*【カラクリ】 [#f2b97404]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#uc4e04dc]
 [[STARSTRIKE BLAST]]より登場した[[カラクリ]]と名のついた[[カード]]群で構成される[[ビートダウン]][[デッキ]]。~
 [[【地属性】]]や[[【機械族】]]に専用[[サポートカード]]を織り交ぜ、[[ビートダウン]]に[[コントロール]]要素を取り入れた戦術を駆使する。~
 展開力を増強させる[[《カラクリ小町 弐弐四》]]により、迅速に[[カラクリ]]の[[シンクロモンスター]]を展開できるのも魅力。

 一番の魅力は、そのポテンシャルの割に[[デッキ]]パーツが比較的安価で取引されており、手軽に[[デッキ]]が構築できることだろう。~
 一方、[[表示形式]]の変更や強制[[攻撃]][[効果]]など、他の[[デッキ]]には見られない多くの要素を的確に把握して動かす必要があるため、使いこなすには慣れが必要な[[デッキ]]でもある。

 《カラクリ商人 壱七七/Karakuri Merchant mdl 177 “Inashichi”》 
 効果モンスター
 星2/地属性/機械族/攻 500/守1500
 このカードは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
 フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、
 このカードの表示形式を守備表示にする。
 このカードが召喚に成功した時、自分のデッキから「カラクリ」と名のついたカード1枚を手札に加える。

 《カラクリ小町 弐弐四/Karakuri Komachi mdl 224 “Ninishi”》
 チューナー(効果モンスター)
 星3/地属性/機械族/攻   0/守1900
 このカードは攻撃可能な場合には攻撃しなければならない。
 フィールド上に表側表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、
 このカードの表示形式を変更する。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 自分のメインフェイズ時に1度だけ、
 自分は通常召喚に加えて「カラクリ」と名のついたモンスター1体を召喚する事ができる。

 《カラクリ将軍 無零/Karakuri Shogun mdl 00 “Burei”》
 シンクロ・効果モンスター
 星7/地属性/機械族/攻2600/守1900
 チューナー+チューナー以外の機械族モンスター1体以上
 このカードがシンクロ召喚に成功した時、
 自分のデッキから「カラクリ」と名のついたモンスター1体を
 特殊召喚する事ができる。
 1ターンに1度、フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、
 表示形式を変更する事ができる。

 《カラクリ大将軍 無零怒/Karakuri Steel Shogun mdl 00X “Bureido”》
 シンクロ・効果モンスター
 星8/地属性/機械族/攻2800/守1700
 チューナー+チューナー以外の機械族モンスター1体以上
 このカードがシンクロ召喚に成功した時、
 自分のデッキから「カラクリ」と名のついたモンスター1体を
 特殊召喚する事ができる。
 1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する
 「カラクリ」と名のついたモンスターの表示形式が変更された時、
 自分のデッキからカードを1枚ドローする。

**[[デッキ]]構築に際して [#tcc170a6]
 基本的には[[カラクリ]]が[[機械族]]・[[地属性]]であることを生かして、それぞれの共通[[サポートカード]]で補助を行えるように構築していく。~
 同[[属性]]・同[[種族]]には[[【ガジェット】]]、[[【マシンナーズ】]]、[[【古代の機械】]]といった強力なテーマが存在し、それらと組み合わせた[[デッキ]]構築も大いに考えられる。~
 また[[サポートカード]]にも優秀かつ安価な[[カード]]が多く、構築しやすい[[デッキ]]であるといえる。

***[[モンスターカード]]について [#i260312d]
-[[チューナー]]~
--[[《カラクリ小町 弐弐四》]]~
[[カラクリ]]専用の[[《二重召喚》]]といえる[[効果]]を持つ[[チューナー]]。~
[[カラクリ]]の展開をサポートし、すぐさま[[シンクロ召喚]]も可能。~
[[カラクリ]][[シンクロモンスター]]から[[特殊召喚]]し、更に展開を行うこともできるため[[カラクリ]]では[[必須カード]]と言える。~
ただし、[[手札]]に[[召喚]]する[[カラクリ]]がいなければ腐ってしまうこと、複数枚展開しても合計1回しか1[[ターン]]に使用できないことに注意。~

--[[《カラクリ守衛 参壱参》]]~
[[レベル]]が高く[[《カラクリ大将軍 無零怒》]]に繋げやすい。~
また、[[《カラクリ忍者 参参九》]]とシンクロすることで[[《カラクリ将軍 無零》]]を出すこともできる。~
自身の[[効果]]を生かすよりも先に、[[シンクロ素材]]にされてしまうことが多いため[[効果]]を忘れられがちだが、状況によっては非常に便利な[[効果]]であるため、しっかりと覚えておこう。

