
-[[《生者の書−禁断の呪術−》]]~
[[アンデット族]]専用の[[蘇生]][[カード]]。~
[[リクルーター]]の[[自爆特攻]]等と併せれば、より効率よく[[発動]]できるだろう。~
-[[《アンデットワールド》]]~
全ての[[モンスター]]が[[アンデット族]]となるため、あらゆる[[モンスター]]の[[特殊召喚]]を[[デッキデス]]の[[トリガー]]にする事が可能となる。~

-[[《死霊ゾーマ》]]・[[《復活の墓穴》]]~
[[モンスター]]の[[特殊召喚]]という絶好の形で、[[フィールド]]を維持できる。~
**[[デッキ]]の種類 [#decktype]
 この他構築は難しくなるが、もう一つの【アンデットデッキデス】である[[【ネクロフェイス】]]との混合も面白い。~

-[[《地獄の暴走召喚》]]~
[[《ピラミッド・タートル》]]や[[《キラー・トマト》]]等の関係で採用した低[[攻撃力]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる。~
ただし、[[相手]]にも[[特殊召喚]]の機会を与えるので注意を。~
***シンクロ・エクシーズ型 [#SX]
 [[シンクロ召喚]]や[[エクシーズ召喚]]で[[特殊召喚]]回数を稼ぐタイプ。~
 [[シンクロ召喚]]なら[[《ゾンビキャリア》]]・[[《ファラオの化身》]]・[[《シンクロキャンセル》]]・[[《デスカイザー・ドラゴン》]]等。~
 [[エクシーズ召喚]]なら[[《ゾンビ・マスター》]]・[[《蒼血鬼》]]などを使った[[ランク]]4軸にすると[[特殊召喚]]回数を稼ぎやすい。~
 [[エクシーズモンスター]]には[[アンデット族]]が少なく、[[《アンデットワールド》]]の併用が望ましい。~
 また1[[ターン]]に20回近くもの[[特殊召喚]]を行うのは[[【アンデット族】]]の展開力を持ってしても難しく、できれば[[《地獄の暴走召喚》]]で[[《精気を吸う骨の塔》]]を3体に増やしてからギミックに入りたい。~

-[[《一時休戦》]]~
1枚で[[ドロー]]補助、[[デッキ破壊]]の加速、[[自爆特攻]]の安全化、1[[ターン]]の[[ロック]]が行える。~
ただし、[[相手]]の[[手札]]が増えることは注意が必要。
***ループ型 [#roop]
 以下のループを発生させ、[[アンデット族]]を無限に[[特殊召喚]]可能にするタイプ。~
 かなりの下準備が必要な上に[[《超合魔獣ラプテノス》]]搭載のために[[デュアル]]を複数起用することが必要になるが、起動さえすれば確実に[[1ターンキル]]できる。~

-[[カウンター罠]]・[[フリーチェーン]][[カード]]~
[[《奈落の落とし穴》]]や[[《サンダー・ブレイク》]]等を用い、厄介な[[モンスター]]に確実に対応できるようにしたい。~
[[《精気を吸う骨の塔》]]が[[ロック]][[効果]]を持つため、[[戦闘]]を要するものは控えたい。~
 
**[[デッキ]]の種類 [#f5cb1c71]
 この他構築は難しくなるが、もう一つの【アンデットデッキデス】である[[【ネクロフェイス】]]との混合も面白い。~
+[[フィールド]]に[[《精気を吸う骨の塔》]]・[[《超合魔獣ラプテノス》]]・[[《地獄の門番イル・ブラッド》]]A、[[墓地]]か[[手札]]に[[《地獄の門番イル・ブラッド》]]B・Cを揃える。~
+[[《地獄の門番イル・ブラッド》]]Aの[[効果]]で[[《地獄の門番イル・ブラッド》]]Bを、その[[効果]]で同じくCを[[特殊召喚]]する。~
+[[《地獄の門番イル・ブラッド》]]A・Bで[[《セイクリッド・トレミスM7》]]を[[エクシーズ召喚]]する。~
+[[《セイクリッド・トレミスM7》]]の[[効果]]で[[《セイクリッド・トレミスM7》]]自身を[[バウンス]]。~
[[エクシーズ素材]]となっている[[《地獄の門番イル・ブラッド》]]は全て[[墓地]]に送られる。~
+1に戻る

