「ガエル」と名の付くカードを主軸にして戦うコントロールデッキ。
《黄泉ガエル》によってレベル調整が容易なことに注目し、シンクロ召喚を取り入れたデッキ。
チューナーには《フィッシュボーグ−ガンナー》のほか、《湿地草原》とシナジーする《ジャンク・シンクロン》・《氷結界の術者》・《氷結界の水影》を採用する。
《湿地草原》の効果を受けられる水属性チューナーで、《ワン・フォー・ワン》を共有できる《ウォーター・スピリット》もお勧め。
《鬼ガエル》などと《レベル・スティーラー》を使用して《氷結界の虎王ドゥローレン》を墓地に3枚揃え《継承の印》で蘇生を繰り返することを目的としたデッキ。
《レベル・スティーラー》をコストに蘇生する《フィッシュボーグ−ガンナー》+《氷結界の虎王ドゥローレン》で無限シンクロ召喚、さらに《TG ハイパー・ライブラリアン》がいれば無限ドローが可能になり、《コモンメンタルワールド》等で先攻1ターンキルさえ可能。
《デスガエル》の展開力と《死の合唱》、《フィッシュボーグ−ガンナー》の自己再生能力を利用してそのターン内で決着を目指すデッキ。
《デスガエル》の展開方法は、《粋カエル》+《地獄の暴走召喚》と《悪魂邪苦止》を2枚墓地に落としてからアドバンス召喚の2通り。
後者の場合でも、《粋カエル》の自己再生を利用すれば比較的楽に召喚できる。
《フィッシュボーグ−ガンナー》を含めて、墓地にすばやく落とす仕掛けが重要となるので、《おろかな埋葬》《鬼ガエル》《ジェネクス・ウンディーネ》《ワン・フォー・ワン》を利用する。
《死の合唱》発動後は、《フィッシュボーグ−ガンナー》を自己再生して3体まで☆6と☆8のシンクロ召喚を並べられる。
候補としては《氷結界の虎王ドゥローレン》《氷結界の龍 ブリューナク》《ゴヨウ・ガーディアン》(現在は禁止カード)《スターダスト・ドラゴン》など状況に応じて調整すると良い。
また☆6の水属性のシンクロモンスターを利用して☆7☆9のシンクロ召喚もできるので、《死の合唱》がない状況にも対応したい。
シンクロよりディスアドバンテージを負うが、エクシーズモンスターの《始祖の守護者ティラス》や☆2のエクシーズモンスターも容易に召喚できる。
ガエル全体で言える事だが、《王虎ワンフー》や《王宮の弾圧》には弱いし、たとえ《死の合唱》が決まっても、《冥府の使者ゴーズ》に決着を阻まれると、現環境下では次の相手ターンで逆転されかねないので注意して欲しい。
《湿地草原》を利用すれば、《デスガエル》3枚に《鬼ガエル》1枚、《粋カエル》1枚の総攻撃でもLP8000を削りきれることも覚えておくと良い。
《魔知ガエル》による攻撃抑制、《裏ガエル》によるモンスター除去、《貫ガエル》による魔法・罠除去能力に目をつけたコントロールデッキ。
上記のモンスターに加えて、《海竜神の加護》などやカウンター罠などでモンスターを守りつつ、《群雄割拠》・《御前試合》などで相手の行動を抑制して勝利を狙う。
【断殺貪欲ターボ】にガエルを加えたデッキ。
ガエルデッキは元々《貪欲な壺》と相性がよく、デッキをどんどん掘り進め、墓地肥やしと手札補充が可能になる。
《手札断殺》の手札コストは《ヴォルカニック・バレット》・《ダンディライオン》、《魔知ガエル》の効果によるサーチ・サルベージや《サルベージ》で補う。
後者は《強欲なウツボ》の発動補助にもなり、さらにドロー加速が可能。
アタッカーとして《氷炎の双竜》・《フィッシュボーグ−ガンナー》や《ジャンク・シンクロン》・《デブリ・ドラゴン》からのシンクロモンスターを主にする。
《黄泉ガエル》・《粋カエル》を利用して帝モンスターを展開していくタイプ。
