*【グリードバーン】 [#b3c9062d] #contents **[[デッキ]]の概要 [#o350d1e8] [[カードの効果]]によって[[相手]]に大量に[[ドロー]]をさせ、[[《グリード》]]による大[[ダメージ]]を狙う[[バーン]][[デッキ]]。~ 2枚[[ドロー]]させるだけで[[ダメージ]]は[[《デス・メテオ》]]に並び、[[回転]]さえすれば[[1ターンキル]]に達する事もありうる。~ また[[相手]]に[[ドロー]]させる[[デメリット]]を持つ[[モンスター]]は[[ステータス]]が高いものが多く、[[ビートダウン]]の要素も入れやすい。~ ただし、[[相手]]に[[ドロー]]させる事は、それだけで[[相手]]の戦略の幅を広げる危険な事である。~ どのようにその[[デメリット]]を回避するかが[[プレイヤー]]の腕の見せ所だろう。 《グリード/Greed》 永続罠 カードの効果でドローを行ったプレイヤーは、そのターンのエンドフェイズ終了時に カードの効果でドローしたカードの枚数×500ポイントダメージを受ける。 **[[デッキ]]構築に際して [#lf944dbb] [[《グリード》]]の[[効果]]を補佐するために、[[相手]]に[[ドロー]]させる[[カード]]、[[手札交換]]させる[[カード]]を中心に採用する。~ しかし、それでは前述の通り、[[相手]]に[[ハンド・アドバンテージ]]を与えるだけの結果になりうる。~ その[[ハンド・アドバンテージ]]を利用できる[[カード]]も併用し、[[相手]]に反撃のチャンスを与えないようにしたい。 ***[[モンスターカード]]について [#h5912a54] -[[《不幸を告げる黒猫》]]~ この[[デッキ]]の[[キーカード]]である[[《グリード》]]を[[サーチ]]する。~ 後述の[[《封印の黄金櫃》]]に[[汎用性]]では劣るが、速効性では勝る。~ [[《グリード》]]が必要ない時は、[[《攪乱作戦》]]や[[《魔宮の賄賂》]]、[[《エンペラー・オーダー》]]等の[[罠カード]]を[[サーチ]]すれば良い。 -[[《闇の仮面》]]~ [[《不幸を告げる黒猫》]]と共に[[《グリード》]]を始めとした各種[[罠カード]]を利用するため、何枚か採用したい。~ [[《D−HERO ディフェンドガイ》]]や[[《深淵の暗殺者》]]等の[[闇属性]][[モンスター]]が多いため、[[《ダーク・バースト》]]の[[サルベージ]]で更なる再利用を狙っても良い。~ -[[《メタモルポット》]]・[[《悪魔の偵察者》]]~ [[《メタモルポット》]]は[[手札交換]]に加え、お互いが2500[[ダメージ]]を受ける強力な[[ダメージ]]ソースとなる。~ [[《悪魔の偵察者》]]は[[相手]]に依存する[[《悪魔の調理師》]]と違い安定して[[ドロー]]強要ができるが、[[相手]][[ターン]]中に[[相手]]のみが[[ドロー]]する事になりやすいので注意。 -[[《悪魔の調理師》]]~ [[攻撃力]]は1800と若干物足りないものの、[[ドロー]]させる枚数は多い。 -[[《ジャンク・コレクター》]]~ [[《グリード》]]と非常に相性のいい[[《攪乱作戦》]]を[[墓地]]から[[発動]]できる。~ [[《攪乱作戦》]]が無い場合でも[[《異次元からの帰還》]]や[[《仕込みマシンガン》]]等の[[通常罠]]が[[墓地]]にあれば、[[相手]]の[[ライフ]]を削る助けになる。~ 上の[[《闇の仮面》]]とは相性が悪いので、採用するならどちらかを選んで投入する事になる。~ [[上級モンスター]]なのでやや扱いづらいが、[[攻撃力]]が低いので[[《シャインエンジェル》]]や[[《カオスエンドマスター》]]などで[[リクルート]]可能。~ [[《シャインエンジェル》]]からは[[相手]]の[[手札]]を増やす事ができる[[《大盤振舞侍》]]と[[《N・グロー・モス》]]、[[相手]][[ターン]]をやり過ごすための[[《サイバー・ヴァリー》]]なども[[リクルート]]できる。 -[[《電動刃虫》]]・[[《D−HERO ディフェンドガイ》]]~ [[相手]]に[[ドロー]]させる[[デメリット]][[モンスター]]の中でも、とりわけ高い[[ステータス]]を持つ。~ 前者は並の[[アタッカー]]はものともせず、[[上級モンスター]]とも[[相打ち]]になりうる。~ 後者は[[《冥府の使者ゴーズ》]]の[[攻撃]]をも受けきる。 -[[《N・エア・ハミングバード》]]・[[《デス・コアラ》]]~ 増加した[[相手]]の[[手札]]を利用できる。~ [[ライフ回復]]に意味が見出せないのであれば、[[《グリード》]]と[[効果]]が相乗する[[《デス・コアラ》]]の方が扱いやすいか。~ -[[《ライオウ》]]~ [[相手]]の豊富な[[手札]]を活かした[[サーチ]]や[[特殊召喚]]をけん制できる。~ [[自分]]が主に狙うのは[[ドロー]]なので[[効果]]が干渉せず、[[《不幸を告げる黒猫》]]や[[《闇の仮面》]]、[[《封印の黄金櫃》]]とも共存できる。~ -[[《光帝クライス》]]~ [[召喚]]したターン[[攻撃]]できない[[デメリット]]こそあるものの、[[攻撃力]]2400を持ち、厄介な[[カード]]を[[破壊]]できる[[効果]]が魅力。~ [[破壊]]後の[[ドロー]]は[[任意効果]]なので[[相手]]が[[ドロー]]するとは限らないが、その場合でも[[1:1交換]]以上の[[除去]]となり、効率がよい。 -[[サイレント・ソードマン]]~ いくつかの[[カード]]と[[シナジー]]があるので、扱いやすい。~ [[《サイレント・ソードマン LV3》]]は[[ステータス]]の似た[[《ジャンク・コレクター》]]とサポートを共用できる。~ レベルアップ時には[[LV]][[モンスター]]を[[墓地に送る]]ので、[[《レベル調整》]]の[[発動]]条件を満たすことができる。~ また、[[戦士族]]が[[墓地]]に溜まりやすくなれば[[《神剣−フェニックスブレード》]]を[[《D・D・R》]]の[[コスト]]にあてつつ、[[除外]]されている[[《光帝クライス》]]や[[《ジャンク・コレクター》]]の再利用が可能になる。 -[[バウンス]][[効果]]を持つ[[モンスター]]~ 直接的な[[ダメージ]]にはならないが、[[相手]]の[[手札]]を増やす事ができるので[[《攪乱作戦》]]や[[《手札抹殺》]]との[[コンボ]]に繋げる事ができる。~ [[《ペンギン・ソルジャー》]]や[[《N・グラン・モール》]]、[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]等が扱いやすい。~ 特に[[《氷結界の龍 ブリューナク》]]は[[自分]]の[[手札]]が反比例し減っていくので、[[《手札抹殺》]]での自滅を予防できて相性がいい。~ ただし、この[[デッキ]]では[[シンクロ召喚]]はやや取り入れ難いので、採用する[[チューナー]]には気を配りたい。 ***[[魔法・罠カード]]について [#qe6a8ba5] -[[《封印の黄金櫃》]]~ [[コンボ]][[デッキ]]では定番の汎用[[サーチ]][[カード]]。~ この[[デッキ]]では、[[《不幸を告げる黒猫》]]と同様の働きを期待できる。~ ただでさえ[[魔法・罠除去]]対策に手一杯になるので、[[《タイムカプセル》]]の使用はおすすめできない。 -[[《皆既日蝕の書》]]~ [[攻撃]]を防いだり、厄介な[[永続効果]]を[[無効]]にしつつ、最大2500もの[[ダメージ]]を与えられる。~ [[相手]]の[[手札]]が多い状態を作れるので、[[《攪乱作戦》]]や[[《手札抹殺》]]での[[ダメージ]]増加が見込める。 -[[《手札抹殺》]]・[[《手札断殺》]]~ [[《攪乱作戦》]]とは違い[[相手]]の[[墓地を肥やす]]事になるが、その代わり即効性があるため[[自分]]の[[ターン]]内で決着をつけるのに向いている。