*【ガジェット】 [#cfeb269c]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#u74e5280]
 [[ガジェット]]の持つ[[サーチ]]能力を活かした[[デッキ]]タイプ。~
 [[サーチ]]能力によって[[モンスター]]が切れるのを防ぐ事ができるため、効率よく[[ビートダウン]]を行える。~
 通称「ガジェ」。~

 「[[モンスター]]を絶やさずに[[殴り>攻撃]]続ける」というシンプルな強さ故に、時には[[ロービート]]、あるいは[[メタビート>【メタビート】]]、現在は[[エクストラデッキ]]主体の[[ビートダウン]]として形を変え続け、登場以来毎期といっていいほどに[[環境]]に顔を出し続けてきた。~
 Vジャンプ2012年7月号及びWEB動画「ガガガ学園放送部」内では、[[ガジェット]]の持つ[[サーチ]]能力や効率よく[[ビートダウン]]を行える点を「トラディショナルな強さ」と紹介している。~

 一定以上の[[アドバンテージ]]が約束されたその安定した強さの裏返しとして、【ガジェット】を超える量の[[アドバンテージ]]を高速かつ確実に稼ぐ[[デッキ]]が現れるとジリ損になりやすく、結果を残しにくくなると言われている。~
 [[レベル]]4を主体とした[[ビートダウン]]としては、現在では[[【テラナイト】]]に世代交代している。~
 この[[デッキ]]を使う際には[[テラナイト]]にはない[[地属性]]・[[機械族]]を活用した[[デッキ]]構築が求められる。~

//そのため、「[[【ガジェット】]]が[[メタ]]として台頭しない[[環境]]は暗黒時代」という意見も存在する。

 《グリーン・ガジェット/Green Gadget》
 効果モンスター
 星4/地属性/機械族/攻1400/守 600
 このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
 デッキから「レッド・ガジェット」1体を手札に加える事ができる。

 《レッド・ガジェット/Red Gadget》
 効果モンスター
 星4/地属性/機械族/攻1300/守1500
 このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
 デッキから「イエロー・ガジェット」1体を手札に加える事ができる。

 《イエロー・ガジェット/Yellow Gadget》
 効果モンスター
 星4/地属性/機械族/攻1200/守1200
 このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
 デッキから「グリーン・ガジェット」1体を手札に加える事ができる。

**[[デッキ]]構築に際して [#jf6a84cf]
 [[ガジェット]]の[[サーチ]][[効果]]を生かした[[デッキ]]タイプの中でも、最も基本的なものが[[【除去ガジェット】]]である。~
 [[モンスター]]は[[効果]]で調達・通常の[[ドロー]]では[[除去]][[カード]]を補給・豊富な[[除去]][[カード]]で障害を排除し、途切れない[[ビートダウン]]を行う、というのが理想的な展開。~
 安定性が高く、総じてプレイングの難易度も低めの扱いやすい[[デッキ]]である。~

 各種[[ガジェット]]は全て[[レベル]]4であるため、[[ランク]]4の[[エクシーズ召喚]]に繋げやすい。~
 これまでのギミックは全て継承しつつ、好きなタイミングで[[上級モンスター]]クラスの打点を出せるようになった。~
 [[ランク]]4は[[エクシーズモンスター]]の中でも特に[[汎用性]]の高いものが揃っており、【ガジェット】の弱点である[[ステータス]]の低さを容易にカバーできる。~

 [[グリーン>《グリーン・ガジェット》]]・[[レッド>《レッド・ガジェット》]]・[[イエロー>《イエロー・ガジェット》]]の各種[[ガジェット]]の投入枚数によっても、タイプは変わってくる。~
 安定性を重視した2枚ずつか、数を重視した3枚ずつか、投入枚数に応じてそれぞれ「6ガジェ」「9ガジェ」と区別される。~

