* 【アンデット族】 [#a52a2712]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#h6d9efe2]
 [[モンスター]]の大量展開に長けた、[[アンデット族]]を中心とした[[デッキ]]。~
 [[《馬頭鬼》]]を筆頭に、「[[蘇生]]」に関する[[カード]]が多いのが特徴。~
 展開力は驚異的だが、基本的に[[除去]]手段に乏しかったので[[戦闘]][[耐性]]持ちや高[[攻撃力]]の大型[[モンスター]]、[[攻撃]][[ロック]]等は苦手であった。~

 しかし、[[チューナー]]の登場によってそれらの弱点が補われ、一時期は大会のトップを独占した。(→[[【シンクロアンデット】]])~
 その後の[[制限改訂]]により[[《馬頭鬼》]]が[[制限>制限カード]]、[[《ゾンビキャリア》]]が[[準制限>準制限カード]]、[[《生還の宝札》]]が[[禁止>禁止カード]]になり従来の構築は難しくなった。~

 現在は[[エクシーズモンスター]]の登場により、古くからの優秀な[[サポート>サポートカード]]も相まって強力な展開手段を持つ[[種族]][[デッキ]]の1つとして成立している。~

**[[デッキ]]の構築 [#k4d7cb5f]
***[[モンスター]][[カード]]について [#ud9e5114]
-主要となる[[アンデット族]][[モンスター]]~
--[[《馬頭鬼》]]~
[[墓地]]から[[ゲームから除外>ゲームから除外する(取り除く)]]するだけで[[アンデット族]]1体を[[蘇生]]できる。~
そのため、[[墓地へ送られる>墓地へ送る]]だけで[[アドバンテージ]]を1枚稼いだも同然となる。~
[[《ゾンビ・マスター》]]の[[コスト]]や[[《おろかな埋葬》]]、[[《マスマティシャン》]]で手早く[[墓地へ送って>墓地へ送る]]おきたい。~
[[制限カード]]だが[[カード・アドバンテージ]]を生み出す[[アンデット族]]の基本エンジンとして[[デッキ]]の回転に貢献している。~
[[準制限カード]]だが[[カード・アドバンテージ]]を生み出す[[アンデット族]]の基本エンジンとして[[デッキ]]の回転に貢献している。~

--[[《ゾンビ・マスター》]]~
[[手札]]の[[モンスター]]を1枚[[墓地へ送る]]事で、[[レベル]]4以下の[[アンデット族]][[モンスター]]を[[蘇生]]出来る【アンデット族】の[[アタッカー]]。~
[[エクシーズ召喚]]との相性も良く、[[ランク]]4[[モンスター]]なら難なく展開出来る。~
また、[[相手]]の[[墓地]]の[[モンスター]]も選択できるため[[《アンデットワールド》]]との併用で[[相手]]にも甚大な影響を及ぼす。~

--[[《ゴブリンゾンビ》]]~
[[フィールド]]から[[墓地へ送られ>墓地へ送る]]さえすればどのような手段でも[[サーチ]][[効果]]が使用できる。~
そのため、[[リリース]][[コスト]]や[[シンクロ素材]]に使用しても[[効果]]が[[発動]]する。~
[[《ゾンビ・マスター》]]の[[コスト]]調達ができるのも高評価。~

--[[《ゾンビキャリア》]]~
[[アンデット族]]の[[チューナー]]であり、[[コスト]]として[[手札]]を[[デッキトップ]]に[[戻す]]ことで[[自己再生]]でき、容易に[[シンクロ召喚]]を行える。~
[[準制限カード]]だが[[ゲームから除外>ゲームから除外する(取り除く)]]されるのは[[自己再生]]時のみなので、他の[[蘇生]][[カード]]で繰り返し使い回せる。~
[[ゲームから除外>ゲームから除外する(取り除く)]]されるのは[[自己再生]]時のみなので、他の[[蘇生]][[カード]]で繰り返し使い回せる。~
また、この[[モンスター]]は低[[レベル]]であるため、[[シンクロ召喚]]の際に[[レベル]]を調整しやすい点でも優秀。~
[[《馬頭鬼》]]と違い[[《終末の騎士》]]にも対応しているので、スムーズに[[墓地へ送れる>墓地へ送る]]様にしたい。~
なお、[[アンデット族]][[シンクロモンスター]]は全てこの[[カード]]を[[チューナー]]として指定している。~