《鬼ガエル》や《ワン・フォー・ワン》の存在から《黄泉ガエル》を容易に墓地に送る?ことが可能である。
また、《フィッシュボーグ−ガンナー》を利用することでシンクロ召喚も可能である。
《フォーミュラ・シンクロン》を経由することで手札を交換しつつ、《フィッシュボーグ−ガンナー》のシンクロ素材指定を無視できることは覚えておきたい。
その他のギミックとしては《水霊術−「葵」》・《ダスト・シュート》・《マインドクラッシュ》・《炎帝テスタロス》などで相手の手札をハンデスしたり、《鬼ガエル》の効果で帝モンスターの使い回しを見込むのも特徴の一つである。
【イレカエル1キル】が《イレカエル》の禁止カード化によりに構築できなくなったため、《粋カエル》を軸に《魔導雑貨商人》の墓地肥やしで代用する。
他に各種ガエルと《クリッター》や《ゴキポン》・《ダニポン》等のサーチャーを採用する。
魔法カードは《マスドライバー》以外特に必要ないので、【フルモンスター】に近い構築となる。
ただしそれも現在は禁止カードとなっているため別の射出カードを使うしかない。
1ターンに何度も使える《イレカエル》の効果に着目し、1ターンキルを狙うデッキ。
うまく回れば先攻1ターンキルを決められるほどの展開力を誇った。
《DNA改造手術》と《超再生能力》を《イレカエル》の効果と組み合わせることで、1ターンでデッキのカードを引き切るデッキ。
まずは《DNA改造手術》を発動してドラゴン族を宣言し、それにチェーンする形で《超再生能力》を発動。
あとは《イレカエル》によるリクルートを繰り返せば、エンドフェイズにデッキ圧縮した分だけカードをドローする事ができる。
コンボ性が非常に高いので、上手く回転しなければ大きな事故を起こし得るが、コンボが決まれば高確率でデッキのほぼ全てを引ける。
ただし《超再生能力》の効果でデッキが無くなりドロー出来ない場合は負けになってしまうので、デッキ枚数には細心の注意を払おう。
全体的に攻撃力が低く、特殊召喚を多用するため《王虎ワンフー》・《魔のデッキ破壊ウイルス》・《王宮の弾圧》などによって壊滅的な打撃を受ける可能性がある。《我が身を盾に》などで確実に止めておきたい。
また、墓地利用を頻繁に行うため、《次元の裂け目》や《異次元への隙間》も天敵である。
《デスガエル》のサポートを中心にした構築が中心だったが、強力な《黄泉ガエル》とのシナジーが薄くファンデッキとしてつかわれる程度であった。
《黄泉ガエル》とのシナジーが高い《イレカエル》などが登場し、《デスガエル》のサポートのみに頼らない構築が可能になった。
《イレカエル》や《ジャンク・シンクロン》・《地獄の暴走召喚》などを介したモンスターの大量展開も可能だったが、【シンクロアンデット】や【レスキューシンクロ】が注目を浴びていたため、実績を上げるほどではなかった。
《フィッシュボーグ−ガンナー》が登場。
《氷結界の虎王ドゥローレン》を《継承の印》で無限コストとし、《ダーク・ダイブ・ボンバー》で射出する【イレカエル1キル】が開発された。
《ダーク・ダイブ・ボンバー》が禁止カード、《ワン・フォー・ワン》が制限カード、《氷結界の虎王ドゥローレン》が準制限カードになり【イレカエル1キル】は消滅した。
《黄泉ガエル》の制限解除に加えて《粋カエル》が登場し、プレイングの幅が広がった。
【イレカエル1キル】も復活し、2010年の世界大会において、前年度の覇者BFを下し、優勝を収めた。
また、《鬼ガエル》と帝のシナジーに注目した【ガエル帝】も活躍した。
中心カードだった《イレカエル》が禁止カードとなってしまい、かつてのような大量展開と安定性は損なわれたが【ガエル帝】は形を変えつつ未だ健在である。