ガジェットに《トラゴエディア》《緊急テレポート》《歯車街》《サモンチェーン》を含んだデッキである。
通称「コアガジェ」「古代ガジェ」。
《歯車街/Geartown》 フィールド魔法 「アンティーク・ギア」と名のついたモンスターを召喚する場合に 必要なリリースを1体少なくする事ができる。 このカードが破壊され墓地に送られた時、自分の手札・デッキ・墓地から 「アンティーク・ギア」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。
《トラゴエディア》 効果モンスター 星10/闇属性/悪魔族/攻 ?/守 ? 自分が戦闘ダメージを受けた時、 このカードを手札から特殊召喚する事ができる。 このカードの攻撃力・守備力は自分の手札の枚数×600ポイントアップする。 1ターンに1度、手札のモンスター1体を墓地へ送る事で、 そのモンスターと同じレベルの相手フィールド上に 表側表示で存在するモンスター1体のコントロールを得る。 また、1ターンに1度、自分の墓地に存在するモンスター1体を選択し、 そのターンのエンドフェイズ時までこのカードは 選択したモンスターと同じレベルにする事ができる。
《緊急テレポート/Emergency Teleport》 速攻魔法(制限カード) 自分の手札またはデッキからレベル3以下の サイキック族モンスター1体を特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターは このターンのエンドフェイズ時にゲームから除外される。
《サモンチェーン/Chain Summoning》 速攻魔法 チェーン3以降に発動する事ができる。 このカードを発動したターン、自分は合計で3回の通常召喚を行う事ができる。 同一チェーン上に複数回同名カードの効果が発動されている場合、 このカードは発動できない。
《ブラック・ローズ・ドラゴン/Black Rose Dragon》 シンクロ・効果モンスター(制限カード) 星7/炎属性/ドラゴン族/攻2400/守1800 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上 このカードがシンクロ召喚に成功した時、 フィールド上に存在するカードを全て破壊する事ができる。 1ターンに1度、自分の墓地に存在する植物族モンスター1体をゲームから除外する事で、 相手フィールド上に存在する守備表示モンスター1体を攻撃表示にし、 このターンのエンドフェイズ時までその攻撃力を0にする
召喚の手数が多い事から《N・グラン・モール》、チェーン稼ぎと除去を兼ねる《魔導戦士 ブレイカー》も優秀である。
また地属性モンスターが多いので《巨大ネズミ》も採用候補。
魔法カードは《歯車街》《ガイアパワー》をサーチするため《テラ・フォーミング》は3積みが必須となる。
上記のフィールド魔法をサーチする他に、アンデット族や《ネクロ・ガードナー》の効果を封じ込める《王家の眠る谷−ネクロバレー》もサイドデッキでは忍ばせておきたい。
また機械族が多数を占めるので《リミッター解除》も同じく必須となる。
罠カードは、必須カードに罠カードが無い点とコンボが邪魔されないための対策、さらにはチェーン稼ぎにも使えるので《王宮のお触れ》は必須だろう。
《邪神の大災害》の追加をするか好みが分かれる所である。
ガジェットを展開しつつ、状況に応じたギミックを使い分けていくのが主な戦術である。
構築には《トラゴエディア》《緊急テレポート》《歯車街》《サモンチェーン》を含ませ、その他非常に多くのギミックを組み込んでいる。
そのためシンクロ召喚で戦ったり、《サモンチェーン》によるガジェットの大量出撃、《ブラック・ローズ・ドラゴン》の効果発動で場を一掃してアドバンテージを確保していく。
万一、その時に《歯車街》があれば《古代の機械巨竜》を特殊召喚することもできる。
またガジェットとの相性の良い《トラゴエディア》や、《歯車街》を組み込んで戦う事もあるため、リリース素材には困らず、そのまま出す可能性も有るため、上級には《古代の機械獣》をいれて構築する事も可能。
罠に頼らない構築なので《王宮のお触れ》を入れることを忘れないようにしたい。
あらゆる状況においてその場に相応しいギミックで戦うので必要カードを引く運、プレイング難度のどちらも非常に高く要求されるデッキであるといえる。
ガジェットに加え《テラ・フォーミング》等、サーチする機会が多いため、《ライオウ》は天敵となる。
また、《虚無魔人》を出された場合、完全に特殊召喚が防がれてしまうため、対処法がほぼなくなる。
特殊召喚に頼らない除去方法は用意しておきたい。
《ライオウ》に対しては《古代の機械獣》や《サイコ・コマンダー》、《トラゴエディア》のコントロール奪取効果等で乗り切りたい。
現在はキーカードであった《緊急テレポート》、《ブラック・ローズ・ドラゴン》がどちらも制限カードに指定されているため、構築は困難と言える。