*【ガジェット】 [#top] #contents **[[デッキ]]の概要 [#abstract] [[ガジェット]]の持つ[[サーチ]]能力を活かした[[デッキ]]タイプ。~ [[サーチ]]能力によって[[モンスター]]が切れるのを防ぐ事ができるため、効率よく[[ビートダウン]]を行える。~ 通称「ガジェ」。~ 《グリーン・ガジェット/Green Gadget》 効果モンスター 星4/地属性/機械族/攻1400/守 600 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。 デッキから「レッド・ガジェット」1体を手札に加える。 《レッド・ガジェット/Red Gadget》 効果モンスター 星4/地属性/機械族/攻1300/守1500 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。 デッキから「イエロー・ガジェット」1体を手札に加える。 《イエロー・ガジェット/Yellow Gadget》 効果モンスター 星4/地属性/機械族/攻1200/守1200 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。 デッキから「グリーン・ガジェット」1体を手札に加える。 《ゴールド・ガジェット/Gold Gadget》 効果モンスター 星4/光属性/機械族/攻1700/守 800 「ゴールド・ガジェット」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。 手札から機械族・レベル4モンスター1体を特殊召喚する。 (2):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。 デッキから「ゴールド・ガジェット」以外のレベル4の「ガジェット」モンスター1体を特殊召喚する。 《シルバー・ガジェット/Silver Gadget》 効果モンスター 星4/光属性/機械族/攻1500/守1000 「シルバー・ガジェット」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。 手札から機械族・レベル4モンスター1体を特殊召喚する。 (2):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。 デッキから「シルバー・ガジェット」以外のレベル4の「ガジェット」モンスター1体を特殊召喚する。 **[[デッキ]]構築に際して [#introduction] 【ガジェット】としての持ち味を十全に活かすならば、[[ガジェット]]だけでなく他にも相性のよい[[モンスター]]を投入するべきである。~ また、この[[デッキ]]では必然的に[[モンスター]]の枚数が多くなるため、[[魔法・罠カード]]を入れるスペースが少なくなってしまうため、[[除去]]は[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]に頼ることになるだろう。~ ―[[ガジェット]]の採用枚数について~ -3色[[ガジェット]]の採用枚数~ [[グリーン>《グリーン・ガジェット》]]・[[レッド>《レッド・ガジェット》]]・[[イエロー>《イエロー・ガジェット》]]の各種[[ガジェット]]の投入枚数によっても、タイプは変わってくる。~ 安定性を重視した2枚ずつか、数を重視した3枚ずつか、投入枚数に応じてそれぞれ「6ガジェ」「9ガジェ」と区別される。~ --「6ガジェ」~ [[ガジェット]]の[[効果]]を[[無効]]にする手段が限られる[[環境]]では、コンスタントに[[サーチ]]を行えることから「6ガジェ」の傾向が強い。~ --「9ガジェ」~ 一方、[[《エフェクト・ヴェーラー》]]・[[《マインドクラッシュ》]]・[[《スキルドレイン》]]などの[[ガジェット]][[メタカード]]を[[メインデッキ]]から[[積む]]ことが多い[[環境]]では、「9ガジェ」のほうが主流になる。~ [[手札]]の[[ガジェット]]が1枚という状況は[[無効]]にされただけで[[サーチ]]の連鎖が止まってしまうため理想的とは言い難いためである。