*【ギア・フリード】 [#scf5dd81]
*【ギア・フリード】 [#pff42eab]

#contents
**[[デッキ]]の概要 [#n71ef02d]
 [[《強奪》]]されない・[[《堕落》]]しない[[戦士族]]代表、[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]を中心に戦う[[コンボ]][[デッキ]]。~
 だが、[[《強奪》]]は現在[[禁止カード]]である。~
 このデッキでは中心となる[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]がさほど[[腐る]]ことはないため、コンボデッキの中では比較的扱いやすい。

**デッキの概要 [#rded898c]
 [[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]の[[効果]]を活用する[[コンボ]][[デッキ]]。~
 [[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]自体も[[腐りにくく>腐る]]、[[コンボ]][[デッキ]]としては安定性が高い。

 《鉄の騎士 ギア・フリード/Gearfried The Iron Knight》
 効果モンスター
 星4/地属性/戦士族/攻1800/守1600
 このカードに装備カードが装備された時、その装備カードを破壊する。

 このカードが活躍したのは、まさに[[《強奪》]]をされないことと、十分な[[攻撃力]]1800であるが故である。~
 しかし、真に凶悪さを発揮させたのは[[《蝶の短剣−エルマ》]]との[[コンボ]]であった。~
 あまりにも惨い[[コンボ]]であるが故[[《蝶の短剣−エルマ》]]は[[禁止カード]]となるが、[[装備カード]]を[[破壊]]できるその[[効果]]は依然として有効に利用することが可能。~
 現在では以下に紹介される、[[《盗人の煙玉》]]や[[《鎖付き爆弾》]]との[[コンボ]]を核にして戦闘を行うことになる。~
 [[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]との[[コンボ]]で、[[《盗人の煙玉》]]は[[ノーコスト>コスト]]の[[《押収》]]、[[《鎖付き爆弾》]]は[[ノーコスト>コスト]]の[[《サンダー・ブレイク》]]となる。~
 直接的な[[アドバンテージ]]はないが、状況に適した[[カード]]を[[捨てさせる>捨てる]]、[[破壊]]することで、少しずつ優位に立つのである。~

**基本戦術 [#u6b4cd6b]
 [[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]との[[コンボ]]で、[[《盗人の煙玉》]]はノーコストの[[《押収》]]、[[《鎖付き爆弾》]]はノーコストの[[《サンダー・ブレイク》]]として働かせることが出来る。~
 上記の[[コンボ]]はあまりパッとしないかもしれないが、[[ハンデス]]で捨てるカード、フィールド上の[[破壊]]するカードを選べると言うのは他には無い利点である。~
 この小さな利点をどう生かすかがポイントとなる。~
 一つ一つの[[コンボ]]の小さな積み重ねが「見えない[[アドバンテージ]]」を稼ぐのだ。~
 直接的な[[アドバンテージ]]はないはずではあるが、その場、その状況に適したカードを捨てさせる、[[破壊]]することで、少しずつ優位に立つのである。~
**デッキ構築に関して [#f0540068]
***基本 [#sf073b99]
 [[破壊]]する事で[[メリット]]を生み出す[[《盗人の煙玉》]]、[[《鎖付き爆弾》]]との[[コンボ]]を狙う。~
 しかし、それらがいくら[[手札]]にあっても、肝心の[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]がいなければ意味がない。~
 [[《ダブル・サイクロン》]]等で[[破壊]]する手もあるが、それでは[[フィールド]]を維持できない。~
 [[《増援》]]による[[サーチ]]と、[[《戦士の生還》]]による[[サルベージ]]は必須となる。~

