*【ガイア・プレート】 [#yc55cf84]
 [[岩石族]][[モンスター]]の[[墓地]][[除外]]により[[特殊召喚]]できる[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]を切り札とした[[【岩石族】]]の派生となる[[ビートダウン]]。~
 自身の[[効果]]により、[[攻撃力]]が高い相手でも[[戦闘破壊]]することができ、相手の攻撃力によっては[[《オネスト》]]を使われても対抗できるので、[[戦闘]]においては滅法強い[[デッキ]]である。~

 同じ[[墓地]]リソースを重視する[[《メガロック・ドラゴン》]]と似通った展開となるが、あちらは[[1ターンキル]]に近いのに対し、こちらは[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]で[[フィールド]]制圧するプレイングになる。~
 メイン[[アタッカー]]となる[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]を[[墓地]]や[[除外]]ゾーンから[[特殊召喚]]しても戦える点が大きく異なり、[[《スキルドレイン》]][[相手]]にもある程度は戦うことができるのが強みである。~

**代表的なカードの紹介 [#ne9d4adb]
 《地球巨人 ガイア・プレート》
 効果モンスター
 星8/地属性/岩石族/攻2800/守1000
 このカードは自分の墓地の岩石族モンスター2体を
 ゲームから除外して特殊召喚する事ができる。
 このカードと戦闘を行う相手モンスターの攻撃力・守備力を半分にする。
 自分のスタンバイフェイズ時に自分の墓地の岩石族モンスター1体を
 ゲームから除外する。除外しない場合、このカードを墓地へ送る。

**[[デッキ]]構築に際して [#vc442212]
 [[《地球巨人 ガイア・プレート》]]を[[特殊召喚]]及び、維持するためには、[[墓地を肥やす]]必要があり、その為の[[カード]]が必要になる。~
 しかし、[[特殊召喚]]するだけならば、2枚以上の[[岩石族]][[モンスター]]を[[墓地]]に落とす必要は無い。~
 [[モンスター]]を落としすぎると、[[モンスター]]を[[ドロー]]する確率が下がり、展開も遅れてしまうのである。~
 [[《メガロック・ドラゴン》]]ではいくら落としても無駄にならないが、こちらでは落としすぎないように注意したい。~

 よって、[[墓地]]や[[除外]]からの[[特殊召喚]]も視野にいれつつ、[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]以外の[[モンスター]]でも[[戦闘]]できる構築を心掛ける必要がある。~
 [[モンスター]]に対し、[[《メガロック・ドラゴン》]]は落とし易さと『量』を求めるのに対し、こちらでは『質』を求めるのである。~

**[[モンスター]]について [#n9b9e75f]
 [[墓地を肥や>墓地を肥やす]]さないことには、[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]を[[特殊召喚]]できない為、効率よく[[墓地を肥やす]]ことができる[[《メタモルポット》]]は必須となる。~
 [[手札]]を[[墓地に送る]]ことができる上[[ドロー]]も行えるので、[[デッキ圧縮]]としても非常に優秀である上に、自身も[[岩石族]]である。~

 [[リクルーター]]の[[《巨大ネズミ》]]も複数枚積んでおくと、さらに[[デッキ圧縮]]を図ることができ、自身も[[岩石族]]の[[《ギガンテス》]]の[[コスト]]となるので無駄がない。~
 一見、[[《ギガンテス》]]とは相性が悪いように思えるが、[[墓地]]に落ちた後は[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]の[[コスト]]となってくれるので相性はそこそこ良い。~
 [[《ギガンテス》]]を[[特殊召喚]]する際に、[[岩石族]]“以外”の[[地属性]][[モンスター]]を[[コスト]]にすればいいのである。~

 [[アタッカー]]としては[[《ビッグ・ピース・ゴーレム》]]が優秀なので、是非採用しておきたい。~
 同時に[[《ミッド・ピース・ゴーレム》]]を入れておけば[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]で墓地肥やしができる。~
[[デッキ]]内の[[モンスター]]のほとんどは[[岩石族]]となる為、[[《コアキメイル・サンドマン》]]・[[《コアキメイル・ガーディアン》]]も気兼ねなく採用できる。~
[[《ビッグ・ピース・ゴーレム》]]には一歩及ばないものの十分な[[攻撃力]]を誇り、自身の[[効果]]によって[[墓地]]に送られた後は[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]の[[コスト]]になる。~
 その他の[[アタッカー]]候補としては[[《巨大ネズミ》]]から[[リクルート]]できる[[《激昂のムカムカ》]]や[[ロック]]を潜り抜けられる[[《ムカムカ》]]辺りが優秀だが、2体とも[[攻撃力]]が[[手札]]に依存するので自由が利かない。~
 また、[[手札]]からの[[特殊召喚]]がメインとなるこの[[デッキ]]との相性はあまり良くない為、使用するならば[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]が[[手札]]に溜まりやすい序盤限定になる。~

