【ガーディアン】

 武器の精霊である「ガーディアン」たちを駆使して戦っていくデッキ。
 ガーディアンの持つ、あるデメリットのためその構築難易度はすさまじい次元に達する。

「****」が自分のフィールド上に存在する時のみ、
このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚する事ができる。
(「****」には対応している装備カードが入る)

 なんと、装備カードがなくては一切の召喚行為が不可能。
 流石にまともなデッキが組める気がしないだろう。
 が、あえて困難な道を行くのもファンデッカーの心意気であるし、きちんと抜け道はあるのだ。
 詳しくは次項参照。

デッキ構築に関して

 裏技的だが、装備魔法がなくともガーディアンをフィールドにセットすることは可能。
 反転召喚こそできないが、相手の攻撃によるリバースや《太陽の書》などで表側表示にできる。
 つまり、裏側守備表示でひたすら並べ、準備が出来たときに表側表示にして一気に殴りかかって勝負を決めるのだ。
 それを行えるカード…すなわち《砂漠の光》《生命力吸収魔術》《停戦協定》が最重要カードとなる。

 まずは、装備カードとガーディアンを集め、再利用するカードを起用する。
 《名工 虎鉄》と《泉の精霊》、《ウェポンサモナー》《聖なる魔術師》は2〜3枚積み必須だろう。
 《名工 虎鉄》、《ウェポンサモナー》と《聖なる魔術師》はリバース効果モンスターのため《砂漠の光》と高相性でもある。

 次に、自分フィールド上のガーディアンをセット後、リバースさせるカードを準備する。
 《停戦協定》《砂漠の光》《太陽の書》はもちろん、《最終突撃命令》等で相手にリバースさせてもらうことも考慮に入れる。
 《血の代償》による大量セットもカードを効率よく使うために有効。

 その後は、能力値の高いガーディアンとその対応装備カードを投入する。
 《ガーディアン・ケースト》と《ガーディアン・シール》が筆頭採用候補だろう。
 ケーストは表側表示にさえ出来れば非常に場持ちがいいため生け贄要員として役に立つし、シールは効果も優秀かつガーディアン唯一のアタッカーとして活躍できる。
 他のガーディアンはかなり優先度が落ちるが、《ガーディアン・トライス》《ガーディアン・グラール》はぎりぎり投入候補だろう。
 対応装備カードは事故の元な上サーチ可能なため、それぞれ1枚あれば問題ない。
 《ガーディアン・バオウ》《ガーディアン・エルマ》は投入しないことをお奨めする。
 《ガーディアン・バオウ》は専門デッキでないと役に立たず、《ガーディアン・エルマ》は召喚できないと効果の意味がないからだ。

 最後に、装備魔法や《砂漠の光》と相性が良いモンスターやロック、除去等に使える装備カードを投入する。
 モンスターは、強力なアタッカーである《不意打ち又佐》と《サイクロン》発射装置の《賢者ケイローン》を採用したい。
 《砂漠の光》で活躍できる《ブレイン・ジャッカー》や攻撃回数が膨れ上がる《重装武者−ベン・ケイ》も候補に入るか。

 装備カードに関しては、《団結の力》《強奪》に《早すぎた埋葬》はもちろん、モンスター除去兼防御の《ビッグバン・シュート》や《鎖付きブーメラン》、《鎖付き爆弾》に《疫病ウィルス ブラックダスト》が採用候補。
 特に《ビッグバン・シュート》と《鎖付き爆弾》は思いのほか便利である。
 多少優先度は落ちるものの、ロック用の《フリント》《呪魂の仮面》や、《収縮》であり《リミッター解除》の《巨大化》、装備カードの基本《デーモンの斧》、相手墓地からモンスターを奪える《自律行動ユニット》等も考慮に値する。
 また、装備カードを再利用するための《ハリケーン》、邪魔な装備カードを自分で破壊できる《非常食》も役に立つだろう。

 なお、《ウェポンサモナー》でサーチ可能な《守護者スフィンクス》と《守護天使 ジャンヌ》を入れることで勝ち筋を強化することが出来る。
 時間稼ぎに攻撃にと大活躍してくれるだろう。
 場合によっては、そのままフィニッシャーにもなりえる。

プレイングの注意点

 とにかくガーディアンをいかに働かせるかが勝負である。
 《守護者スフィンクス》等を利用して邪魔をしながら素早く展開、一気にリバースさせて一撃必殺を狙っていこう。
 相手の墓地からの《自律行動ユニット》等も《守護者スフィンクス》の生け贄に役に立つぞ。

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