**[[デッキ]]構築に関して [#l39ca374]
***基本は[[【戦士族】]] [#fb83d485]
 [[コンボ]]カードである[[《盗人の煙玉》]]、[[《鎖付き爆弾》]]がいくら手札にあっても、[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]がいなければあまり意味がない。~
 そのためサーチ役である[[《増援》]]と、サルベージ役である[[《戦士の生還》]]は必須カードとなる。~
 となれば、採用するモンスターも自ずと決まってくる。~
 [[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]は勿論、[[《切り込み隊長》]]や[[《コマンド・ナイト》]]は[[戦士族]]の優秀な[[下級モンスター]]であるため無理なく投入できるだろう。~
 [[《不死武士》]]を採用すればこちらの[[モンスター]]を絶やすことなく[[除去]]を行うことも出来る。~
 [[戦士族]]ではないが[[コンボ]]専用である[[《盗人の煙玉》]]を腐らせないために[[《サイバー・レイダー》]]を採用するのも悪くない。~
 このため、基本的には[[【戦士族】]]寄りの構築をする事となる。~
 [[《切り込み隊長》]]や[[《コマンド・ナイト》]]は優秀な[[下級モンスター]]であり、無理なく投入できる。~
 [[《不死武士》]]があれば、[[モンスター]]を絶やすことなく[[除去]]を狙える。~
 [[戦士族]]に[[地属性]]が多い点に注目し、[[【地属性】]]のギミックを取り入れるのも有用。~
 [[コンボ]]専用である[[《盗人の煙玉》]]を腐らせないために[[《サイバー・レイダー》]]を採用するのも悪くない。~

 [[上級モンスター]]については特に[[戦士族]]に絞らなければいけないということもない。~
 [[戦士族]]枠で考えるなら、[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]をはじめあらゆる下級[[戦士族]]をサーチできる[[《無敗将軍 フリード》]]は入れておきたい。~
 また、[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]以外に上記の[[装備カード]]と[[コンボ]]できる[[《光帝クライス》]]は非常に優秀で、大きな[[アドバンテージ]]差を広げることもできる。~
 [[《鎖付き爆弾》]]なら[[《光帝クライス》]]の[[効果]]に[[チェーン]]して[[《光帝クライス》]]に装備すればよく、[[《盗人の煙玉》]]なら[[相手]][[モンスター]]にも装備できる。~
 そのほかは特にこれといって必要だというカードは無いが、[[《天空騎士パーシアス》]]等の優秀なモンスターを[[《鎖付き爆弾》]]で強化したり、その[[《鎖付き爆弾》]]を[[《氷帝メビウス》]]で破壊する、といった運用もできることは頭に入れておこう。~
 [[上級モンスター]]については特に[[戦士族]]に拘る必要はない。~
 [[戦士族]]枠で考えるなら、あらゆる[[下級>下級モンスター]][[戦士族]]を[[サーチ]]できる[[《無敗将軍 フリード》]]は入れておきたい。~
 また[[《光帝クライス》]]も有用で、その[[効果]]で[[装備カード]]を[[破壊]]しつつ[[アドバンテージ]]を付けられる。~
 [[《氷帝メビウス》]]でも同様の事が狙え、[[ハンド・アドバンテージ]]が稼げない代わりに、[[攻撃]]権は失わない。~
 もちろん、これらの[[モンスター]]を[[装備カード]]で[[強化]]していく手もある。

***応用 [#w7da3bee]
***応用 [#a1630edb]
 [[コンボ]]に関わらない[[《融合武器ムラサメブレード》]]等の[[装備カード]]を入れて、[[《ギルフォード・ザ・レジェンド》]]を採用する手もある。~
 その際は、[[《盗人の煙玉》]]等も数を減らし、代わりに[[《アームズ・ホール》]]を入れても良いだろう。~
 ただし、不用意に[[魔法・罠カード]]を増やしても、[[手札事故]]にしかならない事は忘れないようにしたい。~

 完全な[[コンボ]]カードである[[《盗人の煙玉》]]は事故の元となる。~
 そこで、[[《盗人の煙玉》]]については1〜2枚程度に抑え、[[《アームズ・ホール》]]を利用するという手もある。~
 [[《アームズ・ホール》]]を多めに入れ、他の装備カードも複数枚使用する場合、[[《ギルフォード・ザ・レジェンド》]]の投入も考えてみよう。~
 [[装備カード]]の中でおすすめは、[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]にも装備可能な[[《融合武器ムラサメブレード》]]。~
 装備カード大量搭載型で攻めるデッキにするならば3枚積みでもよい。~
 その他の[[装備カード]]も数枚入れて構わないが、あまり搭載しすぎると本来のデッキコンセプトを失いかねない。~
 むしろ下手に[[装備魔法]]ばかり入れていると[[手札事故]]の要因となる。~
 逆に[[《盗人の煙玉》]]を3枚積みし、[[ハンデス]][[デッキ]]とする手もある。~
 [[《盗人の煙玉》]]で得た情報を元に、[[《マインドクラッシュ》]]や[[《首領・ザルーグ》]]で次々と[[手札破壊]]を行っていくのである。~
 その他 [[《追い剥ぎゴブリン》]]も相性が良い。

