*【コアガジェット】 [#d8e6d8d1]

#contents

**[[デッキ]]の概要 [#p3471052]
 [[【ガジェット】]]に[[《トラゴエディア》]]・[[《緊急テレポート》]]・[[《歯車街》]]・[[《サモンチェーン》]]を含んだ[[デッキ]]である。~
 従来の[[デッキ]]よりも展開力に優れ、[[アンティーク・ギア]]を採用している事から[[攻撃力]]も高くなっている。~
 反面[[コンボ]]性が高く、常に必要な[[カード]]を引く運と、状況に応じた対応ができるプレイングの両方が要求される。~

 [[デッキ]]名は考案者のハンドルネームに由来しており、他に【コアガジェ】・【古代ガジェ】・【歯車ガジェ】等と呼ばれる。~
 なお、これらは考案者本人が付けた名前ではなく、俗称として広まった名前が定着したものである。~
 また、[[【コアキメイル】]]とは一切関係がない。

 《トラゴエディア/Tragoedia》
 効果モンスター
 星10/闇属性/悪魔族/攻   ?/守   ?
 (1):自分が戦闘ダメージを受けた時に発動できる。
 このカードを手札から特殊召喚する。
 (2):このカードの攻撃力・守備力は自分の手札の数×600アップする。
 (3):1ターンに1度、手札からモンスター1体を墓地へ送り、
 そのモンスターと同じレベルの相手フィールドの
 表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
 その表側表示モンスターのコントロールを得る。
 (4):1ターンに1度、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
 このカードのレベルはターン終了時までそのモンスターと同じになる。

 《ブラック・ローズ・ドラゴン/Black Rose Dragon》
 シンクロ・効果モンスター
 星7/炎属性/ドラゴン族/攻2400/守1800
 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
 このカードがシンクロ召喚に成功した時、フィールド上のカードを全て破壊できる。
 また、1ターンに1度、自分の墓地の植物族モンスター1体をゲームから除外して発動できる。
 相手フィールド上に守備表示で存在するモンスター1体を選択して表側攻撃表示にし、
 エンドフェイズ時までその攻撃力を0にする。

 《歯車街/Geartown》
 フィールド魔法
 「アンティーク・ギア」と名のついたモンスターを召喚する場合に
 必要なリリースを1体少なくする事ができる。
 このカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の手札・デッキ・墓地から
 「アンティーク・ギア」と名のついたモンスター1体を選んで特殊召喚できる。

 《緊急テレポート/Emergency Teleport》
 速攻魔法
 (1):手札・デッキからレベル3以下の
 サイキック族モンスター1体を特殊召喚する。
 この効果で特殊召喚したモンスターは、
 このターンのエンドフェイズに除外される。

 《サモンチェーン/Chain Summoning》
 速攻魔法
 チェーン3以降に発動できる。
 このターン自分は通常召喚を3回まで行う事ができる。
 同一チェーン上に複数回同名カードの効果が発動している場合、
 このカードは発動できない。

**[[デッキ]]構築に際して [#d6dcf185]
***[[モンスターカード]]について [#i3c9f038]
-[[ガジェット]]~
この[[デッキ]]のコアとして、[[《ガイアパワー》]]や[[《リミッター解除》]]等でサポートする。~
[[サーチ]][[効果]]は、[[《トラゴエディア》]]の[[コントロール奪取]][[効果]]・[[攻撃力]]上昇との相性も良い。~
また、[[《古代の機械巨竜》]]に新たに[[効果]]を付与する事も可能である。~
[[《サモンチェーン》]]を採用する場合は大量展開も可能となり、様々な[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]を狙える。~

-[[《カゲトカゲ》]]・[[《魔導戦士 ブレイカー》]]~
前者は[[特殊召喚]]の[[誘発効果]]で、後者は[[魔法・罠除去]]の[[起動効果]]で、[[《サモンチェーン》]]のための[[チェーン]]稼ぎを目的に採用する。~
[[《カゲトカゲ》]]は[[特殊召喚]]した後に、[[ガジェット]]との[[ランク]]4[[エクシーズ召喚]]が狙える。~
[[《魔導戦士 ブレイカー》]]は単体での[[戦闘]]力も悪くなく、[[魔法・罠除去]]によって[[攻撃]]もしかけやすくなる。~

-[[《ギガンテス》]]~
[[地属性]][[モンスター]]が多いので、[[特殊召喚]]しやすい。~
自身の[[モンスター効果]]では、[[《歯車街》]]の[[破壊]]が可能である。~
[[特殊召喚モンスター]]として、[[リリース]]や[[シンクロ素材]]にもなる。~

//-[[《巌征竜−レドックス》]]~
//[[《ギガンテス》]]と同様[[地属性]][[モンスター]]が多いため相性がいい。~
//[[蘇生]][[効果]]により[[1ターンキル]]も狙いやすくなる。~

