【アンデット帝】

 場持ちのよいアンデット族を場にキープし、「帝」モンスターと上級アンデット族を展開するビートダウン。
 【帝コントロール】と【アンデット族】を融合させた、『良いとこ取り』のデッキと言える。
 非制限の蘇生カード《生者の書−禁断の呪術−》や、《ピラミッド・タートル》等を用いて生け贄確保を狙う。

《生者の書−禁断の呪術−/Book of Life》
通常魔法
自分の墓地にあるアンデット族モンスター1体をフィールド上に特殊召喚し、
相手の墓地にあるモンスター1体をゲームから除外する。

 基本的な運用は、さほど【帝コントロール】と変わらない。
 しかし、能動的な生け贄確保をメインとするため「コントロールデッキ」としての性格は弱い。
 

基本戦術

 《ピラミッド・タートル》、《生者の書−禁断の呪術−》等でフィールドにモンスターをキープすることを基本戦術とする。
 《洗脳−ブレインコントロール》や《クロス・ソウル》の他、《生者の書−禁断の呪術−》等を用いて「帝」モンスターを召喚する。
 また、《ピラミッド・タートル》から上級モンスターを展開することも、当然考慮に入れる。

 それら展開した攻撃力の高い上級モンスターで、攻撃し、勝利をもぎ取ることを目的とする。
 

デッキ構築に際して

 アンデット族と「帝」モンスターでは、明らかに「帝」モンスターの方が汎用性が高い。
 【スタンダード】への採用も可能であり、サポートは「生け贄を確保する」だけであるため、これは自明の理となる。

 つまり、構築は【アンデット族】の方に重きをおかなければ、デッキに不整合が生まれてしまう…と、言うことになる。

モンスター

 「帝」モンスターを6枚程度、上級アンデット族を3枚程度起用するのが基本。
 この際にも《氷帝メビウス》が最優先され、《炎帝テスタロス》以外で残りのスペースを埋めていく。
 一方、アンデット族は《ヴァンパイア・ロード》、《龍骨鬼》から選択する。

 潤滑剤として働く《ピラミッド・タートル》は2〜3枚は起用するべき。
 また、《ピラミッド・タートル》で呼び出す対象として、戦闘で破壊されない《魂を削る死霊》を多く投入しておきたい。

魔法・罠

 生け贄確保用のカードには《洗脳−ブレインコントロール》や《クロス・ソウル》の他、《生者の書−禁断の呪術−》を起用。
 場合によっては、生け贄に留まらず《ヴァンパイア・ロード》や《龍骨鬼》に変わるため、単体で戦線維持が可能。

 その他では、《強制転移》を起用できるのも【アンデット帝】の特徴と言えるだろう。
 《スケープ・ゴート》や《突然変異》を併用するのも有効と言える。

 やはり、罠には可能な限り《王宮のお触れ》を差し込みたい。
 

運用に際しての注意点

 何処まで突き詰めても、事故が起き易いことには変わり無い。

 …とは言え、手札事故は上級モンスターを多く採用するの恒であり華。
 デッキ構築レベルではどうにもならない確率で起きた事故ならば、潔く受け入れるべし。
 

代表的なカード

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