--[[《蒼血鬼》]]~
[[エクシーズ素材]]を[[コスト]]に[[アンデット族]]を[[蘇生]]する[[効果]]を持つ。~
選択範囲こそ狭いが[[カード・アドバンテージ]]を失う事なく[[発動]]でき、しかも[[同名カード]]も展開できる。~
事前の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]は必要だが[[《ゾンビ・マスター》]]と組んで爆発的に[[アンデット族]]を展開させることができる。~
[[汎用性]]の高い[[ランク]]4が増えた事もあって、うまく立ち回れば[[フィールド]]を大量の[[エクシーズモンスター]]で埋め尽くす事もできるようになった。~

--[[《ピラミッド・タートル》]]~
以前は[[《龍骨鬼》]]や[[《ヴァンパイア・ロード》]]などの[[上級モンスター]]を簡単に[[リクルート]]できるということで3枚[[積み>積む]]されていた。~
現在は[[サーチャー]]だが[[効果]][[破壊]]にも対応する[[《ゴブリンゾンビ》]]が優先されやすく、こちらを一切投入しない[[デッキ]]も増えている。~
それでも序盤の[[自爆特攻]]から[[攻撃力]]4000の[[《茫漠の死者》]]を[[リクルート]]できるのは十分強力であり、[[上級]][[アンデット族]]軸であればまだまだ現役である。~

-それ以外の[[アンデット族]][[モンスター]]~
--[[《魂を削る死霊》]]~
[[戦闘破壊]][[耐性]]と[[手札破壊]][[効果]]が優秀な[[下級モンスター]]。~
とは言え[[ステータス]]が無に近く、速攻性を重視する[[ビートダウン]]で外される事もある。~
[[自壊]][[デメリット]]だけでなく、単純に[[効果]]による[[除去]]手段も増えたことから以前よりも突破されやすいのも厳しい。~

--[[《茫漠の死者》]]~
[[アンデット族]]は[[蘇生]]や[[自己再生]]手段に長けた[[種族]]であり、[[アドバンス召喚]]の[[リリース]]要員を捻出することは比較的容易である。~
[[《ゴブリンゾンビ》]]や[[《ピラミッド・タートル》]]にも対応し、条件は厳しいが自身の[[効果]]でも[[特殊召喚]]できるので取り回しはある程度利きやすい。~
高[[ステータス]]を得やすい一方で[[相手]]依存であったり[[《エフェクト・ヴェーラー》]]や[[《ブレイクスルー・スキル》]]に弱い点には注意したい。~

-[[アンデット族]]以外の[[モンスター]]~
--[[《召喚僧サモンプリースト》]]~
[[《ゾンビ・マスター》]]や[[《蒼血鬼》]]等、[[デッキ]]の起点になる[[レベル]]4[[モンスター]]を呼び出すのに使える。~
また、[[《終末の騎士》]]を経由し自身とで[[《ラヴァルバル・チェイン》]]に繋ぐことで、2枚分の[[アンデット族]]の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]ができる。~
[[コスト]]には[[腐った>腐る]][[《サイクロン》]]や[[《アンデットワールド》]]等を使うといいだろう。~

--[[《終末の騎士》]]・[[《マスマティシャン》]]~
[[アンデット族]]を[[デッキ]]からダイレクトに落とせ、[[墓地]]に[[モンスター]]を溜め込むことで[[蘇生]]による大量展開の起点となる。~
前者は大半の[[アンデット族]]と[[サポートカード]]を共有できる[[闇属性]][[モンスター]]であり、[[《アンデットワールド》]]の影響下では何度も使い回すことが可能。~
また、[[《召喚僧サモンプリースト》]]に対応した[[レベル]]4であるのもありがたく、[[エクシーズ素材]]にも使いやすい。~
後者は[[《終末の騎士》]]に対応しない[[《馬頭鬼》]]をピンポイントで[[墓地に送る]]ことができるのが魅力であり、微力ながら[[ドロー]][[効果]]で[[アドバンテージ]]にも貢献する。~

--[[《ファントム・オブ・カオス》]]~
[[蘇生]]手段がない時の緊急手段として利用できる。~
[[コスト]]にした[[モンスター]]は[[除外]]されてしまうが、[[《異次元からの埋葬》]]等を利用することでカバーできる。~

--[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]~
[[闇属性]]が多く、かつ[[蘇生]]によって[[墓地]]の調整が容易な[[アンデット族]]においては非常に出しやすい。~
もともと[[アンデット族]]は[[除去]]能力に乏しく最高打点も心許ないので、その両面をカバーできるこの[[カード]]はまさにうってつけの存在であると言える。~