--[[《カラクリ参謀 弐四八》]]~
[[表示形式]]変更[[効果]]により、単体でも[[《エネミーコントローラー》]]のような運用が可能な[[チューナー]]。~
[[表示形式]]の変更[[効果]]は発動機会が多く、応用が利くため、使いこなせればかなりの[[コントロール]]力を秘めたカード。~
[[強制効果]]故にタイミングを逃さず、不要な場面では[[カラクリ]]である自身の[[表示形式]]を変更するだけでも[[メリット]]になることも多い。~
同じ[[レベル]]で[[チューナー]]の[[《カラクリ小町 弐弐四》]]が登場したため、やや優先度は下がったといえる。~

//--[[《カラクリ樽 真九六》]]~
//[[戦闘]][[耐性]]を持ち生き残りやすい[[チューナー]]。~
//単体では優秀だが、[[レベル]]の兼ね合いから[[カラクリ]][[シンクロモンスター]]に使用するのは難しく、他の[[レベル]]帯向きとなる。~
//[[シンクロ召喚]]の選択肢は広がる反面、大量展開向きではなく、[[《カラクリ小町 弐弐四》]]ならば[[耐性]]で耐えるよりも素早い[[シンクロ召喚]]が可能。~
//[[エクストラデッキ]]やスタイルに応じて枚数は判断したい。~

-[[カラクリ]][[シンクロモンスター]]~
--[[《カラクリ将軍 無零》]]~
[[シンクロ召喚]]した時に即座に[[ボード・アドバンテージ]]を得られるのは強力。~
2つの[[メリット]][[効果]]を持つ[[シンクロモンスター]]。~
ノー[[コスト]]で[[表示形式]]変更を行えるのは非常に強力であり、[[リクルート]][[効果]]も相まって一気に戦況をひっくり返すことも可能である。~
[[レベル]]7の[[シンクロモンスター]]の中では高い[[攻撃力]]を持ち、[[効果]]も[[カラクリ]]に相応しいものとなっているため、積極的に狙っていきたい。


--[[《カラクリ大将軍 無零怒》]]~
[[《カラクリ将軍 無零》]]とおなじく、[[シンクロ召喚]]した時に即座に[[ボード・アドバンテージ]]を得られる。~
[[カラクリ]]には[[表示形式]]変更[[効果]]をもつカードが豊富であり、比較的容易に[[ドロー]]が可能。~
[[効果]]で[[《カラクリ参謀 弐四八》]]または、[[《カラクリ小町 弐弐四》]]から[[《カラクリ商人 壱七七》]]による[[魔法カード]]の[[サーチ]]に繋げば、即座に[[表示形式]]変更の流れが作れる。~
しかし、1[[ターン]]に1度しか使えないため、莫大な[[アドバンテージ]]は得られない点に注意。

-その他の[[カラクリ]]~
--[[《カラクリ商人 壱七七》]]~
[[召喚]]時に[[デッキ]]から[[カラクリ]]と名のついた[[カード]]を[[サーチ]]する[[効果]]を持つ。~
[[カラクリ]][[モンスター]]だけでなく、[[カラクリ]]と名のつく魔法・罠も[[サーチ]]可能であり、[[同名カード]]も[[サーチ]]できるため、状況に応じた使い方が可能。~
あえて[[罠カード]]である[[《借カラクリ整備蔵》]]をサーチして相手に見せ、すぐさま何かしらの[[カード]]を[[セット]]することで、[[ブラフ]]としての運用もできる。~
[[攻撃力]]が低い上に、強制[[攻撃]][[効果]]があるため、[[召喚]]のタイミングには注意が必要。

--[[《カラクリ兵 弐参六》]]~
[[カラクリ]]専用[[リクルーター]]。~
[[攻撃]]を受けると[[守備表示]]となり、低い[[守備力]]を晒すことになるため、他の[[リクルーター]]よりも[[効果の発動]]がしやすいと言える。~
[[レベル]]4以下であれば[[攻撃力]]1500以上の[[カラクリ]]も[[リクルート]]できるため、[[自爆特攻]]からの追撃も非常に狙いやすい。~
また、[[《カラクリ参謀 弐四八》]]を[[リクルート]]すれば、強力[[モンスター]]の追撃も止められるため、柔軟性が高い。~

