*【ウォールバーン】 [#g27b8321]
 [[モンスター]]の攻撃を受け止めて相手に返す、受動的な[[バーン]][[デッキ]]。挙動は[[【ドローゴー】]]に近いが系譜的に[[【フルバーン】]]の一種とされている。~
 [[【フルバーン】]]が自分からカードを消費するタイプとすれば、こちらは相手の行動にあわせて消費していくタイプである。~
 [[ダメージ]]ソースに攻防一体の[[モンスター]]を採用し、[[ビートダウン]]に対し[[ダメージ]]レースにおいて優位に立つことをコンセプトとする。~

 なお、[[モンスター]]を[[ダメージ]]ソースとして使用するが、[[【ビートバーン】]]のように、こちらから戦闘をしかける事は少ない。~
 なお、ここでは区別のためにこういった[[デッキ]]を[[【ウォールバーン】]]と呼ぶことにする。~
 【カウンターバーン】と呼ぶ人もいるが、[[カウンター罠]]を積んだ[[バーン]][[デッキ]]だと勘違いされないためにあえてこの名称を使っている。~
 [[《魔鏡導士リフレクト・バウンダー》]]を採用する場合は【リフレクトバーン】と呼ぶことがある。その場合は[[【ビートバーン】]]に近くなる。~

 《ディメンション・ウォール/Dimension Wall》
 通常罠
 相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
 この戦闘によって自分が受ける戦闘ダメージは、
 かわりに相手が受ける。

 《魔法の筒(マジック・シリンダー)/Magic Cylinder》
 通常罠(制限カード)
 相手モンスター1体の攻撃を無効にし、
 そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手プレイヤーに与える。

 《スフィア・ボム 球体時限爆弾/Blast Sphere》
 効果モンスター
 星4/闇属性/機械族/攻1400/守1400
 裏守備表示のこのカードを敵モンスターが攻撃した時、
 このカードは攻撃モンスターの装備カードになる。(ダメージ計算なし)
 次の相手ターンのスタンバイフェイズに、このカードと装備モンスターを破壊する。
 その時、装備モンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。

**基本戦術 [#wb48f52e]
 相手の攻撃によって[[バーン]][[効果]]が発動するカードを中心に[[モンスター]]を展開して、相手の[[直接攻撃]]を防ぎ、[[効果]]で[[ダメージ]]を与える。~
 相手が積極的に[[ビートダウン]]してきたら[[ダメージ]]を返し、してこなければ更なる[[ダメージ]]ソースを[[ドロー]]して場を整えていく。~
 そして、相手に攻撃してもしなくても[[ダメージ]]だけが積み重なると言う、ジレンマを起こさせるのが最大の狙い。~

 基本的に[[守備表示]][[モンスター]]の受けた[[戦闘ダメージ]]がプレイヤーに行く事はないのでどれだけ[[直接攻撃]]を防げるかが要点になる。~
 通常の[[デッキ]]が相手ならばおそらく4・5発程度の[[直接攻撃]]で8000のライフを削り切られるので、それを目安に[[直接攻撃]]回数を減らせば良い。~

**[[デッキ]]構築に際して [#ia519386]
 その特性上、[[リバース効果]]や[[戦闘破壊]]及び攻撃された時に[[効果]]が発動する[[効果モンスター]]が中心になる。~
-具体的には
--[[攻撃宣言]]に反応する[[《魔法の筒》]][[《ディメンション・ウォール》]]。
--攻撃された時に[[効果]]発動する[[《スフィア・ボム 球体時限爆弾》]][[《マシュマロン》]][[《魔鏡導士リフレクト・バウンダー》]]。
--[[リバース効果]][[モンスター]]の[[《デス・コアラ》]][[《炎の女暗殺者》]][[《ポイズンマミー》]]。~
--[[戦闘破壊]]された時に[[効果]]発動する[[《死霊ゾーマ》]][[《ジャイアントウィルス》]][[《機械犬マロン》]]。~

 また、[[壁]][[モンスター]]で固めて[[《クロスカウンター》]][[《結束 UNITY》]]などで大きな[[反射ダメージ]]を与える作戦もある。~
 これについては[[【アステカ】]]を参照。

 相手の攻撃を待つだけでは、勝てないので[[《波動キャノン》]]や[[《仕込みマシンガン》]]などの自分から発動できる[[バーン]]カードも採用する。~
 やや不安定になるかもしれないが[[《おジャマトリオ》]]を展開して[[《自業自得》]]を打ち込んでみるのも面白い。~
 また、[[ロック]]カードとは言え[[《拷問車輪》]]なら完全に攻撃を阻害するわけではないので相性は悪くない。~
 [[《魔法の筒》]]や[[《ディメンション・ウォール》]]と同じく[[直接攻撃]]を回避する目的でも使えるので有効である。~

 なお、[[効果]]が不安定な[[《ダイス・ポット》]]は基本的に不採用。運に頼らずとも物量で押せるからだ。~~
 この手のカードを使う[[バーン]][[デッキ]]については[[【ギャンブルバーン】]]を参照。~

**運用に際しての注意点 [#o5f6e36a]
 [[守備表示]]で[[モンスター]]を出すことが多いので[[《抹殺の使徒》]]や[[《シールドクラッシュ》]]などには要注意だ。~
 同様に[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]や[[《ミスティック・ソードマン LV2》]]などで[[効果]]を封殺されると脆い。~
 これらの[[モンスター]]には[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]を使用してさっさとお引き取り願おう。~
 [[召喚]]した[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]は[[《ミスフォーチュン》]]や[[《魔法の筒》]]と[[コンボ]]させると更なる[[ダメージ]]を望める。~

**[[デッキ]]の分類について [#ld32524e]
 [[【ビートバーン】]]から[[ビートダウン]]を廃した[[デッキ]]。[[【ロックバーン】]]の拘束を緩めた[[デッキ]]。[[【フルバーン】]]の一種。~
 などと称されるように、他の[[バーン]][[デッキ]]に、類似する部分も多い。一見中途半端にも思えるが、[[デッキ]]としては全く異質の[[デッキ]]である。~
 逆に、多くの[[バーン]][[デッキ]]との接点を持つために、他の[[バーン]][[デッキ]]に変更しやすいという[[メリット]]も持つ。~ 

**代表的なカード [#lfabc72e]
-[[《魔法の筒》]]
-[[《ディメンション・ウォール》]]

-[[《死霊ゾーマ》]]

-[[《魔鏡導士リフレクト・バウンダー》]]

-[[《マシュマロン》]]
-[[《スフィア・ボム 球体時限爆弾》]]

-[[《デス・コアラ》]]

**関連リンク [#fecf623b]
-[[【ロックバーン】]]
-[[【フルバーン】]]
-[[【ビートバーン】]]
-[[【キュアバーン】]]

-[[【アステカ】]]

-[[デッキ集]]