*【カウンタービート】 [#w00b0f86]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#eac71336]
 「相手の逆転手段を[[カウンター罠]]等で[[無効]]にしつつ、ある程度の戦力を整えてそのまま勝負を決める」[[ビートダウン]][[デッキ]]の構築理論の一つ。~
 他のTCGでは【クロック・パーミッション】と呼ばれ、遊戯王OCGでは「クロック(一定の[[ダメージ]]源となる[[モンスター]])」と「[[パーミッション]]([[カードの効果]]や[[発動]]を[[無効]]にする[[カウンター罠]])を軸とした[[デッキ]]のことである。~

//[[コントロール]]系[[デッキ]]は[[魔法・罠カード]]を守るために[[カウンター罠]]を使うが、この[[デッキ]]では[[モンスターカード]]を守るために[[カウンター罠]]を使う。~
 遊戯王OCGというカードゲームは、[[除去]]手段が豊富かつ幅広い[[デッキ]]に投入されるため、1つの[[カード]]を[[フィールド]]上に維持し続けるのが困難なバランスになっている。~
 しかし、強力な[[モンスター]]を[[フィールド]]上に維持できれば、[[戦闘]]によって[[相手]][[モンスター]]を[[破壊]]したり、[[ライフ]]を削り続ける事ができる。~
 戦闘による[[アドバンテージ]]の獲得を[[カウンター罠]]等で補助することが、この[[デッキ]]の本質であり、コンセプトである。~

 その他の特徴としては、受け身な[[カード]]を採用したことで[[ビートダウン]]に特化した[[デッキ]]には展開能力や[[攻撃力]]で劣るものの、[[攻撃]]自体が通りやすいことが挙げられる。~
 また、採用している[[カウンター罠]]にもよるが[[除去]]や[[カウンター]]を数多く積んだ[[コントロール]][[デッキ]]に対しては基本的に相性が良い。~
 [[相手]]の[[除去]]や[[カウンター]]を[[無効]]にすることで、[[パーミッション]]系の[[デッキ]]にも対抗できるからである。~

 なお、名目上は[[無効]]化系[[カード]]の代表である[[カウンター罠]]を使用した[[デッキ]]であるが、それ以外の種類の[[無効]]化系[[カード]]で代用しても問題はない。~
 [[【お触れビート】]]や[[ビートダウン]]型の[[【スキルドレイン】]]は、[[カウンター罠]]の重要度は低いが、【カウンタービート】とほぼ同じ動きをする。~

**[[デッキ]]構築に際して [#g5747e86]
 概要の項で述べた通り、この[[デッキ]]の根幹を成すのは[[モンスター]]と[[カウンター罠]]である。~
 重要なのは[[カウンター罠]]によって[[モンスター]]を守り、[[フィールド]]上に維持することになる。~
 そのため、[[《昇天の角笛》]]を代表とする[[リリース]]が必要な[[カウンター罠]]は採用しない方がよい。~
 また、[[カウンター罠]]も[[【パーミッション】]]のように大量に投入するのではなく、相手の妨害を掻い潜り、効率よく攻めるためのサポートとして使うのが目的となる。~

***[[カウンター罠]]について [#b0973f1e]
 特定の[[モンスター]]を必要としない[[汎用>汎用性]][[カウンター罠]]では、以下のカードが基本となる。~
 コストがないもの、あるいはライフコストのみのもの、もしくは相手のコストのあるカードに使用する目的のものを採用することになる。~

-コストのない[[カウンター罠]]
--[[《マジック・ドレイン》]]~
[[相手]]の[[魔法カード]]と[[1:1交換]]できるため、[[発動]]に困ることは少ない。~
確実性がないので、[[相手]]の[[魔法カード]]を浪費させるのが主な使い道。~
//また、完全ではないが[[《大嵐》]]への[[耐性]]も付く。~
//大量に伏せる場合は危険だが、[[速攻魔法]]・[[罠カード]]のお供としても使える。~

-[[ライフコスト]]のある[[カウンター罠]]
--[[《神の宣告》]]~
相手の逆転手段を[[無効]]にするという点では最高の[[カード]]であり、この[[デッキ]]でもほぼ[[必須カード]]となる。~
[[ライフ]]を半分にするというリスクがあるため、[[ライフコスト]]のある[[カード]]や[[自分]]が[[ダメージ]]を受ける[[カード]]とは相性が悪い。~
[[09/09/01>禁止・制限カード/2009年9月1日]]にて[[制限カード]]に指定されているため、使いどころの見極めが重要。~