--[[《カラクリ忍者 九壱九》]]~
相手モンスターを[[戦闘破壊]]することで、[[墓地]]の[[カラクリ]]を[[蘇生]]できる。~
[[墓地]]に[[《カラクリ参謀 弐四八》]]と[[《カラクリ守衛 参壱参》]]が揃っていれば、メインフェイズ2で[[《カラクリ将軍 無零》]]と[[《カラクリ大将軍 無零怒》]]の[[シンクロ召喚]]を狙えるので戦略の幅が広がる。~
それ以外にも、[[《カラクリ兵 弐参六》]]を[[蘇生]]して後続の維持、[[《カラクリ参謀 弐四八》]]を[[蘇生]]して追撃の補助など、柔軟性がある。~
[[《風雲カラクリ城》]]のお陰で、[[効果の発動]]を狙いやすいのも大きい。~

--[[《カラクリ忍者 参参九》]]~
「[[墓地へ送る]]」という、極めて強力な[[除去]][[効果]]を持つ。~
[[表側表示]][[モンスター]]しか対象にできないため、こちらもタイミングが重要となる。~
[[リバース]]後は[[直接攻撃]]できるため、強制[[攻撃]][[効果]]の[[デメリット]]を受けにくい利点がある。~
しかし、[[カラクリ]][[モンスター]]の各[[サポートカード]]との噛み合いはあまり良くないため、考えなしに大量に積むと、[[デッキ]]の回りが悪くなる危険がある。

--[[《カラクリ忍者 七七四九》]]~
[[カラクリ]]で[[通常召喚]]できる最高打点であり、[[カラクリ]][[シンクロモンスター]]で[[特殊召喚]]できる最高打点である。~
ただ、[[上級モンスター]]なので[[ドロー]][[効果]]は活かしづらい。~
従って、[[特殊召喚]]を多用するのならば腐りやすいので、採用するとしても1枚で十分だろう。~

--[[《カラクリ無双 八壱八》]]~
[[下級]]の[[カラクリ]]の中では最も[[攻撃力]]が高く、[[アタッカー]]として採用できる。~
[[カラクリ]]共通[[効果]]に加え、[[攻撃]]後は強制的に[[守備表示]]になるが、そのために自分[[ターン]]内に[[表示形式]]変更回数を稼ぐ手段にもなる。~
[[《カラクリ解体新書》]]や[[《カラクリ屋敷》]]の他、能動的に[[守備表示]]にすることで確実な[[《借カラクリ整備蔵》]]の運用も可能になる。~

-[[カラクリ]]以外の[[モンスターカード]]~
[[機械族]]の[[切り札>フィニッシャー]]となる[[モンスター]]や、打点の低さを補える[[モンスター]]を採用していくのが良いだろう。~
しかし、この場合、[[カラクリ]]としての動きが非常に鈍くなるのであまりお勧めはできない。

--[[《マシンナーズ・フォートレス》]]~
[[手札]]の[[カラクリ]][[モンスター]]を[[コスト]]に[[特殊召喚]]できる[[機械族]]・[[地属性]]の[[最上級モンスター]]。~
[[ディスアドバンテージ]]になりにくく、[[《一族の結束》]]や[[《機甲部隊の最前線》]]を共有することで[[カラクリ]]との共存が容易である利点もある。~
[[自己蘇生効果>自己再生]]もあり、[[カラクリ]]の決定力強化にはうってつけである。~
合わせて[[《マシンナーズ・ギアフレーム》]]も1、2枚採用することで、[[下級モンスター]]の[[攻撃力]]強化と[[《マシンナーズ・フォートレス》]]の安定運用を見込むことができるため有用である。

--[[《古代の機械巨竜》]]~
[[《歯車街》]]によって[[特殊召喚]]可能な[[機械族]]・[[地属性]]の[[最上級モンスター]]。~
[[サポートカード]]の共有が容易な上に、[[《歯車街》]]と[[《風雲カラクリ城》]]の2種類の[[フィールド魔法]]により、[[セット]]で上書きしていくことにより、次々と[[《古代の機械巨竜》]]、[[《カラクリ将軍 無零》]]・[[《カラクリ大将軍 無零怒》]]が[[特殊召喚]]されていく様は圧巻である。~
[[デッキ]]・[[墓地]]・[[手札]]のどこからでも[[特殊召喚]]できるため、基本的に1枚あれば十分だが、[[除外]]が怖いのであれば2枚入れても良いだろう。~
また、このカード1枚で上記の[[《マシンナーズ・フォートレス》]]が[[特殊召喚]]できるので、両者を共に採用する場合[[手札]]に来ても[[腐る]]事が少なく、相性が良い。~