~ [[《魔法石の採掘》]]や[[《連続魔法》]]での連続[[発動]]を狙い、[[1ターンキル]]を目指すのも悪くない。~ -[[《カップ・オブ・エース》]]~ やや不安定ではあるが、この[[デッキ]]では[[《デス・メテオ》]]か[[《強欲な壺》]]へとなりうる。~ -[[《ファイヤー・ソウル》]]~ [[炎族]][[モンスター]]を用意する必要はあるが、[[《グリード》]]がない状態でも[[ダメージ]]を与えられる上、[[デッキ]]を圧縮できる。~ -[[《魔宮の賄賂》]]・[[《エンペラー・オーダー》]]~ [[《グリード》]]を[[除去]]から守りつつ相手に[[ドロー]]させられる。~ -[[《攪乱作戦》]]~ [[相手]]の[[手札]]を増やさず大[[ダメージ]]を狙え、[[《グリード》]]が無くても[[相手]]の[[《融合》]]等を妨害することもできる。 -[[《奇跡の軌跡》]]~ [[《電動刃虫》]]を[[強化]]しつつ、[[相手]]への[[ドロー]]強要と[[モンスター除去]]が期待できる。~ -[[《強制脱出装置》]]・[[《ポルターガイスト》]]~ [[バウンス]]は[[《攪乱作戦》]]や[[《手札抹殺》]]と相性が良い。~ -[[《大暴落》]]~ 他の[[カード]]との[[シナジー]]は今一つだが、[[相手]]の[[ハンド・アドバンテージ]]を一気に削れる。~ ただしタイミングが限られてくるため入れすぎないように。~ //-[[《死のデッキ破壊ウイルス》]]~ //[[ドロー]]した[[カード]]を次々[[破壊]]し、まさに[[デッキ破壊]]を行える。~ //[[《D−HERO ディフェンドガイ》]]や[[《不幸を告げる黒猫》]]等の存在から、媒体にも困らない。~ **戦術 [#c02babcb] [[《グリード》]]を素早く[[発動]]し、[[ビートダウン]]しつつ[[相手]]に大量に[[ドロー]]させればいいだけなのだが、これが意外と難しい。~ [[相手]]の[[ドロー]]した[[カード]]に[[魔法・罠除去]][[カード]]が含まれている可能性もあるのだ。~ 「折角[[相手]]に大量に[[ドロー]]させて致命傷を与えるハズだったのに、[[《サイクロン》]]を[[カウンター]]できなかった」では笑えない。~ そのため、できるだけ[[ドロー]]させるのは[[自分]]の[[ターン]]で行ったほうがいいだろう。~ ただし[[《サイクロン》]]や[[カウンター罠]]等を大量に伏せられると目も当てられないが。~ **この[[デッキ]]の弱点 [#b9262c20] [[罠カード]]の比率が大きいので、当然[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]・[[《王宮のお触れ》]]に弱い。~ [[永続カード]]が[[キーカード]]なので、[[魔法・罠除去]]にも弱い。~ また、[[バーン]]には珍しく[[ロック]]にも弱くなりがちであり、更には[[《神の恵み》]]を張られると折角の[[《グリード》]]が腐ってしまう。~ これらの[[カード]]は[[《魔宮の賄賂》]]で[[カウンター]]するか、[[《光帝クライス》]]で素早く[[除去]]したい。~ [[攻撃力]]の高い[[モンスター]]が多いため、[[《デス・ウォンバット》]]はそこまで気にする必要はない。~ 同時に、このカード自身を引き当て、なおかつ維持しつづけなければならないことは強い不安定さを残す。~ もちろん[[《次元幽閉》]]などの[[攻撃]]反応型[[除去]][[カード]]等には気を付けないとならないが。 [[手札交換]][[カード]]を多く使うので、[[マッチ]]戦では[[相手]]に[[《ハネワタ》]]等の[[バーン]][[メタ]]を[[ドロー]]する機会を与えてしまう事になり苦戦が強いられる。 **代表的なカード [#s17f6924] -[[《グリード》]] **関連リンク [#pb833b89] -[[ドロー]] -[[効果ダメージ]] -[[バーン]] -[[火力]] -[[デッキ集]]