--[[《神の警告》]]~
[[モンスターの召喚]]に対する[[カウンター罠]]としては最高峰であり、[[《昇天の角笛》]]以上の[[効果]]を持つ。~
[[コスト]]が大きいために終盤で腐りやすいが、あらゆる召喚行為に対して幅広く使えることが大きい。~
//単純に2000[[ライフ]]を取り返すには、[[下級]][[アタッカー]]以上の[[モンスター]]の[[直接攻撃]]が必要。~
//[[《冥府の使者ゴーズ》]]・[[《トラゴエディア》]]・[[《バトルフェーダー》]]・[[《スケープ・ゴート》]]等に使うのが一番良いタイミングであろう。~

--[[《盗賊の七つ道具》]]~
[[罠カード]]による妨害を防げるため、[[ビートダウン]][[デッキ]]としてはかなり心強い。~
[[罠カード]]全般に対応し、[[コスト]]も[[《神の宣告》]]よりも安いのが利点。~
[[攻撃]]等を通すことで払った[[コスト]]程度の[[ダメージ]]を叩き込むのは容易だろう。~
ただし、[[ドロー]]してすぐに使えない事は[[罠カード]]対策としては、無視できない欠点である。~
また、[[《サイクロン》]]が無制限化したことは、このカードにとって逆風と言えよう。~

-[[手札コスト]]がある、もしくは、[[ハンド・アドバンテージ]]を失うもの~
--[[《魔宮の賄賂》]]~
[[魔法・罠カード]]に対して[[発動]]できる。~
[[相手]]に[[ドロー]]させる[[デメリット]]があるので、[[制限カード]]級の[[魔法・罠カード]]に使いたい。~
[[《大嵐》]]等の[[アドバンテージ]]カードはもちろんの事、[[《死者蘇生》]]等の[[特殊召喚]]に有効。~
[[特殊召喚]]系[[魔法・罠カード]]を絡めた[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]に対しても間接的な対策になる。~
また、[[《デュアルスパーク》]]や[[《ゴッドバードアタック》]]等の[[コスト]]がある[[カード]]に対しては[[1:1交換]]できるため、それらが流行している場合は使いやすい。~

--[[《マジック・ジャマー》]]~
[[汎用性]]では[[《魔宮の賄賂》]]に劣るが、[[ドロー]]させるよりも[[腐った>腐る]][[カード]]を捨てられる方が良い場合もある。~
それでも単純に[[重い]]ことから、優先度は高くない。~

--[[《天罰》]]~
[[効果モンスター]]の[[効果]]の[[発動]]に対して[[発動]]できる。~
基本的には[[シンクロモンスター]]や[[エクシーズモンスター]]等を狙い、厄介な[[下級]]にも使う場合がある。~

 上記で挙げられていない[[カウンター罠]]は、「[[発動条件]]が厳しい」もしくは「[[無効]]にできる[[カード]]が少ない」という理由で[[サイドデッキ]]向きである。~
 しかし、[[環境]]への[[メタカード]]となる[[カード]]も多数存在するため、[[メインデッキ]]に入れることも視野に入れておくべきである。~

-[[コスト]]のない[[カウンター罠]]
--[[《キックバック》]]~
[[召喚成功>召喚に成功した]]時[[効果]]や[[永続効果]]・[[誘発即時効果]]を持つ[[通常召喚モンスター]]への[[メタカード]]。~
[[下級モンスター]]に対しては[[ディスアドバンテージ]]となるため、実質的に[[帝]]や[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]、[[《光と闇の竜》]]専用となる。~

--[[《昇天の黒角笛》]]~
[[シンクロモンスター]]や[[エクシーズモンスター]]、[[特殊召喚モンスター]]等への[[メタカード]]。~
かつては[[発動条件]]が厳しかったが、[[カード]]プールや[[環境]]の変化により、最近ではメイン[[デッキ]]に投入してもよくなってきている。~

--[[《畳返し》]]~
[[召喚成功>召喚に成功した]]時[[効果]]への[[メタカード]]。~
「[[帝]]」・「[[ドラグニティ]]」・「[[ガジェット]]」等を[[除去]]できる他、[[《BF−極北のブリザード》]]や[[《デブリ・ドラゴン》]]、[[《ジャンク・シンクロン》]]にも強い。~

--[[《ツバメ返し》]]~
[[特殊召喚成功>特殊召喚に成功した]]時[[効果]]への[[メタカード]]。~
[[《フォーミュラ・シンクロン》]]、[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]、[[《ミスト・ウォーム》]]等を[[除去]]できる他、[[剣闘獣]]にも強い。~