***種族変更型 [#z6b8fc62]
 [[《アンデットワールド》]]を用いて[[フィールド]]の[[モンスター]]の[[種族]]を[[アンデット族]]にする。~
 これでいかなる[[モンスター]]が[[特殊召喚]]されても、[[《精気を吸う骨の塔》]]の[[デッキ破壊]][[効果]]が発動する。~
 [[相手]]の[[特殊召喚]]にも反応することも覚えておこう。~
***[[【リクル特攻】]]型 [#tokkou]
 [[【リクル特攻】]]のギミックを利用し、[[《アンデットワールド》]]により[[アンデット族]]化した[[リクルーター]]で[[自爆特攻]]を繰り返すタイプ。~
 [[【リクルーター】]]のページにもある通り、特化すれば1度の[[バトルフェイズ]]に20回以上の[[自爆特攻]]と[[特殊召喚]]を行えるので、[[相手]]の[[デッキ]]を削りきることができる。~
 [[《精気を吸う骨の塔》]]自身も[[《ピラミッド・タートル》]]や[[《キラー・トマト》]]に対応している。~
 [[デッキ]]の枠が大幅に[[リクルーター]]に食われてしまうのが欠点。~

 [[アンデット族]]に拘らず、[[【リクル特攻】]]や[[【ガエル】]]の要素を混ぜれば、[[デッキ破壊]]を加速できる。~
 他にも[[《サイバー・シャドー・ガードナー》]]であれば、繰り返し[[特殊召喚]]できる。~
 しかし、[[デッキ]]に他の[[種族]]の[[モンスター]]を多数投入することになるため[[デッキ]]スペースの大半を割かなければならないのが難点。~
 [[《光帝クライス》]]を採用するのも良いかもしれない。~
 [[蘇生]]すると自分の[[フィールド]]の邪魔な[[モンスター]]を処理しつつ[[手札]]を補充できる。~
 この場合、[[《馬頭鬼》]]や[[《異次元からの埋葬》]]を投入することで展開力の上昇が見込める。~
**デッキの派生 [#variation]
***【絶望タワー】 [#zetsubou]
 「[[デッキ破壊]]を自分に仕掛ける事で[[アドバンテージ]]を得る」という異色の[[ビートダウン]][[デッキ]]。~
 [[《ギブ&テイク》]]で[[《精気を吸う骨の塔》]]を相手に[[送りつけ]]、[[アンデット族]]の[[特殊召喚]]を繰り返すことで[[自分]]の[[デッキ]]を[[破壊]]させ、[[墓地アドバンテージ]]・[[ボード・アドバンテージ]]を稼ぐ。~
 [[送りつけ]]た[[《精気を吸う骨の塔》]]の[[効果]]で[[《闇よりの恐怖》]]・[[《闇より出でし絶望》]]が[[墓地へ送られた]]場合、[[相手]]によって[[墓地へ送られた]]とみなされ[[自己再生]]できる。~
 これにより「[[アンデット族]]が[[特殊召喚]]された」という条件を満たし、再び[[デッキ破壊]][[効果]]を[[発動]]して更に[[墓地を肥やす]]。~

