【エアブレード】

説明

 《E・HERO エアーマン》サーチ能力と《神剣−フェニックスブレード》の自己サルベージ能力を利用し、要所で《次元融合》を放ち一瞬で相手を叩きのめすデッキである。
相手を叩きのめすデッキである。~ [#g15a6770]  除外されたカードと墓地を利用しつくすのが特徴。

 キーカードである《E・HERO エアーマン》07/03/01制限改訂により制限カードとなったため、戦力は大幅に低下した。
 更には、《混沌の黒魔術師》《次元融合》08/09/01の改訂で禁止カードに指定されたので構築は不可能となった。

《混沌の黒魔術師/Dark Magician of Chaos》
効果モンスター(禁止カード)
星8/闇属性/魔法使い族/攻2800/守2600
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
自分の墓地から魔法カード1枚を選択して手札に加える事ができる。
このカードが戦闘によって破壊したモンスターは墓地へは行かず
ゲームから除外される。
このカードはフィールド上から離れた場合、ゲームから除外される。
《E・HERO エアーマン/Elemental Hero Stratos》
効果モンスター(制限カード)
星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
次の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●自分フィールド上に存在するこのカード以外の
「HERO」と名のついたモンスターの数まで、
フィールド上に存在する魔法または罠カードを破壊する事ができる。
●自分のデッキから「HERO」と名のついた
モンスター1体を手札に加える。
《神剣−フェニックスブレード/Divine Sword - Phoenix Blade》
装備魔法
戦士族モンスターにのみ装備可能。
装備モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。
自分のメインフェイズ時、自分の墓地に存在する
戦士族モンスター2体をゲームから除外する事で、
このカードを自分の墓地から手札に加える。

基本戦術

 《E・HERO エアーマン》《神剣−フェニックスブレード》で得たハンド・アドバンテージを生かして闘う。
 《E・HERO エアーマン》モンスター切れを防ぎつつデッキから戦士族を引き出す役割を担い、《神剣−フェニックスブレード》墓地モンスター除外し有効利用する役割を担う。

 その後、除外されたモンスターの質と量が整った時、《次元融合》発動して勝負を決める。
 《E・HERO エアーマン》特殊召喚でもその効果発動できるので、2体以上を同時に並べて効果発動すれば、ほとんどの伏せカード破壊してから総攻撃を仕掛ける事ができる。

デッキ構成について

 キーカード《混沌の黒魔術師》《E・HERO エアーマン》《神剣−フェニックスブレード》《次元融合》の4種類。

《次元融合/Dimension Fusion》
通常魔法(禁止カード)
2000ライフポイントを払う。
お互いに除外されたモンスターをそれぞれのフィールド上に可能な限り特殊召喚する。

 その他のモンスター構成は、《神剣−フェニックスブレード》を扱いやすいよう、戦士族を中心とする。
 その中でも戦士族攻撃力を底上げする《コマンド・ナイト》や、除去効果を持つ《異次元の女戦士》《D.D.アサイラント》《神剣−フェニックスブレード》に似た効果を持つ《速攻の黒い忍者》などは相性が良い。
 魔法・罠カードキーカードを揃えるためのドローサーチカードや、《次元融合》ライフコストを補う、防御カードに回す。
 また《冥府の使者ゴーズ》の対策として、《ダスト・シュート》《マインドクラッシュ》などの手札破壊も検討しておこう。

 また、必須系の罠カードはほとんど必要なく、この2種類で十分。

デッキ構築のポイント

 キーカードの4種類を、できる限り素早く揃えられるように構築したい。
 《次元融合》発動に大きなライフコストを必要とするため、時間がかかると発動できなくなってしまうことがあるからだ。

 まず主戦力となる《E・HERO エアーマン》サーチするために、《増援》を可能な限り投入したい。
 足りないと感じるなら、さらに《E−エマージェンシーコール》も採用してしまってよい。
 また《E・HERO エアーマン》以外にも「HERO」を採用しておくと、《E・HERO エアーマン》がより使いやすくなる。
 「HERO」は、ほとんどが戦士族なので、《神剣−フェニックスブレード》と連繋できる。

 《神剣−フェニックスブレード》サーチには、

 の2つが挙げられる。
 出来ればどちらも採用したいところだ。
 また、《神剣−フェニックスブレード》墓地に送る?カードも重要。
 墓地に置かなければ墓地戦士族除外できず、《次元融合》に繋ぐ事ができないためだ。
 よってドローサルベージした《神剣−フェニックスブレード》を効率的に墓地に送る?手札コストカードが活躍する。
 その中でも、

