【ガエル】

デッキの概要

 「ガエル」と名の付くカードを主軸にして戦うコントロールデッキ

《粋カエル/Ronintoadin》
効果モンスター
星2/水属性/水族/攻 100/守2000
このカードのカード名は、
フィールド上に表側表示で存在する限り「デスガエル」として扱う。
また、自分の墓地に存在する「ガエル」と名のついた
モンスター1体をゲームから除外する事で、
墓地に存在するこのカードを自分フィールド上に特殊召喚する。
このカードはシンクロ素材とする事はできない。
《サシカエル/Tradetoad》
効果モンスター
星1/水属性/水族/攻 100/守2000
自分フィールド上に存在する水族モンスター1体をリリースし、
自分の墓地に存在する「ガエル」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを墓地から特殊召喚する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。

デッキ構築について

モンスターカード

魔法・罠カード

デッキの派生

【シンクロガエル】

 《黄泉ガエル》によってレベル調整が容易なことに注目し、シンクロ召喚を取り入れたデッキ
 チューナーには《湿地草原》シナジーする《ジャンク・シンクロン》《氷結界の術者》《氷結界の水影》を採用する。
 《湿地草原》効果を受けられる水属性チューナーで、《ワン・フォー・ワン》を共有できる《ウォーター・スピリット》もお勧め。
 

【ガエルコントロール】

 《魔知ガエル》による攻撃抑制、《裏ガエル》によるモンスター除去《貫ガエル》による魔法・罠除去能力に目をつけたコントロールデッキ
 上記のモンスターに加えて、《海竜神の加護》などやカウンター罠などでモンスターを守りつつ、《群雄割拠》《御前試合》などで相手の行動を抑制して勝利を狙う。

【断殺貪欲ガエル】

 【断殺貪欲ターボ】ガエルを加えたデッキ
 ガエルデッキは元々《貪欲な壺》と相性がよく、デッキをどんどん掘り進め、墓地肥やし手札補充が可能になる。
 《手札断殺》手札コスト《ヴォルカニック・バレット》《ダンディライオン》《魔知ガエル》の効果によるサーチサルベージ《サルベージ》で補う。
 後者は《強欲なウツボ》発動補助にもなり、さらにドロー加速が可能。
 アタッカーとして《氷炎の双竜》《ジャンク・シンクロン》《デブリ・ドラゴン》からのシンクロモンスターを主にする。

【ガエル帝】

 《黄泉ガエル》《粋カエル》を利用してモンスターを展開していくタイプ。
《鬼ガエル》《ワン・フォー・ワン》の存在から《黄泉ガエル》を容易に墓地へ送ることが可能である。
 その他のギミックとしては《水霊術−「葵」》《マインドクラッシュ》《炎帝テスタロス》などで相手の手札ハンデスしたり、《鬼ガエル》の効果でモンスターの使い回しを見込むのも特徴の一つである。

【雑貨マスドラ1キル】

 【イレカエル1キル】が《イレカエル》禁止カード化によりに構築できなくなったため、《粋カエル》を軸に《魔導雑貨商人》墓地肥やしで代用する。
 他に各種ガエル《クリッター》《ゴキポン》《ダニポン》等のサーチャーを採用する。
 魔法カード《マスドライバー》以外特に必要ないので、【フルモンスター】に近い構築となる。
 ただしそれも現在は禁止カードとなっているため別の射出カードを使うしかない。

現在は構築不可能なデッキ

【イレカエル1キル】

 1ターンに何度も使える《イレカエル》効果に着目し、1ターンキルを狙うデッキ
 うまく回れば先攻1ターンキルを決められるほどの展開力を誇った。

【イレカエルエクゾ】

 《DNA改造手術》《超再生能力》《イレカエル》効果と組み合わせることで、1ターンデッキカードを引き切るデッキ
 まずは《DNA改造手術》発動してドラゴン族宣言し、それにチェーンする形で《超再生能力》発動
 あとは《イレカエル》によるリクルートを繰り返せば、エンドフェイズデッキ圧縮した分だけカードドローする事ができる。
 コンボ性が非常に高いので、上手く回転しなければ大きな事故を起こし得るが、コンボが決まれば高確率でデッキのほぼ全てを引ける。
 ただし《超再生能力》効果デッキが無くなりドロー出来ない場合は負けになってしまうので、デッキ枚数には細心の注意を払おう。