--[[《カオス・ソルジャー −開闢の使者−》]]~
言わずと知れた[[フィニッシャー]]筆頭格とも言える大型[[モンスター]]。~
[[《エフェクト・ヴェーラー》]]や[[ライトロード]]等の[[アンデット族]]と相性が良く[[汎用性]]の高い[[光属性]][[モンスター]]は多いので[[コスト]]の捻出は難しくない。~
[[蘇生制限]]を満たせば使い回せるようになるのも大きく、[[《アンデットワールド》]][[適用]]下では豊富な[[蘇生]]手段により何度でも[[フィールド]]に呼び戻せるだろう。~

--[[《冥界龍 ドラゴネクロ》]]~
[[アンデット族]]2体という緩い縛りで[[融合召喚]]できる[[ドラゴン族]]の[[融合モンスター]]。~
[[種族]][[サポート>サポートカード]]を共有できないが[[《アンデットワールド》]][[適用]]下でならばその問題も解決でき、[[《超融合》]]が[[相手]][[モンスター]]も巻き込める[[除去]][[カード]]として扱える。~
[[攻撃力]]も高く[[効果]]も扱いやすいため、[[蘇生]]とは相性が悪いが[[《龍の鏡》]]1枚から[[召喚]]できる切り札の1体として運用できる。~
[[正規融合]]する場合でも、[[手札]]の[[《馬頭鬼》]]や[[フィールド]]上の[[《ゴブリンゾンビ》]]を[[融合素材]]にすることで[[アドバンテージ]]の損失を抑えられ、むしろ能動的に[[墓地に送る]]手段として利用することも可能。~

***[[魔法・罠カード]]について [#l860c26a]
 この[[デッキ]]に投入されやすい[[魔法・罠カード]]は以下の通りである。~

-[[《生者の書−禁断の呪術−》]]~
[[アンデット族]]を[[完全蘇生]]させ、かつ[[相手]]の[[墓地]]の[[カード]]を[[除外]]する。~
かつては[[蘇生]][[カード]]が軒並み禁止・制限化されていたため、[[除外]][[効果]]はオマケくらいでしかなかった。~
現在は[[蘇生]][[カード]]の[[制限緩和]]に加え、[[蘇生]]ギミックを搭載した[[カード]]が多く存在するため、[[除外]][[効果]]も有効に機能する。~

-[[《アンデットワールド》]]~
[[フィールド]]・[[墓地]]の[[モンスター]]を全て[[アンデット族]]扱いとし、また[[アンデット族]]以外の[[アドバンス召喚]]を封じる。~
[[相手]]の[[種族]][[サポート>サポートカード]]の[[使用]]を妨害でき、また、[[《ゾンビ・マスター》]]等で[[相手]][[モンスター]]を[[蘇生]]するといった[[コンボ]]が可能になる。~

-[[《異次元からの埋葬》]]~
[[効果]]使用後の[[《ゾンビキャリア》]]や[[《馬頭鬼》]]等を再利用できる[[制限カード]]。~
特に[[《馬頭鬼》]]を[[墓地]]に[[戻す]]だけで[[カード・アドバンテージ]]が即座に回復でき、[[速攻魔法]]なので[[相手]]の[[除去]]の[[ブラフ]]にも使える。~

-[[《おろかな埋葬》]]~
[[レベル]]・[[属性]]問わずに任意の[[アンデット族]]を[[墓地へ送れる>墓地へ送る]]。~
この[[デッキ]]の主要[[モンスター]]を[[送る>墓地へ送る]]場合[[《終末の騎士》]]や[[《マスマティシャン》]]も存在するが、これらと違い[[召喚]]権を消費しないのは優秀。~

-[[《強制転移》]]~
[[《ゴブリンゾンビ》]]や[[《ピラミッド・タートル》]]と[[相手]]の強力な[[モンスター]]を交換できる。~
[[手札]]消費は多くなるが、ここから[[《超融合》]]で[[《冥界龍 ドラゴネクロ》]]の[[融合素材]]として[[吸収]]してしまうのも良い。~

 他には[[手札]]で[[腐ってしまった>腐る]][[カード]]の処理ができる[[《サンダー・ブレイク》]]や[[《ライトニング・ボルテックス》]]もいいだろう。~
 いずれも[[アンデット族]]単体では足りない[[除去]]を補える上に、[[コスト]]で[[モンスター]]を[[捨てる]]ことで、そこから[[蘇生]]につなぐ事ができる。~
 この[[デッキ]]には必須となる[[罠カード]]が少ないため、[[《王宮のお触れ》]]をフル投入するという選択肢もあるだろう。~