 [[ハンデス]]デッキとして運用したいのなら、逆に[[《盗人の煙玉》]]を3枚積みする。~
 それだけではなく、[[《盗人の煙玉》]]で得た情報を元に[[《マインドクラッシュ》]]を使って手札破壊力を強化する。~
 [[《魂を削る死霊》]]や[[《首領・ザルーグ》]]も使い、[[ビートダウン]]でありながら[[ハンデス]]もこなすというデッキに仕立て上げることも可能。~
 その他 [[《追い剥ぎゴブリン》]]あたりも相性が良い。

 [[《拘束解除》]]を積むとなると、どうも[[ディスアドバンテージ]]が目立つので、[[《剣聖−ネイキッド・ギア・フリード》]]は無理に採用する必要は無い。~
 ただ、[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]は[[《増援》]]や[[《戦士の生還》]]で[[手札]]に加え易いため、絶望的に[[召喚]]し難いわけではない。~
 [[《剣聖−ネイキッド・ギア・フリード》]]は無理に採用する必要は無い。~
 [[《拘束解除》]]のためにスロットが必要となり、そうまでして[[特殊召喚]]しても[[除去]]されては意味がないためである。
 ただ、[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]と[[サポートカード]]を共用でき、絶望的に[[召喚]]し難いわけではない。~~
 [[《神剣−フェニックスブレード》]]を使えば[[《放浪の勇者 フリード》]]に近い活躍ができる。~
 攻撃も通らずに[[除去]]されると[[手札]]消費が激しいので、[[《我が身を盾に》]]等で守るのも有効。~
 [[《ダブル・サイクロン》]]を使えば[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]なしで[[《盗人の煙玉》]]や[[《鎖付き爆弾》]]を有効活用できる。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#x4b5ea10]
 やはり[[コンボ]][[デッキ]]のため、安定度が低いというところか。~
 また、[[《盗人の煙玉》]]も[[《鎖付き爆弾》]]も、言ってしまえば[[1:1交換]]な為に、相手のカードの数が尽きている頃はこちらも同じような状況になりがちである。~
***無限ループ [#y887fb95]
 [[《蝶の短剣−エルマ》]]を[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]に装備する事で、延々に[[サルベージ]]を行える[[無限ループ]]が発生する。~
 ここから、[[《王立魔法図書館》]]による無限[[ドロー]]や、[[《魔法吸収》]]による無限[[回復]]など、様々な[[コンボ]]が生まれた。~
 詳しくは、[[《蝶の短剣−エルマ》]]のページを参照のこと。

 相手の行動に対して柔軟な対応が難しい点も上げられる。~
 [[《鎖付き爆弾》]]ならまだしも、[[《盗人の煙玉》]]は完全に[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]との[[コンボ]]でしか活躍できないのである。~
 この[[デッキ]]は、相手が行動する前にそれを封殺する、言ってしまえば[[コントロール]]のような[[デッキ]]であり、相手の自由な行動を許すわけにはいかないのである。~
 なお、現在この[[コンボ]]は[[《蝶の短剣−エルマ》]]が[[禁止カード]]となり、不可能である。

 更に加筆すると、理論上[[【スタンダード】]]に弱い。~
 このデッキは、[[《盗人の煙玉》]]と[[《鎖付き爆弾》]]で、相手の手札に眠るキーカードや危険因子、もしくは現在フィールドを制圧するカードを着実に破壊していきたいのである。~
 しかし、[[汎用性]]の高いカードのみを集めた[[【スタンダード】]]には、キーカードや爆発力をもったカードはあまり搭載されていない。~
 つまり、例え相手の強力カードを破壊したところで、「何を引いても戦える」がコンセプトのデッキ相手には大きな痛手を与えられないのである。
**他デッキとの混合 [#kde13fe0]
***[[【ベン・ケイ1キル】]] [#tfd23f75]
 [[装備魔法]]を大量に積んだ[[【ベン・ケイ1キル】]]と混合させることで[[《剣聖−ネイキッド・ギア・フリード》]]もうまく活躍できる。~
 しかし、安定度は極限まで落ち、構築・プレイングの難しい[[デッキ]]となる。~
 だが特定[[カード]]さえ揃えば爆発力は凄まじく、爽快な勝利をもたらしてくれる。