-[[《トラゴエディア》]]~
この[[デッキ]]の、防御の要である。~
[[手札]]に溜まり易い[[ガジェット]]や[[手札]]からの[[召喚]]が難しい[[《古代の機械巨竜》]]、[[手札]]で[[腐った>腐る]][[《古代の機械獣》]]等を[[コスト]]にする事で[[レベル]]4・6・8を中心に[[コントロール奪取]]を行える。~
また、[[レベル]]を調整する[[効果]]は[[シンクロ召喚]]とも相性が良い。~
[[相手]][[ターン]]で[[特殊召喚]]し、[[アンティーク・ギア]]の[[上級モンスター]]を[[アドバンス召喚]]することも可能である。~

-[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]~
様々な[[コンボ]]の軸となる、[[キーカード]]である。~
[[ガジェット]]や[[レベル]]操作した[[《トラゴエディア》]]と、[[《サイコ・コマンダー》]]の組み合わせで[[シンクロ召喚]]しやすい。~
[[リセット]][[効果]]に[[《歯車街》]]を巻き込めば、[[相手]]を無防備にしつつ、[[《古代の機械巨竜》]]を[[特殊召喚]]できる。~
また[[《サモンチェーン》]]が[[発動]]済みであれば、[[ガジェット]]の連続[[召喚]]に繋げる事ができる。~
どちらも[[《リミッター解除》]]があれば[[1ターンキル]]級の[[ダメージ]]に到達するので、積極的に狙っていきたい。~

-[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]~
同じく[[レベル]]7なので上記の方法で[[シンクロ召喚]]できる。~
[[機械族]]なので[[《リミッター解除》]]で[[攻撃力]]アップが狙え、また[[《トラゴエディア》]]、[[《古代の機械巨竜》]]等の高[[レベル]][[モンスター]]が並びやすいため[[バーン]][[効果]]も期待できる。~

***[[魔法・罠カード]]について [#cb0a67eb]
-[[《歯車街》]]~
[[破壊]]され[[墓地へ送られた]]時、[[《古代の機械巨竜》]]を[[特殊召喚]]できるので、[[相手]]にとってはプレッシャーとなる。~
しかし[[任意効果]]であるため、[[タイミングを逃さない>タイミングを逃す]]よう[[破壊]]する事が条件である。~
[[《サイクロン》]]などの扱いやすい[[魔法・罠除去]]により、確実に[[破壊]]できるようにしたい。~
[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]の[[全体除去]]に巻き込めば[[相手]]の[[カード]]も一掃して[[アンティーク・ギア]]で[[直接攻撃]]が狙える。~
それでも足りなければ、さらに[[《邪神の大災害》]]を採用しても良いだろう。そちらを軸にするなら[[《トゥーン・アンティーク・ギアゴーレム》]]に替えても[[デメリット]]を軽減しやすくなる。~
[[相手]]の[[攻撃宣言]]に対応する形で、[[アンティーク・ギア]]を[[特殊召喚]]できる。~
[[リリース]]を減らす[[効果]]は、強力な[[効果]]を持つ[[《古代の機械獣》]]を[[通常召喚]]したり、各種[[ガジェット]]や[[《トラゴエディア》]]等を[[リリース]]にする事で[[手札]]に余った[[《古代の機械巨竜》]]の[[召喚]]につなげる事ができる。~

--優先的に採用したい[[アンティーク・ギア]]~
[[特殊召喚]]する[[モンスター]]としては、条件内で最も[[攻撃力]]の高い[[《古代の機械巨竜》]]が候補となる。~
同等の[[攻撃力]]の[[《トゥーン・アンティーク・ギアゴーレム》]]も扱いやすい[[効果]]と[[デメリット]]を併せ持ち、少々アクは強めだが有力候補にあがる。~
[[ガジェット]]を[[リリース]]して[[効果]]を得られる[[《古代の機械合成獣》]]も、採用候補である。~
この他[[特殊召喚]]はできないが、[[リリース]]が必要なくなる[[《古代の機械獣》]]を採用しても良いだろう。~

-[[《ガイアパワー》]]~
[[地属性]][[モンスター]]が多いので、無理なく採用できる。~
特に[[《サイコ・コマンダー》]]が[[攻撃力]]2400の[[モンスター]]まで[[戦闘破壊]]できる様になるのは、心強い。~
//また[[《歯車街》]]を発動している状態でこの[[カード]]を[[セット]]すれば、[[《歯車街》]]を[[破壊]]できる。~

-[[《テラ・フォーミング》]]~
[[《歯車街》]]に[[《ガイアパワー》]]と[[キーカード]]になる[[フィールド魔法]]が多いので、それらを[[サーチ]]するために採用する。~
//まずは[[《歯車街》]]を[[サーチ]]し、それを[[破壊]]するため、あるいは[[自分]]の[[モンスター]]を[[強化]]するために[[《ガイアパワー》]]を[[サーチ]]すると良い。~
[[3枚積み>積む]]する場合、他に[[蘇生]][[カード]]や[[《ネクロ・ガードナー》]]への[[メタカード]]として、[[《王家の眠る谷−ネクロバレー》]]を[[サイドデッキ]]に忍ばせておいても良いだろう。~