//--[[《透破抜き》]]~

--[[《八式対魔法多重結界》]]~
[[モンスター]]を[[対象]]にした[[魔法>魔法カード]][[効果]]への[[メタカード]]。~
現在では[[《精神操作》]]や[[《月の書》]]、[[《禁じられた聖槍》]]等が狙い目。~
[[《マジック・ジャマー》]][[効果]]のために、採用する場合は[[魔法カード]]と[[罠カード]]のバランスに注意が必要。~

--[[《ヒーローズルール2》]]~
[[蘇生]]・[[サルベージ]][[カード]]への[[メタカード]]。~
[[《死者蘇生》]]や[[《貪欲な壺》]]等に有効。~
[[《D.D.クロウ》]]対策ともなるため、[[自分]]の[[《死者蘇生》]]を通すのにも使用できる。~

--[[《大革命返し》]]~
[[全体除去]]への[[メタカード]]。~
[[《大嵐》]]や[[《ブラック・ホール》]]等に有効。~
この[[デッキ]]では[[カウンター罠]]である事と[[ダメージステップ]]で[[発動]]できる事が利点。~

--[[《リ・バウンド》]]~
[[バウンス]]への[[メタカード]]。~
[[《強制脱出装置》]]等に有効。~

-[[ライフコスト]]のある[[カウンター罠]]
--[[《混沌の落とし穴》]]~
[[【闇属性】]]・[[【光属性】]]への[[メタカード]]であり、多くの[[制限カード]]に対抗できる。~
[[《神の警告》]]のほぼ[[下位互換]]だが、[[墓地]]を多用する[[相手]]に対しては有効。~
該当する中では[[墓地]]型の[[【BF】]]や[[【インフェルニティ】]]、[[【ライトロード】]]、[[【カオス】]]等、有力[[デッキ]]も数多い。~

***[[モンスターカード]]について [#w3e54c6e]
 [[カウンター]]によって守る価値があり、十分に[[ビートダウン]]できる[[攻撃力]]を持つ[[モンスター]]を主力として採用する。~

 [[下級モンスター]]を主力とする場合、[[リバース効果モンスター]]や[[ブロッカー]]([[壁]][[モンスター]])等、[[守備表示]]でしか機能しないような[[モンスター]]は採用しない方が良い。~
 また、[[元々の攻撃力]]が高くても、[[守備表示]]になったり[[攻撃力]]がダウンするような[[モンスター]]も場持ちしないために不向きである。~

 [[《アレキサンドライドラゴン》]]や[[《ジェネティック・ワーウルフ》]]のような[[攻撃力]]の優れた[[モンスター]]は候補の1つに挙がる。~
 しかし、大会の[[環境]]等を踏まえれば、[[《ライオウ》]]や[[《王虎ワンフー》]]、[[《霊滅術師 カイクウ》]]等の[[特殊召喚]]への[[メタ]]となる[[モンスター]]も捨てがたい。~
 [[【メタビート】]]でもお馴染みの[[モンスター]]だが、単体での[[攻撃力]]と制圧力を考慮すれば自然と候補となる。~

 また、[[カウンター罠]]を多数採用する関係上、[[《豊穣のアルテミス》]]や[[《天空聖者メルティウス》]]も候補に上がる。~
 [[アタッカー]]としては[[攻撃力]]が低いため、採用するのは[[環境]]次第になるだろう。~
 これらを[[必須カード]]とするのが、[[【エンジェル・パーミッション】]]となる。~

 一方で、[[上級モンスター]]や[[シンクロモンスター]]、[[エクシーズモンスター]]を高速召喚するギミックを仕込む場合もある。~
 何らかの[[コンボ]]を採用しなければならず、[[手札事故]]の危険性は増えるが、大抵の[[下級モンスター]]を上回る[[攻撃力]]と[[効果]]を持つ[[モンスター]]を[[召喚]]・[[特殊召喚]]できれば、[[相手]]に大きなプレッシャーを与えることができるだろう。~
 [[相手]]の少ない解決策を[[カウンター罠]]で[[無効]]化してしまえば、安全に押し切ることもできる。~
 [[カウンター罠]]と相性の良い[[《冥王竜ヴァンダルギオン》]]は[[フィニッシャー]]の候補となる。~