【ドゥローレン1キル】型

 《鬼ガエル》等と《レベル・スティーラー》を使用して《氷結界の虎王ドゥローレン》墓地に3枚揃え、《継承の印》蘇生を繰り返すことを目的としたデッキ
 《レベル・スティーラー》コスト蘇生する《フィッシュボーグ−ガンナー》《氷結界の虎王ドゥローレン》で無限シンクロ召喚、さらに《TG ハイパー・ライブラリアン》がいれば無限ドローが可能になり、《コモンメンタルワールド》等で先攻1ターンキルさえ可能。

【デスガエルシンクロ】

 《デスガエル》の展開力と《死の合唱》《フィッシュボーグ−ガンナー》自己再生能力を利用してそのターン内で決着を目指すデッキ
 《デスガエル》の展開方法は、《粋カエル》《地獄の暴走召喚》《悪魂邪苦止》を2枚墓地に落としてからアドバンス召喚の2通り。
 後者の場合でも、《粋カエル》自己再生を利用すれば比較的楽に召喚できる。
 《フィッシュボーグ−ガンナー》を含めて、墓地にすばやく落とす仕掛けが重要となるので、《おろかな埋葬》《鬼ガエル》《ジェネクス・ウンディーネ》《ワン・フォー・ワン》を利用する。
 《死の合唱》発動後は、《フィッシュボーグ−ガンナー》自己再生して3体までレベル6または8のシンクロモンスターを並べられる。
 候補としては《氷結界の虎王ドゥローレン》《氷結界の龍 ブリューナク》《スターダスト・ドラゴン》など状況に応じて調整すると良い。
 またレベル6の水属性シンクロモンスターを利用してレベル7または9のシンクロ召喚もできるので、《死の合唱》がない状況にも対応したい。
 シンクロ召喚よりディスアドバンテージを負うが、ランク2やランク5のエクシーズモンスターも容易にエクシーズ召喚できる。
 ガエル全体で言える事だが、《王虎ワンフー》《王宮の弾圧》に弱く、たとえ《死の合唱》が決まっても、《冥府の使者ゴーズ》に決着を阻まれると、次の相手ターンで逆転されかねないので注意して欲しい。

 《湿地草原》を利用すれば、《デスガエル》3枚に《鬼ガエル》1枚、《粋カエル》1枚の総攻撃でも初期ライフ8000を削りきれることも覚えておくと良い。

デッキの弱点

 全体的に攻撃力が低く、特殊召喚を多用するため《王虎ワンフー》《魔のデッキ破壊ウイルス》《大天使クリスティア》などによって壊滅的な打撃を受ける可能性がある。
 《我が身を盾に》などで確実に止めておきたい。
 また、墓地利用を頻繁に行うため、《次元の裂け目》《異次元への隙間》も天敵である。

デッキの歴史

2008年3月1日以前

 《デスガエル》のサポートを中心にした構築が中心だったが、強力な《黄泉ガエル》とのシナジーが薄くファンデッキとしてつかわれる程度であった。

2008年9月1日

 《黄泉ガエル》とのシナジーが高い《イレカエル》などが登場し、《デスガエル》のサポートのみに頼らない構築が可能になった。
 《イレカエル》《ジャンク・シンクロン》《地獄の暴走召喚》などを介したモンスターの大量展開も可能だったが、【シンクロアンデット】【レスキューシンクロ】が注目を浴びていたため、実績を上げるほどではなかった。

2009年3月1日

 《フィッシュボーグ−ガンナー》が登場。
 《氷結界の虎王ドゥローレン》《継承の印》で無限コストとし、《ダーク・ダイブ・ボンバー》で射出する【イレカエル1キル】が開発された。

2009年9月1日

 《ダーク・ダイブ・ボンバー》禁止カード《ワン・フォー・ワン》が 制限カード《氷結界の虎王ドゥローレン》準制限カードになり【イレカエル1キル】は消滅した。

2010年3月1日

 《黄泉ガエル》制限解除に加えて《粋カエル》が登場し、プレイングの幅が広がった。
 【イレカエル1キル】も復活し、2010年の世界大会において、前年度の覇者BFを下し、優勝を収めた。
 また、《鬼ガエル》シナジーに注目した【ガエル帝】も活躍した。

2010年9月1日

 中心カードだった《イレカエル》禁止カードとなってしまい、かつてのような大量展開と安定性は損なわれてしまった。
 しかしながら未だ強力なサポートカードの多くが健在であり、【ガエル帝】は形を変えつつ環境に適応する形で残っている。

2011年9月1日

 《フィッシュボーグ−ガンナー》禁止カードとなってしまい、シンクロ召喚を主軸とする構築が難しくなった。

代表的なカード

サンプルレシピ

関連リンク