 [[アタッカー]]は選択肢が少ないが、[[壁]]には事欠かない。~
 [[守備力]]が高い[[《黒曜岩竜》]]や[[バウンス]]能力を持つ[[《伝説の柔術家》]]等で[[相手]]の[[攻撃]]に耐える。~
 それと同時に[[サイクル・リバース]]の[[《番兵ゴーレム》]]や[[《メデューサ・ワーム》]]を採用し、[[相手]]が[[攻撃]]を躊躇った後の隙を突きたい。~
 [[除外]]が増える後半からは[[《ロストガーディアン》]]も頼りになるだろう。~
 [[制限カード]]ではあるが、[[効果]]が強力な[[《N・グラン・モール》]]も[[壁]]としての役割を十分に果たしてくれる。~
 [[戦闘]]・[[効果]]のどちらにも対処できる[[リクルーター]]の [[《ナチュル・クリフ》]]も戦線維持に役立つ。~
 同じく地属性である[[《ナチュル・ローズウィップ》]]や[[《ナチュル・コスモスビート》]]に繋げて[[シンクロ召喚]]を行ったり、戦闘破壊に耐性のある[[《ナチュル・ドラゴンフライ》]]で持ち堪えたりと柔軟な働きができる。~
 自身をリクルートすることで墓地を肥やすことができるのも魅力である。~

 [[上級]]は、強力な[[バウンス]][[効果]]を持つ[[《守護者スフィンクス》]]と厄介な[[伏せカード]]を[[除去]]してくれる[[《地帝グランマーグ》]]が最有力候補。~
 [[《守護者スフィンクス》]]は戦線維持に向いており、[[墓地を肥やす]]までの時間稼ぎに使える。~
 また、その厄介な[[効果]]故に真っ先に[[除去]]の対象になりやすい為、[[除去]][[カード]]を消費させやすい。~
 [[効果]]の性質上、相手の[[攻撃表示]]も誘いやすく、[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]の[[効果]]を活かせる。~
 一方、[[《地帝グランマーグ》]]は相手の[[除去]][[カード]]を[[破壊]]できる上、[[アタッカー]]としても優秀。~
 また、[[《守護者スフィンクス》]]には無い点として、[[リバース効果]][[モンスター]]を即座に[[破壊]]でき、[[召喚]]してすぐに活躍できる利点がある。~
 どちらを採用するかは、[[プレイヤー]]の好みが分かれる所。~

 切り札である[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]は3枚積んでも問題ない。~
 [[墓地]]に落ちた後、2枚目以降の[[コスト]]になる為無駄もなくなる。~

 [[下級]][[岩石族]]の中でも[[攻撃力]]が高い[[《磁石の戦士β》]]も[[アタッカー]]として使うことができる。~
 その場合、他の[[磁石の戦士]]を採用し[[《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》]]の[[特殊召喚]]を狙ってみてもいい。~

 [[《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》]]と組み合わせた場合にのみ可能な、[[手札]]を6枚消費する[[1ターンキル]]の[[コンボ]]がある。

+[[手札]]の[[磁石の戦士]]を[[生け贄]]に[[《磁石の戦士マグネット・バルキリオン》]]を[[特殊召喚]]。~
+[[墓地]]の[[磁石の戦士]]を[[除外]]して[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]と、[[《ギガンテス》]]か[[《岩の精霊 タイタン》]]を[[特殊召喚]]。~
+総攻撃する事で8000以上の[[ダメージ]]を与える事ができる。~

**[[魔法・罠カード]]について [#d0adce5a]
 [[モンスター]]同様に[[墓地を肥やす]]ことができる[[カード]]を採用する。~
 [[手札交換]]を行うことができ、高速で[[墓地を肥やす]]ことができる[[《手札抹殺》]][[《手札断殺》]]は優先的に採用したい。~
 [[《メガロック・ドラゴン》]]と異なり、[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]は[[墓地]]から[[特殊召喚]]できるので、気兼ねなく[[墓地]]に落とす事ができる。~
 [[《手札断殺》]]は複数枚積む事ができるので、3枚積んでも悪くは無い。~
 しかし、ただ[[発動]]するだけでは[[アドバンテージ]]を失ってしまうので、[[速攻魔法]]である事を生かし、[[セット]]した後に[[伏せ除去]]に[[チェーン]]するなどしたいところである。~
 また、相手や自分の手札が1枚以下の場合は発動できず、[[デッキ]]の[[モンスター]]の割合が少ない場合も有効に働きにくいので、他のカードとの兼ね合いで投入枚数を慎重に調整しておきたい。~

