【ウィジャ盤】

 《ウィジャ盤》効果で「死のメッセージ」を揃え、勝利することを目的とするデッキ

 特殊勝利デッキの中でも長い歴史を持ち、《封印されしエクゾディア》より更に高い難易度を誇るテーマとして、数多くのデッキビルダーを悩ませ続けている。
 安定した勝利はまず望めないが、熱狂的なファンも非常に多いテーマである。

《ウィジャ盤/Destiny Board》
永続罠
相手ターン終了時毎に「E」「A」「T」「H」の順に
「死のメッセージ」カードを手札またはデッキからフィールド上に出す。
全てのカードが自分のフィールド上に揃った時、勝利が決定する。
途中1枚でもフィールド上から離れると、これらのカードは全て墓地に送られる。

デッキの構成

 兎にも角にも《ウィジャ盤》本体を引けないと始まらないので、これはデッキに2枚欲しい。
 サーチする手段として、《不幸を告げる黒猫》《封印の黄金櫃》《打ち出の小槌》などが必要となってくる。

 「死のメッセージ」カードはドローしてしまうとそれだけでディスアドバンテージになるので、デッキに1枚ずつが限度。
 つまり、《ファイバーポッド》《現世と冥界の逆転》が禁止である以上、一度《ウィジャ盤》破壊されてしまったら、 もうそのデュエル中は《ウィジャ盤》を決めることはほぼ不可能になってしまうのである。

 再度使用するなら《転生の予言》は必須。
 《転生の予言》相手のカードも戻せるので、完成直前に邪魔になる事も無い。

 モンスターでは、戦闘耐性のある《魂を削る死霊》《マシュマロン》《ジェルエンデュオ》が役立つ。
 《ウィジャ盤》魔法&罠カードゾーン5つを全て使用するため、カウンター罠セットすると文字が埋まらず途中で停止する。
 よって魔法に対するカウンター罠無しで《ウィジャ盤》を守らなければならない。
 そのために手札効果を使える《緑光の宣告者》《紫光の宣告者》を使いたい。
 また、《魔力吸収球体》《マジック・キャンセラー》も採用したい。
 《マジック・キャンセラー》効果が適用されている時でも《ウィジャ盤》の罠の効果によって出すため、「死のメッセージ」カードは出せる。
 光属性天使族モンスターを多く入れることで、《天魔神 インヴィシル》を採用する事もできる。
 天使族《緑光の宣告者》《紫光の宣告者》コストになるので無駄になりにくい。
 使用可能な罠・魔法カード《スケープ・ゴート》や自発的に破壊できる《平和の使者》、再利用が可能な《死者転生》など補助的なものとなる。

 その他には、フィールド魔法《死皇帝の陵墓》《冥界の魔王 ハ・デス》《ホルスの黒炎竜 LV6》等を召喚などする方法がある。
 とりわけ、《ホルスの黒炎竜 LV6》《ホルスの黒炎竜 LV8》になった時に非常に強力。

 デッキを組む上では、「死のメッセージ」カードを少しでもドローしにくくするために、デッキ枚数を41〜42枚にするのが有効とされている。

このデッキの弱点

 デッキデスハンデス《大嵐》《サイクロン》《ハリケーン》《砂塵の大竜巻》《王宮のお触れ》にも気をつけたいが、《氷帝メビウス》《賢者ケイローン》《人造人間−サイコ・ショッカー》などのモンスター効果にも弱い。
 そのため、《死霊騎士デスカリバー・ナイト》必須カードであり、圧迫覚悟で《昇天の角笛》をも考えなければならない。
 これらの対策に《死のデッキ破壊ウイルス》も有効になる。
 もっとも《異星の最終戦士》を出す事ができればこの問題は解決されるのだが。
 また、相手ドローを阻害する、《はたき落とし》や、再利用できる《闇の仮面》も採用したい。

このデッキの亜種

【リセットウィジャ】

 《封魔の呪印》相手《サイクロン》などを封印し、《ファイバーポッド》リセットを繰り返して相手除去手段を削いでいくデッキ
 《ファイバーポッド》が禁止なので、《ネクロフェイス》で擬似的に再現するしかない。

【殴りウィジャ】

 「《ウィジャ盤》ブラフにする」という発想のデッキ
 相手《ウィジャ盤》に気を取られている隙に殴り勝つ。
 他の魔法・罠カードが狙われにくいという利点もある。
 現状では最も勝率が高い【ウィジャ盤】である。
 主力モンスター《降雷皇ハモン》を迎えられるデッキでもある。

代表的なカード

関連リンク