 それ以外でコンセプトと合致しているのは、[[モンスター効果]]を[[無効]]にできる[[《エフェクト・ヴェーラー》]]である。~

***[[カウンター罠]]以外の[[魔法・罠カード]]について [#je682428]
 上記のように[[モンスター]]は攻撃的なカードを選択するために、行動のテンポは早い方がよい。~
 しかし、[[自分]]の[[ターン]]で[[ドロー]]した[[罠カード]]は[[モンスター]]の攻めを加速させることができず、[[モンスター]]を守るためには1[[ターン]]待たなければならない。~
 [[罠カード]]は[[自分]]の[[ターン]]で[[モンスター]]を守るには不向きであり、主に[[相手]]の[[ターン]]の妨害に使うことになるだろう。~
 逆に言えば、[[自分]]の[[モンスター]]の[[攻撃]]を補佐する場合は[[魔法カード]]を使った方がよいということである。~
 [[相手]]の[[罠カード]]への対策としては、[[魔法カード]]の[[伏せ除去]]を使用した方が良い場合も多い。~

-[[効果]]を[[無効]]にする[[魔法・罠カード]]([[カウンター罠]]を除く)
--[[《我が身を盾に》]]~
「[[フィールド]]上の[[モンスター]]を[[破壊]]する[[効果]]」を[[無効]]にでき、[[モンスター]]維持に使える[[カード]]。~
[[バウンス]]や[[除外]]、[[コントロール奪取]]には無力だが、それでも[[発動]]できる機会は多い。~
[[全体除去]]や[[《地砕き》]]、[[《万能地雷グレイモヤ》]]等の対象をとらない[[破壊]]に対しては強力な[[メタカード]]となる。~
[[速攻魔法]]であるため、お守り代わりに[[手札]]に持っていてもいい働きをする。~
//[[ライフコスト]]が大きいため、終盤に[[腐る]]場合があるのが玉にきず。~
//また、[[リバース効果]]等の[[ダメージステップ]]に[[発動]]する[[カード]]には弱い。~

--[[《禁じられた聖杯》]]~
[[リバース効果モンスター]]等の[[守備表示]]の[[モンスター]]に対してはかなり有効に働く。~
[[攻撃表示]][[モンスター]]に対しては[[攻撃力]]をアップさせてしまうため、[[罠カード]]で対処する等の工夫が必要。~

--[[《スターライト・ロード》]]~
複数[[破壊]]限定だが、[[《我が身を盾に》]]と違い[[魔法・罠カード]]への[[破壊]]にも対応している。~
対[[全体除去]]としてだけでなく、[[《スターダスト・ドラゴン》]]を[[特殊召喚]]する追加[[効果]]も強力。~
使い捨てになるとはいえ[[《スターダスト・ドラゴン》]]も、この[[デッキ]]と相性が良い。~

//--[[《トラップ・スタン》]]~
//[[通常罠]]に対しては有効に働く。~
//[[カウンター罠]]に[[チェーン]]できず、[[永続罠]]も一時的にしか[[無効]]にできない。~

-それ以外の[[モンスター]]の維持に活用できる[[魔法・罠カード]]~
--[[《月の書》]]~
[[《地砕き》]]や[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]、[[《奈落の落とし穴》]]等の[[表側表示]][[モンスター]]に影響を与える[[カード]]を回避できる。~
ただし、[[守備力]]の低い[[モンスター]]に使用した場合は、返しの[[ターン]]の[[攻撃]]に注意が必要。~

--[[《収縮》]]~
[[《奈落の落とし穴》]]や[[《落とし穴》]]に[[チェーン]]して[[発動]]する事で、[[破壊]]を回避できる。~
[[戦闘]]補助としても優秀なため、[[汎用性]]は高い。~

--[[《禁じられた聖槍》]]~
[[《奈落の落とし穴》]]や[[《激流葬》]]等、[[自分]]の[[モンスター]]の[[召喚]]成功時に[[発動]]される[[カード]]に対しては有効に働く。~
[[攻撃力]]がダウンしてしまうため、[[バトルフェイズ]]時に[[発動]]された[[《月の書》]]や[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]等には注意が必要。~
[[攻撃力]]がダウンした状態で[[モンスター]]を倒せない場合は、[[腐ってしまう>腐る]]。~
[[ダメージステップ]]時に[[相手]][[モンスター]]に使えば、[[戦闘破壊]]の補助にもなる等用途は多い。~