**[[デッキ]]の種類 [#e0c02e50]
***[[【ワイト】]] [#cf7b1542]
 [[アンデット族]]の展開能力を軸に、[[《ワイト》]]と[[《ワイトキング》]]を生かした[[デッキ]]。~
 詳細は当該ページを参照のこと。~

***[[【シンクロアンデット】]] [#h3afd73b]
 詳細は当該ページを参照のこと。~

***【エクシーズ召喚】軸 [#c329bf9f]
 第7期から登場した新しい[[召喚]]方法である[[エクシーズ召喚]]を多用するタイプ。~
 [[アンデット族]]を[[《蒼血鬼》]]や[[《ゾンビ・マスター》]]、[[《召喚僧サモンプリースト》]]、[[《ゴブリンドバーグ》]]等から複数展開し、[[ランク]]4の[[エクシーズ召喚]]を目指す。~

 [[《ゾンビ・マスター》]]を筆頭とする[[アンデット族]]のメインエンジンたる[[モンスター]]は大半が[[レベル]]4であり、[[アンデット族]]が得意とする大量展開と相性が良い。~
 とりわけ同[[ランク]]帯には[[アンデット族]]の最大の弱点だった[[除去]]不足と最高打点の低さを両方カバーできるものが豊富に揃っている。~
 [[アンデット族]]でならば容易に[[エクシーズ素材]]を調達でき、かつ[[《蒼血鬼》]]を絡める事で後続の[[アンデット族]]の展開の起点にもなる。~

 他にも[[《馬頭鬼》]]等を[[墓地]]に落としつつ自身は[[《蒼血鬼》]]の[[コスト]]を賄える[[《ラヴァルバル・チェイン》]]も相性がよい。~
 [[闇属性]]比率が高い[[種族]]であるので、一部の[[ヴェルズ]]の[[エクシーズモンスター]]や[[《No.66 覇鍵甲虫マスター・キー・ビートル》]]も使用できる。~

***[[《アンデットワールド》]]軸 [#a74b8936]
 [[効果]]により[[アンデット族]]専用サポートを他[[種族]]に適用できる、[[《アンデットワールド》]]を中心に[[回転]]する[[デッキ]]。~
 [[《アンデットワールド》]]を[[サーチ]]する[[《テラ・フォーミング》]]は確実に投入したい。~

 [[メリット]]として主に[[アンデット族]]の[[蘇生]][[カード]]や[[《傀儡虫》]]の[[コントロール奪取]]の範囲の拡大が挙げられる。~
 とりわけ[[《ゾンビ・マスター》]]は[[レベル]]4以下専用の[[《死者蘇生》]]となり、[[相手]]の[[墓地]]からも[[蘇生]]が可能となり扱いやすい。~
 [[アタッカー]]としても強い[[《真紅眼の不死竜》]]や[[《闇竜の黒騎士》]]も強力な[[メリット]][[モンスター]]となる。~
 [[最上級モンスター]]を[[墓地]]へ落とし、[[《生者の書−禁断の呪術−》]]で[[蘇生]]させるのも単純だが強力である。~

 [[モンスター]]の[[種族]]を変更すること自体が[[メタ]]としての力もあり、素材に[[種族]]を指定する[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]をも封殺できる。~
 また、[[《超融合》]]を使い[[相手]][[フィールド]]上の[[カード]]だけで[[《冥界龍 ドラゴネクロ》]]を出せる点も、この[[カード]]を採用する上での有効な戦術となる。~

 [[光属性]]である[[《邪神機−獄炎》]]、[[《闇竜の黒騎士》]]が無理なく入ることから、【光アンデット】としての運用も可能である。~
 特に[[アンデット族]]となった[[《オネスト》]]や[[《聖鳥クレイン》]]を[[墓地]]から[[蘇生]]して[[バウンス]]や[[ドロー]][[効果]]に繋げられる点が優秀。~
 また、[[相手]]依存だが[[《デスカイザー・ドラゴン》]]は[[特殊召喚に成功した]]場合に[[蘇生]][[効果]]が使える。~
 [[《生者の書−禁断の呪術−》]]や[[《地獄の門番イル・ブラッド》]]の[[効果]]で[[蘇生]]させる事で、[[上級]]・[[最上級モンスター]]の大量展開も容易となる。~