~ [[無効]]にされることが前提で[[デッキ]]を組む場合は、[[ガジェット]]の枚数が多くても[[デッキ]]枚数を40枚辺りに留めておくとよいだろう。~ [[ペンデュラム召喚]]を軸とする[[デッキ]]では、[[手札]]で[[ガジェット]]がダブつくことが問題になりにくい。~ そのため[[【ペンデュラムガジェット】>#PENDULUM]]では[[手札]]に確保しやすいように「9ガジェ」を採用することも多い。~ -「12ガジェ」「15ガジェ」~ [[《ゴールド・ガジェット》]]・[[《シルバー・ガジェット》]]の登場以降はこれらをフル投入する構築もみられるようになった。~ [[ゴールド>《ゴールド・ガジェット》]]・[[シルバー>《シルバー・ガジェット》]]により[[ガジェット]]を展開できるので、比較的事故は起こりにくい。~ --「12ガジェ」~ 「6ガジェ」に[[《ゴールド・ガジェット》]]・[[《シルバー・ガジェット》]]合計6枚を加えたタイプ。~ --「15ガジェ」~ 「9ガジェ」に[[《ゴールド・ガジェット》]]・[[《シルバー・ガジェット》]]合計6枚を加えたタイプ。~ ***[[モンスターカード]]について [#monster] ―[[ガジェット]]~ -[[《グリーン・ガジェット》]]・[[《レッド・ガジェット》]]・[[《イエロー・ガジェット》]]~ この[[デッキ]]の基本となる3色の[[ガジェット]]たち。~ 採用枚数は[[デッキ]]タイプによって異なるため、上記した「[[ガジェット]]の採用枚数について」を参照。~ -[[《ゴールド・ガジェット》]]・[[《シルバー・ガジェット》]]~ その[[効果]]により展開力と安定性を高めてくれる。~ [[手札]]にこれらと[[ガジェット]]を始めとする[[機械族]]・[[レベル]]4[[モンスター]]がいれば、即座に[[ランク]]4の[[エクシーズ召喚]]を行うことができる。~ 既存の[[ガジェット]]とは違い[[光属性]]なので[[《御前試合》]]などを用いる構築では少し使い辛いが、基本的にはフル投入して問題ないだろう。~ -[[《古代の歯車機械》]]~ [[宣言]]した[[ガジェット]]の[[カード名]]を得る効果を持つ。~ 単体では機能しないが、[[《機械複製術》]]と併用することで[[デッキ]]から同名の[[ガジェット]]2体を呼び出すことができる。~ [[手札事故]]の可能性が高まるが、上記の[[コンボ]]で[[上級モンスター]]の[[《ガジェット・ソルジャー》]]を[[リクルート]]すれば、[[ランク]]6の[[エクシーズ召喚]]を行うことも可能。~ ―「[[ガジェット]]」に関する[[効果]]を持つ[[カード]]~ -[[《起動兵長コマンドリボルバー》]]~ [[フィールド]]・[[墓地]]に[[ガジェット]]が存在すれば、[[手札]]から[[特殊召喚]]できるため[[エクシーズ素材]]や[[リンク素材]]として使いやすい。~ [[特殊召喚]]後にその[[ガジェット]]を(2枚まで)[[装備カード]]にした上で[[自己強化]]されるので[[下級>下級モンスター]][[アタッカー]]として運用する事も可能。~ また、[[通常召喚]]した状態では[[攻撃力]]0の[[機械族]]であるため[[《機械複製術》]]で[[同名カード]]を展開する事もできる。~ [[《機械複製術》]]と相性の良い[[《古代の歯車機械》]]を利用する場合、併用する事で[[《機械複製術》]]が[[腐り>腐る]]にくくなる。~ -[[《起動兵士デッドリボルバー》]]~ [[ガジェット]]と並べると2000の[[自己強化]]を得るが、[[元々の攻撃力]]が0であるため[[下級>下級モンスター]][[アタッカー]]程度の数値に留まる。~ 基本的には[[自己強化]]前に[[《機械複製術》]]を使用できる点を活かすべきだろう。~ -[[《起動提督デストロイリボルバー》]]~ [[手札]]・[[フィールド]]の[[ガジェット]]2枚を[[コスト]]に[[特殊召喚]]される[[特殊召喚モンスター]]。