*【エヴォル】 [#pfc9d9b1] #contents **[[デッキ]]の概要 [#b5598575] [[PHOTON SHOCKWAVE]]で登場した[[エヴォルド]]と[[エヴォルダー]]を中心としたデッキ。~ [[エヴォルド]]は全て[[炎属性]]・[[爬虫類族]]で統一されており、[[エヴォルダー]]を特殊召喚する[[特殊召喚]]する[[効果]]を持っている。~ また、[[エヴォルダー]]は全て[[炎属性]]・[[恐竜族]]で統一されており、[[エヴォルダー]]の[[効果]]によって[[特殊召喚]]されたときにのみ[[効果]]を発揮する。~ そのため、[[【恐竜族】]]と[[【爬虫類族】]]を混ぜ合わせたような[[デッキ]]構成になるだろう。 《エヴォルド・ウェストロ/Evoltile Westlo》 効果モンスター 星3/炎属性/爬虫類族/攻 700/守1900 リバース:自分のデッキから「エヴォルダー」と名のついた モンスター1体を特殊召喚する。 《エヴォルダー・ケラト/Evolsaur Cerato》 効果モンスター 星4/炎属性/恐竜族/攻1900/守1400 このカードが「エヴォルド」と名のついた モンスターの効果によって特殊召喚に成功した時、 このカードの攻撃力は200ポイントアップする。 その後、このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、 自分のデッキから「エヴォルド」と名のついた モンスター1体を手札に加える事ができる。 《エヴォルカイザー・ラギア/Evolzar Laggia》 エクシーズ・効果モンスター ランク4/炎属性/ドラゴン族/攻2400/守2000 恐竜族レベル4モンスター×2 このカードのエクシーズ素材を2つ取り除いて発動する。 魔法・罠カードの発動、モンスターの召喚・特殊召喚のどれか1つを無効にし破壊する。 **[[デッキ]]構築に際して [#a99759d5] [[エヴォルド]]と[[エヴォルダー]]の[[効果]]の特性上、その両方を必ずデッキに投入する必要がある。~ [[エヴォルド]]の[[効果]]で[[エヴォルダー]]を[[特殊召喚]]し、[[エクシーズ素材]]の[[縛り]]が[[恐竜族]]の「エヴォルカイザー」を[[エクシーズ召喚]]できるように構築するのがいいだろう。 ***[[モンスターカード]]について [#qeda566f] -[[エヴォルド]] --[[《エヴォルド・ウェストロ》]]~ [[エヴォルダー]]を[[デッキ]]から[[特殊召喚]]できる[[リバース効果]]を持つ。~ [[デッキ]]からの[[特殊召喚]]であるため、[[手札]]や[[墓地]]の状況によって[[腐る]]ことがなく、最も[[効果]]を使いやすい。~ また、その[[守備力]]の高さから壁としても運用できる。~ しかし、[[リバース効果モンスター]]のため、[[セット]]して1ターン待つ必要があり、速効性に欠けるのが難点。~ --[[《エヴォルド・カシネリア》]]~ [[戦闘破壊]]を条件に、[[レベル]]6以下の[[炎属性]]・[[恐竜族]]の[[同名>同名カード]][[モンスター]]を[[デッキ]]から[[特殊召喚]]する[[効果]]を持つ。~ [[効果]]は非常に強力で、[[モンスター]]を2体[[特殊召喚]]することから即[[エクシーズ召喚]]に繋ぐことができる。~ [[エヴォルド]]の中では[[攻撃力]]が高いが、[[戦闘破壊]]するには心許無いため、戦闘補助[[カード]]もセットで投入しておきたい。~ 一方で、[[同名>同名カード]][[モンスター]]という条件により、[[エヴォルダー]]の種類を絞り、[[同名>同名カード]][[モンスター]]を多めに積むなどの配慮が[[デッキ]]構築の段階で必要となってくる。~ また、[[効果]]が無効になることから、[[エヴォルド]]の[[効果]]で[[エヴォルダー]]を[[特殊召喚]]しその[[効果]]を利用する、という戦術がとれないことにも注意したい。 --[[《エヴォルド・オドケリス》]]~ [[召喚に成功した]]時に[[手札]]から[[エヴォルダー]]を[[特殊召喚]]できる[[効果]]を持つ。~ 他の[[エヴォルド]]とは違い1[[ターン]]目から[[発動]]できるのが強みである。~ 速攻性があるかわりに[[手札]]消費が荒く、[[攻撃力]]500の[[モンスター]]が[[攻撃表示]]で場に残ってしまう。~ [[効果]]使用後はできれば[[《毒蛇の供物》]]等で処理したい。 --[[《エヴォルド・プレウロス》]]~ 自分[[フィールド]]上で[[破壊]]された場合に[[手札]]から[[エヴォルダー]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]を持つ。~ [[《エヴォルド・オドケリス》]]と同じく[[手札]]からの[[特殊召喚]]だが、その割に速効性に欠ける。~ [[《進化の分岐点》]]や[[《毒蛇の供物》]]との[[コンボ]]も可能だが、場に残った[[《エヴォルド・オドケリス》]]を利用してもほぼ同じことができる。~ [[《エヴォルド・オドケリス》]]と比較した場合の利点は[[召喚]]しなくても[[効果]]が使えることであり、[[《強制退化》]]などで使いまわすつもりであれば採用するのもいいだろう。 --[[《エヴォルド・ゲフィロス》]]~ [[戦闘]]によって[[破壊]]されたとき[[墓地]]から[[エヴォルダー]]を[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]。~ [[墓地]]が少ない序盤は[[効果]]を使えず、他の[[エヴォルド]]と違い能動的に[[効果]]を使うのが難しい。~ 一方で、[[《進化への懸け橋》]]の[[蘇生]][[対象]]としては強力であり、この[[コンボ]]を利用するために投入するのもいいだろう。 -[[エヴォルダー]]~ [[エヴォルダー]]には現在、[[レベル]]4のものと[[レベル]]6のものが存在する。~ [[レベル]]4と[[レベル]]6では[[エクシーズ召喚]]できないので、両者のバランスにも注意する必要がある。 --[[《エヴォルダー・ケラト》]]~ [[エヴォルド]]によって[[特殊召喚]]された時に[[攻撃力]]が上がり、その後[[戦闘破壊]]を行うことで[[エヴォルド]]の[[サーチ]]ができる[[モンスター]]。~ [[下級]][[エヴォルダー]]の中では最も[[攻撃力]]が高く、[[エヴォルド]]によって[[特殊召喚]]しなくても[[アタッカー]]として運用できる。~ 一方で、[[サーチ]][[効果]]は強力だが[[戦闘破壊]]する前に[[破壊]]されると[[アドバンテージ]]を稼ぐことができず、確実性に欠ける。 --[[《エヴォルダー・ディプロドクス》]]~ [[エヴォルド]]によって[[特殊召喚]]されると[[相手]]の[[魔法・罠カード]]を[[破壊]]できる[[モンスター]]。~ 最も確実に[[アドバンテージ]]を稼ぐことができるが、[[デッキ]]の回転に直接貢献せず、[[《サイクロン》]]等で手軽に同じことができる。~ [[攻撃力]]も[[アタッカー]]としてはやや不充分な数値なので、投入枚数の判断は難しい。 --[[《エヴォルダー・ウルカノドン》]]~ [[エヴォルド]]によって[[特殊召喚]]されると[[墓地]]から[[エヴォルダー]]を一体[[蘇生]]できる[[モンスター]]。~ [[効果]]自体は[[下級]][[エヴォルダー]]の中では最も強力で、[[効果]][[発動]]後自分の[[ターン]]ならすぐに[[エクシーズ召喚]]につなげられる。~ しかし、[[攻撃力]]が低いため単体では使用できず、また[[墓地が肥えて>墓地を肥やす]]いない序盤では[[腐る]]場合もある。~ [[手札]]に来たこの[[カード]]の処理に困る場合もあるので、多く投入する場合[[《エヴォルド・オドケリス》]]を入れ[[特殊召喚]]の機会を増やしたい。 --[[《エヴォルダー・エリアス》]]~ [[エヴォルド]]の[[効果]]で[[特殊召喚]]された時に、[[炎属性]]で[[レベル]]6以下の[[恐竜族]]を[[手札]]から[[特殊召喚]]できる[[効果]]を持つ。~ [[上級]][[モンスター]]なので事故は怖いが、現在のところ[[《エヴォルカイザー・ソルデ》]]の[[エクシーズ召喚]]にはほぼ必須と言えるだろう。~ [[手札]]に[[炎属性]]で[[レベル]]6の[[恐竜族]]が自身含め2体存在する場合は[[《エヴォルド・オドケリス》]]等で、1体の場合は[[《エヴォルド・ウェストロ》]]等で、いない場合は[[《エヴォルド・カシネリア》]]で[[特殊召喚]]することで即座に[[《エヴォルカイザー・ソルデ》]]に繋ぐことができる。 --[[《エヴォルダー・テリアス》]]~ [[炎属性]]で[[レベル]]6の[[エヴォルダー]]だが、特に有効な[[効果]]を持たない。~ そのため、[[《エヴォルカイザー・ソルデ》]]を何度も出したい場合以外に採用の余地はないといえるだろう。~ [[《エヴォルカイザー・ソルデ》]]を考慮しても、[[エヴォルダー]]と名の付くことを生かすしかないが、[[《エヴォルダー・エリアス》]]や[[《エヴォルド・カシネリア》]]は[[エヴォルダー]]と名の付くことを要請していないため、[[《ジュラック・ヘレラ》]]でも構わない。~ それでも、[[《強制進化》]]や[[《エヴォルド・ウェストロ》]]に対応しているので、[[《エヴォルカイザー・ソルデ》]]を中心にする[[デッキ]]なら採用しても良いだろう。 -[[エクシーズモンスター]]~ --[[《エヴォルカイザー・ラギア》]]~ [[レベル]]4[[恐竜族]][[モンスター]]2体で[[エクシーズ召喚]]できる[[ランク]]4[[エクシーズモンスター]]。~ 一回しか使用できないが[[スペルスピード]]2の[[《神の宣告》]]の[[効果]]を持っている。~ 相手のほとんどの行動を止めることができる非常に強力な[[モンスター]]であり、この[[デッキ]]の主軸となる[[モンスター]]である。 --[[《エヴォルカイザー・ソルデ》]]~ [[レベル]]6[[恐竜族]][[モンスター]]2体で[[エクシーズ召喚]]できる[[ランク]]6[[エクシーズモンスター]]。~ [[エクシーズ素材]]がある限りの[[効果]][[破壊]]に対する[[耐性]]と、[[特殊召喚]]時に[[エクシーズ素材]]を消費しての[[除去]][[効果]]を持つ。~ [[《エヴォルカイザー・ラギア》]]と違い、強力な効果が一度きりでなく使えるというのが魅力である。~ 強力な[[モンスター]]だが、[[《エヴォルカイザー・ラギア》]]に比べて出しにくいのにもかかわらず、そこまで性能に大きな差はない。~ あまりこの[[カード]]を出すことにこだわり過ぎると、事故の多いデッキになってしまうことから、[[《エヴォルカイザー・ラギア》]]を主軸とし、機会があれば出せる程度に構築するといいだろう。~ ***[[魔法・罠カード]]について [#u72cfa78] -[[エヴォルド]][[エヴォルダー]]の[[サポートカード]]~ --[[《強制進化》]]~ [[効果]]使用後で場に残った[[《エヴォルド・ウェストロ》]]や[[《エヴォルド・オドケリス》]]を利用してさらなる展開を狙うことができる。~ [[手札]]消費は荒くなるが、[[エヴォルド]]から[[特殊召喚]]した扱いとなるので、[[エヴォルダー]]の[[効果]]を使って[[アドバンテージ]]を回復したい。~ [[エヴォルダー]]の[[効果]]を活用したい場合多めに積むといいだろう。 //--[[《進化の奇跡》]]~ //効果の[[対象]]が狭く、「エヴォルカイザー」に使えないのが痛い。 //--[[《進化の宿命》]]~ //この[[カード]]の適用下で[[特殊召喚成功>特殊召喚に成功した]]時に[[フリーチェーン]][[除去]]を使うことで、安全に[[除去]]が行える。~ --[[《進化の分岐点》]]~ やや使いにくいが、[[《エヴォルド・ウェストロ》]]を確実に呼び込むことができる。