 等が扱いやすい。
 好みで採用を検討しよう。
 また手札コストでなくとも《大嵐》に巻き込んだり、《ならず者傭兵部隊》に装備してコストで一緒に墓地に送る?方法もある。
 強引な方法ではあるが、《次元融合》発動すればアドバンテージは取り戻せる。

 《次元融合》は、《混沌の黒魔術師》《封印の黄金櫃》と相性が良い。
 《モンスターゲート》《神剣−フェニックスブレード》墓地に送ろう。

 前者は過程で墓地に送られた《次元融合》の回収に後者はキーカードサーチのために活躍してくれる。

 しかし、魔法カードの数が非常に多いため手札事故の恐れもある。
 そこで《冥府の使者ゴーズ》との相性は良い。
 又、通常魔法が魔法の大半を占め、《E・HERO エアーマン》サーチが可能なので《D−HERO ダイヤモンドガイ》との相性も良い。

 また、《神剣−フェニックスブレード》だけではやや除外できるモンスター攻撃力に不安があるため、《魂の解放》を1枚挿しておけば《冥府の使者ゴーズ》《人造人間−サイコ・ショッカー》特殊召喚も狙え、より総攻撃の確実性が増す。
 単純に《神剣−フェニックスブレード》の代わりとしても使えるため無駄にならず、通常魔法であるため、《D−HERO ダイヤモンドガイ》効果で引いてもデッキの下に戻される心配がなく、アドバンテージを得ることができる。

デッキ派生

【デステニーブレード】

 「HERO」の中でも「D−HERO」を重視した【エアブレード】。
 《デステニー・ドロー》によるドロー加速が最大の魅力。

《デステニー・ドロー/Destiny Draw》
通常魔法(制限カード)
手札から「D−HERO」と名のついたカード1枚を捨てる。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。

 《戦士の生還》を使えば、さらに安定した発動が可能になる。
 《E・HERO エアーマン》効果が「D−HERO」にも及ぶため、《デステニー・ドロー》発動条件を満たすのは容易。

 採用する「D−HERO」は、《次元融合》などで特殊召喚できるものが望ましい。
 特に《D−HERO ダイヤモンドガイ》は、効果《デステニー・ドロー》をめくれば無条件で2ドローが約束されるため、ほぼ必須といえる。
 《次元融合》《モンスターゲート》コストも無視できるので、効果は積極的に利用していきたい。

 其の他は《次元融合》で展開することを考えてしまうと、攻撃力の高い《D−HERO ダッシュガイ》が有効。
 墓地でも効果発動するため、手札コストにする面でも相性がよい。

 《D−HERO ドレッドガイ》特殊召喚に成功した時点でそのターンD−HERO破壊されなくなるため、《次元融合》特殊召喚時に《激流葬》発動されようが、攻撃時に《聖なるバリア−ミラーフォース−》発動されようが破壊されなくなる。
 特に《D−HERO ダッシュガイ》2体と共に並べれば、その攻撃力は4200にも達し、全て直接攻撃に成功すれば1ターンキルも可能。
 そうでなくても「D−HERO」を並べやすいこのデッキにおいては、強力な切り札となる。

 《D−HERO ディスクガイ》手札コストには一番扱いやすく、《モンスターゲート》生け贄も用意しやすくなる。
 さらに、闇属性の比率増加により各種ウイルスの採用も検討できるようになる。

 《ファントム・オブ・カオス》《D−HERO Bloo−D》等の登場によって大幅に戦力を回復させたデッキの一つだったが、《D−HERO ディスクガイ》《次元融合》《混沌の黒魔術師》と一緒に禁止カードになった。
 《ファントム・オブ・カオス》準制限カードに指定されてしまったので純正【エアブレード】よりも受けた影響は大きかったが今は《ファントム・オブ・カオス》無制限カードである。

【アーチャーブレード】

 【エアブレード】と【混黒1キル】の複合型。
 【エアブレード】のコンボに、《アマゾネスの射手》を組み合わた、バーンデッキ

【ドグマブレード】

 《D−HERO ドグマガイ》効果《マジカル・エクスプロージョン》による、先攻1ターンキルが可能な数少ないデッキ

【ワールドトランス】

 《アルカナフォースXXI−THE WORLD》効果を利用し、エキストラターンへの突入を狙う。
 そこから【エアブレード】や【アーチャーブレード】コンボにより、マッチキルを行う。

代表的なカード

関連リンク