~ 上記の3色[[ガジェット]]の[[サーチ]][[効果]]を用いれば即座に[[コスト]]は用意できるため[[特殊召喚]]は容易い。~ [[装備カード]]状態の[[ガジェット]]も[[コスト]]にできるので[[《起動兵長コマンドリボルバー》]]・[[《機動砲塁 パワー・ホールド》]]とも相性は良い。~ (2)の[[除去]][[効果]]が汎用的で扱いやすく、[[最上級モンスター]]にしては低めの[[ステータス]]も他に[[ガジェット]]がいれば(1)で[[破壊]][[耐性]]でフォローできる。~ ―[[ガジェット]]と相性がよい[[カード]]~ どのような[[デッキ]]タイプでも採用が検討できる[[カード]]は以下の通り。~ それ以外にも[[【ランク4】]]を参照すると良い。~ -[[《ブリキンギョ》]]~ [[ガジェット]]と併用することで、[[エクシーズ召喚]]をより容易く行える。~ [[機械族]]なので[[《ギアギガント X》]]の[[エクシーズ素材]]となることができ、その[[効果]]にも対応している。~ -[[《カゲトカゲ》]]~ [[《ブリキンギョ》]]と同様、[[ガジェット]]との併用で[[エクシーズ召喚]]を行いやすくなる。~ [[爬虫類族]]なので[[《ギアギガント X》]]の[[エクシーズ素材]]にはできないが、代わりに[[《キングレムリン》]]で[[サーチ]]が可能。~ [[ガジェット]]の[[効果]]に[[チェーン]]して[[《カゲトカゲ》]]の[[特殊召喚]][[効果]]を[[発動]]すると、[[《サモンチェーン》]]の[[発動条件]]を満たすことができる点でも好相性。~ この[[カード]]は[[闇属性]]であるため、[[光属性]]の[[《ゴールド・ガジェット》]]・[[《シルバー・ガジェット》]]と組み合わせれば[[カオス]][[モンスター]]の[[召喚条件]]を満たすのも、[[《ブリキンギョ》]]にはない利点である。~ ***[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]について [#extradeck] 各種[[ガジェット]]は全て[[レベル]]4であるため、[[ランク]]4の[[エクシーズ召喚]]に繋げやすい。~ これまでのギミックは全て継承しつつ、好きなタイミングで[[上級モンスター]]クラスの打点を出せるようになった。~ [[ランク]]4は[[エクシーズモンスター]]の中でも特に[[汎用性]]の高いものが揃っており、【ガジェット】の弱点である[[ステータス]]の低さを容易にカバーできる。~ [[リンク召喚]]をする場合、この[[デッキ]]に多い[[機械族]]を[[リンク素材]]とする[[リンクモンスター]]が狙いやすい。 -[[エクシーズモンスター]]~ 汎用[[ランク]]4[[エクシーズモンスター]]については[[【ランク4】>【ランク4】#rank4]]を参照。~ --[[《ギアギガント X》]]~ [[レベル]]4[[機械族]][[モンスター]]2体で[[エクシーズ召喚]]可能で、その[[効果]]により[[下級]][[機械族]][[モンスター]]を[[サーチ]]・[[サルベージ]]できる。~ 【ガジェット】ではどのような[[デッキ]]タイプにおいても確実に働いてくれるため、[[必須カード]]といえる。~ -[[リンクモンスター]] --[[《プラチナ・ガジェット》]]~ [[機械族]]2体で出せる[[リンク]]2の[[ガジェット]]。~ [[《ゴールド・ガジェット》]]・[[《シルバー・ガジェット》]]・[[《ブリキンギョ》]]から各種[[ガジェット]]を[[特殊召喚]]すれば[[リンク召喚]]の準備が整う。~ そこから(1)の[[効果]]で[[手札]]の[[ガジェット]]を[[特殊召喚]]することで、さらなる展開と[[サーチ]]による[[アドバンテージ]]を確保できる。~ (2)の[[リクルート]][[効果]]もこの[[デッキ]]ならば活用しやすい。~ ***[[魔法・罠カード]]について [#spell_trap] ―「[[ガジェット]]」に関する[[効果]]を持つ[[カード]]~ -[[《起動指令 ギア・チャージ》]]~ [[装備カード]]状態の[[ガジェット]]を[[特殊召喚]]できる(1)は[[《起動兵長コマンドリボルバー》]]や[[《機動砲塁 パワー・ホールド》]]との[[コンボ]]用[[効果]]である。