~ [[《エヴォルド・オドケリス》]][[《エヴォルド・プレウロス》]]を利用し[[《エヴォルド・ウェストロ》]]を[[セット]]するのが理想的な流れである。 --[[《進化への懸け橋》]]~ [[《エヴォルド・ゲフィロス》]]を蘇生]]させることで、[[攻撃]]封じと展開を同時に行うことができる。~ 採用する場合は、[[《エヴォルド・ゲフィロス》]]とセットで入れておきたい。 --[[《強制退化》]]~ [[サクリファイス・エスケープ]]を行いながら2体の[[エヴォルド]]を[[特殊召喚]]できる。~ しかし、最終目標が[[エヴォルダー]]の展開なのにもかかわらず、文字通りそれに逆行する形になるので、上手く使えないと余計に手間がかかるだけになってしまう。~ [[チューナー]]を投入した[[シンクロ]]召喚軸であれば、採用してみてもいいだろう。~ //--[[《原初のスープ》]]~ //手札事故を緩和できるカードだが、逆にこのカードが事故要因となってしまう場合もある。 -[[恐竜族]]の[[サポートカード]]~ --[[《化石調査》]]~ [[《エヴォルド・オドケリス》]]、[[《エヴォルド・プレウロス》]]、[[《エヴォルダー・エリアス》]]を多用する場合、好きな[[エヴォルダー]]を[[手札]]に呼ぶことができるため、ぜひ採用したい。~ 一方、[[《エヴォルド・カシネリア》]]を中心にする場合はこのカードの投入枚数を少なくしてでも[[エヴォルダー]]を積む方を優先したい。 -[[爬虫類族]]の[[サポートカード]]~ --[[《毒蛇の供物》]]~ [[効果]]使用後で場に残った[[《エヴォルド・ウェストロ》]]や[[《エヴォルド・オドケリス》]]を利用し、2枚の破壊を行うことができる。~ 決まれば非常に強力なカードであり、腐る可能性を考慮しても2〜3枚は積んでおきたい。 **戦術 [#q0c8747d] [[エヴォルド]]の[[効果]]で[[エヴォルダー]]を[[特殊召喚]]するという流れが基本となる。~ その後は[[エヴォルダー]]同士で[[エクシーズ召喚]]を行うことで場を制圧していく。~ 「エヴォルカイザー」を素早く何度も[[エクシーズ召喚]]するのがこの[[デッキ]]の勝利への道となる。 //**[[デッキ]]の種類 //***《カード名》軸 //特定のカードを軸とする場合。 //**[[デッキ]]の派生 //***【(デッキ名)】 //特定の種族や属性・コンセプトへ派生する場合。 **この[[デッキ]]の弱点 [#cf8e9d16] [[特殊召喚]]を多用するので[[特殊召喚]]封じはもちろん弱点である。~ しかし、それを考慮するまでもなく弱点は多い。~ まず、[[エヴォルド]]と[[エヴォルダー]]の関係が一方通行なので非常に事故を起こしやすい。~ 序盤に[[エヴォルド]]を引かなければ[[効果]]のない[[エヴォルダー]]を場に出すしかなく、[[デッキ]]の特性を生かせない。~ また、素早く展開しようと思うと多くのカードを消費するので、[[【ジュラック】]]等に比べて[[《エヴォルカイザー・ラギア》]]が突破されやすい。~ ある程度遅いテンポで戦う覚悟で、[[罠カード]]を多めに入れておくのも一つの手段である。~ さらに、主軸となる[[《エヴォルカイザー・ラギア》]]の弱点も気にしなければならない。~ [[《エヴォルカイザー・ラギア》]]は、[[リバース効果モンスター]]を止めることができず、すでに場に出ている[[攻撃力]]2500以上のモンスターの対処も不可能である。~ [[《エヴォルカイザー・ラギア》]]を出した後のことも考え、これらの[[カード]]に対処できるようなデッキを組みたい。 **代表的なカード [#of6b6a72] -[[《エヴォルド・ウェストロ》]] -[[《エヴォルダー・ケラト》]] **関連リンク [#x0f79ad7] -[[デッキ集]] -[[【恐竜族】]] -[[【爬虫類族】]] -[[エヴォルド]] -[[エヴォルダー]]