POWER OF THE DUELISTで登場した、エーリアンモンスターを使用するデッキ。
Aカウンターを利用したモンスター効果と多くのサポートカードで、モンスターを除去またはコントロール奪取をしながらペースを掴む。
ただしAカウンターを1つ置くことにつけても様々な障害が伴うので、デッキを上手く回転させるためにはある程度の工夫が必要になる。
強力なコントロール奪取効果を持ったデュアルモンスターである、《エーリアン・ヒュプノ》の力を最大限に活かすためのデッキ。
効果は強力なのだが、コントロール奪取するにも奪取した後も様々な制約が伴うため、通常の構築では安定した運用は難しい。
そこでデュアルモンスターの性質を活かし、《正統なる血統》や《スーペルヴィス》といった再度召喚の手間を省く要素を取り入れる。
《エーリアン・ヒュプノ》と共に《エーリアン・ソルジャー》を3枚積んで、計6枚体制にしておけば、これらのカードが腐ることも少ない。
《血の代償》との相性も良く、このカードの再度召喚時に手札の《エーリアン・ドッグ》を特殊召喚すれば、かなりの奇襲になるだろう。
また《戦線復活の代償》も採用できるため、通常の【エーリアン】では再利用が難しい《宇宙砦ゴルガー》も容易に使いまわすことができる。
このカードは相手のモンスターも蘇生できるので、《宇宙獣ガンギル》の生け贄の確保にも有効であるということも覚えておこう。
《宇宙砦ゴルガー》の「表側表示の魔法・罠カードを任意の枚数持ち主の手札に戻す」という効果を利用することに特化したデッキ。
【フィフティ・フィフティ】にも近い性格を持った、攻撃のみならず一部のカードの効果を大きく制限するロック型の構築になる。
このデッキではAカウンターはそれほど重要ではないので、Aカウンター関連のカードは基本的に採用しない方が良いだろう。
《宇宙砦ゴルガー》をシンクロ召喚するための最小限のエーリアンを起用し、残りはコンセプトに合ったカードを選択する。
レベル4エーリアンは、攻撃力が高い《エーリアン・ソルジャー》・《エーリアン・ウォリアー》や光属性の《エーリアン・キッズ》がお勧め。
またロックカードに拘らず、《ライオウ》・《オネスト》・《王宮の弾圧》を使用した、光属性軸の【メタビート】の様な構築も良い。
光属性で共通し、《王宮の弾圧》をバウンスできる《宇宙砦ゴルガー》との相性は良く、多くの相手の行動を一方的に制限できる。
《宇宙砦ゴルガー》への依存度が非常に大きいにも関わらず、《エーリアンモナイト》を手札にサーチする有効な手段はあまり多くない。
現状では制限カードの《クリッター》、時間差でサーチする《封印の黄金櫃》、戦闘破壊依存の《オシャレオン》・《RAI−MEI》等に頼らざるを得ない。
また、爬虫類族・エーリアン共に使い勝手の良いドローソースとなるカードが存在しないため、手札事故は比較的多く起こりうる。
《エーリアン・グレイ》はあくまで戦闘破壊依存なので、ドローソースとしての役目を果たしてくれない場合も少なくない。
最大の弱点であった《死のデッキ破壊ウイルス》は現在禁止カードとなっているが、まだまだ警戒すべきカードはかなり多い。
全体的に除去を罠カードに頼る傾向にあるので、それらのカードを腐らせる《人造人間−サイコ・ショッカー》や《王宮のお触れ》は天敵。
デッキの主軸となるカードに特殊召喚系統のものが多いため、《虚無魔人》や《王宮の弾圧》等もかなり厄介な存在となるだろう。
他にも《エーリアンモナイト》などが機能しにくくなる《マクロコスモス》や、展開も奪取も鈍る《御前試合》も嫌なカードになる。
《宇宙砦ゴルガー》と《毒蛇の供物》の2枚があれば、大抵の永続魔法・永続罠は除去できるので、致命的な弱点は実はあまり無い。
特殊召喚を封じられても、下級エーリアンと《強者の苦痛》・《一族の結束》によるハイビートに切り替えれば十分戦うことができる。
また《神の宣告》以外に《宇宙砦ゴルガー》を除去から守る手段としては、《天罰》や《我が身を盾に》等の投入が有効である。
ドローソースの不足については、現時点では《マジック・プランター》等のある程度シナジーするカードでカバーするしかない。