~ 任意の数だけ展開できるため状況次第では大量展開からの[[1ターンキル]]も狙えるだろう。~ (2)は[[《起動提督デストロイリボルバー》]]の[[サーチ]]であり、[[手札コスト]]もこの[[デッキ]]では捻出しやすい。~ -[[《機動砲塁 パワー・ホールド》]]~ [[罠モンスター]]の1体であり、[[特殊召喚]]後に[[手札]]・[[デッキ]]より[[レベル]]4[[ガジェット]]を[[装備]]し、その[[元々の攻撃力]]の倍の数値分[[強化]]される。~ 2000代半ば〜3000近くの高い[[攻撃力]]を簡単に得られ、[[《ゴールド・ガジェット》]]ならば3400と[[《青眼の白龍》]]すら上回る。~ また、[[装備カード]]にするため[[《起動提督デストロイリボルバー》]]や[[《起動指令 ギア・チャージ》]]とも相性は良い。~ ―相性の良い[[カード]]~ -[[《二重召喚》]]~ [[通常召喚]]を2回行えるその[[効果]]により、[[ガジェット]]1枚とこれがあれば即座に[[エクシーズ召喚]]が狙える。~ [[召喚回数を増やすカード>召喚権#uef77cb2]]の中では、[[発動条件]]も無いので使い勝手がいい。~ -[[《機械複製術》]]~ [[《古代の歯車機械》]]と[[コンボ]]する事で任意の[[ガジェット]]を複数展開できる。~ また、[[元々の攻撃力]]0で[[ガジェット]]と関連した[[効果]]を持つ[[《起動兵長コマンドリボルバー》]]も採用しやすい。~ -[[《優麗なる霊鏡》]]~ [[手札]]から[[ガジェット]]を[[特殊召喚]]しつつ[[墓地]]の[[ガジェット]]をその[[装備カード]]にできる。~ ただし、[[特殊召喚]]後に[[装備カード]]にする処理が挟まるため、[[手札]]から[[特殊召喚]]した[[ガジェット]]の[[特殊召喚]]時の[[効果]]は[[タイミングを逃す]]。~ 単純な展開札としても使えるが、[[装備カード]]にする[[効果]]が[[《起動提督デストロイリボルバー》]]や[[《起動指令 ギア・チャージ》]]と[[シナジー]]する点を活かせれば尚良い。~ **[[デッキ]]の種類 [#decktype] ***[[【除去ガジェット】]] [#ZYOKYO] [[ガジェット]]の[[サーチ]][[効果]]で[[アドバンテージ]]を稼ぎつつ、各種[[除去]][[カード]]で[[相手]]をジリ貧に追い込む[[デッキ]]。~ [[除去]][[デッキ]]の弱点である[[モンスター]]不足と[[ガジェット]]の弱点である[[攻撃力]]の低さを、互いに補い合った形となっている。~ [[ガジェット]]を使用した[[デッキ]]タイプとしては最も基本かつメジャーであり、単に【ガジェット】といえばこの構築を指す場合もある。~ 初期より存在する[[デッキ]]タイプであり、派生[[デッキ]]も多く存在する。~ -戦術について~ > +[[モンスター]]は[[効果]]で調達~ +[[通常のドロー]]では[[除去]][[カード]]を補給~ +豊富な[[除去]][[カード]]で障害を排除し、途切れない[[ビートダウン]]を行う < というのが理想的な展開であり、安定性が高く、総じてプレイングの難易度も低めの扱いやすい[[デッキ]]である。~ 現在は[[エクストラデッキ]]の[[モンスター]]に[[除去]]を任せることが多いため、「2.」の要素は薄くなっており、他の[[ガジェット]]派生[[デッキ]]との境目も薄れてきている。~ 以下に挙げる【ガジェット】の名を持つ[[デッキ]]は、多かれ少なかれ、この[[【除去ガジェット】]]の要素を持っていると言える。~ ***[[【代償ガジェット】]] [#DAISYOU] [[《血の代償》]]と[[ガジェット]]の[[シナジー]]を活かし、大量展開によって[[1ターンキル]]を狙った[[デッキ]]。~ [[【除去ガジェット】]]と比べると安定性は失われるかわりに一瞬の爆発力を得られる。