--[[ガジェット]]~
こちらも[[機械族]]・[[地属性]]の[[モンスター]]群である。~
[[攻撃力]]は[[カラクリ]]と大差ないが、その分同じような[[カード]]でサポートが可能である。~
[[カラクリ]]にも[[召喚]]時に[[発動]]する[[効果]]を持つ[[モンスター]]は多いため、[[【コアガジェット】]]のような構築も面白いかもしれない。

--[[《マインフィールド》]]~
[[機械族]]・[[地属性]]のため[[《機甲部隊の最前線》]]から後続の[[カラクリ]]に繋げやすい。~
[[フィールド魔法]]が[[《風雲カラクリ城》]]のみの場合はそこまで役に立つ場面は少ないが、[[《歯車街》]]まで採用するタイプの[[デッキ]]であれば2、3枚入れておいて損はない。

--[[《太陽風帆船》]]~
比較的手軽に[[特殊召喚]]でき、そのまま[[シンクロ素材]]に使える。~
類似した活用のできる[[《サイバー・ドラゴン》]]と比較した場合、[[カラクリ]]全体の弱点である[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]を気にする必要がない点で評価できる。~
[[アタッカー]]は[[《カラクリ無双 八壱八》]]で十分なので、こちらを優先して構わないだろう。~
また[[《簡易融合》]]に比べて[[エクストラデッキ]]を圧迫しないが、反面安定性は劣る。~

--[[ナチュル]]の[[シンクロモンスター]]~
[[カラクリ]]は全ての[[モンスター]]が[[地属性]]であるため、[[シンクロ召喚]]は比較的容易。~
大量展開を軸とする[[デッキ]]なので[[《ナチュル・ビースト》]][[《ナチュル・パルキオン》]]の[[カウンター]][[効果]]は非常に相性がいい。~
また、[[《カラクリ商人 壱七七》]]によって[[魔法カード]]を手札に加えやすく、[[【カラクリ】]]の性質上、[[レベル]]7の[[シンクロ召喚]]が容易であるので[[《ナチュル・ランドオルス》]]との相性も抜群である。~

***[[魔法・罠カード]]について [#gcb30432]
-[[カラクリ]][[サポートカード]]~

--[[《風雲カラクリ城》]]~
[[カラクリ]][[モンスター]]の[[戦闘]]補助と[[特殊召喚]]を行う[[フィールド魔法]]。~
前半の[[効果]]は[[攻撃力]]の低い[[カラクリ]]にとってはありがたく、特に[[《カラクリ忍者 九壱九》]]との相性が良い。~
後半の[[効果]]は極めて強力で、[[レベル]]4以上の[[カラクリ]]であれば[[シンクロモンスター]]でも[[墓地]]から[[特殊召喚]]できる。~
当然、[[《カラクリ将軍 無零》]]または[[《カラクリ大将軍 無零怒》]]が[[墓地]]に存在する時に[[発動]]できるようにしていきたい。~
複数枚あっても[[セット]]による上書き[[発動]]で無駄にならないため、3枚入れて[[腐る]]ことはないだろう。

--[[《カラクリ解体新書》]]~
[[カラクリ]]専用の[[ドロー]][[カード]]。~
これ1枚で最大2枚の[[ドロー]]が可能と言えば強力そうではあるが、[[カラクリカウンター]]が乗るタイミングが[[表示形式]]変更時であるため、考えなしに使っても[[ドロー]]できるのは次の自分の[[ターン]]以降となり、[[除去]]されやすくなってしまう。~
幸い、[[カラクリ]]には[[表示形式]]を変更するカードが多いため、即座に[[カラクリカウンター]]を載せるのは比較的容易である。~

--[[《カラクリ屋敷》]]~
[[破壊]]する[[カード]]の種類に指定が無く、[[カラクリ]][[モンスター]]の[[効果]]により[[発動条件]]も満たしやすいため、攻めにも守りにも使える使い勝手の良い[[罠カード]]である。~
ただし、[[発動条件]]がある程度限定されているため、状況によっては腐ってしまう可能性があることに注意。~
//しかし[[カラクリ]][[モンスター]]は基本的に場持ちが悪く、肝心な時に[[発動条件]]が満たせないことも少なくない。~
[[《カラクリ商人 壱七七》]]による[[サーチ]]が可能なので、選択肢を拡げるために1枚投入しておきたい。