-[[ガジェット]]の[[効果]]を[[無効]]にする手段が限られる[[環境]]では、コンスタントに[[サーチ]]を行えることから「6ガジェ」の傾向が強く、大量の[[カード]]を[[墓地に溜める>墓地を肥やす]]ことが重要だった[[デッキ]]を除けば「9ガジェ」はあまり見られない。~
-一方、[[《エフェクト・ヴェーラー》]]・[[《マインドクラッシュ》]]・[[《スキルドレイン》]]など、[[ガジェット]][[対策になるカード>メタカード]]を[[メインデッキ]]から[[積む]]ことが多い[[環境]]では、[[手札]]の[[ガジェット]]が1枚という状況は理想的とは言い難く(1枚[[無効]]にされただけで[[サーチ]]の連鎖が止まってしまうため)、「9ガジェ」のほうが主流になる。~
[[無効]]にされることが前提で[[デッキ]]を組む場合は、[[ガジェット]]の枚数が多くても[[デッキ]]枚数を40枚辺りに留めておくとよいだろう。~

**[[デッキ]]の種類 [#a7242faa]
***[[【除去ガジェット】]] [#r6b68c98]
 [[ガジェット]]の[[サーチ]][[効果]]で[[アドバンテージ]]を稼ぎつつ、各種[[除去]][[カード]]で相手をジリ貧に追い込む[[デッキ]]。~
 [[除去]][[デッキ]]の弱点である[[モンスター]]不足と[[ガジェット]]の弱点である[[攻撃力]]の低さを、互いに補い合った形となっている。~
 [[ガジェット]]を使用した[[デッキ]]タイプとしては最もメジャーであり、多くの派生[[デッキ]]が存在する。~
 初期より存在する基本的な[[デッキ]]タイプであるため、[[除去]]要素を含んでいる場合でも単に【ガジェット】とする場合もある。~
 【ガジェット】の名を持つ[[デッキ]]は、多かれ少なかれ、この[[【除去ガジェット】]]の要素を持っていると言える。~

***[[【代償ガジェット】]] [#mf46b23a]
 [[《血の代償》]]と[[ガジェット]]の[[シナジー]]を活かし、大量展開によって[[1ターンキル]]を狙った[[デッキ]]。~
 [[【除去ガジェット】]]と比べると安定性は失われるかわりに一瞬の爆発力を得られる。~
 [[ガジェット]]を使用した[[デッキ]]の中では最も古いタイプである。~
// [[エクシーズ召喚]]の登場により大幅に強化され、再び主流に返り咲きつつある。~

***【緊テレガジェット】 [#sb2ac337]
 [[《緊急テレポート》]]と対応する[[サイキック族]][[チューナー]]を投入し、[[シンクロ召喚]]を取り入れたタイプ。~
 [[チューナー]]には主に[[《クレボンス》]]や、[[ナチュル]]の[[シンクロモンスター]]が扱える[[《サイコ・コマンダー》]]・[[《サイコジャンパー》]]等が採用される。~
 [[シンクロ召喚]]により[[ガジェット]]に不足しがちな[[攻撃力]]を補うことができるが、状況に応じた[[シンクロ召喚]]をするのは難しい。~

***[[【コアガジェット】]] [#cba9f11c]
 [[《サモンチェーン》]]・[[《歯車街》]]・[[《トラゴエディア》]]・[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]等を採用した[[コンボ]]性の高い[[デッキ]]。~
 従来の[[ガジェット]]には無かった独特の[[デッキ]]タイプ。~

***【マシンガジェット】 [#t3c76d0b]
 [[《マシンナーズ・フォートレス》]]と[[ガジェット]]の[[シナジー]]を活かして作られた[[デッキ]]。~
 [[ストラクチャーデッキ−マシンナーズ・コマンド−]]のテーマでもある。~
 [[機械族]][[サポートカード]]の共有の他、[[《マシンナーズ・ギアフレーム》]]が[[ガジェット]]に似た[[効果]]を持ち、[[手札]]に[[機械族]]が貯まる[[ガジェット]]の性質が[[《マシンナーズ・フォートレス》]]と[[シナジー]]している。~
 [[【マシンナーズ】]]の項も参照。~

**[[デッキ]]の変遷 [#de0e61b2]
 2004年3月に[[LIMITED EDITION 6>LIMITED EDITION#LE6]]の情報が出たころから[[ガジェット]]と[[《血の代償》]]との[[シナジー]]が話題になっていた。~
 しかし当時は[[【カオス】]]全盛期であり、[[地属性]]である[[ガジェット]]は注目されなかった。~