~ [[ガジェット]]を使用した[[デッキ]]の中では最も古いタイプである。~ [[エクシーズ召喚]]の登場により大幅に強化され、一時期主流に返り咲いたが、[[《血の代償》]]が[[禁止カード]]になり構築不可能になった。~ 現在でも各種[[召喚]][[サポートカード]]を用いればある程度の再現は可能。~ 余談だが、[[《死者蘇生》]]展開札を[[サーチ]]するために[[《左腕の代償》]]を採用する構築の登場により、新たな【代償ガジェット】としてこの名前が用いられることがある。~ //や[[《ソウル・チャージ》]]などの ***【シンクロガジェット】 [#SYNCHRO] [[《緊急テレポート》]]と[[サイキック族]][[チューナー]]または[[TG]]を投入し、[[シンクロ召喚]]を取り入れたタイプ。~ [[チューナー]]は[[サイキック族]]なら[[ナチュル]]の[[シンクロモンスター]]が扱える[[地属性]]の物、[[TG]]なら同じく[[地属性]]であり[[手札]]から[[特殊召喚]]できる[[《TG ストライカー》]]が有力。~ [[シンクロ召喚]]により[[ガジェット]]に不足しがちな[[攻撃力]]を補うことができるが、状況に応じた[[シンクロ召喚]]をするのは難しい。~ ***【ペンデュラムガジェット】 [#PENDULUM] [[特殊召喚]]でも[[効果]]を[[発動]]できる[[ガジェット]]と、大量展開を得意とする[[ペンデュラム召喚]]を組み合わせた[[デッキ]]。~ [[手札]]の[[ガジェット]]を[[ペンデュラム召喚]]で[[特殊召喚]]しつつ[[アドバンテージ]]を稼ぎ[[召喚権]]も残せるため、1[[ターン]]での展開力の高さは[[【代償ガジェット】]]に勝るとも劣らない。~ 性質上、[[手札]]に抱えた[[ガジェット]]が多いほど爆発力が高まるため、[[ガジェット]]の投入枚数は「9ガジェ」が望ましい。~ 採用する[[ペンデュラムモンスター]]は安定感の高い[[EM]]や[[魔術師]]、[[機械族]][[サポートカード]]を共有できる[[ダイナミスト]]等が挙がる。~ ほかにも[[《ゴールド・ガジェット》]]を能動的に[[破壊]]することができる、[[メタルフォーゼ]]、[[《天空の虹彩》]]を擁する[[オッドアイズ]]等、[[ガジェット]]と相性の良いものを選びたい。~ その中でも[[音響戦士]]は[[ガジェット]]と好相性だが、動き方が通常の【ペンデュラムガジェット】とは異なってくる。~ 詳しくは下記参照。~ **[[デッキ]]の派生 [#variation] ***[[【コアガジェット】]] [#KOA] [[《サモンチェーン》]]・[[《歯車街》]]・[[《トラゴエディア》]]・[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]等を採用した[[コンボ]]性の高い[[デッキ]]。~ 従来の[[ガジェット]]には無かった独特の[[デッキ]]タイプ。~ ***【マシンガジェット】 [#MACHINA] [[《マシンナーズ・フォートレス》]]と[[ガジェット]]の[[シナジー]]を活かして作られた[[デッキ]]。~ [[ストラクチャーデッキ−マシンナーズ・コマンド−]]のテーマでもある。~ [[機械族]][[サポートカード]]の共有の他、[[《マシンナーズ・ギアフレーム》]]が[[ガジェット]]に似た[[効果]]を持ち、[[手札]]に[[機械族]]が貯まる[[ガジェット]]の性質が[[《マシンナーズ・フォートレス》]]と[[シナジー]]している。~ [[【マシンナーズ】]]の項も参照。~ ***【音響ガジェット】 [#SYMPHONIC] [[《音響戦士ギータス》]]による[[リクルート]]と、[[《音響戦士マイクス》]]による[[召喚権]]追加を活用する[[デッキ]]。~ [[機械族]][[サポートカード]]を共有可能で、特に重要な[[《音響戦士ギータス》]]は[[《ギアギガント X》]]で[[サーチ]]できるため[[手札]]に加えやすい。