 [[アドバンス召喚]]封じとしての[[効果]]もあって困るものではなく、特に[[帝]]の他、[[相手]]次第では[[《帝王の烈旋》]]を防げるのも大きい。~

***【ゾンビート】 [#kf404e8b]
 [[《ゾンビ・マスター》]]・[[《生者の書−禁断の呪術−》]]等の扱いやすい[[蘇生]]カードと[[《生還の宝札》]]との[[コンボ]]により大量[[ドロー]]を狙うことに特化した[[ターボ]][[デッキ]]。~
 [[《馬頭鬼》]]も絡めることで他の[[アンデット族]][[デッキ]]以上に高速・大量展開が可能。~
 得られた[[手札]]は [[《ゾンビ・マスター》]]や[[《スナイプストーカー》]]の[[コスト]]に用いることで更なる大量展開や[[フィールド]][[破壊]]を行うことができる。~
 また、[[フィールド]]に[[モンスター]]が並びやすいため、隠し味として[[《神獣王バルバロス》]]や[[《D−HERO Bloo−D》]]も採用できる。~
 いざとなったら[[《ゾンビ・マスター》]]の[[コスト]]にしてしまおう。~
 [[闇属性]]とそれ以外の[[属性]]を併用し、[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]の[[特殊召喚]]を狙っていくのも面白い。~
 [[《ゾンビ・マスター》]]や[[《生者の書−禁断の呪術−》]]を使えば[[墓地]]の[[闇属性]]の[[モンスター]]の枚数が3枚になるように操作するのはたやすいことである。~

 なお、この[[デッキ]]では何よりも早く[[《ゾンビ・マスター》]]を[[手札]]に[[加える]]ため、通常の【アンデット族】よりも[[《ゴブリンゾンビ》]]を[[フィールド]]に出す比重を増やすプレイングを心がける。~
 極端な場合は、[[《ピラミッド・タートル》]]を採用しないケースさえ存在する。~
 詳細は[[《ゾンビ・マスター》]]を参照のこと。~

 【ゾンビート】を[[《闇の誘惑》]]・[[《手札抹殺》]]・[[《手札断殺》]]・[[《トレード・イン》]]を使い高速で[[《生還の宝札》]]を引く形とすることもできた。~
 [[《トレード・イン》]]の[[コスト]]としては[[《神獣王バルバロス》]]や[[《闇より出でし絶望》]]、[[《ダーク・クリエイター》]]等が考えられる。~
 この形にすることで、安定性こそ下がるものの大きな爆発力を得ることができ、[[1ターンキル]]も容易となる。~

 だが[[《生還の宝札》]]が[[禁止カード]]になったことで、このギミックは消滅した。~

***[[【ゴゴゴアンデ】>【ゴゴゴ】#wf3ad74b]] [#odeb318a]
 [[《ゴゴゴゴースト》]]を活用するために[[アンデット族]]を中心とした[[【ゴゴゴ】]]。~
 詳細は当該ページを参照。

***[[【スピード・キング☆スカル・フレイム】]] [#p33765a8]
 [[【ビートバーン】]]の一種。~
 通常の【アンデット族】よりも、[[手札]]からの[[特殊召喚]]や[[リクルート]]が重要になる。~
 詳細は当該ページを参照のこと。~

***[[【アンデットデッキデス】]] [#x4adecfe]
 詳細は当該ページを参照のこと。~

***[[【ファンカスノーレ】]] [#gdfe4a40]
 既存の【アンデット族】に[[《ファントム・オブ・カオス》]]、[[《天魔神 ノーレラス》]]を組み込むだけで作れる。~
 詳細は当該ページを参照のこと。~

***[[【アンデロード】>【ライトロード】#se7bdb52]] [#z9a03235]
 [[ライトロード]]の[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]能力と[[アンデット族]]の[[蘇生]]手段の多様さを活かした[[デッキ]]。~
 投入する[[アンデット族]]は[[《ゾンビキャリア》]]や[[《ゾンビ・マスター》]]、[[《ゴブリンゾンビ》]]に[[《馬頭鬼》]]がメインとなる。~
 [[《ゾンビキャリア》]]で[[デッキトップ]]に[[《ライトロード・ビースト ウォルフ》]]を[[戻し>戻す]]、他の[[ライトロード]]で[[墓地]]に落として[[自己再生]]するといった動きも可能。~
 基本的には[[【ライトロード】]]寄りの構築であり、[[《馬頭鬼》]]を複数枚投入できた頃によく見られた[[デッキ]]タイプでもある。~
 詳細は当該ページを参照。~