--[[《借カラクリ蔵》]]~
[[カラクリ]]の[[レベル]]4以下の[[サーチ]]と[[表示形式]]変更[[効果]]を持つ[[魔法カード]]。~
[[《カラクリ商人 壱七七》]]と比べて[[魔法・罠カード]]は[[サーチ]]できず、[[表側表示]]の[[カラクリ]][[モンスター]]が必要ではあるものの専用の[[サーチ]]はやはり強力である。~
[[《カラクリ商人 壱七七》]]と[[サーチ]]しあって[[デッキ圧縮]]しつつ、[[チューナー]]や[[アタッカー]]をその場の状況で最善な[[カード]]を[[サーチ]]しよう。~
地味ではあるが[[表示形式]]変更[[効果]]も強制[[攻撃]]をさけたい場合に役立つことも多い。~

--[[《借カラクリ整備蔵》]]~
[[カラクリ]]専用の[[《魔宮の賄賂》]]で[[効果]]は強力だが、[[発動]]条件が少々厳しい。~
[[守備表示]]の[[カラクリ]]を条件とするため、[[表示形式]]を変更する中で常に1体は[[表側守備表示]]を維持することを意識する必要が生じる。~
特に、[[シンクロ召喚]]やそれによる[[特殊召喚]]に[[チェーン]]されるタイミングでは[[攻撃表示]]の[[シンクロモンスター]]しかいない場合もあり、注意が必要。~
他のサポートがなければ腐る可能性も高いので、採用枚数はよく検討したい。

--[[《カラクリ粉》]]~
[[戦闘]][[サポートカード]]。~
[[《カラクリ忍者 九壱九》]]の[[効果]][[発動]]を補助するのに適している。~
[[汎用性]]では[[《収縮》]]や[[《突進》]]が勝るので採用するなら[[カラクリ]]と名のつく点を生かしたい。~
すでに[[攻撃]]を終えた[[カラクリ]]を[[守備表示]]にすることもできるため、状況によっては爆発的な[[攻撃力]]による[[1ターンキル]]も可能となる。~

//--[[《カラクリ大暴走》]]~
//[[戦闘]][[サポートカード]]。~
//汎用性では[[《収縮》]]や[[《禁じられた聖杯》]]に劣るので、こちらも[[カラクリ]]と名のつく点を生かしたい。~
//[[《カラクリ粉》]]と比べると攻撃より防御向けのカードと言える。

//--[[《黄金の歯車装置箱》]]~
//[[攻撃力]]・[[守備力]]の両方を[[強化]]できる珍しい[[速攻魔法]]。~
//しかし[[《収縮》]]などに汎用性が劣り、[[《カラクリ商人 壱七七》]]による[[サーチ]]もできないのが最大の難点。~
//同様に強化できる[[《カラクリ粉》]]や[[《カラクリ大暴走》]]の存在から採用はあまりお勧めできない。

-その他の[[魔法・罠カード]]~
--[[《簡易融合》]]~
[[カラクリ]]の[[シンクロモンスター]]は[[チューナー]]以外の素材が[[機械族]]であれば出すことができるため、[[機械族]]の[[融合モンスター]]である[[《メカ・ザウルス》]]を出せば[[シンクロ召喚]]のサポートを行える。~
特に[[《カラクリ小町 弐弐四》]][[《カラクリ参謀 弐四八》]]とで[[《カラクリ大将軍 無零怒》]]に繋げられるようになることが利点。~
基本は[[《サイバー・ドラゴン》]]より優先される。~

--[[《機械複製術》]]~
[[《カラクリ小町 弐弐四》]]などを複数体展開する事ができる。~
そのまま[[《カラクリ将軍 無零》]]を[[シンクロ召喚]]できれば[[《カラクリ将軍 無零》]]の[[効果]]により[[カラクリ]]を[[特殊召喚]]でき、さらなる[[シンクロ召喚]]へ繋げる事ができる。~
その際再び[[《カラクリ将軍 無零》]]を[[シンクロ召喚]]すれば最終的に3体の[[《カラクリ将軍 無零》]]を並べる事ができる。~
複製する[[モンスター]]は[[レベル]]3[[機械族]]の[[チューナー]]であればよく、[[カラクリ]]に括らず[[《A・ジェネクス・リモート》]]等でも良い。

--[[《歯車街》]]~
[[《古代の機械巨竜》]]とセットで採用したい[[フィールド魔法]]。~
[[種族]]・[[属性]]共に同じであるため相性は良く、[[《風雲カラクリ城》]]と同じような[[特殊召喚]][[効果]]を持つため、2種類の[[フィールド魔法]]上書き[[セット]]によるトリッキーな戦い方ができる。~
その際は、[[《テラ・フォーミング》]]や[[《マインフィールド》]]も是非採用したいところである。