-[[召喚]]や[[発動]]を許してしまった[[カード]]を[[除去]]する[[魔法・罠カード]]~
[[無効]]に出来なかった厄介な[[モンスター]]や[[永続カード]]への対策もある程度は必要である。~
[[汎用性]]の高いものでは[[《地砕き》]]や[[《強制脱出装置》]]、[[《次元幽閉》]]、そして[[《サイクロン》]]等が候補に上がるだろう。~

**戦術 [#de6e1288]
 [[攻撃力]]の高い[[モンスター]]等[[戦闘]]に強い[[モンスター]]を展開、さらに[[相手]]の[[モンスター除去]]を[[カウンター罠]]で[[無効]]にするという戦術をとる。~
 そうやって[[効果]]・[[戦闘]]による[[破壊]]から[[フィールド]]上の[[モンスター]]を維持することで効率よく[[攻撃]]をしかける。~
 1[[ターン]]に1度の[[モンスター]]の[[通常召喚]]や[[攻撃]]といった行動の権利を大事に守る[[デッキ]]とも言える。~

**この[[デッキ]]の種類・派生 [#b6098b25]
//専用のカウンター罠を持つカテゴリや、カウンター罠と相性の良いカードが投入できるデッキなど

***[[【闇属性】]] [#ffe65e21]
 [[《闇の幻影》]]や[[《ダーク・ボルテニス》]]を採用したタイプ。~
 どちらも[[フィールド]]上に[[闇属性]]がいる時に使用できるので[[【パーミッション】]]よりも【カウンタービート】でこそ真価を発揮する。~
 優秀な[[モンスター]]が多い[[属性]]であり、[[《霊滅術師 カイクウ》]]が無理なく投入できるのが利点。~

***[[【アンデット族】]] [#r289a5a8]
 展開力の優れた[[種族]]であり、[[全体除去]]に弱いことから、[[《我が身を盾に》]]や[[《スターライト・ロード》]]、[[《大革命返し》]]等とも相性はよい。~
 専用の[[カウンター罠]]の[[《ツタン仮面》]]の[[汎用性]]は高くないが、一応[[《次元幽閉》]]等への対策にはなる。~

***[[【エンジェル・パーミッション】]] [#dc289ace]
 [[《豊穣のアルテミス》]]や[[《天空聖者メルティウス》]]、[[《裁きを下す者−ボルテニス》]]等を採用したタイプ。~
 [[手札コスト]]や[[ライフコスト]]を軽減できるが、肝心の[[攻撃力]]が低いため、[[ビートダウン]]よりも[[コントロール]]側の[[デッキ]]になりやすい。~
 [[《オネスト》]]に対応しているのが強みであり、[[《ライオウ》]]と絡めて[[【光属性】]]寄りにもできる。~

***[[【X−セイバー】]] [#qa585679]
 [[《セイバー・ホール》]]等の[[カウンター罠]]を採用したタイプ。~

***[[【剣闘獣】]] [#y7de3c0c]
 専用の[[カウンター罠]]である[[《剣闘獣の戦車》]]を採用したタイプ。~
 制圧前に、[[《剣闘獣ガイザレス》]]や[[下級]][[剣闘獣]]で[[アドバンテージ]]を稼ぐ事ができ、有利な状況を作りやすい。~
 仕上げとして制圧力の高い[[《剣闘獣ヘラクレイノス》]]が存在するのも強力。~

***[[【六武衆】]] [#o45b2034]
 [[《六尺瓊勾玉》]]等の[[カウンター罠]]を採用したタイプ。~
 複数の[[六武衆]]が並ぶことで真価を発揮する[[カテゴリ]]であり、昔から[[《我が身を盾に》]]等が採用されていた。~
 [[耐性]]を持つ[[《真六武衆−シエン》]]等を高速で[[シンクロ召喚]]できるのが強力。~

***[[最上級]]軸、[[【通常モンスター】]][#l53b19ee]
 [[最上級]]の[[通常モンスター]]を[[召喚]]・[[特殊召喚]]し、[[相手]]の[[モンスター]]や[[除去]]で[[無効]]にするタイプ。~
 専用の[[《神の宣告》]]と言える[[《王者の看破》]]の存在により、幅広く相手の行動を[[無効]]にできる。~
 [[《死皇帝の陵墓》]]や[[《古のルール》]]で[[手札]]から[[召喚]]・[[特殊召喚]]したり、[[《正統なる血統》]]等で[[墓地]]から[[特殊召喚]]するギミックが必要。~

