《名推理》や《モンスターゲート》で特殊召喚モンスターによる墓地肥やしを行い、カオスを展開する、【カオス】と【推理ゲート】の複合デッキ。
【推理ゲート】と違い、特殊召喚より墓地肥やしを優先した、少し変わったデッキである。
カオスが禁止カード化されてからは、《E−HERO ダーク・ガイア》による1ターンキルデッキへと姿を変えている。
《名推理/Reasoning》 通常魔法(制限カード) 相手プレイヤーはモンスターのレベルを宣言する。 通常召喚可能なモンスターが出るまで自分のデッキからカードをめくる。 出たモンスターが宣言されたレベルと同じ場合、めくったカードを全て墓地へ送る。 違う場合、出たモンスターを特殊召喚し、それ以外のめくったカードは全て墓地へ送る。
《モンスターゲート/Monster Gate》 通常魔法(準制限カード) 自分フィールド上のモンスター1体をリリースして発動する。 通常召喚可能なモンスターが出るまで自分のデッキをめくり、 そのモンスターを特殊召喚する。 それ以外のめくったカードは全て墓地へ送る。
モンスターだけでなく魔法カードも大量に墓地に落ちるため、《混沌の黒魔術師》の採用率はかなり高い。
しかし《名推理》で持ってくる場合、レベル8はバレやすいため、あえて《混沌の黒魔術師》を投入しないものもある。
―特殊召喚モンスター
《名推理》と《モンスターゲート》で墓地へ送るために採用する。
主に《水の精霊 アクエリア》、《ギガンテス》、《シルフィード》等から選ばれる。
光属性・天使族と闇属性・悪魔族を入れて天魔神を入れることもできる。
実際、《天魔神 ノーレラス》を入れた、リセット型の【カオスゲート】も存在する。
《E−HERO ダーク・ガイア》の融合素材として、【推理ゲート】の特殊召喚モンスターによる墓地肥やしを利用する。
モンスターカードとしては、《幻魔皇ラビエル》や《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》等の高攻撃力モンスターを採用。
これらを【推理ゲート】のギミックや《手札抹殺》、《手札断殺》等で墓地へ送る。
頃合いを見計らって《ダーク・コーリング》で《E−HERO ダーク・ガイア》を特殊召喚し、ビートダウンを行う。
《E−HERO ヘル・ゲイナー》や《アームズ・ホール》でサーチした《巨大化》を使えば、1ターンキルも狙える。
ビートダウンの弱点として伏せカードへの対策は必至なため、《光帝クライス》や《ハリケーン》等の伏せ除去は必須となる。
《ダーク・コーリング》をサルベージするため、《混沌の黒魔術師》や《魔法石の採掘》、《鳳凰神の羽根》等の採用も視野に入れたい。
《混沌の黒魔術師》や《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》はレベル8なので、《トレード・イン》とも相性が良い。
その場合、レベル8・召喚条件あり・悪魔族を全て満たせる《トーチ・ゴーレム》の投入が検討できる。
【ガイアゲート】をさらにコンボ向きにしたデッキ。
さらに《天魔神 ノーレラス》と《ファントム・オブ・カオス》、《鳳凰神の羽根》を投入する。
【ガイアゲート】の墓地肥やしと共に、《天魔神 ノーレラス》も墓地へ送り、《ファントム・オブ・カオス》でこれをコピーする。
同時に《鳳凰神の羽根》で《ダーク・コーリング》をデッキトップに戻し、これをドロー。
リセットされた相手のフィールドを、《E−HERO ダーク・ガイア》で攻める。
《名推理》や《モンスターゲート》で闇属性特殊召喚モンスターを墓地へ送り、フィニッシャーとして《究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン》を特殊召喚する。
安全に攻撃を通すために、《終焉の王デミス》を投入する。
《究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン》が墓地に落ちた場合は《悪夢再び》《死者転生》《創世の預言者》で回収すれば良い。
《名推理》や《モンスターゲート》で昆虫族特殊召喚モンスターを墓地へ送り、《デビルドーザー》や《ジャイアントワーム》、《カオス・ネクロマンサー》でビートダウンを行う。
《グレート・モス》や《究極完全態・グレート・モス》は《トレード・イン》に対応するため、コストとして使う分にはそれなりに扱いやすい。
《ジャベリンビートル》は手札の《グレート・モス》をリリースして儀式召喚できるため、《ジャベリンビートルの契約》と一緒に組み込んでみるのもいいだろう。
特殊召喚モンスターを多く採用する都合上、手札事故が怖い。
【推理ゲート】のギミック自体が不安定なので、運の要素も強い。
このデッキの起源は、《モンスターゲート》もまだ存在していない混沌を制す者が発売された頃である。
《カオス・ネクロマンサー》の攻撃力を上げるため、《名推理》の効果で特殊召喚モンスターを大量に墓地へ送る戦術が元になっている。
しかし《カオス・ネクロマンサー》は軸とするには安定しないカードであり、手札事故を起こす可能性も高いため、あまり注目されなかった。
後に環境の変化から墓地アドバンテージが重要視され、墓地のカード枚数を《名推理》等で急激に増やすという手法だけ残った。