--[[《リミッター解除》]]~
[[機械族]]共通の[[サポートカード]]。~
[[カラクリ]]自体の[[攻撃力]]は低いため、そこまでの[[効果]]は期待できないが、どのみち[[カラクリ]]は場持ちが悪いため、あまり躊躇することなく[[発動]]できる。~
[[カラクリ]]にとっては[[相手]][[ターン]]で使用する意味はほぼないので、攻める時に使っていくことになるだろう。~
[[《カラクリ将軍 無零》]]を[[シンクロ召喚]]し、[[デッキ]]から[[《カラクリ兵 弐参六》]]や[[《カラクリ無双 八壱八》]]を[[リクルート]]すれば総攻撃力は4000を越えるので、一気に勝負を決めることも可能。

--[[《一族の結束》]]~
[[機械族]]で統一されているため、[[攻撃力]]を補うには丁度良い[[カード]]である。~
[[攻撃力]]しか上昇しないため、[[攻撃]]を受けると[[守備表示]]になる[[カラクリ]]の場持ちの悪さは変わらないため注意が必要である。~
採用する際は、[[シンクロモンスター]]も[[機械族]]メインにするようにしたい。

--[[《機甲部隊の最前線》]]~
[[機械族]]・[[地属性]]で統一されており、かつ[[戦闘破壊]]されやすいため、非常に[[効果]]を[[発動]]させやすい。~
[[カラクリ]]の[[攻撃力]]の低さも、この[[カード]]によって[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]の幅が広がると考えれば[[メリット]]とも捉えられる。~
現時点では[[カラクリ]][[モンスター]]は数が少ないので、採用するならば他の[[機械族]]・[[地属性]][[モンスター]]を投入しておくと戦略の幅が広がる。

--[[《重力解除》]]~
[[自分]]・[[相手]][[モンスター]]の両方の[[表示形式]]を変更させることができる。~
[[表示形式]]の変更による[[コントロール]]を行う[[カラクリ]]との相性は抜群で、単体でも[[フリーチェーン]]の便利な[[罠カード]]であるため1、2枚ほど入れて運用していきたい。

//--[[《機械王−B.C.3000》]]・[[《機動砦 ストロング・ホールド》]]~
//[[発動]]すれば[[レベル]]4の[[地属性]][[機械族]][[モンスター]]になるので、[[《カラクリ将軍 無零》]]、[[《カラクリ大将軍 無零怒》]]の[[シンクロ素材]]に最適である。~
//ただし、前者は[[発動]]した[[ターン]]中[[召喚]]と[[特殊召喚]]ができない為、[[相手]]の[[ターン]]のうちに[[発動]]しておいた方が良い。~

--[[《シンクロキャンセル》]]~
[[《カラクリ将軍 無零》]][[《カラクリ大将軍 無零怒》]]は[[シンクロ召喚]]時に[[リクルート]][[効果]]を使用できるため、この[[カード]]を使用して[[シンクロ召喚]]をしなおす事で大きなアドバンテージを得られる。~
[[《カラクリ大将軍 無零怒》]]の場合、[[ドロー]][[効果]]を1ターンに複数回使用する事も可能。~
これらの[[モンスター]]が[[フィールド]]に存在する事が前提なので、
[[腐る]]可能性もあるが展開の要となるカードなので複数枚採用したい。~

**戦術 [#i8395d94]
 [[下級モンスター]]の[[能力値>ステータス]]が低く、戦力としては不向きであるため、[[カラクリ]][[シンクロモンスター]]や[[ナチュル]][[シンクロモンスター]]など、主戦力に足る[[モンスター]]の[[シンクロ召喚]]を狙っていくことになる。~
 しかし[[カラクリ]]には強制[[攻撃]][[効果]]があり、無謀な展開は自滅を招く。~
 [[シンクロ召喚]]を[[《月の書》]]などで止められた場合、[[シンクロ素材]]となる筈であった[[モンスター]]による[[自爆特攻]]を余儀なくされることも多い。~
 このため、展開を行う際には最大限の注意を払う必要がある。~
 [[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]の[[シンクロ召喚]]を狙っている時など、その後の[[攻撃]]を前提としない場合には、はじめから[[メインフェイズ]]2に移行して展開を行うのが良い。~
 他に[[《カラクリ商人 壱七七》]]を[[召喚]]する場合、[[召喚]]後の強制[[攻撃]]を避けるため、[[メインフェイズ]]2にて[[召喚]]を行うプレイングも存在する。~