***専用の[[カウンター罠]]を持たないタイプ [#z5c7a3c6]
 上記以外の何らかの大型[[モンスター]]を高速召喚したり、[[モンスター]]を大量展開するギミックと[[カウンター罠]]を採用したタイプ。~
 上記のような専用の[[カウンター罠]]を持たなくとも、自分に有利な場を構築できれば[[カウンター罠]]は威力を増す。~
 [[【ナチュル】]]や[[【ヴェルズ】]]等の[[耐性]]持ちの[[モンスター]]がいる[[カテゴリ]]と[[カウンター罠]]は相性が良い。~

***[[カウンター罠]]ではない[[無効]]化カードを使用するタイプ [#u4ad780a]
 [[《スキルドレイン》]]や[[《王宮のお触れ》]]等を採用したタイプ。~
 [[【スキルドレイン】]]や[[【お触れビート】]]を参照。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#a42e6ef5]
-[[手札事故]]~
//基本的に[[自分]]の[[フィールド]]に[[モンスター]]がないと[[相手]]は[[モンスター除去]]を[[発動]]できない。~
//それに[[自分]]が合わせる[[カウンター]]も[[相手]]が[[モンスター除去]]を撃って来ないと[[発動]]できない。~
//そのため、[[モンスターカード]]が存在しないと[[カウンター罠]]が腐るのである。~
[[モンスターカード]]と[[カウンター]]カードの噛み合わせが重要であり、噛み合わないと[[モンスター]]が[[除去]]され、[[カウンター]]カードが腐る。~
[[手札]]やフィールドの[[モンスター]]が少ない時に安易に[[召喚]]や[[攻撃]]を行わないようなプレイングが必要である。~
[[カウンター罠]]で[[モンスター除去]]に対応しないと[[モンスター]]が[[手札]]・[[フィールド]]にいなくなり、ジリ貧になる。~

-[[バウンス]]・[[除外]]・[[リリース]]・[[墓地]]送り~
[[破壊]]に[[耐性]]を持つ[[効果モンスター]]や[[破壊]]を[[無効]]にする[[カード]]は多いが、それ以外のタイプの[[除去]]を防ぐ手段は少ない。~
これらに[[耐性]]を持つ[[効果モンスター]]も存在するが、[[無効]]にし難いため、苦手な[[カード]]と言える。~

-[[効果モンスター]]~
[[《天罰》]]は[[手札コスト]]の関係から使い難いため、[[モンスター効果]]による[[除去]]が弱点となる。~
[[《剣闘獣の戦車》]]を擁する[[【剣闘獣】]]でなければ[[カウンター罠]]で対抗するのは難しい。~

-[[破壊されない]][[モンスター]]~
[[自分]]の[[モンスター]]を守ることにスロットを割いた分、[[相手]]の[[モンスター]]を[[効果]]によって[[破壊]]する[[カード]]が少なくなる。~
そのため、[[破壊されない]][[モンスター]]の処理に困る事が多い。~

-[[攻撃力]]・[[守備力]]の高い[[モンスター]]~
[[破壊されない]][[モンスター]]と同じく、[[戦闘]]能力の高い[[モンスター]]に弱い。~
[[自分]]の[[モンスター]]よりも強い[[モンスター]]が出されると押し切られてしまう場合がある。~

**[[環境]]において [#a491388f]
 登場当初は、[[除去]]を[[無効]]化するために[[カウンター]]を採用することが多かった。~
 現在では[[効果モンスター]]に[[無効]]化すべき[[カード]]が増えたため、それらへの[[対策>メタ]]として[[カウンター]]を採用することが増えている。~
 また、[[汎用性]]の高い[[《神の宣告》]]が[[制限カード]]に指定されてからは、[[メタカード]]として[[カウンター]]を採用することが多くなっている。~
 そのため、[[【メタビート】]]等との境目は曖昧になっている。~

**サンプルレシピ [#idfc0b1f]
-【ハイビート】~
http://yugioh-fr.jugem.jp/?eid=479~
2007年度西日本代表最終選考会ベスト32~
[[【ポールポジション】]]軸~

**代表的なカード [#l9f2d7e0]
-[[《神の宣告》]]
-[[《神の警告》]]

-[[《魔宮の賄賂》]]

-[[《盗賊の七つ道具》]]
-[[《マジック・ドレイン》]]

**関連リンク [#re05a416]
-[[パーミッション]]
-[[【天使族】]]
-[[【六武衆】]]
-[[【剣闘獣】]]
-[[【通常モンスター】]]

//-[[【鎖ビート】]]
-[[【メタビート】]]

-[[【罠ビート】]]

-[[デッキ集]]