 また、通常の【アンデット族】に[[《光の援軍》]]と一部の[[ライトロード]]を投入するだけでも円滑に[[墓地肥やし>墓地を肥やす]]を行いやすい。~
 主に[[除去]][[効果]]を持つ[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]や[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]が採用候補となる。~
 このタイプならば通常の【アンデット族】の[[デッキ]]スタイルを崩すこともなく展開力を補えるだろう。~

***【光アンデット】 [#i1ef1cd2]
 [[ストラクチャーデッキ−アンデットワールド−]]で登場した[[光属性]]の[[アンデット族]]、[[《邪神機−獄炎》]]、[[《闇竜の黒騎士》]]を軸としたタイプ。~
 [[《オネスト》]]による戦闘補助、[[《馬頭鬼》]]による戦線復帰を[[メリット]]とする、逆転力の高い[[属性]]・[[種族]][[デッキ]]である。~
 また、数の少なさを[[《ピラミッド・タートル》]]や[[《ゴブリンゾンビ》]]で[[サーチ]]することで補うことも可能。~

 [[《ライオウ》]]主軸の[[光属性]][[【メタビート】]]として機能する事もでき、強力な[[デッキ]]として組まれた。~

***[[【アンデットオーム】]] [#z8174b31]
 [[【ビートバーン】]]の一種。~
 詳細は当該ページを参照のこと。~

***【アンデット帝】 [#ffbe39f8]
 [[《ゴブリンゾンビ》]]による[[サーチ]]、[[《ピラミッド・タートル》]]による[[リクルート]]を利用し、断続的な[[リリース]]要員を用意。~
 そこから、強力な[[除去]][[効果]]を持つ[[帝]]を[[アドバンス召喚]]する。~
 他には[[《ゾンビキャリア》]]や[[《馬頭鬼》]]といった、場持ちの良い[[モンスター]]も採用できる。~
 [[魔法カード]]では、[[《生者の書−禁断の呪術−》]]も難なく活用できるだろう。~
 ただし、[[アドバンス召喚]]を多用する性質上、[[《アンデットワールド》]]とは相性が悪い。~

***【ゾンビD】 [#r7e99d7c]
 【アンデット族】と[[【D−HERO】]]の混合型。~
 [[アンデット族]]と[[D−HERO]]を併用する[[メリット]]は、以下の通り。~

+[[《D−HERO ダイヤモンドガイ》]]と[[《ゾンビキャリア》]]の[[コンボ]]。
+[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]・[[《馬頭鬼》]]・[[《ゾンビキャリア》]]はいずれも[[《異次元からの埋葬》]]・[[《おろかな埋葬》]]と相性が良い。~
+[[手札]]に来てしまった[[《D−HERO ディアボリックガイ》]]を[[《ゾンビキャリア》]]で[[デッキ]]に[[戻し>戻す]]、[[効果]]で[[特殊召喚]]できる。~

***[[【リクルーター】]]型 [#ffb64ca9]
 第2期の最後に登場した、[[《ピラミッド・タートル》]]を軸としたタイプ。~
 [[効果]]により、[[アンデット族]]の[[アタッカー]]を[[特殊召喚]]する戦術をとる。~
 初期は[[下級モンスター]]が貧弱だった台所事情もあって、[[上級モンスター]]を[[特殊召喚]]する事が多かった。~
 [[下級モンスター]]の不足から[[《ピラミッド・タートル》]]の[[リクルーター]]として[[《巨大ネズミ》]]を採用した場合もあったほどである。~

 登場時は[[《ヴァンパイア・ロード》]]、第3期後半からは[[《龍骨鬼》]]が主に[[特殊召喚]]された。~
 第6期以降からは[[《邪神機−獄炎》]]や[[《地獄の門番イル・ブラッド》]]、[[《スカル・フレイム》]]等も選択肢に入る。~
 また、第7期に登場した[[《茫漠の死者》]]は、[[相手]]の[[ライフ]]次第とはいえ単独で[[攻撃力]]4000を叩き出すこともできる。~

 また、[[上級モンスター]]だけでなく[[下級モンスター]]の[[アンデット族]]を[[リクルート]]する場合もある。~
 第3期前半からは[[《魂を削る死霊》]]、第5期からは[[《ゾンビ・マスター》]]等が登場し、戦線維持や[[下級モンスター]]の展開に役立った。~
 第6期以降は[[《闇竜の黒騎士》]]の登場によって[[光属性]]の要素を持った[[下級]][[ビートダウン]]を組むことも可能になった。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#pcecd371]
 [[蘇生]]を主体としているので、[[特殊召喚]][[メタ]]と[[除外]][[デッキ]]に弱い。~