 また[[表示形式]]変更[[効果]]も複雑で、同じ[[カラクリ]]であっても[[表示形式]]の変わり方は異なる。~
 [[《カラクリ兵 弐参六》]]など[[攻撃表示]]から[[守備表示]]になるだけの[[カード]]もあれば、[[《カラクリ守衛 参壱参》]]のように[[守備表示]]から[[攻撃表示]]にもなる[[カード]]も存在する。~
 どの[[カラクリ]]がどのような[[効果]]を持っているかは、この[[デッキ]]を使う人に限らず、相手にする側も把握しておくべきである。~
 例えば[[《カラクリ守衛 参壱参》]](ATK 600/DEF1800)は、[[守備力]]が1800ある[[壁]][[モンスター]]に見えるが、[[表側守備表示]]で[[攻撃]]されると[[攻撃表示]]になってしまう。~
 もし[[相手]]がこの事を知らないのであれば、無事に[[攻撃]]されずやり過ごすことができるだろうが、逆に[[自分]]がこの事を知らなかった場合、平気で[[《カラクリ守衛 参壱参》]]を[[表側守備表示]]のまま[[ターン]]を終えてしまうこともあるだろう。~
 ならば知っていればどうにかなるのかというと、そうではなく、例えば[[攻撃]]に備えて[[《カラクリ守衛 参壱参》]]を[[攻撃表示]]にした場合、今度は[[カラクリ]]共通の[[効果]]である強制[[攻撃]]を迫られる。~

 このように、この[[デッキ]]において使い手は、他の[[デッキ]]で考えることのない多くの要素について深く考える必要がある。~
 これは、[[下級モンスター]]が全て[[デメリット]]持ちであることからも当然であると言える。~
 [[デッキ]]パーツが比較的安価であることや、「[[カラクリ]]」という名前の親しみやすさから、軽い気持ちで組まれがちな[[デッキ]]であるが、その実、とても扱うのが難しい[[デッキ]]であると言える。~

 [[シンクロ召喚]]を行うに辺り、[[《カラクリ小町 弐弐四》]]が果たす役割は大きい。~
 早い話が、初手に[[《カラクリ小町 弐弐四》]]と[[《カラクリ商人 壱七七》]]または[[《借カラクリ蔵》]]があれば、先攻1[[ターン]]目に[[《ナチュル・ビースト》]]を[[シンクロ召喚]]できる。~
 中盤以降も、[[《カラクリ商人 壱七七》]]や[[《カラクリ解体新書》]]で得た[[ハンド・アドバンテージ]]を素早く[[ボード・アドバンテージ]]に変換する役割を担う。~
 [[《カラクリ将軍 無零》]]・[[《カラクリ大将軍 無零怒》]]で[[《カラクリ小町 弐弐四》]]を[[リクルート]]することで、更なる展開を望める場面もあるだろう。~
 その際は、[[《カラクリ小町 弐弐四》]]の[[効果]]は1[[ターン]]に1度までであることに注意が必要である。

 [[墓地]]に[[カラクリ]]の[[チューナー]]がいれば、[[《カラクリ忍者 九壱九》]]から[[シンクロ召喚]]を狙っていける。~
 [[モンスター]]を[[カラクリ]]に限定しないなら、[[特殊召喚]]を駆使して素早い[[シンクロ召喚]]も狙っていける。~

 [[《カラクリ将軍 無零》]][[《カラクリ大将軍 無零怒》]]を[[シンクロ召喚]]すれば、その[[効果]]によって[[カラクリ]]を[[リクルート]]することができる。~
 [[シンクロ召喚]]による[[ディスアドバンテージ]]を減らせることが、この[[デッキ]]の[[メリット]]であり、魅力でもある。~
 [[リクルート]]する[[モンスター]]は状況に応じて選択する必要がある。~
// [[手札]]に非[[チューナー]]が存在するなら、1[[ターン]]につき1体はこの時の[[リクルート]]を[[《カラクリ小町 弐弐四》]]にすることで、1体多く[[シンクロ召喚]]を行えるようになる。~
// ただし、[[《カラクリ小町 弐弐四》]]の効果を使えるのは1ターンに1度なので注意。~

 [[《カラクリ解体新書》]]などのお陰で、[[手札]]は尽きにくい。~
 [[デッキ]]を圧縮させつつ、確実に[[アドバンテージ]]を確保していくことで勝利を目指そう。~