***セルフデッキデス軸 [#rdd3fc46]
前述の[[種族]]変更型の亜種で、[[《ギブ&テイク》]]で[[《精気を吸う骨の塔》]]を相手に[[送りつけ]]、自分の[[デッキ]]を[[破壊]]させることで[[《ライトロード・ビースト ウォルフ》]]や[[《ライトロード・アーチャー フェリス》]]、さらに[[《闇よりの恐怖》]]や[[《闇より出でし絶望》]]を[[効果]]で[[特殊召喚]]することで、[[ランク]]4や[[ランク]]8の[[エクシーズモンスター]]を大量に展開できる。~
[[《ペンギン・ナイト》]]と[[《魔界発現世行きバス》]]を投入しておけば、大量展開によって自身の[[デッキ]]が尽きる危険性も緩和できる。~
 [[《アンデットワールド》]]が存在すれば、[[《ライトロード・ビースト ウォルフ》]]や[[《ライトロード・アーチャー フェリス》]]、[[《リバイバルゴーレム》]]等もすべて[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]の[[トリガー]]となる。~
 これにより[[ランク]]4や[[ランク]]8の[[エクシーズモンスター]]を大量に展開できる上、その[[エクシーズ召喚]]も[[墓地を肥やす]][[トリガー]]になる。~
 特に[[《武神姫−アマテラス》]]は、[[フィールド]]に溜まりやすい[[レベル]]4[[モンスター]]を3体素材にして[[フィールド]]を空けつつ、[[《馬頭鬼》]]を複数回[[帰還]]でき相性が良い。~
 もちろん常に[[《精気を吸う骨の塔》]]を[[送りつけ]]られる訳ではないので、[[《ライトロード・アーチャー フェリス》]]等の[[トリガー]]となりうる[[《隣の芝刈り》]]などの[[墓地肥やし>墓地を肥やす]][[カード]]も併用することが望ましい。~

 その他特徴的な[[カード]]として[[《ペンギン・ナイト》]]の採用が挙げられる。~
 [[デッキ切れ]]による敗北を防ぎつつ、この[[デッキ]]が展開を行うためのリソースである[[デッキ]]と[[エクストラデッキ]]を一気に回復できる。~

***[[シンクロ召喚]]軸 [#u3d9392a]
 [[《ゾンビキャリア》]]で[[シンクロ召喚]]を行い、[[攻撃力]]の低さを補う。~
 [[アンデット族]]の[[シンクロモンスター]]には[[《デスカイザー・ドラゴン》]]や[[《蘇りし魔王 ハ・デス》]]、[[《アンデット・スカル・デーモン》]]が該当する。~
 特にこの場合起用したいのが[[《デスカイザー・ドラゴン》]]だろう。~
 [[《アンデットワールド》]]と共用することで、[[相手]]の[[モンスター]]を[[奪い>コントロール奪取]]つつ[[デッキ破壊]]できる。~
 更に[[《アンデットワールド》]]の[[適用]]下では[[《スターダスト・ドラゴン》]]が恐ろしい活躍を見せる。~
 [[《ギブ&テイク》]]に有効な[[サーチ]]手段がないため安定はしないが、ギミックが起動さえすれば一方的な展開が可能な[[デッキ]]である。~

 [[《シンクロキャンセル》]]も有効。~
 [[《精気を吸う骨の塔》]]の[[効果の発動]]後再び[[シンクロ召喚]]することで、もう一度[[《精気を吸う骨の塔》]]の[[効果]]が[[発動]]する。~
**この[[デッキ]]の弱点 [#weakpoint]
 とにかく[[デッキ破壊]]速度が遅く、更に[[デッキ破壊]]に持ち込むまでも安定しない。~
 [[【アンデット族】]]と同様に[[墓地]]や[[特殊召喚]]封じに弱く、[[ビートダウン]]に対する[[メタカード]]をそのまま受けてしまうのも厳しい。~
 各種[[【デッキ破壊】]]の中でも[[ファンデッキ]]の部類に属する[[デッキ]]であろう。~

**代表的なカード [#dd0d0f94]
-[[《精気を吸う骨の塔》]]

**関連リンク [#sd66822c]
**関連リンク [#link]
-[[【デッキ破壊】]]
-[[【アンデット族】]]

-[[デッキ集]]
-[[デッキ集/バーン・デッキ破壊・特殊勝利]]