**他[[デッキ]]との混合 [#g2b64d27]
***[[【地属性】]] [#u7ea1267]
 [[《ガイアパワー》]]の存在から、無理なくこちらへ移行することが出来る。~
 基本に忠実に[[地属性]]・[[戦士族]]のモンスターで攻めるもよし、[[【地属性】]]に習って力のあるモンスターで押し切るもよし。~
 [[《鎖付き爆弾》]]で邪魔なカードを[[破壊]]し、[[地属性]]を代表する高[[攻撃力]][[モンスター]]で攻撃を叩き込む様はまさに圧巻である。
***[[【クライスターボ】]] [#z8c49b24]
 [[《光帝クライス》]]との相性の良さは[[前述>#fb83d485]]の通り。~
 [[1:1交換]]を基本とするため、【ギア・フリード】の「[[カード]]切れしやすい」という欠点を[[《光帝クライス》]]の[[ドロー]][[効果]]で解消できる。~
 [[《アームズ・ホール》]]や[[蘇生]][[カード]]で[[《光帝クライス》]]を呼び戻せば、[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]で処理できなかった[[装備カード]]も片付けられる~

***[[【ベン・ケイ1キル】]] [#v216c636]
 [[装備魔法]]を大量に積んだ[[【ベン・ケイ1キル】]]と混合させることで[[《剣聖−ネイキッド・ギア・フリード》]]もうまく活躍できる。~
 しかし、安定度は極限まで落ちることになるだろう。~
 上にも書いた「見えない[[アドバンテージ]]」などもはや無関係に等しい存在。超上級者向けの[[デッキ]]となる。~
 だが、安定しないということは特定カードさえ揃えばその分爆発力は凄まじく上昇し、格好のいい勝利をもたらしてくれる。
**このデッキの弱点 [#q0ccb7fe]
 [[コンボ]][[デッキ]]のため、安定度が低く、また柔軟な行動も取りにくい。~
 また、[[《盗人の煙玉》]]も[[《鎖付き爆弾》]]も、言ってしまえば[[1:1交換]]である。~
 相手の[[カード]]の数が尽きている頃はこちらも同じような状況になりがちである。~
 むしろ、[[コンボ]]ができる状況が整わず、押し切られれてしまう事も少なくはない。

***[[【クライスターボ】]] [#j9e0d766]
 [[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]との[[コンボ]]カードに使える[[装備カード]]は[[《光帝クライス》]]と非常に相性がいい。~
 [[1:1交換]]を基本とするため、【ギア・フリード】の「カード切れしやすい」という欠点を[[《光帝クライス》]]のドロー効果で解消することができる。~
 また、[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]がフィールド上に出せなくなったとしても、[[《アームズ・ホール》]][[《早すぎた埋葬》]]でしつこく[[《光帝クライス》]]を呼び戻すことで、腐ってしまった[[装備カード]]を難なく処理できるだろう。~
 現在[[《早すぎた埋葬》]]は[[禁止カード]]となっているが[[《D・D・R》]]での代用も利く。~
 [[除外]]手段は[[《神剣−フェニックスブレード》]]が使えるので問題ないだろう。
 また[[相手]]の行動を制御するのが主目的であるため、「何を引いても戦える」をコンセプトとした[[【スタンダード】]]とは相性が悪い。

**代表的なカード [#v39b5409]
**代表的なカード [#s3fe4c0b]
-[[《鉄の騎士 ギア・フリード》]]
-[[《鎖付き爆弾》]]
-[[《盗人の煙玉》]]

**関連リンク [#qe781855]
**関連リンク [#fa3e569d]
-[[デッキ集/各種のデッキ]]