 [[《マシンナーズ・フォートレス》]]や[[《古代の機械巨竜》]]を採用している場合は、それらの[[モンスター]]も積極的に並べていきたい。~
 [[《古代の機械巨竜》]]は[[《歯車街》]]で、[[《マシンナーズ・フォートレス》]]は自身の[[効果]]で[[墓地]]から[[特殊召喚]]が容易である。~
 [[除外]]にのみ注意すれば、これらの[[モンスター]]は多少無理に攻めても問題ないだろう。~

 隙があれば[[《リミッター解除》]]による[[1ターンキル]]を狙っても良い。

**[[デッキ]]の種類 [#ie79aa73]
***[[《風雲カラクリ城》]]軸 [#z18b4df6]
 強力な[[表示形式]]変更[[効果]]と[[蘇生]][[効果]]を併せ持った[[《風雲カラクリ城》]]を採用した形。~
 [[《カラクリ忍者 九壱九》]]など下級[[カラクリ]]の戦闘補助となる他、[[蘇生]][[効果]]を活用した圧倒的な爆発力を特徴とする。~
 [[《風雲カラクリ城》]]は[[《カラクリ商人 壱七七》]]による[[サーチ]]も可能であるため、[[発動]]は容易である。~
 ただし[[《カラクリ商人 壱七七》]]は他にも[[《カラクリ解体新書》]]など優秀な[[カード]]を[[サーチ]]することができるため、状況に応じた判断が要求される。~

**[[デッキ]]の派生 [#lcf2be1c]
***【植物カラクリマシンナーズ】 [#p428bdee]
 [[植物族]]や[[マシンナーズ]]の持つ展開力を主力として戦う。~
 [[《カラクリ兵 弐参六》]]など必要最低限の[[カラクリ]]のみを採用し、専ら[[《カラクリ将軍 無零》]]や[[《カラクリ大将軍 無零怒》]]の[[リクルート]]先や[[シンクロ素材]]として利用する。~
 [[カラクリ]]の持つ展開力のみを生かした[[デッキ]]である。

-[[12/03/01>禁止・制限カード/2012年3月1日]]にて[[《グローアップ・バルブ》]]及び[[《スポーア》]]が[[禁止カード]]となったため、[[植物族]]を混ぜる型は消滅した。

//***【ギアカラクリ】 [#w83a4701]
// 優秀な対魔法・罠能力を持つ[[アンティーク・ギア]]を組み込んだスタイル。~
// [[《風雲カラクリ城》]]と[[《歯車街》]]の相性も良く、相互に張り替える事で強力な展開力を発揮できる。
//↑「デッキ構築」に既に記載あり。独自の動きの記載もなければ

//***【カラクリガジェ】 [#t111c6fb]
// [[ガジェット]]の持つサーチ能力を組み込んだパターン。~
// 手札切れを起こしにくく、戦線の維持が容易である。
//↑「デッキ構築」に既に記載あり。独自の動きの記載もなければ

**この[[デッキ]]の弱点 [#cdee56d5]
 展開力の高さは[[特殊召喚]]に依存するもののため、[[特殊召喚]]封じには注意が必要。~
 [[メインデッキ>デッキ]]には[[上級モンスター]]を一切投入しないことも多く、[[下級モンスター]]も[[《カラクリ無双 八壱八》]]を除くと打点は総じて低め。~
 [[《カラクリ小町 弐弐四》]]のように[[守備力]]が高い[[モンスター]]も存在するが、[[表示形式]]変更[[効果]]の関係で場持ちはあまり良くない。~
 [[特殊召喚]]封じの中でも[[《ライオウ》]]は[[《カラクリ商人 壱七七》]]や[[《借カラクリ蔵》]]による[[サーチ]]も封じる天敵のため、真っ先に[[除去]]したい。~

 また、[[《スキルドレイン》]]・[[《連鎖除外》]]にも注意が必要。~
 これらは[[《トラップ・スタン》]]や[[《王宮のお触れ》]]で確実に止めておきたい。~

 もちろん[[機械族]]の天敵である[[《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》]]の存在も忘れてはいけない。~

**代表的な[[カード]] [#z4824c49]
-[[《カラクリ小町 弐弐四》]]

-[[《カラクリ将軍 無零》]]
-[[《カラクリ大将軍 無零怒》]]

**関連リンク [#df0e81b2]
-[[デッキ集]]

-[[カラクリ]]

-[[【機械族】]]
-[[【マシンナーズ】]]
-[[【古代の機械】]]
-[[【ガジェット】]]