 [[除外]]が多くなるため、[[除外]]ゾーンから[[特殊召喚]]できる[[カード]]も採用できる。~
 [[《メガロック・ドラゴン》]]と異なり、[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]は[[特殊召喚]]ができる。その[[効果]]とステータスで、強力な戦力になる。~
 [[ライフコスト]]の重い[[《次元融合》]](現在は[[禁止カード]] )や[[《異次元からの帰還》]]よりも、[[《化石岩の解放》]]や[[《D・D・R》]]を優先しても悪くは無い。~
 [[コスト]]として[[除外]]した[[モンスター]]を呼び戻して一気に畳み掛ける場合、[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]を[[コスト]]に[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]を[[特殊召喚]]するとかなり強力になる。~
 [[《封印の黄金櫃》]]とのコンボで[[サーチ]]しつつ[[特殊召喚]]を狙うのも手である。~
 ちなみに、[[《化石岩の解放》]]は[[《N・グラン・モール》]]や[[《番兵ゴーレム》]]が効果を発動した際フィールドに無意味に残ることになるので、回収兼伏せ除去用の[[《ハリケーン》]]も併せて投入しておきたい。~
 [[コスト]]の確保に役立つ[[《異次元からの埋葬》]]もあると[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]の維持に便利なので投入しておいて損はない。~
 が、これらのカードは[[除外]]されたモンスターが少ない序盤に回ってくると[[手札事故]]の要因になりかねないため、投入枚数はデッキを実際に回しつつ慎重に調整すること。~

 [[墓地]]の[[岩石族]]が2枚以上になった状態からが勝負になるため、[[《岩投げアタック》]]を採用するのも悪くは無い。~
 前述の[[《化石岩の解放》]]と組み合わせることも出来るので一考の余地はあるだろう。~

**その他プレイング・動かし方について。 [#na7f2f99]
 基本的には、高速で[[墓地を肥や>墓地を肥やす]]し、[[壁]][[モンスター]]等で戦線を維持しながら[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]の[[特殊召喚]]を狙う形になる。~
 序盤の展開はやや厳しいが、[[特殊召喚]]できれば一気に形勢逆転も狙える。~

 又、[[地属性]][[悪魔族]]を複数枚積んで、[[《E−HERO ダーク・ガイア》]]を[[融合召喚]]するのも良いだろう。~
 [[デッキ]]の構築は[[【ダーク・ガイア】]]に近くなるが、[[《メガロック・ドラゴン》]]には出来ない戦術である。~
 [[《ダーク・コーリング》]]で[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]を[[除外]]して、[[《化石岩の解放》]]等で[[帰還]]させるのも強力な戦術となる。~
 その場合は、[[攻撃力]]が非常に高く、[[《サイバー・ドラゴン》]]を倒すことが出来る[[《ゴブリンエリート部隊》]]が[[アタッカー]]となる。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#pbac93a9]
 [[壁]]がまったく機能しなくなるため、[[【フルバーン】]]には何もできずに終わることが多い。~
 また、[[除外]]ゾーンから[[特殊召喚]]できる[[カード]]も採用した場合でも、[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]には維持[[コスト]]が必要な為、[[除外]][[デッキ]]にも対策が必要になる。~

 [[《スキルドレイン》]]や[[《レインボー・ヴェール》]]等モンスター効果を封印するカードを使われると壁モンスターがうまく働かなくなってしまうのも苦しいところ。~
 サイドデッキには[[《ギガンテス》]]は勿論、[[《魔法効果の矢》]][[《ツイスター》]]等の除去カードも投入しておきたい。~
 [[《E−HERO ダーク・ガイア》]]を使うなら[[《トラップ・イーター》]]を入れておくのも一興。~

**代表的なカード [#p71631cd]
-[[《地球巨人 ガイア・プレート》]]
-[[《メタモルポット》]]
-[[《手札断殺》]]
-[[《化石岩の解放》]]

**関連リンク [#q58a1e28]
-[[【岩石族】]]

-[[デッキ集]]