~ [[《音響戦士ギータス》]]の[[リクルート]][[対象]]には[[チューナー]]も含まれるため、【シンクロガジェット】のような[[シンクロ召喚]]も無理なく組み込むことが可能。~ -基本的な動きについて~ [[《音響戦士ギータス》]]の[[ペンデュラム効果]]で[[《音響戦士マイクス》]]を[[特殊召喚]]し、追加[[召喚権]]を利用して[[ガジェット]]の連続[[召喚]]を行う動きを基本とする。~ [[【ペンデュラムガジェット】>#PENDULUM]]よりも[[ペンデュラム召喚]]への依存度は低いが、[[手札]]に[[《音響戦士ギータス》]]と[[《音響戦士マイクス》]]が揃った場合は[[ペンデュラム召喚]]も積極的に行っていく。~ [[手札]]に[[ガジェット]]と[[《音響戦士ギータス》]]が揃えば、以下の様に大量展開を安定して行うことができる。~ > 条件:[[手札]]に[[《音響戦士ギータス》]]、[[ガジェット]]A、任意の1枚。~ 結果:[[手札]]に[[ガジェット]]C、[[モンスターゾーン]]に[[《ギアギガント X》]]、[[《A・ジェネクス・バードマン》]]、[[ペンデュラムゾーン]]に[[《音響戦士ギータス》]]、[[《音響戦士マイクス》]]~ +[[《音響戦士ギータス》]]の[[ペンデュラム効果]]で[[《音響戦士マイクス》]]を[[リクルート]]。~ +[[ガジェット]]Aを[[召喚]]し、[[ガジェット]]Bを[[サーチ]]。~ +[[ガジェット]]Bを追加で[[召喚]]し、[[ガジェット]]Cを[[サーチ]]。~ +[[ガジェット]]2体で[[《ギアギガント X》]]を[[エクシーズ召喚]]し[[《A・ジェネクス・バードマン》]]を[[サーチ]]。~ +[[《音響戦士マイクス》]]を[[手札]]に[[戻す]]ことで[[《A・ジェネクス・バードマン》]]を[[特殊召喚]]。~ +[[《音響戦士マイクス》]]を[[ペンデュラムゾーン]]に[[発動]]。~ [[レベル]]2〜6の[[ペンデュラム召喚]]が可能となる。~ < この時点で[[ハンド・アドバンテージ]]−2、[[ボード・アドバンテージ]]+4で、総合的に2枚の[[アドバンテージ]]となる。~ [[手札]]の[[ガジェット]]を[[ペンデュラム召喚]]して[[サーチ]]を行えばさらに[[アドバンテージ]]を得られる。~ -【音響ガジェット】と相性のよい[[カード]]~ --[[《A・ジェネクス・バードマン》]]~ [[フィールド]]の[[《音響戦士マイクス》]]を[[手札]]に[[戻す]][[必須カード]]。~ [[制限カード]]だが、[[《ギアギガント X》]]で[[サーチ]]できるため[[手札]]に加えやすい。~ [[レベル]]3[[チューナー]]なので[[フィールド]]に出した後は[[シンクロ素材]]としても利用できる。~ --[[《デビル・フランケン》]]~ 上記と同じく、[[《ギアギガント X》]]で[[サーチ]]可能な[[機械族]][[モンスター]]。~ [[制圧]]力の高い[[《ナチュル・エクストリオ》]]・[[《異星の最終戦士》]]を呼び出すことで、布陣をより強固にできる。~ [[ペンデュラム召喚]]によって[[守備表示]]で[[特殊召喚]]できるため、[[攻撃力]]の低さも気にならない。~ //--[[《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》]]~ //使用済みの[[《A・ジェネクス・バードマン》]]と[[レベル]]4[[モンスター]]で[[シンクロ召喚]]可能。~ //[[手札]]から[[レベル]]4[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できる[[効果]]で、[[ガジェット]]の高速展開を補助する。~ //[[先攻]]1[[ターン]]目に[[発動]]すれば、[[バトルフェイズ]]を行えない[[デメリット]]は無視できる。~ //--[[《旧神ヌトス》]]~ //使い終わった[[《ギアギガント X》]]と[[《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》]]とで[[特殊召喚]]が可能。