 [[特殊召喚]]を封じる[[《フォッシル・ダイナ パキケファロ》]]・[[《大天使クリスティア》]]を展開されると、[[アンデット族]]は[[バニラ]]同然である。~
 また、[[《マクロコスモス》]]・[[《次元の裂け目》]]1枚を張られるだけで[[デッキ]]の肝である[[《ゴブリンゾンビ》]]や[[蘇生]][[カード]]が完全に[[腐ってしまう>腐る]]ので展開力が大幅に落ちてしまう。~
 また、[[《馬頭鬼》]]の[[効果]][[発動]]を禁じ、[[下級モンスター]]の中でも[[攻撃力]]が高い割に[[除外]][[効果]]を持つ[[《霊滅術師 カイクウ》]]も強敵である。~

 [[アンデット族]][[モンスター]]は[[除去]]力が皆無に等しいため、[[魔法・罠カード]]で対策するしかない。~
 [[アンデット族]]ではないが[[《ライトロード・ハンター ライコウ》]]は[[カードの種類]]を問わず[[破壊]]し、[[墓地を肥やす]][[効果]]も[[蘇生]]に繋ぐ事が出来るため、相性が良い。~

**[[デッキ]]の変遷 [#l7368d47]
 現在でこそ、強力な[[種族]][[デッキ]]と言われる【アンデット族】であるが、初期の頃は非常に不遇の[[種族]]であった。~
 原作漫画における[[《ワイト》]]や「ゴースト骨塚」が、やられ役だったように活躍出来る[[カード]]が乏しかったのである。~
 今となっては第2期まで[[下級モンスター]]の最大[[攻撃力]]が[[《ドラゴン・ゾンビ》]]の1600だった等、信じられないことだろう。~

 しかし、第2期の最後頃に登場した[[STRUCTURE DECK−海馬編−]]と[[Pharaonic Guardian −王家の守護者−]]を皮切りに、[[種族]]サポートと優良[[モンスター]]が増えていく事になる。~
 [[《ヴァンパイア・ロード》]]と[[《ピラミッド・タートル》]]、[[《生者の書−禁断の呪術−》]]の登場は[[アンデット族]]の特性を体現すると共に、【アンデット族】に食指が動くには十分のものであった。~

 第3期に入ってからは、今までの不遇を払拭するかの如く[[種族]]強化が行われた。~
 前半は、[[新たなる支配者]]で[[《魂を削る死霊》]]、[[ガーディアンの力]]で[[《闇より出でし絶望》]]が登場したのが大きかった。~
 [[下級]]・[[上級]]・[[最上級]]に強力な[[モンスター]]が揃い、専用の[[特殊召喚]]サポートで制圧する力を持ったのである。~

 後半に入ってからは[[03/04/10>禁止・制限カード/2003年4月10日]]から[[《ヴァンパイア・ロード》]]が[[制限カード]]になり、[[【カオス】]]が台頭した事で、勢力を落とす事になる。~
 しかし、[[暗黒の侵略者]]で[[《龍骨鬼》]]、[[ファラオの遺産]]で[[《再生ミイラ》]]や[[《ダブルコストン》]]が登場し、更なる[[《ピラミッド・タートル》]]の[[リクルート]]先が増えていった。~
 [[《ゴブリンゾンビ》]]が密かに登場したのもこの頃である。~

 第4期に突入すると、[[ストラクチャーデッキ−アンデットの脅威−]]も発売され、[[【戦士族】]]と肩を並べる[[種族]][[デッキ]]として評価されるようになった。~
 しかし[[《ヴァンパイア・ロード》]]が[[制限解除]]となった[[環境]]変化の時期でもあり、【アンデット族】は1つの転換期を迎える。~
 もはや[[《ヴァンパイア・ロード》]]の存在感は翳り、[[帝]]と相打ちのできる[[《龍骨鬼》]]が優先されることも増えていた。~
 強化版[[《ヴァンパイア・ロード》]]と言える[[《ネフティスの鳳凰神》]]と組み合わせた[[【ネフロード】]]も活躍はいまいちであった。~