 その後、半年以上経った2005年4月頃に[[【代償ガジェット】]]がインターネット上に姿を現し、それからやや遅れて[[【除去ガジェット】]]が台頭。~
 [[【変異カオス】]]の最盛期とも言える時期に登場し、一気に[[メタデッキ]]へ登りつめた。~
 その後、[[07/09/01>禁止・制限カード/2007年9月1日]]にて[[ガジェット]]3種が[[準制限カード]]に指定されるが、[[08/03/01>禁止・制限カード/2008年3月1日]]にて[[ガジェット]]全てが[[無制限カード]]に緩和され、各種【ガジェット】は復活を遂げた。~

 第6期には、[[シンクロモンスター]]の登場により、[[【コアガジェット】]]のような[[シンクロ召喚]]を交えた構築も誕生した。~
 しかし、[[ガジェット]]自体が[[メタデッキ]]の[[下級モンスター]]としては打点に劣り、[[《スキルドレイン》]]にも弱い点から第6期前半〜中盤まではこれまでに比べてさほど実績を残せなかった。~
 初期の[[シンクロ召喚]]による圧倒的な[[環境]]の高速化についていけなかったとも言える。~

 その後、[[《マシンナーズ・フォートレス》]]が登場し、課題であった[[攻撃力]]の低さと[[手札]]でだぶついた[[ガジェット]]の処理が一度に解決した。~
 [[《地砕き》]]の[[制限解除]]も手伝い、第7期には再びトーナメントシーンで見られる[[デッキ]]へと復権を果たした。~
 第7期の半ばに[[マスタールール2]]に時代が移り、[[エクシーズ召喚]]の登場によってさらなる強さを得た。~
 特に[[【代償ガジェット】]]においては、[[《血の代償》]]を止められなければほぼ勝負が決まるという爆発力を得ることになった。~
 それを後押しするように[[《ブリキンギョ》]]や[[《ギアギガント X》]]が登場し、戦略の柔軟性が格段に増した。~

 第8期頃からは、この[[デッキ]]よりも[[アドバンテージ]]を得ながら切札を展開する[[デッキ]]が徐々に増えた。~
 また、[[【テラナイト】]]が登場したことで、[[レベル]]4の[[ビートダウン]]としては、[[ガジェット]]の代わりとして使用されることが多くなった。~
 そのため、第7期まで長い間[[メタ]]の一角に食い込み続けたこの[[デッキ]]は、[[環境]]から姿を消すこととなった。~
//当時からそのようなデッキは多数存在し、またデッキ自体を上位互換と位置づけるのは難しく、直接的な理由にはならないかと思われます
//いくらなんでもメタの一角にいるは無理があります。完全に8期からのインフレにおいてかれたデッキ。
//そうは思うのですが、文章がちょっと気になって…取りあえず少し修正します

**代表的なカード [#e8fd818a]
-[[《グリーン・ガジェット》]]
-[[《レッド・ガジェット》]]
-[[《イエロー・ガジェット》]]

**サンプルレシピ [#x397f4f0]
-【マシンガジェット】~
10.07.03 日本代表最終選考会(西日本)日本代表~
http://ocg.xpg.jp/deck/deck.fcgi?ListNo=659

-【代償ガジェット】~
11.07.16 2011年度日本代表選考会 ベスト16~
http://duel-entrance-deck.seesaa.net/article/215160062.html

-【TGガジェット】~
11.07.16 2011年度日本代表選考会 代表~
http://duel-entrance-deck.seesaa.net/article/215157806.html

-【マシンナーズ&ガジェット】~
「かーどビング通信」デッキレシピサンプル~
http://www.yugioh-card.com/japan/topics/?20121221~

**関連リンク [#cee5c0ac]
-[[【除去ガジェット】]]
-[[【代償ガジェット】]]
-[[【コアガジェット】]]
-[[【地属性】]]
-[[【機械族】]]

-[[デッキ集]]