~ //[[手札]]から[[ガジェット]]を[[特殊召喚]]すれば、さらなる[[サーチ]]とともに[[ランク]]4[[エクシーズ召喚]]の手筈が整う。~ //[[墓地へ送られた]]場合の[[単体除去]]は[[エクシーズ素材]]になっている状態でも有効であるため、[[フリーチェーン]]で[[エクシーズ素材]]を取り除ける[[ランク]]4[[エクシーズモンスター]]と相性がいい。 --[[《フレシアの蟲惑魔》]]~ 【音響ガジェット】は構築上あまり[[罠カード]]が入らないため、[[フリーチェーン]]の[[《狡猾な落とし穴》]]が使いやすい。~ [[エクシーズ素材]]に[[《旧神ヌトス》]]を用いていれば、追加でもう1枚[[カード]]を[[破壊]]できる。~ 元々[[音響戦士]]は他[[デッキ]]と親和性の高い[[カテゴリ]]であるため、この構築を軸に他の[[カード]]を組み込んだ派生[[デッキ]]も多数考案されている。~ 高速化した現在の[[環境]]においても優れた展開力と[[制圧]]力を発揮できる構築であり、【ガジェット】の主流となりつつある。~ **この[[デッキ]]の歴史 [#history] 「[[モンスター]]を絶やさずに[[殴り>攻撃]]続ける」というシンプルな強さ故に、時には[[ロービート]]、あるいは[[メタビート>【メタビート】]]、現在は[[エクストラデッキ]]主体の[[ビートダウン]]として形を変え続け、登場以来毎期といっていいほどに[[環境]]に顔を出し続けてきた。~ Vジャンプ2012年7月号及びWEB動画「ガガガ学園放送部」内では、[[ガジェット]]の持つ[[サーチ]]能力や効率よく[[ビートダウン]]を行える点を「トラディショナルな強さ」と紹介している。~ その安定した強さの裏返しとして、【ガジェット】を超える量の[[アドバンテージ]]を高速かつ確実に稼ぐ[[デッキ]]が現れるとジリ損になりやすく、結果を残しにくくなると言われている。~ [[レベル]]4を主体とした[[ビートダウン]]としては、第9期以降は[[【テラナイト】]]に世代交代している。~ ***第4期(2004年〜2006年) [#history4] 2004年3月に[[LIMITED EDITION 6>LIMITED EDITION#LE6]]の情報が出たころから[[ガジェット]]と[[《血の代償》]]との[[シナジー]]が話題になっていた。~ しかし当時は[[【カオス】]]全盛期であり、[[地属性]]である[[ガジェット]]は注目されなかった。~ その後、半年以上経った2005年4月頃に[[【代償ガジェット】]]がインターネット上に姿を現し、それからやや遅れて[[【除去ガジェット】]]が台頭。~ [[【変異カオス】]]の最盛期とも言える時期に登場し、一気に[[メタデッキ]]へ登りつめた。~ ***第5期(2006年〜2008年) [#history5] 2006年度日本代表最終選考会(7月)では[[【除去ガジェット】]]が上位を埋め尽くした。~ -[[07/09/01>禁止・制限カード/2007年9月1日]]~ [[ガジェット]]3種が[[準制限カード]]に指定される。~ ***第6期(2008年〜2010年) [#history6] [[シンクロモンスター]]の登場により、[[【コアガジェット】]]のような[[シンクロ召喚]]を交えた構築も誕生した。~ しかし、[[ガジェット]]自体が[[メタデッキ]]の[[下級モンスター]]としては打点に劣り、[[《スキルドレイン》]]にも弱い点から第6期前半〜中盤まではこれまでに比べてさほど実績を残せなかった。~ 初期の[[シンクロ召喚]]による圧倒的な[[環境]]の高速化についていけなかったとも言える。~ その後、[[《マシンナーズ・フォートレス》]]が登場し、課題であった[[攻撃力]]の低さと[[手札]]でだぶついた[[ガジェット]]の処理が一度に解決した。~ -[[08/03/01>禁止・制限カード/2008年3月1日]]~ [[ガジェット]]全てが[[無制限カード]]に緩和され、各種【ガジェット】は復活を遂げた。