-[[《緊急テレポート》]]~
[[サイキック族]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]する事で、続けて[[ガジェット]]を[[通常召喚]]し、そのまま[[シンクロ召喚]]できる。~
[[レベル]]7の[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]を[[シンクロ召喚]]する必要があるため、[[レベル]]3の中でも攻撃的な[[《サイコ・コマンダー》]]が優先されるが、防御的な[[《幽鬼うさぎ》]]も[[手札]]に引いても扱いやすく優秀。~
更に[[レベル]]2の[[《クレボンス》]]も採用すると[[シンクロ召喚]]の幅が広くなる。~
また[[《サモンチェーン》]]を採用する場合、[[発動]]の[[トリガー]]としても使用できる。~

-[[《サモンチェーン》]]~
[[発動]]する事で、[[ガジェット]]の[[サーチ]][[効果]]を活かした連続[[召喚]]や、[[アンティーク・ギア]]の[[上級モンスター]]の[[アドバンス召喚]]が可能になる。~
[[ガジェット]]の[[召喚・特殊召喚に成功した]]時の[[効果]]や[[《カゲトカゲ》]]の[[誘発効果]]に、[[《緊急テレポート》]]等の[[速攻魔法]]を[[チェーン]]すれば、それで[[チェーン]]2となり、この[[カード]]も[[発動]]できる。~

-[[《リミッター解除》]]~
[[キーカード]]の多くが[[機械族]][[モンスター]]なので、その[[攻撃力]]を底上げし、[[1ターンキル]]を狙う。~
[[《古代の機械巨竜》]]はもちろんの事、[[ガジェット]]も[[上級モンスター]]クラスの[[攻撃力]]となる。~

-[[《精神操作》]]~
[[相手]][[モンスター]]を[[コントロール奪取]]する事で、[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]に繋げられる。~
[[モンスター除去]]としても有用であり、他の[[モンスター]]の[[攻撃]]を通しやすくなる。~

-[[《王宮のお触れ》]]・[[《トラップ・スタン》]]~
[[必須カード]]に[[罠カード]]がないので、[[相手]]の[[カード]]のみを無力化できる。~
加えて、[[《サモンチェーン》]]のための[[チェーン]]稼ぎにも使える。~

**戦術 [#r9f7b30e]
 [[ガジェット]]を展開しつつ、状況に応じたギミックを使い分けていく。~
 単純に各種[[特殊召喚]]で大型[[モンスター]]を展開する他、[[《サモンチェーン》]]による[[ガジェット]]の大量展開や、[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]の[[リセット]][[効果]]も狙える。~
 [[ガジェット]]と相性の良い[[《トラゴエディア》]]や[[《歯車街》]]を組み込んでいるので[[リリース]]には困らず、[[アドバンス召喚]]を狙いやすい。~

**この[[デッキ]]の弱点 [#d496d703]
 [[ガジェット]]に加え[[《テラ・フォーミング》]]等、[[サーチ]]する機会が多いため、[[《ライオウ》]]は天敵となる。~
 [[《古代の機械獣》]]や[[《サイコ・コマンダー》]]による[[戦闘破壊]]、[[《トラゴエディア》]]の[[コントロール奪取]][[効果]]等で乗り切りたい。~

 また[[特殊召喚]]が軸となるため、それを封じられないよう[[特殊召喚]]に頼らない[[除去]]方法を用意しておきたい。~
 上記の[[カード]]の他、[[《魔導戦士 ブレイカー》]]や[[《サイクロン》]]等の扱いやすいものを使うと良いだろう。~

**この[[デッキ]]の歴史 [#ga9ddf9e]
 [[《トラゴエディア》]]と[[《緊急テレポート》]]が[[制限カード]]にまで指定され、構築が困難になっていた時期もあった。~
 現在は[[《トラゴエディア》]]・[[《緊急テレポート》]]が[[制限解除]]となったため、[[デッキ]]が組みやすくなっている。~
 [[マスタールール3]]では[[フィールド魔法]]の上書きによる[[破壊]]ができなくなったため、[[《歯車街》]]を使う場合は[[全体除去]]を併用する必要が出てきたため、[[弱体化]]した。~

**備考 [#cc8bb29f]
-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sにおいて、ジャンとブレオがアンドレのカードプレイングセンスについて語った際に、イメージとして登場した[[手札]]がこの【コアガジェット】の[[キーカード]]だった。~
ちなみに、登場したのは[[《トラゴエディア》]]・[[《サモンチェーン》]]・[[《レッド・ガジェット》]]・[[《緊急テレポート》]]・[[《サイコ・コマンダー》]]・[[《貪欲な壺》]]の6枚である。~

**代表的なカード [#eacd0fca]
-[[《グリーン・ガジェット》]]
-[[《レッド・ガジェット》]]
-[[《イエロー・ガジェット》]]

-[[《古代の機械獣》]]
-[[《古代の機械巨竜》]]

-[[《歯車街》]]
-[[《緊急テレポート》]]
-[[《サモンチェーン》]]

-[[《トラゴエディア》]]
-[[《ブラック・ローズ・ドラゴン》]]

**関連リンク [#z563ed8e]
-[[【古代の機械】]]
-[[【ガジェット】]]

-[[デッキ集]]