 第5期は、第4期にきたした[[《ヴァンパイア・ロード》]]の弱体化に続いて戦力の新旧交代が起こった。~
 [[06/09/01>禁止・制限カード/2006年9月1日]]から[[《魂を削る死霊》]]が[[制限カード]]になり、【アンデット族】として大きな打撃を受けることになった。~
 それと時を同じくした頃、[[《ネクロフェイス》]]の登場により、[[【ネクロフェイス】]]等の[[デッキ破壊]]が猛威を奮う。~
 [[《ネクロフェイス》]]は【アンデット族】の大きな戦力にはならなかったが、[[禁止・制限カード]]の仲間入りをし、強力な[[アンデット族]]として名を残した。~
 一方で、[[TACTICAL EVOLUTION]]で新戦力[[《ゾンビ・マスター》]]が登場し、[[《ゴブリンゾンビ》]]の価値を引き上げた。~
 [[サーチ]][[カード]]が豊富な【アンデット族】にとって、この[[カード]]の登場は[[《生還の宝札》]]との[[コンボ]]成功率を飛躍的に高めることになる。~

 第6期は、[[【アンデット族】]]の時代であり、[[アンデット族]][[モンスター]]が活躍した時期であった。~
 [[CROSSROADS OF CHAOS]]で登場した[[《ゾンビキャリア》]]は良くも悪くも【アンデット族】の象徴であり、[[キーカード]]として君臨した。~
 [[【シンクロアンデット】]]の核であり、[[《生還の宝札》]]との[[シナジー]]は抜群、かつ専用の[[シンクロモンスター]]が3体も存在していた。~
 6期初めに登場した[[《馬頭鬼》]]と共に、[[《ゴブリンゾンビ》]]の[[サーチャー]]としての価値を引き上げた。~
 その強さから、[[09/03/01>禁止・制限カード/2009年3月1日]]には、[[《ゾンビキャリア》]]と[[《馬頭鬼》]]の[[制限>制限カード]]化、[[《ゴブリンゾンビ》]]の[[準制限>準制限カード]]化もあった。~
 一方で、[[【ネクロフェイス】]]の復活や[[【メタビート】]]系[[デッキ]]の【光アンデット】が登場する等、[[アンデット族]]が[[環境]]を牽引していた。~

 第7期では新たな戦力として[[エクシーズモンスター]]が登場、さらに[[エクシーズ素材]]を利用して展開補助を行う[[《蒼血鬼》]]と、同じく[[エクシーズ素材]]を消費して[[ステータス]]変更を行う[[《紅血鬼》]]が登場し、[[《ゾンビキャリア》]]の規制によって痛手を被った[[アンデット族]]に新たな可能性をもたらした。~
[[《ゾンビ・マスター》]]、[[《ゴブリンゾンビ》]]、[[《ピラミッド・タートル》]]等主要な[[アンデット族]][[モンスター]]が軒並み[[レベル]]4なのも手伝って、[[汎用性]]の高い[[ランク]]4[[エクシーズモンスター]]を主軸に据えた新たな[[デッキ]]スタイルも生み出され、【アンデット族】は再び復権の兆しを見せ始める。~
 さらに2枚目の[[アンデット族]][[チューナー]]であり[[《ゾンビキャリア》]]の代替となる[[《ペインペインター》]]が登場している。~
 第8期ではかつての代表格[[《ヴァンパイア・ロード》]]を含む[[ヴァンパイア]]が[[カテゴリ]]化されている。~

**サンプルレシピ [#v5b4d302]
-【アンデダムド】~
08.8.30 [[関西最強王決定戦>http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=1204]]優勝~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=1241~
--[[2008年9月1日時点の禁止・制限カード>禁止・制限カード/2008年9月1日]]採用~

-【アンデメタビ】~
08.9.14 ジャック∞ポット遊戯王公認大会優勝~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=1250~

-【緊テレアンデ】~
08.10.13 ジャック∞ポット遊戯王公認大会優勝~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=1268~

-【宝札アンデ】~
08.10.20 ジャック∞ポット遊戯王公認大会優勝~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=1271~

-【アンデット】~
10.07.19 第6回神戸チャンピオンシップ 2位~
http://ocg.xpg.jp/deck/deck.fcgi?ListNo=877~

**関連リンク [#ma5e3b4a]
-[[アンデット族]]
-[[【シンクロアンデット】]]
-[[【ワイト】]]
-[[【アンデットデッキデス】]]
-[[【アンデットオーム】]]
-[[【スピード・キング☆スカル・フレイム】]]
-[[【ヴァンパイア】]]

-[[デッキ集]]