~ ***第7期(2010年〜2012年) [#history7] [[《地砕き》]]の[[制限解除]]も手伝い、再びトーナメントシーンで見られる[[デッキ]]へと復権を果たした。~ 第7期の半ばに[[マスタールール2]]に時代が移り、[[エクシーズ召喚]]の登場によってさらなる強さを得た。~ 特に[[【代償ガジェット】]]においては、[[《血の代償》]]を止められなければほぼ勝負が決まるという爆発力を得ることになった。~ それを後押しするように[[《ブリキンギョ》]]や[[《ギアギガント X》]]が登場し、戦略の柔軟性が格段に増した。~ ***第8期(2012年〜2014年) [#history8] 序盤は健闘を続けたが、この[[デッキ]]よりも[[アドバンテージ]]を得ながら切札を展開する[[デッキ]]が徐々に増えた。~ そのため、第7期まで長い間[[メタ]]の一角に食い込み続けたこの[[デッキ]]は、[[環境]]から姿を消すこととなった。~ ***第9期(2014年〜2017年) [#history9] [[マスタールール3]]の適用とともに、大量の[[モンスター]]を一気に[[特殊召喚]]できる[[ペンデュラム召喚]]が追加された。~ [[手札]]を切らさない[[ガジェット]]と[[ペンデュラム召喚]]の相性はよく、【ガジェット】に新たな動き方を見いだせるようになった。~ [[《音響戦士ギータス》]]や[[《音響戦士マイクス》]]など、[[ガジェット]]自体と[[効果]]が噛みあう[[ペンデュラムモンスター]]も次々と登場。~ [[環境]]で実績を残せるほどではなかったが、戦略の幅が大きく広がったのは間違いないだろう。~ -[[14/04/01>リミットレギュレーション/2014年4月1日]]~ [[《血の代償》]]が[[禁止カード]]となり、[[【代償ガジェット】]]が構築不可能となった。~ また、新たに登場した[[【テラナイト】]]が[[ガジェット]]に代わる[[レベル]]4の[[ビートダウン]]として使用されることが多くなった。~ この[[デッキ]]を使う際には[[テラナイト]]にはない[[地属性]]・[[機械族]]を活用した[[デッキ]]構築が求められるようになったと言える。~ -[[16/04/01>リミットレギュレーション/2016年4月1日]]~ [[劇場版 遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS MOVIE PACK]]にて[[《ゴールド・ガジェット》]]・[[《シルバー・ガジェット》]]が登場。~ [[ガジェット]][[カテゴリ]]としての強化も施されている。~ ***第11期(2020年〜) [#history11] -[[WORLD PREMIERE PACK 2020]]~ [[ガジェット]]に関連した[[効果]]を持つ[[カード]]が複数登場。~ 楽に[[手札]]から[[特殊召喚]]できる[[《起動兵長コマンドリボルバー》]]や[[《起動提督デストロイリボルバー》]]は展開力の更なる向上に繋がった。~ **代表的なカード [#keycard] -[[《グリーン・ガジェット》]] -[[《レッド・ガジェット》]] -[[《イエロー・ガジェット》]] -[[《ゴールド・ガジェット》]] -[[《シルバー・ガジェット》]] **サンプルレシピ [#sample] -【代償ガジェット】~ 11.07.16 2011年度日本代表選考会 ベスト16~ http://duel-entrance-deck.seesaa.net/article/215160062.html -【TGガジェット】~ 11.07.16 2011年度日本代表選考会 代表~ http://duel-entrance-deck.seesaa.net/article/215157806.html -【マシンナーズ&ガジェット】~ 「かーどビング通信」デッキレシピサンプル~ http://www.yugioh-card.com/japan/topics/?20121221~ **関連リンク [#link] -[[【除去ガジェット】]] -[[【代償ガジェット】]] -[[【コアガジェット】]] -[[【地属性】]] -[[【機械族】]] -[[デッキ集]]