カードの効果によって相手に大量にドローをさせ、《グリード》による大ダメージを狙うバーンデッキ。
2枚ドローさせるだけでダメージは《デス・メテオ》に並び、回転さえすれば1ターンキルに達する事もありうる。
また相手にドローさせるデメリットを持つモンスターはステータスが高いものが多く、ビートダウンの要素も入れやすい。
ただし、相手にドローさせる事は、それだけで相手の戦略の幅を広げる危険な事である。
どのようにそのデメリットを回避するかがプレイヤーの腕の見せ所だろう。
《グリード/Greed》 永続罠 カードの効果でドローを行ったプレイヤーは、そのターンのエンドフェイズ終了時に カードの効果でドローしたカードの枚数×500ポイントダメージを受ける。
《グリード》の効果を補佐するために、相手にドローさせるカード、手札交換させるカードを中心に採用する。
しかし、それでは前述の通り、相手にハンド・アドバンテージを与えるだけの結果になりうる。
そのハンド・アドバンテージを利用できるカードも併用し、相手に反撃のチャンスを与えないようにしたい。
《グリード》を素早く発動し、ビートダウンしつつ相手に大量にドローさせればいいだけなのだが、これが意外と難しい。
相手のドローしたカードに魔法・罠除去カードが含まれている可能性もあるのだ。
「折角相手に大量にドローさせて致命傷を与えるハズだったのに、《サイクロン》をカウンターできなかった」では笑えない。
そのため、できるだけドローさせるのは自分のターンで行ったほうがいいだろう。
ただし《サイクロン》やカウンター罠等を大量に伏せられると目も当てられないが。
罠カードの比率が大きいので、当然《人造人間−サイコ・ショッカー》・《王宮のお触れ》に弱い。
永続カードがキーカードなので、魔法・罠除去にも弱い。
また、バーンには珍しくロックにも弱くなりがちであり、更には《神の恵み》を張られると折角の《グリード》が腐ってしまう。
これらのカードは《魔宮の賄賂》でカウンターするか、《光帝クライス》で素早く除去したい。
攻撃力の高いモンスターが多いため、《デス・ウォンバット》はそこまで気にする必要はない。
同時に、このカード自身を引き当て、なおかつ維持しつづけなければならないことは強い不安定さを残す。
もちろん《次元幽閉》などの攻撃反応型除去カード等には気を付けないとならないが。
手札交換カードを多く使うので、マッチ戦では相手に《ハネワタ》等のバーンメタをドローする機会を与えてしまう事になり苦戦が強いられる。